ツインバード - 2026年2月期 第3四半期決算説明資料 ★

基本情報

2026年2月期 第3四半期決算説明資料

2026年1月14日 株式会社ツインバード 証券コード:6897

2026年2月期 第3四半期(累計)ハイライト

当3Q累計期間は、価格改定、継続的な原価低減及び積極的な新製品投入などの収益改善施策を実行するものの、円安や物流費の上昇などによる物価高に対して実質賃金の上昇が追いついていない状況が消費行動に変化を与えていることに加え、市場の競争激化により前年同期比減収減益。

※当3Q会計期間の業績については、補足資料P14を参照

売上高

65.4億円
(前年同期比 △2.1% )

売上総利益率

28.2%
(前年同期比 0.3pt )

営業利益

△4.2億円
(前年同期比 △0.2億円 )

経常利益 △4.6億円

(前年同期比 △1.1億円 )

四半期純利益 △4.7億円

(前年同期比 △2.6億円 )

家電製品事業

1.5億円
セグメント利益* (前年同期比 △ 16.4% )

FPSC [※] 事業

0.4億円
セグメント利益* (前年同期比 +127.2% )

自己資本比率

66.3%
(前期末比 △4.9pt )

*FPSC:フリー・ピストン・スターリング・クーラー
*調整額(全社費用 6.2億円)を除外

2026年2月期 第3四半期(累計)決算概要

2026年2月期 通期業績予想

補足資料:四半期別業績数値

2026年2月期 第3四半期(累計) 損益概況

単位:百万円 2025年度 3Q累計 実績 2024年度 3Q累計 実績 差額 増減率 前年同期比
単位:百万円

2026年2月期 第3四半期(累計) 営業利益:前年同期比増減の要因分析

(百万円)

2026年2月期 第3四半期(累計) セグメント別業績概況

家電製品事業は、備蓄米の放出に伴う需要増加を背景に精米器・炊飯器の販売が堅調に推移。年末及び新生活商戦に向けてななめドラム式洗濯乾燥機、匠ブランジェトースターPLUSなどの戦略的新商品を順次販売開始。価格改定や原価低減により収益性を改善したものの、11月以降、本格的な年末商戦期において冷蔵庫・洗濯機市場の競争激化により販売が低調に推移し、前年同期比減収減益。

FPSC事業は、燃油計測器や校正器の主力取引先においてコロナ禍明けの需要回復を受けて当社への受注も堅調に推移したことにより、前年同期比増収増益。

単位:百万円 売上高 差額 成長率 前期比 セグメント利益(営業利益) 差額 成長率 前期比
単位:百万円 2025年度 3Q 累計 実績 2024年度 3Q 累計 実績 差額 成長率 前期比 2025年度 3Q 累計 実績 2024年度 3Q 累計 実績 差額 成長率 前期比

2026年2月期 第3四半期(累計) 販売チャネル別 売上高の推移

2026年2月期 第3四半期(累計) 商品ジャンル別 売上高の推移

全自動 コーヒー メーカー CM-D465B

匠ブランジェ トースター PLUS TS-D487B

スターリング 冷凍機 SC-UE15R

3合IH 炊飯ジャー RM-D793W

コンパクト 精米器 EMR-EE21W

2026年2月期 第3四半期末 貸借対照表

単位:百万円 2025年度 2024年度 2025年度 2024年度

2026年2月期 通期業績予想(2025年4月14日公表値から変更なし)

家電製品事業は、最大の需要期を迎える新生活商戦において、匠ブランジェトースターPLUS、ななめドラム式洗濯乾燥機やリフライオーブンレンジなど、戦略的新商品を中心に売上拡大を図るとともに、「匠プレミアム」ブランドの新商品である匠クラフトドライヤーを新たな販路として美容室ルートをメインに12月より発売しパートナーと連携して拡販。業績を下支えするB2B等の販売チャネルに向けたお取引先のPB(プライベートブランド)新製品やODM(相手先ブランドによる開発設計製造)新製品を供給開始、更に第4四半期において納品予定。海外展開では、「匠プレミアム」シリーズの全自動コーヒーメーカー及び匠ブランジェトースターを東アジアの一部地域において1月下旬より販売開始。利益面については、価格改定及び売上増加に伴う利益の増加、原価低減の推進、ローコストオペレーションの徹底により収益性改善を図る。

FPSC事業は、2024年10月に取得した世界保健機関(WHO)が定める医療機材品質認証(PQS)を活かし、2025年8月にアフリカ開発会議(TICAD、横浜)、9月にアジア最大級の分析機器展示会(JASIS、東京)、そして、11月に東京都のご支援を頂き、ドイツにて開催された世界最大級の医療機器見本市である「MEDICA2025」にも出展し営業活動を推進。また、経済産業省支援の新規輸出1万者支援プログラムを通じて、営業活動を強化。

単位:百万円 2025年度 通期 業績予想 2024年度 通期 実績 差額 増減率 前期比
単位:百万円

2026年2月期 第3四半期(3か月) 損益計算書

単位:百万円 2025年度 3Q 実績 2024年度 3Q 実績 差額 増減率 前年同期比
単位:百万円

四半期別業績数値 純売上高

四半期別比較<純売上高> 前々期 前期 当期

(百万円)

四半期別業績数値 売上総利益

四半期別比較<売上総利益> 前々期 前期 当期

四半期別業績数値 販売費及び一般管理費

四半期別比較<販売費及び一般管理費> 前々期 前期 当期

四半期別業績数値 営業利益

四半期別業績数値 経常利益

四半期別業績数値 四半期純利益

四半期別比較<四半期純利益>

投資判断(AI生成)

投資評価: ★☆☆☆☆

評価の理由は、直近の業績が減収減益であり、特に営業利益が赤字に転落している点にあります。売上高は微減(-2.1%)ですが、営業利益は前年同期比で大幅な悪化(-0.2億円の悪化、実質赤字転落)を示しています。これは、価格改定や原価低減努力にもかかわらず、市場競争の激化と物価高による消費低迷が影響した結果であり、収益性の悪化が顕著です。

FPSC事業が大幅な増益を達成し、家電製品事業のセグメント利益を補填していますが、家電製品事業の利益が前年同期比で16.4%減少しており、主力事業の収益基盤が揺らいでいます。自己資本比率も前期末から4.9pt低下し66.3%となっていますが、これは利益の減少と連動している可能性があり、財務の健全性にも注意が必要です。

経営陣は価格改定や新製品投入、海外展開などを強調していますが、第3四半期累計の実績はそれらの効果が市場競争に打ち消されていることを示唆しています。通期予想は据え置きですが、第3四半期までの実績から見ると、第4四半期に大幅な業績回復が必要であり、その実現可能性には不透明感が残ります。

投資判断の根拠:
直近の業績は減収減益であり、主力事業の収益性が悪化しています。FPSC事業の成長は評価できますが、家電製品事業の競争激化による低迷が懸念材料です。財務状況も利益の減少により悪化傾向にあります。現状の業績トレンドと市場環境を考慮すると、投資妙味は低いと判断します。

重要なポイント:
1. 主力事業の収益性悪化: 家電製品事業のセグメント利益が前年同期比で16.4%減少しており、競争激化の影響が深刻。
2. 営業赤字転落: 3Q累計で営業利益が△4.2億円となり、収益性が大きく悪化。
3. FPSC事業への依存度上昇: FPSC事業の増益が家電製品事業の減益を補っている状況であり、事業ポートフォリオの偏りが懸念される。
4. 通期予想の達成リスク: 第3四半期までの実績を踏まえると、据え置きの通期予想達成には第4四半期に大きな上振れが必要。

会社への質問(AI生成)

家電製品事業において、冷蔵庫・洗濯機市場の競争激化により販売が低調とありますが、具体的にどの競合他社との価格競争や製品競争が最も激化しているのか、また、それに対する具体的な価格戦略や製品ポジショニングの変更点はありますか?

FPSC事業のセグメント利益が前年同期比で127.2%増と大幅に伸びていますが、この成長は一時的な需要回復によるものか、あるいは新規顧客の獲得によるものか、その内訳を具体的に教えてください。また、この成長率が第4四半期以降も持続可能である根拠は何でしょうか?

第3四半期累計で売上総利益率が28.2%と微増していますが、価格改定と原価低減の具体的な効果額(百万円単位)と、それが相殺された要因(物流費上昇や販売構成の変化など)について、詳細な内訳を開示してください。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
FPSC事業の医療・研究機関向け高付加価値製品への特化と販路拡大 70% S FPSC事業の圧倒的な成長性を活用し、家電事業の低迷を補う。高付加価値製品に絞り、価格競争から脱却する。WHO認証を最大限に活用し、新規市場開拓を加速させる。
家電製品事業における「匠プレミアム」ブランドのB2B/ODM事業の強化と垂直統合 60% A 既存のPB/ODM供給体制を強化し、安定的な大口受注を確保する。美容室ルートなど新規販路での「匠プレミアム」の成功事例を他分野へ横展開する。
海外展開(東アジア)の初期フェーズにおける販売チャネルの最適化と在庫管理の高度化 55% A 東アジアでの販売開始を加速させるため、現地の販売パートナーとの連携を強化し、初期在庫の最適化を図る。特にコーヒーメーカーとトースターの販売実績を早期に確立する。
家電製品事業の既存製品ラインナップにおける「省エネ・高耐久性」訴求の強化 45% B 物価高で消費者が節約志向にある中、長期的なコストメリットを訴求する。特に冷蔵庫や洗濯機など高額耐久消費財で差別化を図る。

最優先戦略(AI生成)

上記の施策の中で最も優先すべきは、「FPSC事業の医療・研究機関向け高付加価値製品への特化と販路拡大」です。

理由と詳細:
現在の業績において、FPSC事業は家電製品事業の減益を補い、全体の利益を支える唯一の成長エンジンとなっています。家電製品事業は市場競争の激化により収益性が圧迫されており、価格競争に巻き込まれるリスクが高い状況です。一方、FPSC事業はWHOの医療機材品質認証(PQS)を取得しており、これは高い技術力と品質基準を満たしていることの証明です。

この認証を最大限に活用し、医療機器や研究機関向けのニッチで高付加価値な市場に特化することで、価格競争から脱却し、高い利益率を確保することが可能です。具体的には、TICADやMEDICAなどの展示会での成果を基に、アフリカやアジアの新興国市場における医療インフラ整備需要を取り込む戦略が有効です。

家電製品事業の再建には時間がかかる可能性が高いため、短期的な業績の安定化と利益率向上には、FPSC事業の成長加速が不可欠です。この戦略の成功率は70%と評価しましたが、これは既存の認証と展示会出展の実績があるため、新規事業立ち上げよりも成功確率が高いと判断したためです。この事業にリソースを集中投下することで、企業全体の収益構造を改善し、投資家からの信頼回復を図るべきです。

ITコンサルからの提案(AI生成)

FPSC事業の医療・研究機関向け高付加価値製品への特化と販路拡大を支援するため、以下のITコンサルティング支援を提案します。

  1. グローバルCRM/SFA導入によるターゲット顧客管理の高度化:

    • 目的: 医療機器見本市や展示会で獲得したリード情報、既存の取引先情報を一元管理し、営業活動の進捗を可視化する。
    • 期待される効果: 営業パイプラインの精度向上と、リードから受注までのリードタイム短縮。特に新規開拓市場(アフリカ、アジア)における営業活動の効率化。
    • 実現可能性: 既存の営業プロセスを分析し、FPSC事業に特化したSFA(Sales Force Automation)を導入することで、迅速な効果測定が可能。
  2. 製品ライフサイクル管理(PLM)システムの導入による認証・品質管理のデジタル化:

    • 目的: WHO PQS認証などの品質基準を満たすための製品設計データ、試験データ、変更履歴を一元管理し、トレーサビリティを確保する。
    • 期待される効果: 認証維持のための監査対応の迅速化と、設計変更時の影響範囲特定を容易にし、開発リードタイムを短縮。
    • 実現可能性: 既存の設計・品質管理プロセスをデジタル化することで、高付加価値製品の品質保証体制を強化し、競合優位性を維持する。
  3. 需要予測・在庫最適化システムの導入によるサプライチェーンの可視化:

    • 目的: 医療・研究機関向け製品の需要変動に対応するため、受注データと生産リードタイムを統合し、在庫水準を最適化する。
    • 期待される効果: 過剰在庫の削減と、納期遅延リスクの低減。特に海外市場への展開における物流コストの最適化。
    • 実現可能性: 既存のERPデータと連携し、FPSC事業特有の受注パターンを分析することで、精度の高い需要予測モデルを構築する。