メタウォーター - 2026年3月期第3四半期決算説明資料 ★★★★

基本情報

2026 年 3 月期第 3 四半期決算ハイライト

受注高

運営事業において前期の大型案件や複数年一括計上の反動減があったものの、システムソリューション事業の大型案件や海外事業が好調に推移し、前期を上回った。

(参考)受注残高 : ’25/3 期 3Q 末 343,697 百万円 ⇒ ’26/3 期 3Q 末 379,567 百万円( +35,870 百万円)

売上高・利益

売上高は、北米・欧州子会社において主力製品が好調に推移したほか、環境エンジニアリング事業の大型工事が順調に進捗し、全セグメントで増収。

利益は、海外事業および環境エンジニアリング事業の収益性改善により増益となり、各利益ともに大幅な増益を達成。(経常利益は為替差益 409 百万円を含む)

’26/3 期通期業績予想

’26/3 期 1-3Q の業績は、おおむね計画通りに進捗しており、 2025 年 10 月 27 日に公表(上方修正)した通期業績予想を据え置く。

受注高 売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する四半期純利益 第2四半期末 1株当たり配当金(円)
’26/3期 1-3Q実績 180,009 122,980 3,248 3,645 ※1 2,284 35
’26/3期 1-3Q実績(前期比) +7.7% +24.9% +3,601 +3,984 +3,269 +3,269
’25/3期 1-3Q実績 167,082 98,456 -352 -338 ※2 -984 24
’26/3期 通期予想(2025年10月27日付) 242,000 210,000 13,000 12,800 8,900 (年間)70

※1 :為替差益 409 百万円
※2 :為替差益 215 百万円
*百万円未満切り捨て(以降の 1-3Q 値も同様)

’26/3 期 1-3Q 対前年 営業利益増減

環境エンジニアリング事業・海外事業の増収、収益改善効果などが寄与。

EE 事業・海外事業が貢献

'25/3 期 1-3Q 売上増 '26/3 期 1-3Q
売上総利益率改善 19.5 % ⇒ 22.3 % +34 億円
国内 +8 億円
海外 +26 億円
増収 245 億円
EE 事業・海外事業が貢献 +48 億円
国内 +10 億円
海外 +38 億円

’26/3 期 1-3Q セグメント別 (連結)実績

受注高 : 運営事業において前期の大型案件や複数年一括計上の反動減があったものの、システムソリューション事業の大型案件や海外事業が好調に推移し前期を上回った。

売上高 : 環境エンジニアリング事業および海外事業の北米子会社が好調に推移し、全セグメントで増収。

営業利益 :運営事業において(株)みずむすびマネジメントみやぎの減価償却費負担などがあったものの、海外事業、環境エンジニアリング事業の売上高の増加や収益改善などにより増益。

受注高 売上高 (営業利益率) 営業利益
’25/3期 1-3Q ’26/3期 1-3Q 前期比
環境エンジニアリング事業(EE事業) 41,006 43,604 +2,597
環境エンジニアリング事業(EE事業)
システムソリューション事業(SS事業) 45,952 58,635 +12,683
システムソリューション事業(SS事業)
運営事業 49,915 33,393 ▲16,522
運営事業
海外事業 ※1 30,208 44,376 +14,168
海外事業 ※1
合計 167,082 180,009 +12,926
合計

※1 : 為替レート ’25/3 期 1-3Q 151.4 円 / $、 ’26/3 期 1-3Q 148.0 円 / $
※2 :為替影響: 売上高 - 842 百万円、営業利益 - 83 百万円

セグメント別 概要①

環境エンジニアリング事業

受注高 売上高 営業利益
41,006 → 43,604 27,943 → 34,223 -92 → 1,371

【受注高・受注残高】
受注高はシステムエンジニアリング事業・カスタマーエンジニアリング事業共に前期を上回った。
受注残高 84,355 百万円 → 101,135 百万円

【売上高・営業利益】
システムエンジニアリング事業においては、大型工事が順調に推移し、売上高・営業利益共に前期を上回った。
カスタマーエンジニアリング事業においては、修繕工事が順調に推移し、売上高・営業利益共に前期と同水準となった。

システムソリューション事業

受注高 売上高 営業利益
45,952 → 58,635 26,679 → 28,826 -2,284 → -2,148

【受注高・受注残高】
受注高はシステムエンジニアリング事業・カスタマーエンジニアリング事業共に前期を上回った。
受注残高 84,355 百万円 → 101,135 百万円

【売上高・営業利益】
システムエンジニアリング事業においては、大型工事が順調に推移し、売上高・営業利益共に前期を上回った。
カスタマーエンジニアリング事業においては、修繕工事が順調に推移し、売上高・営業利益共に前期と同水準となった。

セグメント別 概要②

運営事業

【受注高・受注残高】
受注高はサービス子会社における複数年契約の一括受託の反動により前期を下回った。
受注残高 110,628 百万円 → 117,609 百万円

【売上高・営業利益】
売上高は順調に推移し前期を上回ったが、営業利益は一部の低粗利案件の影響により前期を下回った。

海外事業

【受注高・受注残高】
受注高は北米および欧州子会社の主力製品を中心に引き合いが好調に推移し、前期を上回った。
受注残高 33,687 百万円 → 49,927 百万円

【売上高・営業利益】
北米および欧州子会社において主力製品の販売が好調に推移し、売上高・営業利益共に前期を上回った。
*うち為替影響: 売上高▲ 842 百万円、営業利益▲ 83 百万円
*海外子会社買収時の「のれん」ほか無形固定資産などの償却( 7.0 億円)処理後
* 為替レート: ’25/3 期 1-3Q 151.4 円 / $、 ’26/3 期 1-3Q 148.0 円 / $

2026 年 3 月期 第 3 四半期決算概要(損益計算書、貸借対照表、キャッシュ・フローの状況)

‐ ’26/3 期 1-3Q 連結損益計算書(対前年増減)

項目 ’25/3 期 1-3Q ’26/3 期 1-3Q 増減
売上高 98,456 122,980 +24,524
売上総利益 19,213 27,467 +8,254
営業利益 -352 3,248 +3,601
(営業利益率) -0.3% 2.6% +2.9%
営業外損益 13 397 +383
経常利益 -338 3,645 +3,984
特別損益 - 78 +78
税金等調整前 -338 3,724 +4,063
法人税等 314 1,177 +862
非支配株主に帰属する四半期純利益 330 262 -68
親会社株主に帰属する四半期純利益 -984 2,284 +3,269

売上高 増減
主に海外事業が好調に推移 +15,527 (うち為替影響▲ 842)

営業利益 増減
売上増影響 +4,782
売上総利益率改善( 19.5 % →22.3 %) +3,443
販売管理費増 -4,653

営業外損益 増減
為替差損益( 215 ⇒ 409 ) +193 (外貨建資産の評価益が発生)

連結貸借対照表

資産の部 ’25/3 期末 ’26/3 期 3Q 末 増減 負債の部 ’25/3 期末 ’26/3 期 3Q 末 増減
現金・預金 36,278 39,582 +3,303 買掛債務 30,806 22,768 -8,037
売上債権・契約資産 109,214 71,044 -38,169 短期借入金 ※1 805 764 -41
仕掛品・貯蔵品 10,999 23,218 +12,219 契約負債 12,944 22,250 +9,305
その他 3,685 11,169 +7,483 その他 21,328 16,203 -5,124
流動資産計 160,178 145,014 -15,163 流動負債計 65,885 61,986 -3,898
有形固定資産 6,674 12,171 +5,496 社債・長期借入金 ※2 39,620 38,918 -702
無形固定資産 17,706 21,761 +4,054 その他 5,927 8,056 +2,128
繰延税金資産 2,622 4,323 +1,701 固定負債計 45,547 46,974 +1,426
その他 9,601 10,279 +677 負債計 111,433 108,961 -2,471
固定資産計 36,605 48,535 +11,930 純資産計 85,350 84,588 -762
総資産計 196,783 193,549 -3,233 負債・純資産合計 196,783 193,549 -3,233

資産 : 26/3 期 3Q 末は、売上債権・契約資産の回収により現預金が増加。
負債 :仕入代金の支払いにより買掛債務は減少。

連結キャッシュ・フローの状況

大型案件の入金により営業キャッシュ・フローは大幅増加。

項目 ’25/3 期 1-3Q ’26/3 期 1-3Q 増減
営業キャッシュ・フロー 8,783 22,505 +13,722
現金・現金同等物の期末残高 23,161 39,052 +15,890

「中期経営計画 2027 」の補足説明

宮城・熊本案件に続く、ウォーター PPP (コンセッション)を受注

事業名:「宇部市公共下水道西部処理区運営事業」

2025 年 11 月、当社が代表企業を務める特別目的会社( SPC )「うべアクアフロント株式会社」が宇部市と「宇部市公共下水道西部処理区運営事業」における実施契約を締結。

本事業は、宇部市が PFI 手法(コンセッション方式)を活用して実施する公民連携( PPP )事業で、宇部市が施設の所有権を保持したまま、同社が「西部浄化センター」の管理・運営を行うとともに、同センターの場外施設を包括的民間委託によって維持管理することで、宇部市西部処理区の下水道施設を 30 年間の長期にわたって一体的に運営・維持管理をするもの。

事業の概要
事業方式 コンセッション方式(公共施設等運営事業)および包括的民間委託
対象事業 西部浄化センターの運営およびポンプ場・マンホールポンプ場の維持管理
事業期間 2026年4月~2056年3月(30年間)
事業主体 うべアクアフロント株式会社(特別目的会社)
【出資企業】
メタウォーター株式会社 (代表企業)
フジ総業株式会社
ユーディーエンジニアリング株式会社
前村電気工事株式会社
大栄建設株式会社
UBE三菱セメント株式会社

受注残高(単体)と粗利率の推移

長期・大型 DBO 案件の増加などにより、受注残高は毎期最高値を更新。受注残に含まれる粗利(未実現)は一定割合を維持しており、案件内容は健全。

受注残高(単体)からの売上展開予想

前期末受注残からの売上展開により、売上高は安定かつ着実に伸長。

海外売上高 [*] の推移

*北米・欧州子会社のみ

北米: Aqua-Aerobic Systems 社( AAS )を核としたラインナップの拡充。 欧州:独 E&P 社を軸にグループ間シナジーを強化し、欧州における基盤構築を目指す。

年月 主な出来事
2016年1月 米 Aqua-Aerobic Systems Inc (AAS)の全株式取得
2019年5月 米 AASが独 FUCHS Enprotec GmbH(FUCHS)の全株式取得
2020年4月 米 Wigen Companies, Inc.(Wigen)の全株式取得
2020年11月 蘭 Rood Wit Blauw Holding B.V.(RWB)の全株式取得
2025年4月 米 Schwing Bioset, Inc.(SBI)の全株式取得
2025年10月 独 E&P Anlagenbau GmbH(E&P)の全株式取得

平均伸長率 16%

セグメント情報と略語

環境エンジニアリング事業 (略語: EE 事業) 水環境事業、資源環境事業
国内浄水場・下水処理場・資源リサイクル施設向け、機械設備の設計・建設および保守・維持管理を主たる業務としています。

システムソリューション事業 (略語: SS 事業) システムエンジニアリング事業、カスタマーエンジニアリング事業
国内浄水場・下水処理場向け、電気設備の設計・製造および保守・維持管理を主たる業務としています。

運営事業
国内浄水場・下水処理場・資源リサイクル施設の運営を主たる業務としています。

海外事業
海外浄水場・下水処理場向け、施設・設備の設計・建設および保守・維持管理ならびに民需事業を主たる業務としています。

略語
EPC: Engineering, Procurement and Construction :設計・調達・建設
O&M: Operation and Maintenance :運転・維持管理
PPP: Public-Private Partnership (公民連携):公共サービスの提供に民間が参画する手法
PFI: Private Finance Initiative : 公共施設の設計・建設、運転・維持管理、資金調達に民間を活用する公共事業の手法
DBO: Design, Build and Operate :公共施設などの設計・建設、運転・維持管理に民間を活用する公共事業の手法
コンセッション: 公共施設の所有権と事業経営の許可を公的機関に残したまま、民間企業に事業運営権を長期間にわたって付与する手法


ディスクロージャーポリシー

  1. 基本方針
    当社グループは、企業理念に基づき、社会とともに持続的な発展を遂げるため、すべてのステークホルダーの皆様の期待にお応えし、社会から信頼され、社会に貢献し続ける企業グループを目指します。この考え方にのっとり、当社グループは、ステークホルダーの皆様や社会に対して当社グループに係る企業情報を公正・公平かつ適時・適切に開示するとともに、ステークホルダーの皆様と積極的にコミュニケーションを図ることにより、当社グループに対する理解促進を図り、透明性・信頼性の高い経営に努めます。

  2. 情報開示の基準
    会社法、金融商品取引法などの諸法令および金融商品取引所の定める規則などにより開示が求められる企業情報について、それぞれの法令や規則にのっとり、情報開示を行います。また、法令や規則などに該当しない企業情報であっても、ステークホルダーの皆様に有用であると判断される情報や社会的に開示が必要と判断される情報について、可能な限り積極的に情報開示を行います。

  3. 情報開示の方法
    上記の法令や規則などにより開示が求められる企業情報については、それぞれの法令や規則などで定められた方法により情報開示を行うとともに、当社ホームページに掲載します。上記の法令や規則などに該当しない企業情報については、その重要性や緊急性を考慮し、報道機関や当社ホームページなどを通じて情報開示を行います。

  4. 情報開示後のコミュニケーション
    開示した情報に関して、会見、説明会、取材、問い合わせへの回答などを通じ、ステークホルダーの皆様と積極的にコミュニケーションを図ります。また、コミュニケーションを通じてステークホルダーの皆様からいただいたご意見などは、当社グループ内で共有し、今後の参考とさせていただきます。

  5. 沈黙期間
    決算情報の漏洩を防ぎ、公平性を確保するため、決算(四半期決算を含む)期末日の翌日から決算発表までを沈黙期間とします。沈黙期間中は、業績予想の修正に関する情報開示を行った場合を除き、決算・業績見通しに関する会見、説明会、取材、問い合わせへの回答等など差し控えます。

  6. 将来の見通しについて
    当社グループが開示する業績予想、戦略、目標などのうち将来の見通しに関する記述は、当社グループがその時点で入手している情報および合理的であると判断される一定の前提を根拠としており、実際の業績などは様々な要因により異なる結果となる可能性があります。

  7. 社内体制の整備
    ディスクロージャーポリシーを遵守し、適切な情報開示およびステークホルダーの皆様とのコミュニケーションが図れるよう、社内体制を構築するとともに社内規程を整備します。

【本資料に関するお問い合わせ先】
メタウォーター株式会社経営企画室コーポレートコミュニケーション部
Tel : 03-6853-7317 Fax : 03-6853-8709 E-mail : pr@metawater.co.jp

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★★

評価の理由:
当該企業は、水処理・環境インフラ分野において、国内のEE事業、SS事業、運営事業に加え、海外事業を成長ドライバーとして明確に位置づけています。今期第3四半期の実績は、売上高が前年同期比+24.9%、営業利益が大幅な黒字転換(-352百万円から+3,248百万円へ)を達成し、通期予想に対する進捗も順調です。特に、海外事業の売上高が+15,527百万円と大幅に増加し、営業利益率が4.5%から8.3%へと改善している点は特筆すべきです。また、環境エンジニアリング事業も赤字から黒字に転換しました。

一方で、運営事業では低粗利案件の影響で営業利益が減益となっており、収益性のばらつきが見られます。また、為替差益が経常利益に大きく寄与している点(409百万円)は、収益の安定性という観点では留意が必要です。しかし、中期経営計画におけるウォーターPPP/コンセッション事業の受注(宇部市案件)や、過去のM&Aによる海外事業の着実な成長(平均伸長率16%)は、今後の安定的な収益基盤を構築する上でポジティブな材料です。受注残高も増加傾向にあり、将来の売上確保の確度は高いと評価できます。

投資判断の根拠:
買い。国内インフラ更新需要と海外事業の成長が明確な成長ドライバーとなっており、収益性が改善傾向にあるため。ただし、運営事業の収益性改善と為替変動リスクの管理が今後の課題です。

重要なポイント:
1. 海外事業の急成長と収益性改善:売上高と利益率が大幅に向上しており、成長の牽引役となっている。
2. 国内事業の収益性改善:EE事業が赤字から黒字に転換し、SS事業の赤字幅も縮小傾向にある。
3. PPP/コンセッション事業の受注:30年間の長期安定収益源の確保に成功しており、将来のキャッシュフローの安定化に寄与する。
4. 受注残高の増加:将来の売上・利益の確度が高い。

会社への質問(AI生成)

[運営事業において、一部の低粗利案件の影響で営業利益が前期比で減益となっています。この低粗利案件の具体的な内容と、今後の収益性改善に向けた具体的な施策(案件選定基準の見直しなど)について詳細を教えてください。]

[海外事業の売上高・営業利益の成長が著しいですが、為替変動の影響を除いた実質的な成長率と、今後の海外事業におけるM&A戦略の進捗状況について、具体的なターゲット地域や事業領域を教えてください。]

[システムソリューション事業の営業利益が依然として赤字(-2,148百万円)であり、売上高は増加しているものの収益性が改善していません。このセグメントの赤字構造の原因となっている具体的なコスト要因(人件費、外注費など)と、通期での黒字化に向けた具体的なロードマップを教えてください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
海外事業におけるM&A戦略の加速と統合効果の最大化 80% S 過去のM&A実績(平均伸長率16%)を基に、成長著しい北米・欧州市場での事業拡大を加速。買収企業の技術・製品ポートフォリオを統合し、クロスセルを強化する。
国内EE事業におけるDBO/PPP案件の受注拡大と実行力強化 75% A 宇部市案件に続き、自治体との連携を強化し、長期・安定的な収益源となるDBO/PPP案件の受注を狙う。受注後の実行体制を強化し、収益性を確保する。
SS事業の収益構造改革と高付加価値サービスへのシフト 70% A 赤字が続くSS事業において、低付加価値のカスタマーエンジニアリング事業から、高付加価値なシステムエンジニアリング事業へのリソースシフトを加速。収益性の高い案件に特化する。
運営事業の効率化と高収益案件への集中 65% B 低粗利案件の影響を排除するため、運営事業における案件選定基準を厳格化。既存案件の効率化と、高収益が見込める新規案件の獲得に注力する。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略は「海外事業におけるM&A戦略の加速と統合効果の最大化」です。

理由として、今回の決算において、海外事業が売上高・営業利益ともに最も高い成長率と収益性改善を示しているためです。売上高は前期比で+15,527百万円(約60%増)と大幅に伸び、営業利益率は4.5%から8.3%へと改善しました。これは、過去のM&Aによって獲得したAAS社やE&P社などの事業基盤が順調にシナジーを生み出していることを示唆しています。

売上を倍増させるためには、国内インフラ市場の安定的な成長に加え、より高い成長余地のある海外市場での事業拡大が不可欠です。特に、北米と欧州では水処理インフラの更新需要や規制強化が進んでおり、M&Aによる市場シェア拡大と技術ポートフォリオの拡充は、最も効果的な成長戦略となります。

具体的な施策としては、既存のM&Aで得た知見を活かし、ターゲット市場(特に北米)における戦略的な買収を加速させることが求められます。買収後の統合プロセス(PMI)を迅速かつ効果的に実行し、グループ間のクロスセルや技術連携による付加価値向上を図ることで、売上倍増の実現可能性を高めることができます。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案するITコンサルティング支援は、主に海外事業の成長加速と国内事業の収益性改善に焦点を当て、特にM&A後の統合と業務効率化に貢献する内容とします。

  1. グローバルM&A統合プラットフォームの構築支援

    • 目的: 買収した海外子会社(AAS, E&Pなど)間の業務プロセス、データ、システム基盤を統合し、シナジー創出を加速させる。
    • 期待される効果: 各社のERP、CRM、PLMシステムを連携させ、グローバルでのサプライチェーン最適化、在庫管理の可視化、およびクロスセル機会の特定を迅速化する。これにより、海外事業の売上拡大とコスト削減を両立させる。
    • 実現可能性: 過去のM&A実績から、統合の必要性は認識されていると推測されるため、技術的な連携基盤の構築を支援することで、統合効果の最大化を図る。
  2. EE事業・SS事業におけるプロジェクト管理・リソース配分最適化システムの導入

    • 目的: 収益性のばらつきが大きいEE事業や赤字のSS事業において、プロジェクトごとの採算性をリアルタイムで可視化し、リソース配分を最適化する。
    • 期待される効果: 低粗利案件の早期発見と是正措置を可能にし、特にSS事業の赤字構造改善に貢献する。また、受注残高の進捗管理を高度化し、売上計上タイミングの精度を高める。
    • 実現可能性: 既存の基幹システムとの連携を前提に、プロジェクト管理ツールとBIツールを導入・カスタマイズすることで、経営層の意思決定を迅速化する。
  3. PPP/コンセッション事業向け運用管理(O&M)デジタルツインの構築

    • 目的: 宇部市案件などの長期コンセッション事業において、施設の維持管理(O&M)の効率化と予知保全を実現する。
    • 期待される効果: センサーデータや運用データを統合し、デジタルツイン上でシミュレーションを行うことで、メンテナンスコストの最適化とサービス品質の向上を図る。これにより、長期的な収益性の確保と、次期案件受注時の提案力を強化する。
    • 実現可能性: 水処理インフラ分野の専門知識とデジタル技術を組み合わせることで、競争優位性の高い運用管理サービスを提供できる。