ACCESS - 2026年1月期 決算説明資料 ★★

基本情報

アジェンダ

  • 2026年1月期(42期)業績
  • 通期業績予想
  • 事業概況
  • Appendix

2026年1月期(42期)業績

売上高の前期比増減

IoT事業の大幅増もあり、前期比では20%超成長

営業利益の前期比増減

赤字が拡大したが、ネットワーク事業の大型案件からの収益の一部が期ずれしたことを除けば当初公表の計画を達成

ネットワーク事業業績概況

売上高・セグメント営業損益(百万円)
ネットワーク セグメント営業損益
8,488
8,061
7,783
▲1,836
▲2,488
▲3,182
'24.1期
25.1期
26.1期

ネットワーク事業

  • ホワイトボックス向けネットワーク OS「OcNOS®」の事業成長
  • 26.1期において総額70百万米ドルの大型案件を受注
  • 堅調に推移しているものの、大型案件に関わる収益認識のタイミングもあり、26.1期の売上成長は一定水準となった
  • 研究開発費等の先行投資や内部統制改善等の費用増もあり赤字が拡大
  • 27.1期については大型案件における収益認識の影響もあり、大きな売上増を想定

Evollabs社との取引について

  • Evollabs社から総額70百万米ドルの大型案件を受注
  • 主として27.1期と28.1期に収益認識される予定

取引概要

相手先 Evollabs Tech FZ-LLC(アラブ首長国連邦・ドバイ)
契約規模 総額70百万米ドル(期間:3年間)
契約形態 ライセンス提供、保守・サポート、追加機能開発(プロフェッショナルサービス)の包括契約
背景及び戦略的意義 ・AI向けデータセンター投資の活発化に伴う、ホワイトボックス型ネットワーク機器の需要急増 ・IPIの統合ネットワークOS「OcNOS®」の優位性と、Evollabs社の中東地域を中心とした事業展開戦略が合致 ・本契約により、3カ年にわたる強固なパートナーシップを構築し、ロードマップに基づく共同開発を推進

収益認識イメージ

26.1期 27.1期 28.1期 29.1期
総額70百万米ドル

IoT事業業績概況

売上高・セグメント営業損益(百万円)
IoT その他 セグメント営業損益
8,469
5,576
5,267
7,752
4,690
3,175
156
308
▲27
'24.1期
25.1期
26.1期

IoT分野

  • 前年に受注した大型案件の納品及び顧客側のサービス提供開始が26.1期の売上増に大きく寄与
  • 主力のIoTプロフェッショナルサービス*の売上が安定成長し収益を下支え
    • *オーダーメイドの開発案件
  • 27.1期については大型案件の反動で売上は減少を想定するも、セールスミックスの変化もあり利益は増加を想定

Webプラットフォーム事業業績概況

売上高・セグメント営業損益(百万円)
日本 欧州 その他 セグメント営業損益
2,292
2,257
2,066
129
268
219
529
543
442
1,606
1,405
1,446
206
49
▲106
'24.1期
25.1期
26.1期

日本

  • 前期に計上した一過性の案件の反動等により、26.1期は前期比で減収
  • 車載向け案件は徐々に拡大しているものの、本格的な収益貢献には一定程度時間を要する
  • 27.1期はセールスミックスの影響もあり、外注費等の原価が増加し、利益は減少を想定

欧州・その他

  • 欧州でのリストラに伴うコスト削減効果もあり収益性が改善

次期業績予想

2027年1月期(43期)連結業績予想値

  • 引き続き売上成長を維持し、黒字化を想定
2026年1月期 2027年1月期 前期比 2027年1月期 通期(百万円)
売上高 19,215 +3,784 / +19.7% 23,000
営業利益 ▲2,688 +3,488 / ー 800
経常利益 ▲2,635 +3,475 / ー 840
親会社株主に帰属する当期純利益 ▲3,398 +4,008 / ー 610

2027年1月期(43期)セグメント業績計画

  • ネットワーク事業で大幅な売上増を想定
  • IoT事業は前期の大型案件の反動影響を受ける
2026年1月期(百万円) 2027年1月期(百万円) 前期比
ネットワーク事業 売上高 8,488 13,000 +4,511 / +53.1%
セグメント利益 ▲3,182 400 +3,582 / ー
IoT事業 売上高 8,469 7,650 ▲819 / ▲9.7%
セグメント利益 308 350 +41 / +13.4%
Webプラットフォーム事業 売上高 2,257 2,350 +92 / +4.1%
セグメント利益 206 50 ▲156 / ▲75.7%

事業概況

事業構成

IoT事業 ネットワーク事業 Webプラットフォーム事業
売上高 8,469 百万円 構成比:44.1% 8,488 百万円 構成比:44.2% 2,257 百万円 構成比:11.7%

IoT事業

  • IoTプロフェッショナルサービス実績推移(百万円)
    • '22.1期: 1,738
    • '23.1期: 2,142
    • '24.1期: 2,485
    • '25.1期: 2,915
    • '26.1期: 3,114
  • デバイスからクラウド、アプリまでをワンストップで提供できる高付加価値なプロフェッショナルサービスを軸に事業拡大

ネットワーク事業

  • Whitebox向けソリューションのリーディングカンパニーとして、ネットワークOS「OcNOS®」を提供し市場開拓に注力

Whiteboxとは

ソフトウェアとハードウェアが分離されたネットワークスイッチ

従来型機器:専用ハードウェアと専用ソフトウェアをセットで提供
Whitebox型:汎用ハードウェアとソフトウェアを分離して提供

ユーザー(通信キャリアやデータセンター事業者等) へのWhiteboxの訴求点
- 運用におけるコストの低減
- 自由度向上

Whitebox向けソフトウェアベンダー

ネットワークOS
ODMハードウェアベンダー
汎用ハード

(参考)データセンター向けイーサネットスイッチ市場

案件パイプライン(潜在案件額)の推移

2025年12月時点で320mil USDの潜在案件額(1年以内の受注を見込む引き合い等の合計であり、未受注の案件)
大型案件受注で10月に減少するも、前年同時期比で約20%増加

事業概要:Webプラットフォーム事業

ブラウザコンポーネントの提供から動画/コンテンツ配信プラットフォームへ事業拡大

  • 日本のTVの約8割になんらかのACCESS製品が搭載
  • 車載は世界のトップ10メーカーのうち4社と取引実績

Appendix

サステナビリティ関連の取り組み

「技術」「知恵」「創造性」と「勇気」で世界を革新し続ける独立系、企画・研究型企業というVision Statementのもと、 IoT化を支える技術・製品を開発・提供し続けることにより社会の変革と新たな価値創造に貢献するとともに、 ガラパゴス化に陥ることなくグローバルにスケールするビジネスモデルを構築し、企業価値の向上を目指してまいりました。 引き続きこれらの実現に取り組むとともに、持続的な開発目標(SDGs)やESGを経営に取り入れ、 サスティナブルな社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。

分類 主な取り組み 関連SDGs/ESG
【Environment】 事業を通じた取り組み ・TCFD提言に基づく気候関連情報開示 ・オフィスの環境負荷軽減 ・環境関連法規等の順守・教育の実施 ・エネルギーマネージメントソリューションの開発 ・データセンターへのWhiteboxソリューション導入推進や低消費電力スイッチ・ルーター等の開発 等 事業活動を通じて、社会・経済の発展と地球環境の維持・保全を両立した「持続可能な社会の実現」に貢献するため、環境負荷の低減を含めた様々な社会課題の解決に向けた取り組みを推進
【Social】 人的資本に関する取り組み 知的財産に関する取り組み ・人権の尊重 ・ダイバーシティの推進 ・人材育成、働きやすい環境づくり ・健康・安全への取組み 当社の企業理念実現に向けた人材マネジメントの基本的な方針策定・知的財産に関する基本方針の策定 ・知的財産に関する管理・推進体制の構築 ・他社の知的財産の尊重 ・知的財産に関する継続的な教育
【Governance】 ・コーポレート・ガバナンス強化に向けた体制構築 ・定期的な取締役会実効性評価の実施 ・「公正性」「透明性」を確保した役員報酬の決定プロセス構築 企業価値向上に向けたガバナンス強化・充実施策 ・コンプライアンス・リスク管理委員会による全社的なリスク把握とモニタリングの実施等による内部統制充実 ・各種通報窓口の整備 等の実施

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★☆☆

評価の理由は、2026年1月期(42期)は売上高が20%超成長したものの、営業利益は赤字が拡大した点にあります。特にネットワーク事業の赤字拡大が目立ち、研究開発費や内部統制改善費用などの先行投資が利益を圧迫しています。

2027年1月期(43期)の業績予想では、売上高が約20%増の230億円、営業利益8億円の黒字化を見込んでいますが、これはネットワーク事業におけるEvollabs社との70百万米ドル(約100億円規模)の大型案件の収益認識に大きく依存しています。この案件の収益認識が27.1期に集中する計画であり、これが達成されなければ黒字化は困難です。

IoT事業は大型案件の反動で売上減を見込む一方、利益は微増を計画しており、Webプラットフォーム事業も利益が大幅に減少する見込みです。全体として、27.1期の黒字化はネットワーク事業の大型案件の実行可能性と収益認識のタイミングに極めて依存しており、事業ポートフォリオの安定性に欠けると言えます。

ROEやROAなどの収益性指標に関するデータが提示されていないため、資本効率の評価は困難ですが、直近の赤字拡大は懸念材料です。ネットワーク事業の赤字拡大は先行投資の結果と説明されていますが、その投資が将来の収益に結びつく確実性は、大型案件の進捗に大きく左右されます。

投資判断の根拠としては、27.1期の黒字化予想は大型案件の収益認識という単一のイベントに依存しすぎており、事業の持続的な収益力向上という観点では不透明性が高いと判断します。IoT事業の安定成長とネットワーク事業の大型案件の確実性が確認されるまでは、慎重な評価が必要です。

重要なポイント:
1. 27.1期の黒字化は、ネットワーク事業の大型案件(70百万ドル)の収益認識に大きく依存している。
2. ネットワーク事業の赤字が先行投資により拡大しており、収益化までの期間が不透明。
3. IoT事業は大型案件の反動で売上減を見込んでおり、成長の持続性に懸念がある。
4. Webプラットフォーム事業の利益が大幅に減少する見込みであり、事業ポートフォリオ全体での収益安定性に欠ける。

会社への質問(AI生成)

ネットワーク事業におけるEvollabs社との70百万米ドルの大型案件について、27.1期と28.1期に収益認識される予定とのことですが、契約上のマイルストーンや進捗状況に基づき、各期に認識される具体的な収益配分比率(%)と、その配分が変更される可能性のある条件について教えてください。

IoT事業の主力であるプロフェッショナルサービスは安定成長していますが、27.1期は大型案件の反動で売上減少が見込まれています。この期間の利益増加計画(308百万円→350百万円)は、どのようなセールスミックスの変化(例:高利益率案件へのシフト)によって達成されるのか、具体的な内訳を教えてください。

Webプラットフォーム事業の27.1期におけるセグメント利益の大幅な減少(▲75.7%)は、主に外注費の増加によるものと説明されていますが、この外注費増加の具体的な要因(例:特定の開発プロジェクト、人員構成の変化)と、28.1期以降の利益率回復計画について教えてください。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
ネットワークOS「OcNOS®」のグローバルパートナーエコシステムの構築と拡大 70% S Evollabs社との大型案件を足掛かりに、中東・欧州・北米のデータセンター事業者や通信キャリア向けに、ODMハードウェアベンダーとの連携を強化し、OcNOS®の採用を加速させる。成功の鍵は、パートナー企業への技術サポート体制と共同マーケティングの実行力。
IoTプロフェッショナルサービスの標準化とプラットフォーム化による提供範囲拡大 80% A 現在のオーダーメイド開発中心のサービスを、再利用可能なモジュールやテンプレートを導入し、開発期間とコストを削減。これにより、受注キャパシティを拡大し、より多くの案件を効率的に獲得する。
Webプラットフォーム事業の車載向けソリューションの本格的なグローバル展開 60% A 日本のTV向け実績を活かし、欧州・北米のトップティア自動車メーカーへの採用を狙う。特に、車載向け案件の拡大は高単価が見込めるため、売上倍増に貢献する可能性がある。
ネットワーク事業における既存顧客へのクロスセル・アップセル戦略の強化 75% B Evollabs社のような大型顧客に対し、OcNOS®のライセンス提供だけでなく、保守・サポートや追加機能開発(プロフェッショナルサービス)の契約規模を拡大する。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略は、ネットワークOS「OcNOS®」のグローバルパートナーエコシステムの構築と拡大です。

この戦略が最優先される理由は、現在の業績がネットワーク事業の大型案件に大きく依存しており、その案件の成功が今後の企業価値評価に決定的な影響を与えるためです。27.1期の黒字化予想は、このEvollabs社との案件に依存していますが、単一顧客への依存はリスクが高すぎます。売上を倍増させるためには、この大型案件を「成功事例」として活用し、グローバル市場での採用を加速させる必要があります。

戦略の詳細:
1. Evollabs社案件の成功と事例化: 27.1期および28.1期の収益認識を確実に実行し、AI向けデータセンター市場におけるOcNOS®の安定稼働実績を構築します。
2. ODMハードウェアベンダーとの連携強化: ホワイトボックス市場の特性上、ハードウェアベンダーとの密接な連携が不可欠です。既存のパートナーシップを深め、共同でのソリューション開発と販売チャネルの確立を目指します。
3. ターゲット市場の拡大: 中東での成功を足掛かりに、北米および欧州の主要データセンター事業者や通信キャリアに対し、コスト削減と柔軟性向上を訴求する営業体制を構築します。特に、AIインフラ投資が活発な分野にリソースを集中させます。
4. 研究開発の方向性: 収益化フェーズに入ったOcNOS®のロードマップに基づき、次世代のネットワーク要件(例:AI/MLワークロードの最適化)に対応する機能開発に注力し、競合優位性を維持します。

期待される効果:
この戦略は、ネットワーク事業の売上を大幅に増加させ、事業ポートフォリオの安定化に寄与します。単一顧客への依存度を下げ、持続的な成長軌道に乗せるための基盤となります。成功率を70%と評価したのは、大型案件の成功という前提条件があるものの、グローバルなパートナーエコシステムの構築には時間とリソースが必要であるためです。

ITコンサルからの提案(AI生成)

ネットワークOS「OcNOS®」のグローバルパートナーエコシステムの構築と拡大支援

1. パートナー管理・連携プラットフォームの構築
* 目的: グローバルに展開するODMハードウェアベンダーやデータセンター事業者との連携を効率化し、共同開発や販売活動の進捗を可視化する。
* 期待される効果: パートナーごとの技術サポート状況、共同開発の進捗、販売パイプラインの状況を一元管理することで、意思決定の迅速化とリソース配分の最適化を図る。
* 実現可能性: 既存のCRM/ERPシステムとの連携を前提としたSaaS型パートナーポータルを導入することで、比較的短期間での導入が可能。

2. 収益認識プロセスの自動化と精度向上
* 目的: Evollabs社との大型案件における複雑な収益認識(ライセンス、保守、プロフェッショナルサービス)を正確に管理し、期ずれリスクを低減する。
* 期待される効果: 契約内容に基づいた収益認識の自動計算とレポーティングにより、経理部門の負荷を軽減し、経営層への正確な進捗報告を可能にする。
* 実現可能性: 契約管理システム(CLM)と会計システムを連携させ、マイルストーン達成時の自動計上ロジックを実装する。

3. IoTプロフェッショナルサービスの標準化・モジュール化支援
* 目的: オーダーメイド開発中心のIoTサービスを、再利用可能なコンポーネントとして体系化し、開発効率を向上させる。
* 期待される効果: 開発リードタイムの短縮と開発コストの削減により、利益率を改善し、受注キャパシティを拡大する。
* 実現可能性: 既存のプロジェクトデータやソースコードを分析し、共通化可能なアーキテクチャパターンを特定。開発プロセスにDevOpsプラクティスを導入し、モジュール化を推進する。