G-識学 - 2026年2月期第3四半期決算説明資料 ★★

基本情報

2026年2月期第3四半期 決算説明資料

2026年1月14日

(東証グロース:7049)

売上高の未達により売上高及び利益が下振れる見込みとなったため、通期業績予想の修正を実施致します。

(百万円) 2026年2月期(修正前予想) 2026年2月期(修正後予想) 増減額 修正の内容
売上高 7,100 6,500 ▲600 ①スポーツエンタテインメント事業のスポンサー収入及びチケット売上が大幅未達
②識学のプラットフォーム売上が未達
売上原価 + 販売費及び一般管理費 6,150 6,000 ▲150 ①スポーツエンタテインメント事業の集客費用が想定を大幅に超過
②ファンドが保有している投資有価証券の減損
③M&A関連費用が想定を超過
営業利益 950 500 ▲450
経常利益 954 520 ▲434
親会社株主に帰属する当期純利益 687 360 ▲327

業績予想修正の主な要因

売上高

1. スポーツエンタテインメント事業における収益の未達

Bプレミア昇格要件である1試合平均4,000人集客の達成を最優先戦略として、集客施策に注力。その結果、前半節ではスポンサー営業へのリソース配分が限定的となり、スポンサー収入およびチケット売上が計画を下回りました。

2. プラットフォーム売上の未達

識学本体のプラットフォーム売上およびマーケティングBPO事業が計画を下回りました。

費用

1. 戦略的な集客投資

Bプレミア昇格要件の達成に向け、10〜12月にかけて集客施策を積極展開。前シーズンの1試合平均入場者数は2,019人だったが、今シーズンは平均入場者数は目標の4,000人を上回る水準を達成。1月以降は集客費用を抑制し、収益性改善フェーズへ移行。

2. 投資有価証券の減損

当社グループが運営するファンドにおいて、複数の投資先で減損が発生し、費用を計上。

3. M&A 関連費用の増加

現在実施中のデューデリジェンス費用が当初想定を上回る。また、来期以降のM&A 推進体制強化に向けた先行的な人材採用により、採用費および人件費が増加。

業績予想修正の主な要因

売上高

(単位:百万円)

費用 営業利益の減少要因

(単位:百万円)

識学単体の収益力

第3四半期において識学単体では利益を計上しており、本業の収益力は維持しております。

スポーツ事業の収益力

  • スポンサー収入は回復傾向
  • 有料チケット比率も向上
  • 来期以降は収益性を重視した運営体制へ移行し、黒字化を目指す

財務基盤と株主優待

※補足:VCファンド事業・ハンズオン支援ファンド事業は、ファンド事業に統合しました

スポーツエンタテインメント事業の内部売上高が増加(283百万円)したことで、連結上、組織コンサルティング事業の営業利益を圧迫

組織コンサルティング事業 スポーツエンタテインメント事業

(単位:百万円)

2Q:ファンド事業で1社売却により、売上高+1,024百万円、営業利益+824百万円を計上

3Q:スポーツエンターテインメント事業への集客強化を目的とした先行投資とファンド事業の減損損失が響き、3Q単独の営業利益▲46百万円

(百万円) 25年2月期 9M (3月~11月) 26年2月期 9M (3月~11月) YoY (3月 ~11月) 9M
売上高 4,012 5,139 +28.0%
売上原価+販売費及び一般管理費 3,726 4,344 +16.5%
(うち人件費・採用費) 1,540 1,691 +9.8%
(うち広告宣伝費・マーケティング費用※) 398 363 ▲8.7%
営業損益 285 794 +178.5%
経常利益 305 798 +161.6%
当期純利益 378 392 +3.7%
EPS(円) 44.18 46.69 +5.6%

※ マーケティング費用=外注費・支払手数料に含まれる広告宣伝費

(百万円) 25年2月期 3Q (9月~11月) 26年2月期 3Q (9月~11月) YoY (9月 ~11月) 3Q
売上高 1,384 1,462 +5.6%
売上原価+販売費及び一般管理費 1,279 1,508 +17.9%
(うち人件費・採用費) 526 613 +16.5%
(うち広告宣伝費・マーケティング費用※) 105 130 +23.8%
営業損益 106 ▲46 -
経常利益 109 ▲59 -
当期純利益 87 ▲53 -
EPS(円) 10.46 ▲6 -

主力事業である、組織コンサルティング事業において、子会社への外注費・株主優待費・人件費増により、営業利益が圧迫

スポーツエンタテインメント事業はBプレミアを目指し、集客強化を目的とした積極的な先行投資による営業損失

ファンド事業は減損損失▲48百万円を計上

(百万円) 25年2月期 3Q (9月~11月) 26年2月期 3Q (9月~11月) YoY (9月 ~11月) 3Q
売上高 1,384 1,462 +5.6%
組織コンサルティング 1,215 1,256 +3.3%
スポーツエンタテインメント 170 203 +19.4%
ファンド - 3 -
セグメント利益 106 ▲46 -
組織コンサルティング 196 113 ▲42.3%
スポーツエンタテインメント ▲76 ▲64 -
ファンド ▲17 ▲95 -
25年2月期 9M (3月~11月) 26年2月期 9M (3月~11月) YoY (3月 ~11月) 9M
売上高 4,012 5,139 +28.0%
売上高(内部取引差引後) 3,575 3,581 +0.1%
売上高(内部取引) 437 530 +21.2%
ファンド売上高(内部取引差引後) - 1,027 -
営業利益 285 794 +178.5%
営業利益(内部取引差引後) 428 123 ▲71.2%
経常利益(内部取引差引後) ▲34 14 -
当期純利益(内部取引差引後) ▲108 656 -

主力事業である、組織コンサルティング事業とスポーツエンタテインメント事業のセグメントで283百万円の内部取引が発生

下記は、内部取引を差し引きした場合のセグメント利益

(百万円) 25年2月期 3Q (9月~11月) 26年2月期 3Q (9月~11月) YoY (9月 ~11月) 3Q
売上高 1,384 1,462 +5.6%
組織コンサルティング 1,215 1,256 +3.3%
スポーツエンタテインメント 170 203 +19.4%
ファンド - 3 -
セグメント利益 106 ▲46 -
組織コンサルティング 220 187 ▲15.0%
スポーツエンタテインメント ▲103 ▲140 -
ファンド ▲17 ▲95 -
25年2月期 9M (3月~11月) 26年2月期 9M (3月~11月) YoY (3月 ~11月) 9M
売上高 4,012 5,139 +28.0%
売上高(内部取引差引後) 3,575 3,581 +0.1%
売上高(内部取引) 437 530 +21.2%
ファンド売上高(内部取引差引後) - 1,027 -
営業利益 285 794 +178.5%
営業利益(内部取引差引後) 569 406 ▲28.6%
経常利益(内部取引差引後) ▲176 ▲269 -
当期純利益(内部取引差引後) ▲108 656 -

FY26/3Qの売上高は1,462百万円、営業利益は▲46百万円

組織コンサルティング事業の人件費増、スポーツエンタテインメント事業での集客強化に伴う費用増加、ファンド事業の減損が影響

セグメント別売上高及び営業利益

FY26/3Qの売上高は1,256百万円と、前四半期比で微増

プラットフォームサービス・マネジメントコンサルティングの両サービスともに低調だが、回復傾向

組織コンサルティング事業サービス別売上高

(単位:百万円)

FY26/3Qの契約社数は1,122社、新規契約社数が微増

プラットフォームサービス契約社数

(単位:社)

マネジメントコンサルティング受注金額は707百万円、受注は回復傾向

大企業受注金額は49百万円

マネジメントコンサルティング受注金額

※ 大企業 :従業員500名以上の企業または上場企業

※ 中小企業:大企業以外

25社中、4社のIPOを達成、2社M&Aによる売却

IPOに向けた投資先企業の組織支援体制の見直しを実施中

投資回収フェーズ (刈り取り)

識学1号ファンド (2019年10月 ローンチ) 投資額 (百万円) 回収額 (百万円) 回収率 (回収額÷投資額) 公正価値 市場価値 (百万円) 回収額+公正価値・市場価値 (百万円)
上場企業3社 119 408 344% 22 430
非上場企業5社 130 58 45% ※158 116
投資未実行(管理報酬等充当分) 92 92 92
合計 341 466 137% 172 638

※1 :ファンド簿価(一部銘柄での当社基準による減損反映)+直近調達価格での含み益を反映

識学2号ファンド (2021年6月 ローンチ) 投資額 (百万円) 回収額 (百万円) 回収率 (回収額÷投資額) 公正価値 市場価値 (百万円) 回収額+公正価値・市場価値 (百万円)
上場企業1社 11 3 32% 3
非上場企業16社 491 45 9% ※2718 763
投資未実行(管理報酬等充当分) 209 209 209
合計 711 48 7% 927 975

※2 :ファンド簿価(一部銘柄での減損反映)+直近調達価格での含み益を反映

投資実行フェーズ (種まき)

TKP(東証GRT 3479)との共同出資ファンド。出資上限750百万円、識学出資分は399百万円

TKPの持つ顧客基盤・全国の貸し会議室と識学組織メソッドのコラボレーションにて投資先の企業価値を高める

新進気鋭スタートアップファンド (2023年7月 ローンチ) 投資額 (百万円) 回収額 (百万円) 回収率 (回収額÷投資額) 公正価値 市場価値 (百万円) 回収額+公正価値・市場価値 (百万円)
GVA TECH(東証GRT 298A) 21 10 10
非上場企業13社 506 35 7% 579 614
投資未実行 223 223 223
合計(※キャピタルコール済みの額) 750 35 5% 812 847

投資額とリターン見込

(単位:百万円)

投資社数

(単位:社)

株主優待制度の目的(2025年1月14日発表)

株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの皆様に保有していただくことを目的として、株主優待制度を導入

対象となる株主様

初回基準日を2025年2月末として、以降は毎年2月末日および8月末日現在の株主名簿上に記載または記録された、当社株式を2単元(200 株)以上保有されている株主様が対象

なお、本優待制度は、2026年2月末および8月末時点においても継続して実施いたします。

項目 保有株式数 優待内容
年間株主優待 2単元(200株以上) QUOカード10,000円分
基準日 保有株式数 優待内容
毎年2月末日 2単元(200株以上) QUOカード5,000円分
毎年8月末日 2単元(200株以上) QUOカード5,000円分

事業の柱

事業の柱 主な役割と戦略ポジション 収益性
組織コンサルティング事業 キャッシュ創出基盤&独自の識学ノウハウの供給源
M&A戦略を支える安定収益を生み出し、識学ノウハウを常に研鑽・供給する源泉。
安定的・継続的な利益貢献
長期保有型M&A 第二の恒常的成長エンジン
買収企業に「識学ノウハウ」を徹底導入することで、規律ある組織へ変革。独自のPMIを通じて、企業価値(バリューアップ)を最大化し、連結利益を継続的に押し上げる。
安定的・継続的な利益貢献
ファンド事業 ■ハンズオン支援ファンド
バリューアップ実績の蓄積とノウハウの有効性証明
識学ノウハウによる劇的な組織改善の創出。成功モデルの蓄積と、長期保有型M&Aへのバリューアップ手法の横展開。新生識学ファンド
売却時のキャピタルゲイン(一時的)利益は次なる投資へ
ファンド事業 ■VCファンド
将来的な事業機会の探索(ソーシング)
成長初期段階(アーリーステージ)への投資による将来の選択肢確保。識学1号ファンド/識学2号ファンド/新進気鋭スタートアップファンド
不確実・外部環境依存(中長期的キャピタルゲイン)

識学グループは、コア事業である「組織コンサルティング事業」で培ったノウハウをM&A戦略に展開することで、投資とバリューアップの『自己増殖型サイクル』を確立し、持続的な企業価値向上を目指します

日本が誇る優れた技術やサービス・製品を保有するモノづくり企業をターゲットとして展開を予定しており、投資・買収後は識学による組織改善に取り組む

M&A戦略

  • モノづくり企業をターゲット
  • 識学によるバリューアップ
  • 日本の技術の保護と継承
  • 投資・買収後も保有を継続

日本の中小企業が持つ技術の海外流出を防止し、価値ある「技術やサービス」を未来へつなぐ

ハンズオン支援ファンドで実績のあるモノづくり企業をターゲット

日本が誇る優れた技術やサービス・製品を保有する企業に対し、識学による組織改善を通じてバリューアップ

改善後も保有を継続し、連結業績として取り込み

豊富なソーシング(検討数200社)から、識学ノウハウとの親和性が高い案件を厳選(実行目標2社)

計3社にハンズオン支援を実施

1社売却により、売上高+1,024百万円を計上

(2025年7月11日開示 持分法適用関連会社(新生識学ファンド)における営業投資有価証券の売却に関するお知らせ)

新生識学ファンド (2021年6月 ローンチ) 投資額 (百万円) 回収額 (百万円) 回収率 (回収額÷投資額) 公正価値 市場価値 (百万円) 回収額+公正価値・市場価値 (百万円)
非上場企業3社 1,079 2,050 190% 763 2,813
投資未実行 407 407 407
合計(※キャピタルコール済みの額) 1,486 2,050 138% 1,170 3,220

当社持分比率(49.95%)に基づき、売上高+1,024百万円を計上

FY26/3Qのコンサルタント1人当たり1ヶ月の売上高は513万円と計画通り。コンサルタント候補を6名採用済み。引き続き採用中。

コンサルタント1人当たり1ヶ月の売上高 コンサルタント人数

  • 一人当たり売上高=(マネジメントコンサルティングサービスの売上高(識学キャリア除く)+プラットフォームサービスの売上高-パートナー企業のコンサルタントの売上高)÷コンサルタント人数にて算定

(単位:人)

決算発表日(2026年1月14日)時点で累計契約社数5,000社を達成

累計契約社数(マネジメントコンサルティング)

  • 累計契約社数
  • 新規契約社数

(単位:社)

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★

評価の理由は、業績予想の大幅な下方修正と、その背景にある事業構造の不安定性にあります。売上高予想を71億円から65億円へ、営業利益予想を9.5億円から5億円へ修正しており、これは経営陣の計画策定能力と実行力に重大な疑問を投げかけます。特に、スポーツエンタテインメント事業におけるスポンサー収入とチケット売上の大幅未達は、事業の収益化に対する計画の甘さを示しています。

また、事業セグメント間の依存関係と内部取引の複雑さが、連結業績の透明性を損なっています。内部取引を差し引いた「実質的な」売上高(組織コンサルティング+スポーツエンタテインメント)は前年同期比でほぼ横ばい(+0.1%)であり、成長の鈍化が懸念されます。一方で、ファンド事業の売上(内部取引)が連結売上を押し上げており、本業の成長が不透明です。

スポーツ事業への先行投資は、Bプレミア昇格という目標達成のために行われたと説明されていますが、その結果として売上・利益が未達となり、集客費用が想定を大幅に超過したことは、投資対効果の悪さを示しています。

財務基盤については、具体的な負債比率や自己資本比率のデータが不足しており、評価が困難ですが、利益水準の低下は将来のキャッシュフロー悪化リスクを高めます。

投資評価は、本業の成長鈍化と業績予想の信頼性低下を考慮し、2つ星とします。

投資判断の根拠:
判断: 保有(ただし、状況を厳しく監視)

業績予想の下方修正はネガティブですが、識学単体の本業(組織コンサルティング事業)は利益を維持しており、ファンド事業の売却益が一時的に業績を支えています。しかし、スポーツ事業の収益性改善が不透明であり、M&A関連費用や投資有価証券の減損が継続的なリスク要因となっています。現状の株価が業績悪化を織り込んでいると仮定し、本業の回復を見極めるため「保有」としますが、次期以降の業績予想達成度合いによっては「売り」に転じる可能性があります。

重要なポイント:
1. 業績予想の信頼性低下: 売上高・利益予想の大幅な下方修正は、計画策定能力に疑問符がつく。
2. 本業の成長鈍化: 内部取引を除いた実質的な売上高成長がほぼゼロであり、組織コンサルティング事業の成長が停滞している。
3. スポーツ事業の収益性問題: 集客投資が売上未達と費用超過を招き、収益化の道筋が不透明。
4. ファンド事業への依存: 連結業績がファンド事業の売却益に大きく依存しており、本業の安定成長が確立されていない。



会社への質問(AI生成)

  1. スポーツエンタテインメント事業の集客費用が想定を大幅に超過した具体的な要因は何ですか?また、1月以降の集客費用抑制策により、来期以降の収益性改善目標達成の確度はどのように変化しましたか?

  2. 内部取引を除いた組織コンサルティング事業の売上高成長が前年同期比+0.1%と停滞している要因は何ですか?特に、プラットフォームサービスとマネジメントコンサルティングの成長鈍化の背景と、今後の具体的な成長戦略を教えてください。

  3. ファンド事業における投資有価証券の減損損失が計上された具体的な投資先と、その減損の理由を教えてください。また、減損した投資先が、今後のM&A戦略におけるバリューアップ手法の有効性証明に与える影響をどう評価していますか?

売上倍増のための施策(AI生成)

現状の企業構造(組織コンサルティング、スポーツ事業、ファンド事業の複合体)と、本業の成長鈍化、スポーツ事業の収益性課題を踏まえ、売上倍増に向けた施策を提案します。

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
組織コンサルティング事業のプラットフォーム売上最大化 70% A 識学ノウハウの標準化とデジタル化を進め、コンサルタント依存度を下げ、プラットフォーム(SaaS/サブスクリプション)売上の比率を大幅に高める。これにより、コンサルタント一人当たりの売上高依存から脱却し、スケーラビリティを確保する。
スポーツ事業の収益構造転換とスポンサー収入の再構築 60% A Bプレミア昇格を一旦棚上げし、集客費用を大幅に削減。代わりに、既存のスポンサーとの契約内容を見直し、チケット売上依存から脱却し、地域密着型ビジネスや関連事業(例:スクール事業など)による安定収益源を確立する。
ハンズオンM&A事業の実行件数倍増とPMIの標準化 55% S 豊富なソーシングパイプライン(200社)を活かし、実行件数を現在の目標2社から4社以上に倍増させる。識学ノウハウによるPMIプロセスを徹底的に標準化・効率化し、売却または継続保有による連結利益貢献を加速させる。

最優先戦略(AI生成)

上記の施策の中で、最も優先すべきは「ハンズオンM&A事業の実行件数倍増とPMIの標準化」です。

この戦略が最優先である理由は、現在の連結業績がファンド事業の売却益(一時的利益)に大きく依存しており、本業である組織コンサルティング事業の成長が停滞しているためです。売上倍増のためには、最もインパクトが大きく、かつ既存の強み(豊富なソーシングパイプラインと識学ノウハウ)を直接的に活用できるM&A事業の加速が不可欠です。

現状、ソーシング検討数が200社あるにもかかわらず、実行目標が2社に留まっているのは、PMI(買収後統合)プロセスのボトルネック、または案件選定の厳格さ(あるいは実行リソースの不足)を示唆しています。

実行のポイント:
1. PMIプロセスの標準化と効率化: 識学ノウハウを適用した組織改善プロセスを、より迅速かつ再現性の高い「パッケージ化されたサービス」として確立します。これにより、デューデリジェンスから組織変革までのリードタイムを短縮し、年間実行件数を倍増させるためのリソース制約を緩和します。
2. リソース配分の最適化: 組織コンサルティング事業で得られたコンサルタントリソースを、M&A後のPMIフェーズに戦略的に再配分します。特に、スポーツ事業への過剰なリソース投入を抑制し、収益性の高いM&A案件の実行に集中させます。
3. 投資回収サイクルの加速: 実行件数が増えれば、売却または継続保有による連結利益貢献が増加し、ファンド事業のキャピタルゲイン依存から脱却し、安定的な成長エンジンへと転換できます。


この戦略は、企業が掲げる「自己増殖型サイクル」の核であり、組織コンサルティング事業のノウハウを最も収益性の高い形で活用する道筋です。

ITコンサルからの提案(AI生成)

最優先戦略である「ハンズオンM&A事業の実行件数倍増とPMIの標準化」をITコンサルティングの観点から支援する具体的な提案を以下に示します。マーケティング関連の提案は除外します。

  1. M&A案件評価・デューデリジェンス(DD)プロセスのデジタル化と自動化支援

    • 目的: 案件評価のスピードアップと、DDフェーズにおける組織・業務データの収集・分析の効率化。
    • 支援内容: 買収候補企業の組織構造、KPI、業務フローに関する標準的なデータ収集テンプレート(デジタルフォーム)を開発・導入します。特に識学メソッド適用可能性を評価するためのチェックリストをデジタル化し、DDチームが迅速にデータを収集・構造化できるようにします。これにより、意思決定までのリードタイムを短縮し、実行件数増加のボトルネックとなっている初期評価フェーズの効率を改善します。
    • 期待される効果: DD期間の短縮、評価の客観性向上、リソース(コンサルタント)の初期段階での拘束時間の削減。
  2. PMI実行のためのナレッジマネジメントシステム(KMS)構築

    • 目的: 識学ノウハウに基づくPMIプロセスの標準化と、過去の成功・失敗事例の横展開の迅速化。
    • 支援内容: 過去のファンド売却・保有案件における組織変革のステップ、導入した施策、成果指標(KPI)を体系的に蓄積するKMSを構築します。特に、組織コンサルティング事業で得られたノウハウと、M&A後のバリューアップ実績を紐づけ、次期案件への適用を容易にします。これにより、PMIの属人性を排除し、実行件数増加に伴う品質低下を防ぎます。
    • 期待される効果: PMI実行の再現性向上、コンサルタント間の知識共有の促進、バリューアップのリードタイム短縮。
  3. M&A案件ポートフォリオ管理ダッシュボードの開発

    • 目的: 豊富なソーシング案件(200社)から実行案件への進捗状況をリアルタイムで可視化し、経営層の意思決定を支援する。
    • 支援内容: 案件のステージ(ソーシング、DD、交渉、クロージング、PMIフェーズ別)ごとのKPI(評価スコア、想定リターン、必要なリソース)を一元管理するダッシュボードを構築します。特に、リソース配分(コンサルタントアサイン状況)と案件の進捗を連動させ、ボトルネックとなっている案件へのリソース集中を可能にします。
    • 期待される効果: 案件の優先順位付けの明確化、リソース配分の最適化、実行件数倍増に向けた進捗管理の強化。