オハラ - 2025年10月期 決算説明資料 ★
基本情報
- 会社コード: 52180
- 会社名: オハラ
- タイトル: 2025年10月期 決算説明資料
- 発表日時: 2025年12月11日 15:30
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251211517952.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/5218.T
2025年10月期決算の概況
(単位:百万円、%)
| 24/10期 通期 | 25/10期 通期 | 増減 | 増減率 | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 27,909 | 28,895 | 986 | 3.5% |
| 営業利益 [営業利益率] | 2,177 (7.8%) | 1,794 (6.2%) | △383 | △17.6% |
| 経常利益 [経常利益率] | 2,587 (9.3%) | 2,289 (7.9%) | △298 | △11.5% |
| 純利益(親会社株主に帰属) [純利益率] | 1,568 (5.6%) | 1,730 (6.0%) | 162 | 10.4% |
| 為替レート 円/1USD 円/1EUR | 期中平均 150.54 163.59 | 期中平均 149.34 166.06 |
2026年10月期業績見通し
| 25/10期 通期 | 26/10期 通期予想 | 増減 | 増減率 | 26/10期 上期予想 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 28,895 | 28,900 | 4 | 0.0% | 14,100 |
| 営業利益 [営業利益率] | 1,794 (6.2%) | 1,100 (3.8%) | △694 | △38.7% | 300 (2.1%) |
| 経常利益 [経常利益率] | 2,289 (7.9%) | 1,600 (5.5%) | △689 | △30.1% | 500 (3.5%) |
| 純利益(親会社株主に帰属) [純利益率] | 1,730 (6.0%) | 900 (3.1%) | △830 | △48.0% | 100 (0.7%) |
| 為替レート 円/1USD 円/1EUR | 期中平均 149.34 166.06 | 期中平均 150.00 165.00 | |||
| 年間配当金(円) | 25.0 | 25.0 |
| 26/10期 通期予定 | |
|---|---|
| 売上高 | 32,000 |
| 営業利益 | 3,700 |
| 営業利益率 | 6.5% |
Appendix(参考資料)
光事業
| 24/10期 累計 | 25/10期 累計 | |
|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 13,946 | 15,310 |
| 交換レンズ(レンズ交換式カメラ) | 55% | 65% |
| プロジェクター | 10% | 5% |
| 医療機器(内視鏡等) | 10% | 10% |
| 車載カメラ | 10% | 5% |
| 監視カメラ | 10% | 10% |
| その他 | 5% | 5% |
| 合計 | 100% | 100% |
エレクトロニクス事業
主要製品 売上高の用途別比率 (単位:%)※当社想定
| 製品カテゴリ | 用途別比率(24/10期 累計) | 用途別比率(25/10期 累計) |
|---|---|---|
| 特殊ガラス 極低膨張ガラスセラミックス クリアセラムTM-Z i線用高均質性 光学ガラス 光通信機器向け ガラス素材 WMSTM-15 耐衝撃・高硬度 クリアガラスセラミックス ナノセラムTM リチウムイオン伝導性 ガラスセラミックス LICGCTM | 半導体露光装置(レンズ、構造部材) FPD露光装置(レンズ、ミラー材) 半導体フォトマスク 光通信機器(DWDMフィルター材) プロジェクター(TFT基板材) 宇宙・天文 低誘電ガラス その他 合計 | 半導体露光装置(レンズ、構造部材) FPD露光装置(レンズ、ミラー材) 半導体フォトマスク 光通信機器(DWDMフィルター材) プロジェクター(TFT基板材) 宇宙・天文 低誘電ガラス その他 合計 |
| --- | --- | --- |
| 石英ガラス エレクトロニクス事業 売上高(百万円) | 13,962 | 13,585 |
投資判断(AI生成)
投資評価: ★☆☆☆☆
評価の理由は、2025年10月期の実績が売上高は微増に留まったものの、営業利益率が7.8%から6.2%へと大幅に悪化している点、そして2026年10月期の業績見通しが極めて悲観的である点に基づきます。特に、2026年10月期の営業利益予想は前期比で38.7%減、純利益予想は48.0%減と大幅な下方修正であり、営業利益率が3.8%まで低下する見込みです。これは、現在の事業構造と市場環境において、収益性の維持が困難であることを示唆しています。
経営陣は2026年10月期の通期目標として売上高32,000百万円、営業利益3,700百万円(営業利益率6.5%)を掲げていますが、上期予想(売上14,100百万円、営業利益300百万円、利益率2.1%)から下期に大幅な改善を見込む「V字回復」シナリオであり、その実現可能性には極めて高い不確実性が伴います。
光事業では交換レンズの比率が65%に上昇し、プロジェクターや車載カメラの比率が低下していることから、特定の市場(おそらくデジタルカメラ市場)への依存度が高まっている可能性があります。エレクトロニクス事業では、特殊ガラスの売上が前年比で減少しており、半導体露光装置向け比率の低下(45%→35%)が収益性悪化の一因と考えられます。
ROEやROAに関する情報が不足しているため詳細な評価は困難ですが、利益率の急激な悪化は資本効率の低下を示唆しており、投資家にとって大きな懸念材料です。配当維持(25.0円)は評価できますが、純利益の急減を考慮すると、将来的な減配リスクが高まっています。
投資判断の根拠:
2026年10月期の業績見通しが極めて弱く、特に利益率の急激な悪化が懸念されます。経営陣が提示する下期の大幅な回復シナリオは、現状のデータからは楽観的過ぎると判断せざるを得ません。事業構造の変化(光事業のレンズ依存度上昇、エレクトロニクス事業の半導体露光装置向け比率低下)が収益性を圧迫しており、競争環境の厳しさが伺えます。
重要なポイント:
1. 2026年10月期の営業利益率が3.8%まで低下する極めて厳しい見通し。
2. 光事業における交換レンズへの依存度上昇と、プロジェクター・車載カメラの比率低下。
3. エレクトロニクス事業における半導体露光装置向け特殊ガラス比率の低下(45%→35%)。
4. 経営陣が示す下期の大幅な利益回復シナリオの実現可能性に対する疑問。
会社への質問(AI生成)
2026年10月期の上期営業利益率が2.1%と極めて低い水準に留まる見通しですが、下期に利益率を6.5%まで回復させるための具体的なコスト削減策や価格転嫁の進捗状況について、詳細な計画をお聞かせください。
エレクトロニクス事業において、特殊ガラスの半導体露光装置向け比率が24/10期45%から25/10期35%に低下した主要因は何でしょうか。また、この比率低下が収益性に与えた影響と、今後の回復見通しについて教えてください。
光事業の売上構成比において、交換レンズが65%を占める一方、プロジェクターや車載カメラがそれぞれ5%まで減少しています。この構成変化は市場環境の変化によるものか、あるいは戦略的なシフトの結果か、具体的な背景と今後の事業ポートフォリオの方向性についてご説明ください。
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| エレクトロニクス事業:高付加価値製品への集中と生産効率化 | 60% | A | 特殊ガラス事業において、半導体露光装置向け比率が低下している現状を踏まえ、高収益が見込める次世代半導体製造装置向けや、宇宙・天文分野など、高精度・高付加価値製品へのリソース集中と、既存製品の生産ラインの最適化(自動化・省人化)により、利益率を改善しつつ売上拡大を目指す。 |
| 光事業:医療機器・監視カメラ分野の技術転用と新規市場開拓 | 50% | A | 交換レンズで培った光学設計技術を、成長が見込まれる医療機器(内視鏡等)や監視カメラ分野へ積極的に転用し、製品ラインナップを拡充する。特に、高解像度化や特殊な環境下での利用を想定した製品開発を加速させる。 |
| 既存顧客へのクロスセル・アップセル戦略の強化とサプライチェーンの最適化 | 70% | B | 光事業・エレクトロニクス事業の既存顧客に対し、保有技術を活かした関連製品の提案を強化する。また、仕入先との連携を深め、部材調達コストの削減とリードタイム短縮を図り、利益率改善と供給安定性を両立させる。 |
最優先戦略(AI生成)
最優先戦略:エレクトロニクス事業における高付加価値製品への集中と生産効率化
現在の決算資料から読み取れる最も深刻な課題は、エレクトロニクス事業における特殊ガラスの売上構成比の変化、特に半導体露光装置向け比率の低下(45%→35%)と、それに伴う全体の利益率悪化です。2026年10月期の営業利益率が3.8%まで低下する見通しは、現在の事業構造では持続可能性に疑問符がつくレベルです。
売上を倍増させるためには、単に数量を増やすだけでなく、利益率の高い製品群で売上を伸ばす必要があります。このため、最優先すべきは、エレクトロニクス事業の高付加価値製品への集中と生産効率化です。
具体的には、半導体露光装置向け特殊ガラスのシェア回復を目指し、次世代露光技術(EUVなど)に対応可能な新素材開発への投資を加速させるべきです。同時に、既存の生産ラインにおけるボトルネックの特定と、AI/IoTを活用した生産プロセスの最適化(歩留まり向上、エネルギー効率化)を推進し、製造コストを削減します。
この戦略の成功率は60%と評価しましたが、これは技術的な優位性を維持し、競合他社との差別化が図れるかどうかに依存します。特に、半導体製造装置市場は技術革新が速く、競合も激しいため、R&D投資の成果が早期に現れることが不可欠です。この施策は、利益率の改善を通じて、他の成長戦略(例:光事業の新規分野開拓)への投資余力を生み出すための基盤となります。
ITコンサルからの提案(AI生成)
提案するITコンサルティング支援は、主に「エレクトロニクス事業における高付加価値製品への集中と生産効率化」を技術面からサポートすることに焦点を当てます。
-
製造実行システム(MES)の高度化とデータ統合基盤の構築:
- 目的: エレクトロニクス事業の生産ラインにおけるリアルタイムなデータ収集と分析を可能にし、歩留まり改善と生産効率の向上を図る。
- 支援内容: 各製造工程のセンサーデータ、品質検査データ、設備稼働データを統合するデータレイクを構築し、MESと連携させます。これにより、製造プロセスのばらつきを早期に検知し、自動で最適なパラメータ調整を提案する仕組みを導入します。
- 期待される効果: 生産ラインの稼働率向上と不良率の低減により、製造コストを削減し、高付加価値製品の生産能力を最大化します。
-
AI/機械学習を活用した品質予測・プロセス最適化モデルの導入:
- 目的: 特殊ガラスの製造における複雑なパラメータ(温度、圧力、材料配合など)と最終製品の品質特性との相関関係を分析し、歩留まりを最大化する。
- 支援内容: 過去の製造実績データと品質データを機械学習モデルで分析し、最適な製造条件をリアルタイムでオペレーターに提示します。特に、次世代露光装置向けなど、要求仕様が厳しい製品の品質安定化に貢献します。
- 期待される効果: 開発リードタイムの短縮と、高精度製品の安定供給能力の向上により、競争優位性を確立します。
-
サプライチェーン・マネジメント(SCM)の可視化と需要予測精度の向上:
- 目的: 部材調達のリードタイム短縮と在庫最適化を図り、製造コストの削減と供給安定性を確保する。
- 支援内容: 主要な特殊材料のサプライヤーと連携し、調達リードタイムと在庫状況をリアルタイムで可視化するダッシュボードを構築します。また、過去の販売実績と市場動向データを基に、AIを活用した需要予測モデルを導入し、過剰在庫や欠品リスクを低減します。
- 期待される効果: 在庫回転率の向上と、急な需要変動への迅速な対応が可能となり、キャッシュフローの改善と製造コストの最適化に寄与します。


