ブックオフGHD - 2026年5月期 第2四半期 決算説明資料 ★★★
基本情報
- 会社コード: 92780
- 会社名: ブックオフGHD
- タイトル: 2026年5月期 第2四半期 決算説明資料
- 発表日時: 2026年01月13日 15:30
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260113532368.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/9278.T
2026年5月期第2四半期決算説明資料
2026年1月13日
ブックオフグループホールディングス株式会社
証券コード:9278
連結決算概要
連結損益計算書
- 第2四半期累計の連結売上高は、61,104百万円(前期比107.6%)、連結経常利益は1,454百万円(同84.9%)、親会社株主に帰属する中間純利益は741百万円(同81.2%)となった。
- 第2四半期(3か月間)は、国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業において、増収増益。連結経常利益は867百万円(前期比167.1%)となり増益に転換した。純利益は、国内ブックオフ事業における戦略的な退店に伴う特別損失の影響などを含めても増益を確保した。
連結貸借対照表
- 各事業において新規出店やリニューアルを継続し、国内加盟企業から店舗の譲受等を行った結果、資産は増加した。
- 2025年3月に3,230百万円分の自己株式の取得を行ったことで、前年と比べて純資産は減少し、自己資本比率は低下した。
連結キャッシュ・フロー計算書
- 税金等調整前中間純利益は前期から減少したものの、前期特別調査費用の剥落等により、営業CFは前期から増加した。
- 国内ブックオフ事業における出店時期が前期と比べて下期にずれ込んだこと等が影響し、投資CFは前期から減少した。
連結売上高 前年同期間 増減要因
連結経常利益前年同期間 増減要因
2026年5月期 第2四半期 事業セグメント別概要と主な取り組み
セグメント別実績
2026年5月期 業績予想の前提
- 新規出店(リプレイス含む)計8~10店舗
- 新規出店(直営店)計12~13店舗(マレーシア 4店舗、USA 5店舗、カザフスタン、その他 3~4店舗)
- 国内ブックオフ事業における既存店リニューアルは第2四半期累計で32店舗で実施した。主に、トレカやホビー・アニメグッズなどエンタメ商材の強化や生産性向上のためのカウンター改善等を行った。
- プレミアムサービス事業では、hugall閉店3店舗に対して、新規出店3店舗実施。aidectは1店舗を出店済み。
- 海外事業では、USA1店舗、Jalan Jalan Japan4店舗、計5店舗出店済み。USA今期下期は3店舗出店を見込む。
国内ブックオフ事業 実績
- 直営既存店において、トレーディングカード・ホビーや貴金属・時計・ブランドバッグ、アパレル、書籍などを中心に売上高が伸長したほか、新規出店も寄与し、売上高は前年同期を上回った。
- 単独店については戦略的に退店を進めながら、上期はリニューアルを中心に、戦略商材であるトレーディングカードやホビーを強化した。
- 人件費等店舗の運営費用やシステム費用の増加等により販売管理費は増加したものの、前期並みの利益を確保した。
- 第2四半期(9~11月)は、各種費用の増加を売上総利益の増加が上回り、増益に転換した。
国内ブックオフ事業 直営既存店の状況
- トレーディングカード・ホビーは、好調継続。戦略的なリプレイス出店やリニューアル投資により、取扱金額は上昇した。
- 貴金属・時計・ブランドバッグは、貴金属相場の高騰やインバウンド需要等の継続により前年を上回った。
- 書籍は、一次市場の出版数量はダウントレンドの中でも、品単価の上昇により、前年を上回った。市場価格に合わせた買取価格・販売価格の変更が奏功した。
- アパレルは、個品管理するアイテム数を拡大することで、在庫の増加を販売の増加につなげられている。
国内ブックオフ事業 インバウンドの状況
- 26/5期第2四半期累計のインバウンド売上高は、前年比131%で伸長した。
- 商材別構成比は、貴金属・時計・ブランドバッグが33%と最も割合が高いが、トレカ・ホビー・ソフトメディアが41%となり、前年からは7ポイント上昇した。
- 国内ブックオフ事業の売上高のうち、インバウンド売上高構成比は、約6.7%を占める。
プレミアムサービス事業 実績
- 第2四半期累計においては、仕入金額の増加に伴い、売上高は前期を上回った。
- 人件費等の増加を、売上総利益の増加で吸収するには至らず、減益となった。
- 第1四半期(6~8月)は前期に比べ売上高は減少したが、第2四半期(9~11月)は貴金属相場高騰の影響による仕入増により、売上高が増加、増益に転換した。
プレミアムサービス事業 仕入高推移
- 貴金属相場高騰の影響等により仕入高は前期を上回った。
- 百貨店内のhugall 3店舗閉店の影響に対し、新規3店舗の出店を進めるとともに、催事等の実施回数を増加させることで、仕入金額を確保した。
- 結果、2026年5月期第2四半期累計の仕入高は、前年同期比116.7%。
海外事業実績
- アメリカ合衆国内の「BOOKOFF」、マレーシアの「Jalan Jalan Japan」それぞれにおいて、新規出店および過年度出店が寄与し、売上高は前年同期を上回った。
- マレーシアの既存店売上高が前期を下回ったことなどにより減益となった。店舗の運営力の向上を進め、既存店の収益回復を進める。
海外事業 店舗パッケージ別売上高推移(現地通貨ベース)
中期経営方針の進捗
ブックオフグループ中期経営方針 概要
ブックオフグループ価値創造MAP
利益目標と獲得イメージ
- 収益性の高い探索領域の利益構成比を高めることにより、連結ベースでの利益率を向上させる。
各事業毎の中経方針
- 国内ブックオフ事業
- プレミアムサービス事業
- 海外事業
- Jalan Jalan Japan:2028年5月期目標 50店舗、2033年5月期目標 100店舗
- USA:2028年5月期目標 30店舗、2033年5月期目標 100店舗
国内ブックオフ事業 取り組みの進捗①
- 商材ポートフォリオ変革:取扱い商材拡張と取り扱い強化
- 店舗変革:「大型化」を中心とした出店・リプレイス継続
- 「本」の商材の強みを維持し、新たな商材が大きく牽引。
- (トレカホビー・アパレル・貴金属時計ブランドバック等の)取扱い拡張と強化により、事業全体が力強く成長している。
- 店舗の大型化により、生産性が向上。
- 1店舗あたり年間売上高:20/5期 1.57億/店舗 → 25/5期 2.39億円/店舗
- BOOKOFF単独店からBOOKOFF SUPER BAZAAR(ブックオフスーパーバザー)へ戦略的リプレイスを推進し、店舗あたり生産性は大幅に向上している。
国内ブックオフ事業 取り組みの進捗②
- キャッシュレス買取:査定完了をスマホ通知。待たずにキャッシュレスで買取金額を受け取れる。
- 持ち込み発送サービス(買取):好きなタイミングでコンビニ等へ持ち込み、買取依頼の発送手続き可能に。
- 買取ロッカー:24時間365日受付。待ち時間ゼロで買取を依頼できる。
- 買取価格検索機能:アプリで事前に買取価格を検索可能。「売る」きっかけを創出し、来店を促進。
- 店舗受取売上高は25/5期実績 22億円、26/5期2Q前年比 +22.6%。
- 様々な切り口の買取サービスで利便性高め、リユースの入口を拡大。
- その背景は、継続したアプリ会員の伸びに起因。アプリ会員は5年で5.5倍となり、2025年11月末時点アプリ会員数:987万人。
プレミアムサービス事業 取り組みの進捗
- 店舗再編:hugallは3店舗退店と3店舗の出店を実施し店舗数は維持する。今後も100店舗体制に向けて、着実な成長を目指す。
- 屋号統一の完了:「BOOKOFF総合買取窓口」を「Rehello by BOOKOFF」へリネーム。18店舗で実施し、全23店舗体制へ。
- 顧客体験の向上:安心感・気軽さ・付加価値を体現し、売ることに慣れていない方でも安心できるサービスを提供。買取利用のすそ野を拡大する。
海外事業 取り組みの進捗 USA
- 2026年5月期に、新たに出店地域として、テキサス州とミシガン州へ拡大予定(2025年12月テキサス州出店済み)。
- 新たな州への拡大と共に、ネイティブ従業員の店長育成を進め、それぞれの地域で出店を自走していける体制を構築する。
- 米国においては、現地での買取販売(自給自足)を主としており、関税による影響などは軽微である。
海外事業 取り組みの進捗 Jalan Jalan Japan
- 2025年7月、カザフスタン合弁先への出資持分の譲渡に伴い、2028/5期末時点の目標店舗数を50店舗に下方修正した。
- マレーシアのJJJは、2026年5月期すでに3店舗出店済みで、計画通りに進捗。現在19店舗体制(直営店17、加盟店2)。
- 海外事業においては、2026年5月期中に、USA・マレーシアに続く、新たな国への出店を予定している。
国内における商品廃棄低減に向けたリユース・リサイクルの取り組み
- 一定期間で販売しきれず処分されてしまう本や、買取時にお値段が付かずお客様のご了承の上でお引き取りした本を事業として活用し、子どもの読書機会を創出するため、2018年4月より中古本の寄贈活動を開始。
- 2023年からは 地域の読書機会格差解消 を目的に加え、期間中、対象店舗にて お客さまから買取した書籍の点数に応じ 算出する寄付額に相当する中古本を、 必要とする児童施設 などに対し寄贈する「サステナブックプロジェクト」をスタートした。
-
対象地域は、図書館の設置数が全国平均以下を中心とした都道府県。読み終えた書籍の寿命を延ばすことにより廃棄を削減できることに加え、 店舗の利用からどなたでも無理なく気軽に社会貢献活動に参加できる 取り組みである。
-
“すてない選択”という新たなライフスタイルを提供する不要品回収ボックス「R-LOOP」。 準備や確認の手間なく 商業施設やホテルなどに設置されている所定のボックスに不要になった衣料品・雑貨を入れるだけで、簡単にリユースやリサイクルに繋げられるシステムである。
- 回収後は検品を経て、 海外店舗「Jalan Jalan Japan」でリユース。リユースに繋げた量に応じた金額がNPO法人に寄付されるほか、基準に満たないものはパートナー企業が繊維などへリサイクルする。
- 2025年11月からは、主に本・ソフトメディアを取り扱う 142店舗のBOOKOFFにも設置。通常店舗ではお売りいただけない衣類や雑貨を、 同じ店舗にある回収ボックスで手間なく手放せることにより、すてない社会を実現してまいります。
- 設置拠点数:320拠点(2025年11月末時点)
- 回収量:37,330kg(2024年11月~2025年11月末累計)
取り組みへの共感度と企業への期待
ブックオフグループが行うリユースに関する3つの活動についてのアンケート調査(リユースの日/サステナブックプロジェクト/ R-LOOP)
サステナビリティTOPICS② 気候変動への対応
持続的成長と企業価値向上に向けて、自社における気候変動に関するリスクや機会の把握、対策の構築、それらの開示を行うことの重要性を認識し、世界中の多くの企業・団体に続き、2023年8月にTCFD提言への賛同を表明した。
- CO₂排出削減目標
- 2030年度:2021年度比 CO₂排出量 50%削減
- 2045年度:カーボンニュートラル達成
- 再生可能エネルギー電力の導入拠点比率目標
- 2030年度:15%
- 2040年度:50%
サステナビリティTOPICS③ 人的資本への対応
当社グループは、「ウェルビーイング」を目指す上でその基礎となるダイバーシティを推進していくことは最も重要な課題と考えています。ダイバーシティを推進させる上で欠かせない「アンコンシャスバイアスのない環境づくり」、「多様性のある組織づくり」については以下の取組みを重点的に実施しております。
- 経営チームとしてのコミットメント
- 受け入れ、尊重する(インクルージョンする)企業文化
- 公正、衡平、透明な制度フロー
- 評価と確認
-
従業員の参加とエンゲージメント
-
指標及び目標に対しての進捗(期間 2023年9月1日~2028年5月31日)
- 女性管理職比率:目標数値 20%以上、25/5期末実績 9.2%
- 女性社員育児休暇取得率:目標数値 100%以上、25/5期末実績 100%
- 男性社員育児休暇取得率:目標数値 60%以上、25/5期末実績 84.2%
サステナビリティTOPICS④ 各種取り組み
行政機関や各企業・団体と連携し、幅広い社会問題の解決に繋げています。関係各所とパートナーシップを結ぶことで、共に循環型社会への推進をリードしていきます。
- 2025年10月、福岡県で、国内最大規模の古着アップサイクルデザインコンテストReclothes Cup 2025を開催。古着を自由にリデザインすることで、古着の価値を高め、さらなるモノの循環を生み出す。
- 2025年10月、宮城県仙台市で、楽しみながらリユースを体験して学べるフェスイベントを企画・実施。地域の学校・企業・コミュニティと連携し、サステナブルな社会の実現を加速させる。
- 不要品の買取金額で様々な団体等に寄付・支援ができる宅配買取寄付サービス。7年目の2025年9月に累計応援金額5億円を突破し、2025年11月末時点の累計応援金額は504,830,498円。支援団体数は158団体。
“リユースのリーディングカンパニー”としての価値創出
- 継続的な利益成長:多様なリユースへの挑戦。ブックオフの高いブランド認知、客層拡大、新サービス開発。
- 国内BOOKOFF 750店舗 売場面積拡大
- プレミアムサービス 100店舗へ
- 海外 200店舗へ 進出エリア拡大
- トレカ専門店、おかたつけサービス
- 相互作用
- リユースの社会的価値の向上:リユースをポジティブにする活動。手軽さ、気軽さ、トレサビリティ。
- 次世代 若年層を支援
- 自治体との連携、R LOOP
- CDプラ事業、学校ブックオフ、ふるさとブックオフ、キモチと
- Reclothes Cup、リユースフェス主催
- 人的資本の強化
資本コストを意識した経営の実現に向けた対応
- 経常利益
- 現状:過去最高益(経常利益38億円)2025年5月期で更新。深化領域と位置付ける国内ブックオフ事業による利益の構成比が高い状態であり、探索領域と位置づけるプレミアムサービス事業や海外、その他事業での増益に注力。
- 目標:50億円
- 業績を踏まえた戦略的退店や店舗大型化を進めるなど、より収益性の高い事業への投資を注力し、 資本効率の向上を図る。
- 23年5月期実績 経常利益 30.4億円、ROA(経常利益) 6.4%
- 24年5月期実績 経常利益 34.4億円、ROA(経常利益) 6.6%
- 25年5月期実績 経常利益 39.0億円、ROA(経常利益) 7.0%
2026年5月期 連結業績・配当予想
2026年5月期 連結業績と配当予想
- 通期業績見通しは、2025年7月10日公表予想から変更なし。
- 中期経営方針3年目にあたる2026年5月期は、国内ブックオフ事業の既存店の伸長と各事業における新規出店により、売上高は引き続き伸長する。
- 国内ブックオフ事業において、再発防止に向けた取り組みを進めながらも、持続可能な体制構築のための事業投資を継続。海外事業における増益等により、連結では営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、増益を見込む。
- 期末配当金は、5円増配し、1株あたり30円を予定。
事業ポートフォリオの変革で、持続可能な成長へ
APPENDIX
中期経営方針期間 利益目標の見通し
2028/5期売上高1,350億円、経常利益50億円
国内市場環境での成長の考え方
10年先を見据えて、グループとして客層を意識したマルチブランド化を推進。
財務方針
- 成長事業を中心とした積極投資による過去最高益(経常利益38億円)の更新。
- 資本コストの認識と、資本収益性改善による超過利潤(経済的付加価値)の創出。
- 事業部門のKPIは伝統的に経常利益を用いているため、より事業部門への浸透率が高い経常利益ROAをKGIに採用。
- ROA(総資産経常利益率) 9.0% 以上を目指す。
- WACC(加重平均資本コスト) 9.0%(税引前※)程度と認識。
- 22年5月期実績 経常利益 23.0億円、ROA(経常利益) 5.4%
- 23年5月期実績 経常利益 30.4億円、ROA(経常利益) 6.4%
国内ブックオフ事業 中期方針
お客様へ最高のリユース体験を提供する。
- 書籍獲得粗利額の維持
- 買取利便性向上
- 在庫の可視化・検索性向上
- 利便性向上
- 継続的な出店
- 新店舗パッケージの開発
| 顧客戦略 | 買取戦略 | デジタル戦略 | 人財戦略 |
|---|---|---|---|
| 来店頻度の向上 来店機会の創出 | 体験価値の向上 お客様コストの削減 改善の継続性 | ユーザビリティの改善 商材拡張 アプリ機能の拡充 | 社員積極採用 評価基準・キャリアパスプランの多様化 |
- グループの中核事業として、現状の利益水準を確保しつつ資本効率を改善し、成長事業への人財・ノウハウの輩出を継続的に行う。
プレミアムサービス事業 中期方針
海外事業中期方針
不正事案に対する再発防止策の構成(2024年11月12日リリースより)
2024年10月に公表した特別調査委員会の調査報告書の内容を踏まえ、2024年11月に再発防止策を決定。再発防止策の構成は、今回の発生事案への予防的統制強化の対策に加え、発見的統制(チェック)の強化と会社全体で不正を撲滅する姿勢を徹底することにより、不正行為を抑止する環境づくりをすることを重視。
- 再発防止策 構成1:今回の不正事案の手口を踏まえた現場業務の対策(予防的統制強化)
- 再発防止策 構成2:業務統制に関するチェック強化(不正をさせない、早期検知を踏まえた対策(発見的統制(チェック)強化))
- 再発防止策 構成3:人員配置・評価基準の見直し(再発防止策実行の有効性向上策)
- 再発防止策 構成4:コンプライアンス・企業倫理向上(再発防止策実行の有効性向上策)
不正事案に対する再発防止策の進捗(2025年11月末時点)
- システム開発は、優先順位の高い重要案件に関しては完了。
- 「店舗運営人員増強に関連する対策」「防犯カメラの増設」「従業員アンケート」 について、継続して対応中。
<架空買取の再発防止に関する事項>
* 買取と精算を分ける業務運用強化に向けたルール再確認、POSシステム改修ならびに精算機の導入 【済】
* 高額買取における承認ルールの見直し、ワークフローの活用 【済】
* 電子古物台帳のチェック機能強化 【済】
<不適切な在庫管理の再発防止に関する事項>
* 商品の廃棄・転換処理の登録機能の統制強化 【済】
* 商品ラベルの書き換えのルール見直し、登録機能の変更、統制強化 【済】
* 入出庫商品の承認ルール見直し 【済】
* 実地棚卸マニュアルの内容追加、見直し 【済】
* 実地棚卸における人員入替による実態確認強化 【済】
<現金または商品の不正取得の再発防止に関する事項>
* 店舗現預金の補充について従業員個人口座の利用の廃止 【済】
* 店内カウンター、バックヤードへの防犯カメラの増設 【対応中】
- エリアマネージャー向けの臨店マニュアル・チェックリストの見直し 【済】
- 店舗運営組織における定期業務点検の実施 【済】
- 同一店舗長期在籍者ならびに役職兼務者に対するチェックの強化 【対応中】
- 実地棚卸におけるマネジメントレビューの実施 【済】
- 本部における数値分析を用いた取引記録、商品管理登録の異常値検知と調査 【済】
-
(不正検知、業務見直しを目的とした)従業員に対する定期的なアンケートの実施 【26年4月実施予定】
-
店舗運営人員の増強による役職兼務の低減 【対応中】
- 店舗運営組織内の業務点検担当者の配置 【済】
- キャリアパス評価(人事考課)における内部統制項目の追加 【済】
-
内部監査結果に基づく人事評価の反映 【済】
-
グループ行動規範・指針の見直し 【済】
- 全従業員対象の定期コンプライアンス研修における不正抑止の内容追加 【済】
- 今回の不正事案ならびに再発防止に向けたマネージャー向け研修 【済】
連結損益計算書
連結貸借対照表
連結キャッシュ・フロー計算書
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1990年5月 |
| 設立 | 2018年10月(単独株式移転による純粋持株会社化) |
| 代表者 | 代表取締役社長 堀内 康隆(ほりうち やすたか) |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 証券コード:9278 |
| 本社所在地 | 神奈川県相模原市南区古淵2-14-20 |
| 売上高 | 1,192億円(2025年5月期 連結実績) |
| 店舗数 | 846店(直営470店、FC376店 2025年5月末) |
| 社員数(連結) | 1,838名(2025年5月末) |
沿革
| 年 | 内容 |
|---|---|
| 1990年 | 神奈川県相模原市にBOOKOFF直営1号店オープン |
| 1991年 | ブックオフコーポレーション株式会社設立。BOOKOFF 全国フランチャイズチェーン展開開始 |
| 2000年 | BOOKOFF 海外1号店オープン。中古劇場(リユース業態大型複合店舗)1号店オープン(現BOOKOFF SUPER BAZAAR) |
| 2004年 | ブックオフコーポレーション株式会社 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
| 2005年 | ブックオフコーポレーション株式会社 東京証券取引所市場第一部指定変更 |
| 2007年 | ECサイト「ブックオフオンライン」オープン |
| 2015年 | ハグオール「百貨店内買取窓口」をオープン(日本橋三越内) |
| 2016年 | ブックレビューサイト運営の「株式会社ブクログ」を子会社化 |
| 2018年 | 純粋持株会社「ブックオフグループホールディングス株式会社」設立 |
| 2021年 | グループ初のトレーディングカード専門ショップ「Japan TCG center 吉祥寺駅北口店」オープン |
| 2022年 | 東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場へ移行。グループ初のトレーディングカードやゲームソフトなど遊べるアイテムを豊富に取り揃えた専門店「あそビバ イオンモール和歌山店」オープン |
| 2023年 | ECサイト「ハグオールファッション」を機能拡充させ、ブランド商材やファッション・コレクティブ商材を取り揃えたECサイト「rehello(リハロ)」をオープン |
| 2024年 | グループ初となるカザフスタン共和国での合弁会社J&K TRADING LLCを設立(2025年7月合弁解消) |
私たちの経営理念とミッション
店舗パッケージの変遷
主要事業
店舗・アプリ会員数はすべて2025年11月末時点
- 国内ブックオフ事業:590店舗(直営)、52店舗(FC)。アプリ会員 987万人。「BOOKOFF公式オンラインストア」との連携による店舗在庫出品や店舗受取サービス。強みは1,000坪内外の広大な店内で、本・ソフトはもちろんのこと、アパレル、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨まであらゆる商品を取り揃え。
- プレミアムサービス事業:13店舗(ハグオール)、23店舗(リハロ)、13店舗(アイデクト)。BOOKOFFだけではリーチし切れていない顧客層(アッパーマス層以上)をターゲットに多様なサービスブランドでリユース利用を増やす。
- 海外事業:67店舗(Jalan Jalan Japan マレーシア 17店舗直営、2店舗加盟、カザフスタン 7店舗加盟)、21店舗(BOOKOFF USA 直営18店舗、フランス加盟3店舗)。現地買取による仕入力と高付加価値化による高い収益性。
国内ブックオフ事業 概要
| 主な店舗パッケージ | ブックオフスーパーバザー | ブックオフ・ブックオフプラス | あそビバ |
|---|---|---|---|
| 出店立地 | 郊外ロードサイド・大型ターミナル駅前繁華街 | ロードサイド~駅前繁華街まで幅広くカバー | 大型ショッピングモール |
| 店舗数(※) | 52店舗(うちFC2店舗) | 657店舗(うちFC357店舗) | 5店舗(FCなし) |
| 概要 | 幅広い顧客層と「本を売るなら」で圧倒的な知名度を有するリユース店舗パッケージ | 幅広い顧客層と「本を売るなら」で圧倒的な知名度を有するリユース店舗パッケージ | トレカやゲームソフトなど遊べるアイテムを豊富に取り揃えた専門店 |
| 顧客基盤EC連携 | 公式スマホアプリ会員数987万人「BOOKOFF公式オンラインストア」との連携による店舗在庫出品や店舗受取サービス | 公式スマホアプリ会員数987万人「BOOKOFF公式オンラインストア」との連携による店舗在庫出品や店舗受取サービス | 公式スマホアプリ会員数987万人「BOOKOFF公式オンラインストア」との連携による店舗在庫出品や店舗受取サービス |
| 強み | 1,000坪内外の広大な店内で、本・ソフトはもちろんのこと、アパレル、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨まであらゆる商品を取り揃え | 本・ソフトに加え、アパレル、トレカ・ホビーなど、地域特性に合わせた商材ラインナップで、エンタメ性を強化 | トレカ・アニメ・ホビー中心の顧客層に、新品・中古を問わず遊べる場所を提供 既存のBOOKOFF商圏にも出店し、共存することが可能 |
※ 2025年11月末時点
プレミアムサービス事業 概要
| 店舗パッケージ | ハグオール | リハロ | アイデクト |
|---|---|---|---|
| 出店立地 | 百貨店内 | 世帯年収が比較的高い地域で路面店展開 | 百貨店・駅ビル・ショッピングモール |
| 店舗数(※) | 18店舗 | 23店舗 | 13店舗 |
| 概要 | BOOKOFFだけではリーチし切れていない顧客層(アッパーマス層以上)をターゲットに多様なサービスブランドでリユース利用を増やす | BOOKOFFだけではリーチし切れていない顧客層(アッパーマス層以上)をターゲットに多様なサービスブランドでリユース利用を増やす | BOOKOFFだけではリーチし切れていない顧客層(アッパーマス層以上)をターゲットに多様なサービスブランドでリユース利用を増やす |
| 強み | 百貨店内の運営ノウハウの豊富さ 低投資出店による投資回収の早さ 様々なジャンルに精通した専門部隊による訪問買取 アライアンス買取 | ブランド品のリユースだけでなく、書籍・ソフトメディアのリユースを取り扱うことによる他社との差別化 | ジュエリーのリフォーム・修理・買取・サステナブルジュエリーの販売など、ジュエリーに関する悩みを解決する総合サービス |
| グループとのシナジー | BOOKOFF SUPER BAZAAR等に商品供給を行い、グループ収益に貢献 BOOKOFFがリーチしつらい地域や場に出店を行うことによるグループブランディングへの貢献 自社EC「Rehello」におけるグループのアパレル・服飾等の商材販売 | BOOKOFF SUPER BAZAAR等に商品供給を行い、グループ収益に貢献 BOOKOFFがリーチしつらい地域や場に出店を行うことによるグループブランディングへの貢献 自社EC「Rehello」におけるグループのアパレル・服飾等の商材販売 | BOOKOFF SUPER BAZAAR等に商品供給を行い、グループ収益に貢献 BOOKOFFがリーチしつらい地域や場に出店を行うことによるグループブランディングへの貢献 自社EC「Rehello」におけるグループのアパレル・服飾等の商材販売 |
※ 2025年11月末時点
海外事業 概要
| 店舗パッケージ | Jalan Jalan Japan(JJJ)(ジャラン・ジャラン・ジャパン) | BOOKOFF USA |
|---|---|---|
| 店舗数(※) | マレーシア 19店舗(うち加盟店2店舗)、カザフスタン 7店舗(すべて加盟店) | アメリカ合衆国 18店舗(すべて直営店、このほかフランスに加盟店3店舗) |
| 概要 | 2016年進出 日本国内で販売機会に恵まれなかった商材を現地へ出荷(現地での買取は行わない) 現地子会社を駐在社員がマネジメント 店舗運営は現地採用のローカル人員中心 | 2000年進出 日本国内のブックオフ同様に、現地で本、ソフトメディアのほか、アニメ商材、ホビー等を買取・販売 現地子会社を駐在社員がマネジメント 店舗運営は現地採用のローカル人員中心 |
| 独自の強み | 「Loved in Japan」をコンセプトにした商品力と販売回転率による高い収益性 | 現地買取による仕入力と高付加価値化による高い収益性 |
| 共通の強み | 現地で独特な、エンターテインメント性の高い小売業としての地位を確立 「ネイティブ従業員の育成」を最上位に位置付ける運営 | 現地で独特な、エンターテインメント性の高い小売業としての地位を確立 「ネイティブ従業員の育成」を最上位に位置付ける運営 |
※ 2025年11月末時点
投資判断(AI生成)
投資評価: ★★★
評価の理由:
ブックオフグループは、国内ブックオフ事業の構造改革(店舗大型化、商材ポートフォリオ変革)が着実に進み、既存店売上高の伸長と生産性向上に貢献しています。特にトレーディングカードや貴金属・ブランド品といった高単価商材の強化が奏功し、インバウンド需要も追い風となっています。第2四半期単体では増益に転換しており、中期経営方針の進捗は概ね順調に見えます。
しかし、連結ベースでの経常利益は前期比で減益(84.9%)となっており、これは第1四半期の業績が低迷したこと、および国内ブックオフ事業における戦略的な退店に伴う特別損失の影響が大きいためです。また、プレミアムサービス事業は仕入高は増加したものの、人件費増を吸収できず減益となっています。
財務面では、自己株式取得により自己資本比率が低下しており、財務の健全性には若干の懸念が残ります。中期経営方針ではROA 9.0%を目指していますが、現状のROA(経常利益ベース)は7.0%であり、目標達成にはさらなる資本効率の改善が必要です。不正事案の再発防止策は着実に進んでいるものの、その影響が完全に払拭されたとは言えず、今後の進捗を注視する必要があります。
投資判断の根拠:
現状は、国内事業の構造改革による成長の兆しが見える一方で、全社的な利益成長にはまだ課題が残る「平均的」な評価と判断します。中期経営方針の達成に向けた道筋は描かれていますが、第1四半期の低迷やプレミアムサービス事業の収益性改善が不透明なため、現状の財務実績と市場環境を考慮すると、平均的な評価(★3)が妥当です。
重要なポイント:
1. 国内ブックオフ事業の構造改革の進展:大型化と商材ポートフォリオ変革による既存店売上・生産性向上が明確に数値に表れている点。
2. インバウンド需要の取り込み:貴金属・ブランド品、トレカ・ホビー商材がインバウンド売上を牽引している点。
3. プレミアムサービス事業の収益性:仕入高は増加しているものの、人件費増により利益が圧迫されており、収益性改善が急務である点。
4. 不正事案の影響と再発防止策の進捗:特別損失計上や業績への影響が懸念されるが、再発防止策は着実に進んでいる点。
会社への質問(AI生成)
[国内ブックオフ事業において、第2四半期(9-11月)で増益に転換した要因として、売上総利益の増加が費用増加を上回ったとありますが、具体的にどの商材カテゴリ(トレカ・ホビー、貴金属・ブランド品、書籍など)の粗利改善が最も寄与したのか、その構成比率を教えてください。]
[プレミアムサービス事業の仕入高は前期比116.7%と増加していますが、経常利益は減益となっています。これは人件費増加が主因とのことですが、店舗あたりの人件費率が上昇した背景と、今後の店舗運営効率化計画(特に人件費削減策)について具体的に教えてください。]
[中期経営方針で掲げているROA 9.0%達成に向け、WACC 9.0%との認識が示されていますが、25/5期実績ROA 7.0%から目標達成までのギャップを埋めるための具体的な資本効率改善策(資産圧縮や投資回収期間短縮など)について、詳細なロードマップを教えてください。]
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| 国内ブックオフ事業における「BOOKOFF SUPER BAZAAR」の積極的な店舗大型化と商材ポートフォリオ変革の加速 | 85% | S | 既存店生産性向上の実績があるため、成功確度は高い。店舗大型化による売上増と在庫回転率向上、および高単価商材の強化が鍵。投資回収期間の短縮が前提。 |
| プレミアムサービス事業の「Rehello」を核としたアッパーマス層向け高付加価値買取サービスの全国展開とEC連携強化 | 70% | A | 既存の百貨店内店舗に加え、路面店展開を加速し、買取単価と取扱量を増やす。ECサイトとの連携による在庫供給と販売チャネルの拡大が重要。 |
| 海外事業(特にUSA)における現地買取・販売体制の確立と店舗数の大幅拡大 | 65% | A | 現地買取による仕入力を強化し、JJJのような日本からの商品供給に依存しない自立した収益基盤を構築する。米国での店舗数拡大目標達成が鍵。 |
| 国内ブックオフ事業におけるアプリ会員(987万人)を活用した「買取」の活性化と来店頻度向上施策の強化 | 80% | B | 買取価格検索機能やキャッシュレス買取の利便性向上により、リユースの入口を拡大。既存顧客のLTV向上と新規顧客獲得に寄与する。 |
最優先戦略(AI生成)
最優先戦略:国内ブックオフ事業における「BOOKOFF SUPER BAZAAR」の積極的な店舗大型化と商材ポートフォリオ変革の加速
ブックオフグループの売上基盤は依然として国内ブックオフ事業に依存しており、中期経営方針でも「深化領域」と位置づけられています。過去の実績として、BOOKOFF単独店からBOOKOFF SUPER BAZAAR(BSB)への戦略的リプレイスにより、1店舗あたりの年間売上高が1.57億円から2.39億円へと大幅に向上しています。この構造改革は、売上倍増に向けた最も確実性が高く、インパクトの大きい施策です。
BSBは、書籍だけでなく、アパレル、貴金属・ブランド品、ホビー、スポーツ用品など、多岐にわたる商材を取り扱うことで、顧客層を拡大し、客単価と来店頻度の向上を実現しています。特に、貴金属・ブランド品やトレーディングカードといった高単価商材の強化は、インバウンド需要の取り込みにも直結し、収益性の高い成長を牽引しています。
この戦略を加速させるためには、既存の単独店や小規模店舗のBSBへのリプレイスを計画以上に前倒しで実施する必要があります。また、リプレイス対象外の店舗においても、地域特性に合わせてエンタメ商材(トレカ・ホビー)の強化や、買取利便性の向上(キャッシュレス買取、買取ロッカーなど)を徹底し、店舗全体の生産性を底上げすることが不可欠です。
この戦略の成功は、グループ全体の利益率向上と資本効率改善に直結します。中期経営方針で掲げる経常利益目標50億円達成のためには、この中核事業の成長加速が最優先事項となります。
ITコンサルからの提案(AI生成)
ブックオフグループの最優先戦略である「国内ブックオフ事業におけるBOOKOFF SUPER BAZAAR(BSB)の積極的な店舗大型化と商材ポートフォリオ変革の加速」を支援するため、ITコンサルタントとして以下の施策を提案します。
1. BSB向け在庫最適化・需要予測システムの導入
- 目的: BSBの多岐にわたる商材ポートフォリオにおいて、最適な在庫水準を維持し、欠品や過剰在庫による機会損失・陳腐化リスクを低減する。
- 支援内容: 各商材カテゴリ(書籍、アパレル、ホビー、貴金属など)の特性に応じた需要予測モデルを構築し、発注・仕入・店舗間在庫移動を最適化するシステムを導入します。特に、トレンド性の高いホビーやアパレル商材の需要変動に迅速に対応できるAIベースの予測エンジンを開発します。
- 期待される効果: 在庫回転率の向上、廃棄ロスの削減、売上機会の最大化。
2. 店舗リプレイス・大型化プロジェクトにおけるデジタルツインとシミュレーションの活用
- 目的: 新規出店やリプレイス(BSB化)の投資対効果を最大化するため、出店計画の精度を高める。
- 支援内容: 既存店舗のレイアウトデータや商圏データを基にデジタルツインを構築し、新しいBSBのレイアウト案や商材構成案をシミュレーションします。これにより、売上予測、動線分析、在庫配置の最適化を事前に行い、投資判断の精度を向上させます。
- 期待される効果: 投資回収期間の短縮、店舗運営の初期効率化、リプレイスの成功率向上。
3. 買取プロセスにおけるデータ分析基盤の強化と業務フローのデジタル化
- 目的: 買取利便性向上施策(キャッシュレス買取、買取ロッカーなど)で収集されるデータを統合・分析し、買取価格設定の精度向上と業務効率化を図る。
- 支援内容: 買取データ、アプリ利用データ、市場価格データを統合するデータレイクを構築し、リアルタイムでの価格設定支援ツールを開発します。また、買取査定から精算までのワークフローをデジタル化し、現場スタッフのオペレーション負荷を軽減します。
- 期待される効果: 買取単価の向上と買取機会の最大化、人件費の効率化、不正防止のための統制強化。


