G-ココナラ - 2026年8月期第1四半期決算説明資料 ★★★

目次

基本情報

2026年8月期 第1四半期決算説明資料

株式会社ココナラ(グロース市場:4176)

2026年1月14日

Vision

一⼈ひとりが「⾃分のストーリー」を⽣きていく世の中をつくる

Mission

個⼈の知識‧スキル‧経験を可視化し、必要とする全ての⼈に結びつけ、個⼈をエンパワーメントするプラットフォームを提供する


連結 2026年8⽉期第1四半期決算ハイライト

全社サマリ

マーケットプレイスの最⾼益更新に加え、エージェントのV字回復と⼤きな成⻑の兆しにより、中⻑期成⻑に向けた理想的な収益構造へ

  • 売上⾼24.6億円、売上総利益15.8億円、EBITDA [*1] 1.7億円
  • エージェントが前年同期⽔準までV字回復し、第⼆の柱としての利益貢献フェーズへ突⼊

マーケットプレイス

売上⾼は過去最⾼を更新。安定的な成⻑を継続

  • 売上⾼は14.9億円、売上総利益は13.8億円
  • サービス出品数は100万件、スキル登録者数は130万⼈を突破。スキル市場の需給を捉え、サービスプラットフォームとしてのプレゼンスを⼀段と強化

エージェント

本格成⻑へ向けた兆しが鮮明に。売上総利益は過去最⾼⽔準へ

  • 売上⾼は9.7億円、売上総利益は2.0億円
  • ココナラテックの好転と、ココナラアシストの更なる成⻑の兆し
  • 企業の課題に沿ったチーム型BPOパッケージを続々リリース

*1: EBITDA(non-GAAP)=営業利益+減価償却費+のれん償却費+株式報酬費⽤。以降EBITDAと記載


01. 業績報告

連結 2026年8⽉期第1四半期決算概要

1Qは売上総利益‧EBIRDA‧利益ともに期初予想を上回るペースで進捗。エージェントが前クオーターから⼤きく伸⻑。下期にさらなる成⻑を⾒込んでおり、期初からEBITDA‧利益は下期に成⻑が偏る計画

項目(単位 百万円) 2026年8⽉期 第1四半期 過去実績との⽐較
項目(単位 : 百万円) 2026年8⽉期 第1四半期 2025年8⽉期 第1四半期
売上⾼ 2,467 2,373
マーケットプレイス*1 1,492 1,393
エージェント 974 981
売上総利益 1,586 1,513
マーケットプレイス 1,383 1,317
エージェント 203 196
EBITDA 178 207
営業利益 79 108
経常利益 81 79
親会社株主に帰属する当期純利益 70 105

*1: ココナラ募集の⼀部実績(継続型の取引)をエージェントセグメントとして計上していたが、2025年8⽉期第3四半期よりマーケットプレイスセグメントに変更。2025年8⽉期第3四半期以前の実績は本セグメント変更を遡求適⽤して開⽰

連結 四半期売上⾼推移

売上⾼は前年同期⽐+3.9%と増加し過去最⾼を更新。マーケットプレイスの増収に加えて、エージェントが前年同期⽔準まで回復

連結 四半期売上総利益推移

売上総利益は過去最⾼を更新し、前年同期⽐+4.9%増加。エージェントについては、ココナラテックの好転とココナラアシス トの成⻑が貢献し過去最⾼を更新

連結 四半期EBITDA推移

前年第4四半期末時点の広告宣伝費等の⼀過性の投資負担増加による影響を脱し、EBITDAは正常⽔準へ回復。前年同期⽐で 採⽤が順調に推移していることにより若⼲コスト増加影響あり

連結 四半期売上原価+営業費⽤推移

事業への成⻑投資と適正なコストコントロールを維持。エージェント成⻑に伴い原価が増加傾向


マーケットプレイス

マーケットプレイス四半期流通総額推移

流通総額は前年同期⽐+1.0%と継続的に成⻑

*1: テイクレート = 売上⾼ ÷ 流通総額

マーケットプレイス四半期売上⾼‧セグメント利益推移

売上⾼は過去最⾼を更新し、前年同期⽐+7.2%と成⻑継続。セールス組織の貢献により、ココナラ募集の案件数が増えたこと が売上成⻑を後押し

*1: セグメント利益=セグメント営業利益 + 減価償却費 + 減価償却費(原価)+のれん償却費+顧客関連資産償却費+本社費。2026年8⽉期より本社費の配賦基準を変更。2025年8⽉期以前の数字は新しい基準を遡及適⽤しており、過去の開⽰数字と異なる

マーケットプレイス(法律相談除く)四半期KPI推移

会員登録数は570万⼈を突破。出品数が100万件を突破、スキル登録者数も130万⼈を突破と順調に成⻑。サービスプラット フォームとしてのプレゼンスを⼀段と強化

マーケットプレイス(法律相談除く)四半期KPI推移

1⼈当たり購⼊額は+7%と成⻑を継続。購⼊UU数はSEO影響により新規の購⼊UU数にマイナス影響があったが、対策を取っ た結果、⾜元は⼤きく回復傾向。既存購⼊UUは順調に推移

*1: 2025年8⽉期第1四半期においては⼀部出品者による短期的な⼤量取引により、集計に歪みが発⽣したため、影響を除外

マーケットプレイス(法律相談)四半期KPI推移

有料登録弁護⼠数‧ARPUともに過去最⾼を更新。有料登録弁護⼠数は前年同期⽐+9%の成⻑、 ARPU [*1] も前年同期⽐+5%に 向上

*1: ARPU:Average Revenue Per User(有料登録弁護⼠1⼈あたりの売上額)

マーケットプレイス ココナラスキルマーケット:トピックス

決済⼿段の多様化による新規層獲得と、データ活⽤による出品者⽀援(セラーサクセス)で、更なる流通総額の増加を⽬指す

出品サービス数、100万件を突破

約13年間で⽇本最⼤級のスキルマーケットへ成⻑

厚⽣労働省の副業推進や新型コロナウイルス感染拡⼤など、時代の変化 を追い⾵として成⻑。今後もカテゴリやサービス提供⼿段の拡張等によ り、「すべてが揃うサービスプラットフォーム」を⽬指す


01. 業績報告(続き)

エージェント

エージェント 四半期業績推移 [*1]

売上⾼は前年第四半期から+10.9%と⼤幅に回復。売上総利益は過去最⾼を更新。ココナラテックの好転に加え、ココナラア シストが成⻑継続。エージェントが“第⼆の成⻑の柱”へ

*1: 2023年8⽉期第4四半期よりセグメント開⽰を開始。エージェントセグメントの業績にはココナラテック、ココナラアシスト、ココナラプロ、ココナラコンサルの業績を含む
*2:セグメント利益=セグメント売上⾼- 売上原価 ‧販管費(本社費除く)+減価償却費+のれん償却費。2026年8⽉期より本社費の配賦基準を変更。2025年8⽉期以前の数字は新しい基準を遡及適⽤しており、過去の開⽰数字と異なる

エージェント エージェント KPI推移

営業組織による案件獲得が好調なため、クライアント数が⼤きく増加。案件に対する稼働者紹介率も⾼⽔準で推移している

*1:各四半期末時点における、各エージェント事業の契約中企業数の合計
*2:各四半期末時点における、各エージェント事業の稼働中の⼈数の合計

エージェント エージェント 事業毎の変化

エージェントは、ココナラテック及びココナラアシストの両輪で圧倒的な成⻑を⾒込む

前期→今期以降での変化

ココナラ テック
PMIに伴う営業モデルの転換影響で昨期は⼀時的に減収傾向であった
上記営業モデルの転換により、効率的な専任担当営業体制への移⾏が完了し、V字回復を果たす
構造改⾰の成果を⼟台とし、正社員エンジニアのマッチングも開始することで成⻑を加速させる
エージェントにおける業績割合は引き続き最⼤

ココナラ アシスト
前期から引き続き⼤きく成⻑中
再現性の⾼い事業モデルの構築が完了し、今期から利益貢献フェーズへ突⼊
⾼単価なBPOサービスも続々リリースし受注残も積み上がる
今期以降、エージェントにおける業績割合が拡⼤していくことにより、全体の成⻑率への寄与も加速

エージェント ココナラテック:トピックス

「営業モデルの転換」と、「KPIマネジメント強化」を同時に実施。再現性が⾼く拡⼤可能な体制に進化したことで属⼈依存 を脱却。⼀時的な⼈員減を経て商談数は過去最⾼⽔準へ

これまで
営業 モデル の 転換:個⼈の知⾒に基づくマネジメント(個⼈の経験への依存度が高く、横展開や再現性の担保が難しい状態)
KPI マネジメント 強化:KPIに基づくマネジメント(ココナラの強みを活かし、KPIを可視化すると共に達成に向けた知⾒を標準化)

これから
効率的な営業体制への進化により、商談数が過去最⾼⽔準に到達

エージェント ココナラアシスト:トピックス

⽴ち上げ2年で累計稼動数450件を突破。昨対379%の成⻑を実現。チーム型BPOパッケージの展開により、⾼単価‧継続利⽤ モデルへの移⾏が進む


01. 業績報告(続き)

連結 通期連結業績予想に対する進捗

通期連結業績予想は据え置き。第1四半期進捗はEBITDA‧利益ともに期初計画を上回るペース。エージェントの成⻑加速に伴 い、下期に向けて収益貢献が拡⼤。下期偏重の成⻑計画であり、通期⽬標の達成を⾒込む

通期連結業績予想 2026年8⽉期の進捗状況

(単位 百万円) 2025年8⽉期 実績 2026年8⽉期 予想 前年⽐ 予想
売上⾼ 9,410 11,000 +16.9%
EBITDA(non-GAAP) 649 800 +23.2%
営業利益(J-GAAP) 256 450 +75.7%
親会社株主に帰属する 当期純利益 306 360 +17.3%

*1: 営業利益(non-GAAP)=営業利益+のれん償却費+株式報酬費⽤


02. 成⻑⽅針

ココナラの「現在地」

これまでは中⻑期の企業価値最⼤化に向けて新規事業へ積極投資、多⾓化を推進。FY2026以降は第⼆‧第三の柱が利益貢献 フェーズへ。創出キャッシュやM&Aを活⽤しさらなる成⻑を⽬指す

ココナラを取り巻く環境変化

急速な環境変化が進む中、独⾃のデータベースを活⽤し、最適な⼈材‧スキルをマッチングすることで持続的に価値提供。 AIでプロダクト体験を強化しつつ、⾼付加価値領域への専⾨⼈材提供を⼀層強化していく

  • ⽇本の労働⼈⼝推移 ※1:人材データベースを活⽤し、労働力不⾜に直⾯するあらゆる顧客に、単発から継続案件まで、幅広いサービスを提供していく
  • AIを活⽤してプロダクト体験を強化しつつ、⼈が担うべき⾼付加価値領域に対応できる専⾨⼈材の提供を⼀層強化していく

*1:内閣府「令和7年版⾼齢社会⽩書」(令和7年6⽉) *2:三菱総合研究所「マンスリーレビュー2021年6⽉号特集1⼈的資本を⾼めるための⼈材戦略」を基に当社にて作成

ココナラがターゲットとする市場規模イメージ(TAM)

これまで対象としてきた単発役務の領域に加え、保有しているデータベース‧プロダクトアセットを活⽤して、継続役務の 領域をターゲットに加え成⻑加速を狙う

  • 対象となる外注サービスの市場規模(サービス売買市場) [*1]

*1: 経済センサスよりオンラインでマッチングしたうえでサービス提供可能な産業分類における売上⾼の合計を算出。当社が⽇本総合研究所に調査を委託し、同研究所が2024年8⽉に作成したオンラインマッチングサービスの市場規模

ココナラの持っている強み/ アセット

  • プロダクト基盤: 共通アカウント基盤、決済基盤、管理(売上、メッセージ)基盤
  • マッチング基盤: ⼈材プロフィール基盤
  • *1:マッチング率:エージェント事業において、顧客のニーズに合った⼈材を当社が紹介出来た割合

アセット①:⼈材データベース

スキル登録者数は順調に増加し、130万⼈を突破。潤沢な⼈材プールを活⽤して、あらゆる顧客ニーズに対して⾼い確率で適 切な⼈材マッチングを実現。⾼い認知により⼈材が⾃然流⼊するため、獲得コストもほとんどかからない

アセット②:顧客データベース

スキルマーケット経由の流⼊や、みずほ銀⾏の法⼈ネットワークの活⽤を通じて、既に当社を認知し⼈材ニーズを有する企 業との関係を多数保有。これらの⾼品質な企業接点を活⽤した営業アプローチを開始し、圧倒的な案件獲得数を実現

  • マーケティング‧セールス基盤: ⾼い認知率(⼀般50%、ビジネス 75%)によるブランドワード流⼊、エージェントを中⼼とした新規獲 得チーム
  • マーケットプレイス既存登録プール: 会員登録数500万⼈超、法⼈会員数54万超、東証プライム上場の約1,600社の うち約3割がココナラ利⽤
  • みずほココナラ: みずほ銀⾏の数⼗万を超える法⼈⼝座へのリーチ

アセット③:プロダクト基盤

⼤部分の機能を共通化し、新プロダクトを開発する際に、重たい機能開発を簡易化可能。ユーザーインターフェースに関わ る部分を個別に磨き込めば迅速にプロダクトリリースが可能

ココナラの成⻑⽅針

すべてが揃うサービスプラットフォームを確⽴する

新たな機能拡充と新マッチング⼿法⽴ち上げによる着実な成⻑

①マーケットプレイス
* スキルマーケット:AIによるマッチング機能強化、集客施策のテコ⼊れ
* 募集‧スカウト:マッチングプロセスのさらなる⾃動化、営業を活⽤した案件数増加

②エージェント ココナラアシストを中⼼としてエージェントを”第⼆の成⻑の柱”へ
* ココナラアシスト:成功モデルの拡⼤に向けた営業⼈員の⼤幅拡充、BPO事業本格化
* ココナラテック:正社員エンジニア活⽤によるクオリティ向上と案件⼤型化
* ココナラコンサル:経営課題解決を推進するコンサルティング組織をインハウスで垂直⽴上げ

③AI活⽤ AIエージェントの開発‧導⼊を通じ、⾮連続的な進化を実現
* 多岐に渡る機能別AIエージェントを⾃社開発
* 開発したAIエージェントを社内プロダクトや外部プラットフォームに接続
* 社内の職種別ワークフローをAIで最適化‧⾼度化

*1:ココナラ上で販売される各出品サービスの単位(1SKU=1出品)

成⻑⽅針の進捗

ココナラ経済圏の全体像

既存事業(マーケットプレイス、エージェント)と新規開始(コンサル)を合わせ、単発役務と継続役務の両方で、カテゴリを横断し、経済圏の拡張を加速させる。

成⻑⽅針①:マーケットプレイスマッチング拡張

プロダクト基盤を活⽤しながら⾼速でマーケットプレイス機能を拡充することで、多様な個⼈/法⼈顧客のニーズに対応しな がらマッチングを実現

  • 役務提供領域: 個別カテゴリ成⻑によるGMV押し上げ
  • マッチング⼿法: 継続率‧単価向上によるLTV向上
  • カテゴリ別深化: マッチング数‧法⼈顧客の利⽤増加

成⻑⽅針②:エージェント⽴ち上げ‧拡⼤

経営コンサル‧チーム型での開発⽀援‧BPOといったラインナップを拡充することで、顧客企業の課題に対して現場〜経営レ ベルまで網羅的に価値訴求

成⻑⽅針②:ココナラのアセットを活⽤したココナラアシストのマッチング加速

マーケットプレイス由来のデータベースにより、案件創出をすればするほどマッチング数は増加。今後、営業⼈員増加によ り⼀気にスケールし、収益拡⼤のアクセルを強化

  • アクセシビリティ: 人材獲得の幅や可能性を広げられる(場所の制約がなく、オンライン・地⽅などでも⼈材を確保できる)
  • スピード: “今すぐ欲しい”に対応できる(突発的な⽋員や急なプロジェクト始動にも、最短3⽇で対応できる)
  • コスト: 人材コストを変動費化できる(紹介⼿数料や社会保険料負担などの隠れた採⽤コストを削減、必要な分だけ発注できる)
  • クオリティ: 必要な専⾨性を常に確保できる(環境変化に合わせて、必要な専⾨家の知⾒をすぐに取り⼊れられる)

参考)ココナラアシストのサービス提供事例

採⽤難易度の⾼い専⾨領域から急な繁忙対応まで、ニーズに合わせて柔軟にサービスを提供

導⼊企業例 課題 提供内容
地⽅の⽼舗⾷品メーカーA社 化学薬品等の専⾨知識 を有し、安全データシートの作成可能な 人材が⾒つからない ⼤学で化学に関する研究を⾏っ ている⽅を提案。求めるスキ ル‧経験が合致し即採⽤に
⼤⼿エンタメ企業B社 自社ECの全国展開を⽬指すが、 県内で実績のあるECコンサルや Webマーケターが採⽤できない 都⼼在住のEC⽴ち上げ経験者 をフルリモートでアサイン。居住 地を問わず最適なプロを確保
⼤⼿通信‧IT企業C社 YouTubeの反響が想定より⼤き く、 企画‧撮影‧編集のサイク ルが追いつかなくなった 数⽇で実務経験のある⼈材を選 定。 わずか1週間⾜らずで 制作 チームを稼働
⼤⼿精密機器メーカーD社 決算期や新システム導⼊で ⼀時 的に経理リソースが不⾜ 、派遣 や紹介ではコストが⾒合わない 採⽤費ゼロで必要な期間のみ経 理チームを組成。 業務量の波に 合わせた変動費化 を実現

成⻑⽅針③:AI活⽤ プロダクトの進化(対顧客)

スキル提案AIエージェントが「要件定義の⾃動化」を実現。キャズムを突破し、マジョリティ層の獲得による圧倒的な成⻑実 現へ

解決したい課題:無形商材特有の⾔語化のハードルの⾼さ
具体的な取り組み:スキル提案AIエージェントのβ版が完成

成⻑⽅針③:AI活⽤ ⽣産性の向上(対社内)

AXにより業務を効率化、経営基盤の強化と新たな価値創出を実現

ココナラ経済圏の拡張を加速するM&A戦略の全体像

既存領域の深化と新規領域への展開を両輪とし、オーガニックな成⻑に加えて、成⻑スピードを加速させる⼿段として規律 あるM&A戦略を実⾏。経済圏の拡張を⾮連続に推進

M&A戦略の全体像

バリュエーション規律: のれん償却後の営業利益黒字を前提、PMI効果を前提としない、堅実なバリュエーショ ンを徹底

PMI⽅針: ココナラの⼈材データベース‧顧客データベースを活⽤し、連携を早期に実現、ココナラ経済圏としての⼀体感を醸成


03. Appendix

ココナラの事業内容

  • マーケットプレイス: オンラインでサービスを売買できるスキルのマーケットプレイス、募集を掲載して、集まった提案や⼈材から選んで発注、記事‧画像‧イラストをやり取りなしで売り買い
  • エージェント: 企業のIT/DXを⽀援するエンジニアやPM⼈材を紹介、必要な分だけ稼働可能なアシスト⼈材を紹介、⼤⼿ファーム出⾝の⼀流 コンサルが企業の課題を解決、プロ集団が事業の課題に応える成果直結型のビジネス⽀援
  • その他: 業界トップクラスの⾒えるクリエイターを紹介、弁護⼠メディアを通じて相談者と弁護⼠をマッチング、ココナラに登録するプロ⼈材に直接アプローチ

主な事業:ココナラスキルマーケットの特徴

知識‧スキル‧経験を商品化し、「ECのように売り買いできる」マッチング型プラットフォーム

主な事業:ココナラテックの特徴

業界最⼤規模のフリーランスエンジニアの業務委託型エージェントサービス。ココナラのスキルDB(データベース)を活⽤し、⼈材と案件が増えるほどマッチング精度と成約が⾼まる成⻑循環を形成

主な事業:ココナラアシストの特徴

法⼈向けに⽉40時間‧⽉額8万円から利⽤可能なオンラインアシスタント/業務委託サービス。採⽤コストをかけずに専⾨性の⾼ い⼈材を必要な時間だけ活⽤できる点が特徴。ココナラの⼈材‧顧客データベースを⽣かした圧倒的マッチング率で急成⻑中

連結従業員推移

新規事業への投資は継続しつつ、マーケット環境を踏まえた適切な⼈材投資を⾏う

貸借対照表

株主資本⽐率は31.7%から32.7%となっており、健全性の⾼い財務基盤を維持

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★

評価の理由:
ココナラは第1四半期において、売上高、売上総利益ともに過去最高を更新し、特にエージェント事業が前四半期比で大幅に回復(+10.9%)し、利益貢献フェーズに入った兆しが見られます。マーケットプレイス事業も安定成長を続けており、全体として収益構造の改善が進んでいる点は評価できます。EBITDAも前四半期比で大幅に改善し、正常水準に戻りつつあります。

しかし、前年同期比では売上高成長率が+3.9%と鈍化しており、EBITDAは-14.0%の減少となっています。これは、過去の投資負担からの回復という側面が強く、持続的な高成長の兆しとしてはまだ不十分です。エージェント事業の回復はポジティブですが、その成長がマーケットプレイスの成長鈍化を補う形であり、全体としての成長スピードは市場の期待値に対してやや物足りない可能性があります。

財務基盤は株主資本比率32.7%と健全性を維持しており、M&A規律も堅実なバリュエーションを前提としており、リスク管理は適切に行われていると評価できます。

投資判断の根拠:
保有(ニュートラル寄り)

第1四半期の実績は堅調であり、特にエージェント事業のV字回復は中長期的な成長の柱として期待できます。しかし、売上高の成長率が低く、前年同期比での利益成長が鈍化している点、また、通期予想据え置きながら下期偏重の計画であることから、現時点での積極的な買い材料としては限定的です。既存の投資が利益貢献フェーズに入りつつあるため、現状の成長軌道を確認する「保有」が妥当と判断します。

重要なポイント:
1. エージェント事業のV字回復: ココナラテックの営業モデル転換とココナラアシストの成長が利益貢献フェーズに入り、第二の柱としての機能が明確化し始めた点。
2. マーケットプレイスの安定成長とKPI: 流通総額の成長は鈍化(+1.0%)しているものの、売上高は+7.1%成長しており、テイクレートの改善やセールス組織の貢献が見られる点。
3. 成長鈍化の懸念: 全体売上高成長率が+3.9%と低く、前年同期比でのEBITDAが減少している点。
4. 通期計画の据え置き: 第1四半期で計画を上回る進捗ながら、通期予想を据え置いていることから、下期への期待が先行している点。

会社への質問(AI生成)

[エージェント事業の売上総利益率の持続性について、ココナラテックとココナラアシストの事業構造の変化を踏まえ、今後の売上総利益率の目標値と、その達成に向けた具体的なコスト構造の改善計画を教えてください。]

[マーケットプレイス事業の流通総額成長率が前年同期比+1.0%と低迷している要因について、既存の購入UU数の回復傾向と新規購入UU数の動向を詳細に分析し、特にSEO影響からの回復がどの程度進んでいるのか、具体的なKPIでご説明ください。]

[M&A戦略において「のれん償却後の営業利益黒字を前提」としていますが、第1四半期の実績では営業利益が79百万円と、通期予想450百万円に対して進捗率が低く、利益創出フェーズへの移行が遅れている可能性があります。M&Aによる利益貢献のタイミングと、既存事業の利益率改善ペースについて、計画との乖離がないか確認させてください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
ココナラアシストのBPOパッケージの標準化と営業リソースの集中 75% S ココナラアシストは「再現性の高い事業モデル」が完成し、利益貢献フェーズに入ったと説明されています。この再現性を活かし、営業リソースを集中投下してBPOパッケージの導入企業数を倍増させることが、売上倍増の最も確実な柱となります。成功の鍵は、標準化されたパッケージの品質維持と、営業体制のスケールです。
マーケットプレイスの法人向け「募集」機能のテコ入れとセールス強化 70% A 法人会員数が54万超、東証プライム上場企業の約3割が利用しているアセットを活かし、法人向け「募集」案件の単価と件数を増やす施策です。既存のセールス組織の貢献が見られるため、このチャネルを強化することで、マーケットプレイスのGMV成長を加速させます。
ココナラテックにおける正社員エンジニアマッチングの本格展開 60% A 既存のフリーランスマッチングに加え、正社員エンジニアのマッチングを開始することで、案件単価とLTVが大幅に向上する可能性があります。ただし、正社員採用はマーケットプレイスとは異なる営業・マッチングプロセスが必要であり、PMI後の営業モデル転換の成果が問われます。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:ココナラアシストのBPOパッケージの標準化と営業リソースの集中

ココナラの成長戦略において、マーケットプレイスが安定成長を続ける中、エージェント事業、特にココナラアシストを「第二の成長の柱」として明確に位置づけています。第1四半期決算資料では、ココナラアシストが「再現性の高い事業モデルの構築が完了し、今期から利益貢献フェーズに突入」したと強調されています。このフェーズ移行を最大限に活用し、売上を倍増させるためには、この再現性の高いモデルをスケールさせることが最も重要です。

戦略の具体的内容:
1. パッケージの標準化と品質管理の徹底: 既存の成功事例(事例A~D)を分析し、最も収益性が高く、需要が見込めるBPOパッケージを特定します。これらのパッケージの提供プロセスを徹底的に標準化し、属人性を排除します。
2. 営業リソースの集中投下: ココナラアシストの営業人員を大幅に増強し、特定パッケージの導入に特化させます。特に、マーケットプレイス由来の顧客データベースやみずほ銀行の法人ネットワークを活用し、ターゲット企業へのアプローチを強化します。
3. KPIマネジメントの強化: 導入企業数、平均契約単価、解約率(チャーンレート)を厳格にモニタリングし、営業活動の効率性を最大化します。

期待される効果:
ココナラアシストは高単価かつ継続利用モデルへの移行が進んでおり、一度導入されれば安定的な収益源となります。再現性が高いモデルをスケールさせることで、マーケットプレイスの成長鈍化を補い、エージェント事業全体の売上と利益を飛躍的に向上させることが可能です。この戦略は、企業の「第二の柱」を確立し、中長期的な企業価値向上に直結します。

ITコンサルからの提案(AI生成)

ココナラアシストのBPOパッケージの標準化と営業リソース集中を支援するため、ITコンサルタントとして以下の施策を提案します。

1. BPOパッケージ提供プロセスのデジタル化と自動化
目的:標準化されたBPOパッケージの提供プロセスにおける手作業を削減し、営業リソースを顧客獲得に集中させる。
支援内容:
* ワークフロー自動化基盤の構築: 顧客からの要件ヒアリングから、最適なパッケージの提案、契約締結、担当人材のアサインメントまでのプロセスをデジタル化します。特に、ココナラアシストの成功事例データベースを活用し、要件定義フェーズでの提案書作成を半自動化するシステムを導入します。
* リソース管理システムの導入: 既存のスキルデータベースと連携し、BPOパッケージに必要なスキルセットを持つ人材の稼働状況をリアルタイムで可視化するシステムを構築します。これにより、マッチングのスピードと精度を向上させます。

2. 営業活動の効率化とデータ活用基盤の強化
目的:営業リソースの集中投下を最大限に効果的にするため、データに基づいた営業活動を支援する。
支援内容:
* CRM/SFAの高度化: 既存の顧客データベースと連携させ、ターゲット企業へのアプローチ履歴、提案状況、受注確度を統合管理するプラットフォームを構築します。特に、みずほ銀行経由のリードに対する追跡と優先順位付けを自動化します。
* パフォーマンス分析ダッシュボードの構築: 営業担当者ごとの活動量、商談数、受注率、平均単価をリアルタイムで可視化し、ボトルネックの特定と改善を迅速に行えるようにします。

3. AIエージェントを活用した社内業務効率化(対社内)
目的:AI活用による生産性向上を、エージェント事業のバックオフィス業務に適用し、コスト構造を改善する。
支援内容:
* 契約・請求プロセスの自動化: 契約書レビュー、請求書発行、入金消込などの定型業務をRPAやAI-OCRで自動化します。これにより、管理部門の工数を削減し、利益率改善に貢献します。
* ナレッジマネジメントシステムの刷新: ココナラテックのPMI後の営業モデル転換で得られた知見や、ココナラアシストの成功ノウハウを構造化し、全社で共有できるナレッジベースを構築します。これにより、新規営業担当者のオンボーディング期間を短縮します。