オープンG - 2026年2月期 第3四半期決算説明資料 ★★★
基本情報
- 会社コード: 65720
- 会社名: オープンG
- タイトル: 2026年2月期 第3四半期決算説明資料
- 発表日時: 2026年01月14日 16:00
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260114533293.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/6572.T
2026年2月期第3四半期 決算説明資料
オープングループ株式会社
(東証プライム:6572)
2026年1月14日
2026年2月期第3四半期の連結業績
2026年2月期第3四半期連結業績
インテリジェントオートメーション事業、アドオートメーション事業ともに堅調に推移し、売上高、営業利益、経常利益、純利益は前年同期比で増収増益。前期は持分法適用子会社の投資損失298百万円を営業外費用として計上。
単位:百万円
| 項目 | 前年同期 | 当四半期 | 対前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,274 | 5,905 | +12.0% |
| 営業利益 | 334 | 705 | +110.7% |
| 経常利益 | -23 | 706 |
通期業績予想に向けた進捗
売上高、営業利益ともに順調に進捗
インテリジェントオートメーション事業の概況
インテリジェントオートメーション事業ハイライト
BizRobo!、RoboRoboともに導入企業が順調に増加し、売上高が堅調に推移。BizRobo!、RoboRoboともに増収増益。RoboRoboのプロダクト開発を中心とした先行投資は継続するも、ストック収入の増加、コストコントロールの強化により利益率は向上。
単位:百万円
| 項目 | 前年同期 | 当四半期 | 対前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,794 | 4,284 | +12.9% |
| 営業利益 | 626 | 837 | +33.7% |
インテリジェントオートメーション事業ハイライト:導入企業数
累計導入企業数は、今四半期も順調に拡大
BizRobo!の解約率は、導入企業が増加する中においても0.88%と低い水準を維持
4,433社
RoboRobo
BizRobo!
2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期 2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期 2026年2月期
※BizRobo!は、BizRobo!Basic、BizRobo!Lite、BizRobo!miniの導入企業数合計
インテリジェントオートメーション事業ハイライト:ストック収入
盤石な収益基盤となるストック収入は、前年同期比で+7%。ストック収入比率も高水準を維持 単位:百万円
2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期 2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期 2026年2月期
※BizRobo!は、BizRobo!Basic、BizRobo!Lite、BizRobo!miniのストック収入合計
アドオートメーション事業の概況
アドオートメーション事業ハイライト
業績のボラティリティを高めていた案件の事業整理を進めたことによる減収影響あるも、引き続き主力のCPA事業の取扱いシェア拡大に向けた取り組みは順調に進み、手数料率の改善、コストコントロールの強化により利益率は向上し、増益。
プライム市場上場維持基準への対応状況
プライム市場上場維持基準への対応状況
プライム市場上場維持基準への現時点の適合状況は、「流通株式時価総額」、「流通株式比率」が未達の状況。2026年2月末までの経過措置適用期間中、または2027年2月期の改善期間中でのプライム市場上場維持基準の達成を目指しいくとともに、バックアッププランについても調査、検討を開始。
成長戦略
当社グループの今後の成長戦略
これまでRPAを中心とする技術で個別のタスクの自動化を支援してきたが、今後はこれらの技術にAIを掛け合わせ、プロセス全体の自動化(ハイパーオートメーション)に進化させ、顧客提供価値を最大化。
ハイパーオートメーションを最大限活用し、労働力不足、DX力不足の問題を抱える産業に参入して再定義する。
AIトランスフォーメーション®
タスクからプロセスの自動化へ進化
あらゆる産業をオートメーション化により再定義
- TAMは、Total Addressable Marketの略。ある製品やサービスが市場で獲得できる最大規模の売上。7,000億円の算出方法は15ページを参照。
産業の再定義の横展開による高い蓋然性のある成長
ハイパーオートメーションによる産業の再定義は実証済
成果報酬型広告業界において、ハイパーオートメーションで既存の代理店業務を自動化し、競合他社比2-3倍を超える生産性を実現
広告主の出稿・成果分析などのタスクを激減すると共に、メディア側にとっての送客品質を向上
短期間で取扱高トップを視野に入れるまで成長
ハイパーオートメーションプラットフォーム
人手不足・労働集約型の業界(リソース(資金・人材)に課題を抱える)
*「令和4年版厚生労働白書」厚生労働省
インテリジェントオートメーション事業
RPAやiPaasなどの業務自動化サービスに、ハイパーオートメーションなどの付加価値の高い自動化技術を組み合わせ、企業・自治体の課題を解決するトータルオートメーションサービスとして提供することで、収益の拡大を目指す。個別タスクからプロセス全体の自動化に進化させ、顧客提供価値を最大化する。
ハイパーオートメーション市場(2030年のTAM 7,000億円*)
2028.2期を目途にシェアNo.1
2026~2028年度 営業利益 年平均成長率 30%成長
- TAMは、Total Addressable Marketの略。ある製品やサービスが市場で獲得できる最大規模の売上。7,000億円の算出方法は15ページを参照。
インテリジェントオートメーション事業トピックス:大手金融機関における契約処理プロセス事例
<RPA>
シングル業務改善 × タスク = 20%の自動化
20人月の削減
<ハイパーオートメーション>
プロセス可視化・データ化
定型+非定型業務 = プロセス全体
継続的な業務改革
合計80%を自動化
80人月の削減
| 点検 処理 不備案内 テクノロジー資産 ハイパーオートメーション 利 用 利 用 最適化 コントロール | 点検 処理 ハイパーオートメ 利用 最適化 コントロール | 不備案内 ーション 利 用 | 不備案内 ーション 利 用 |
ハイパーオートメーション市場の展望と当社プロダクト
当社のハイパーオートメーションツールである「Tungsten TotalAgility」は、グローバルにおいてMarket Leaderの一つに位置付けられている。累計3,000社を超えるBizRobo!ユーザーに対して、アップセル戦略を展開。タスクからプロセスの自動化による高付加価値化で、LTVの上昇を想定。
ハイパーオートメーション市場の規模
Tungsten TotalAgilityのポジショニング
- 市場規模のグローバルの数値は、Grand View Research社の調査レポート「Hyperautomation Market Size, Share & Trends Analysis Report」を参照。日本の数値はGDP比率を乗じて算出。右側の図は、Everest Group社が発行する「Process Orchestration Products PEAK Matrix® Assessment 2024」を引用。
アドオートメーション事業
エージェンシー構造が残る非効率なオンライン広告業界において、ハイパーオートメーションをアドオートメーションに導入し、技術優位性を向上、業界構造の再定義を実現。競合他社比2-3倍を超える圧倒的な生産性により競争力の高い手数料率を維持することで、成果報酬型広告業界No.1の取扱高を目指す。
成果報酬型広告取扱高
2028.2期を目途にシェアNo.1 年間300億円
*「2025 アフィリエイト市場の動向と展望」株式会社矢野経済研究所
PRESCOの取扱高の拡大
PRESCOは、労働集約型の成果報酬型広告領域において、オートメーション化を実現。当社の強みであるRPA等の先端技術の社会実装が最も威力を発揮した領域の一つ。
競合からのリプレイス→取扱シェア拡大→取扱高増加のサイクルに入り、近年、高成長を実現。2028.2期には取扱高300億円、シェアNo.1の獲得を目指す。これまでのトラックレコードから、目標達成の蓋然性は相応に高いと思料。
取扱高の拡大と並行して、手数料率の設定の見直し等を通じて、更なる収益性の向上を追求も進めている状況。
<PRESCO取扱高の推移>
単位:百万円
ペイロールオートメーション
ペイロールオートメーションでは、業務が自動化されたAI・デジタルBPOサービスを提供し、中堅・中小企業マーケットでNo.1を目指す。ロールアップ型M&Aにより買収対象企業の生産性を向上させ、垂直的な事業拡大と利益拡大を実現する。ハイパーオートメーションによる産業の再定義力をフル活用。
中堅・中小企業給与計算業界
2028.2期を目途に売上高No.1 年間30億円
*「2024 人事・総務関連業務のアウトソーシングビジネス調査レポート」株式会社矢野経済研究所
ペイロール領域での積極的なサービス展開とM&Aの推進
あすかペイロールプロの買収を皮切りに、成長著しい給与計算代行市場における事業を急速に拡大
給与計算BPO市場の拡大*
当該領域におけるM&Aによる成長の蓋然性
人材・DX力不足に悩む小規模な給与計算代行事業者は多数存在。あすかペイロールプロの買収後、当社の当該領域における買収攻勢が認知され、多数の引き合いが来ている状況。足元では、常時、一定数のM&A案件の執行(TOP面談、DDなど)が走っている。
中小事業者のDX力を強化
「RoboRoboペイロール」の導入により圧倒的な生産性向上、業務効率化を実現
*「2024 人事・総務関連業務のアウトソーシングビジネス調査レポート」株式会社矢野経済研究所
今後の展望
ペイロール領域での積極的なサービス展開とM&Aの推進
買収先企業のデジタル化推進により得られるメリット
| 買収先:既存BPO | デジタルBPO (RoboRoboペイロール) | |
|---|---|---|
| プロセスを標準化した上で受け入れ | 業務の可視化と継続的な自動化 | |
| 導入コンサルタント | 運用コンサルタント | 品質の標準化 |
| 業務対応範囲 | 顧客業務をそのまま受入 | 労働集約型 |
| 人材の質 | 計算業務オペレーター 事務スタッフ | 属人化 |
| サービス品質 |
想定買収効果
105% 10百万円 20 %
120 % 31百万円 40 %
産業の再定義・メディカルオートメーション
主として日本全国の在宅医療系クリニックや訪問看護業界を中心に、ミドル(レセプトなど)およびバックオフィス業務を完全リモート代行しうる、ヒトxAI のハイブリッド型BPOサービスを構築・提供し、医療4.0(通院⇒在宅 = 医療⇒健康責任)時代に欠かせないサービスインフラ業界No.1を目指す。また同時並行的に、現場医療従事に人材を集中せしめる環境ビジョンを共にする、医療法人並びに類似事業者のM&A、医療プレーヤーとの共創モデルを推進し、日本型の正しいヘルスケアインフラへの移行・加速に貢献する。
ハイパーオンライン医事サービスのリリース 200機関(シェアNo.1)※3年後
OASIS INNOVATION社がグループジョイン
OASIS INNOVATIONのグループ会社化を起点として「ヒトxAIのハイブリッド型リモートBPOサービス」の構築と全国展開を通じて、医療経営の根幹であるレセプト領域を中心とした高品質、専門性の高い医療経営インフラ化を目指す
対象会社の概要
| 名称 | OASIS INNOVATION株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区芝1-4-3 SANKI芝金杉橋ビル5F |
| 代表者 | 代表取締役 最高経営責任者 草野 真範 |
| 事業内容 | 診療報酬請求事務集中センター (医療事務業務遠隔請負事業) |
本件の意義と医療BPO市場の拡大
労働力人口減少、新たな医療制度や医療経営への対応、医療事務デジタル化の加速等を受けて、2024年時点で約2,700億円規模の医療BPO市場が、2033年までに約5,600億円*に倍増すると予測されており、レセプトBPOはこの市場の特に重要な部分を占めると考えております。OASIS INNOVATION提供の外来/在宅MedOSで対応可能なレセプト領域の従来型BPOに対して、オープングループの事業会社であるオープン株式会社の技術提供により、RPA/AIを融合した全国規模への対応可能なスケールアップ、及び、レセプト以外の重要な医療事務業務領域への拡大により、医療業界における恒常的な赤字経営問題、人手不足による医療品質劣化、DX化のプレッシャーなどの本質的な問題の解決を通じて、高齢化社会におけるヘルスケアの継続性の担保と進化に貢献します。
*「Japan Healthcare BPO Market Report by Service and Region 2025-2033」H&Iグローバルリサーチ株式会社
今後の展望
オープングループのM&A戦略
AIトランスフォーメーション®で
参考資料
連結PL ( 2026/2期 第3四半期)
単位:百万円
| 項目 | 2025年2月期 Q3 | 2026年2月期 Q3 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,905 | 5,905 | +12.0% |
| 売上原価 | 4,099 | 4,099 | +17.6% |
| 売上総利益 | 958 | 1,806 | -14.4% |
| 販売費及び一般管理費 | 664 | 847 | +26.8% |
| 営業利益 | 334 | 705 | +110.7% |
セグメント情報( 2026/2期 第3四半期)
単位:百万円
| 項目 | インテリジェントオートメーション事業 | アドオートメーション事業 | 合計 | その他 | 調整額 | 連結 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,145 | 760 | 5,905 | 86 | - | 5,905 |
| 営業利益 | 849 | -144 | 705 | -89 | -5 | 705 |
連結BS
単位:百万円
| 項目 | 2025年2月末 | 2026年2月末 |
|---|---|---|
| 資産の部 | ||
| 流動資産 | 14,482 | 15,577 |
| 固定資産 | 10,430 | 10,510 |
| のれん | 5,008 | 4,389 |
| 資産合計 | 19,490 | 19,967 |
| 負債の部 | ||
| 流動負債 | 6,387 | 5,978 |
| 固定負債 | 2,418 | 2,005 |
| 負債合計 | 4,603 | 4,278 |
| 純資産の部 | 6,058 | 6,071 |
| 繰延税金負債 | 842 | -678 |
| 少数株主持分 | -2,177 | -1,498 |
| 純資産合計 | 11,982 | 10,684 |
会社概要
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | オープングループ株式会社(OPEN Group, Inc.) |
| 設立 | 2000年4月 |
| 資本金 | 5,926百万円(2025年2月末現在) |
| 所在地 | 東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階 |
| 役員 | 代表取締役 高橋知道、取締役 大角暢之、取締役 松井哲史、社外取締役 西木隆、取締役(監査等委員)増田吉彦、取締役(監査等委員)永井栄一、取締役(監査等委員)高橋秀明、取締役(監査等委員)横山美帆 |
| 事業内容 | スマートロボット(RPA、AI)を活用した新規事業創造を目的とした純粋持株会社 |
| グループ会社 | オープン株式会社、リーグル株式会社、ホスピタリティパートナーズ株式会社、オートロ株式会社、ご近所ワーク株式会社、株式会社あすかペイロールプロ、株式会社ペイロールプロ、OASIS INNOVATION株式会社 |
MISSION
ヒトの進化を共創する
事業概要
働くすべての人をルーティンワークから解放
BizRobo!に面倒な業務を任せることで、皆様の生産性を高めます。
単純作業における人的ミス、慢性的な人手不足、属人的になっている業務から現場の方を解放し、よりよい職場環境を作り上げましょう。
クラウド型バックオフィス効率化ツール
手間のかかるバックオフィス・・・その業務、なくなります。まとめて自動化しませんか?
人の得意な分野と自動化の得意な分野を組み合わせて複雑なバックオフィスの行う効率を改善します。
デジタルマーケティングロボット×オンライン広告
テクノロジーの発展に伴い、情報が溢れる世界において、PRESCOではユーザの本質的な意思決定を支援することを目指しています。
ロボットやAIを用いて、ユーザが能動的に行動できる世界を実現します。
インテリジェントオートメーション事業:BizRobo!
各種システムを利用した日常業務を当社独自のRPA技術をベースに自動化し、企業の生産性を向上。ノンITでも使えるユーザビリティ、充実のサポート体制、企業のニーズに応じた幅広い商品ラインナップが競争力の源泉
以下の日常業務の全てをRPAをコア技術として自動化
データを検索 データを転記 データを加工
データを判断 ファイルを作成 メールを送信
あらゆる企業に共通する以下の課題を解決
単純作業における人的ミス
慢性的な人手不足
属人的になっている業務
販売パートナー企業一例*
導入企業(3,000社以上)一例
(例)販売サイトでの商品情報入力業務、請求書の登録・印刷業務、勤怠入力リマインド業務、月次連結決算業務など
インテリジェントオートメーション事業:RoboRobo
法務/総務、採用、人事労務などのあらゆる企業に共通する業務を自動化するクラウドサービス。法務/総務を皮切りに、採用、人事労務などに分野を拡大
従来の反社チェック業務だと、全て手作業・・・
①調査実行 ②記事の確認
1件ずつ実行…
何度も繰り返す…
疑わしい記事と無駄な記事を目視で確認…
③証跡の保存 ④取引可否の判断
確認するたびにPDF保存、URL転記…
判断をするたびにメールやチャットで報告…
導入企業(6,000社以上)一例
「RoboRoboコンプライアンスチェック」の導入企業数(無料トライアル・有料スポット利用含む)
アドオートメーション事業:PRESCO
ロボットコーディネーターでエージェンシーを代替することによりオートメーション化を実現。全く新しい顧客体験を提供
現在のインターネット広告ビジネス
⚫ メディア構築 ⚫ 集客
⚫ 広告出稿/成果分析 ⚫ 掲載条件管理
将来見通しに関する注意事項
本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経済状況が含まれます。今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正を行う義務を負うものではありません。
投資判断(AI生成)
投資評価: ★★★
評価の理由:
今回の決算では、売上高が前年同期比+12.0%の5,905百万円、営業利益が+110.7%の705百万円と大幅な増益を達成しており、通期予想に対する進捗は順調です。特にインテリジェントオートメーション事業は売上高+12.9%、営業利益+33.7%と堅調に推移し、BizRobo!の解約率が0.88%と低く、ストック収入も堅調に伸びており、収益基盤の安定性が示されています。
一方で、アドオートメーション事業の営業利益が-144百万円と赤字であり、全体の利益を押し下げています。また、プライム市場の上場維持基準である「流通株式時価総額」と「流通株式比率」が未達であり、対応が急務であることが示されています。
成長戦略として「ハイパーオートメーション」への進化と、M&Aを伴う複数産業(アド、ペイロール、メディカル)への展開が示されていますが、これらの戦略の実行可能性や、M&Aによるシナジー効果の実現性については、具体的な実績がまだ限定的です。特にアドオートメーション事業の構造改革が利益率改善に寄与しているものの、事業整理による減収影響が残っており、今後の成長ドライバーとしての確実性にはまだ検証が必要です。
投資判断の根拠:
現状の業績は堅調であり、特にインテリジェントオートメーション事業のストック収益基盤は評価できます。しかし、アドオートメーション事業の赤字や、プライム市場維持基準未達といったガバナンス・市場評価に関する懸念材料が存在します。成長戦略は野心的ですが、その実現にはM&Aの統合や新規事業の立ち上げにおけるリスクが伴います。現状の財務実績と将来戦略のバランスを考慮し、平均以上の評価とします。
重要なポイント:
1. インテリジェントオートメーション事業の安定成長と収益性向上:ストック収入の増加と解約率の低さが評価できる。
2. アドオートメーション事業の構造改革と赤字:事業整理による利益改善は見られるが、事業単体での収益化が課題。
3. プライム市場維持基準の未達:流通株式時価総額と比率の未達は、市場からの評価や流動性に関する懸念材料。
4. ハイパーオートメーションへの戦略転換:RPAからプロセス自動化への進化は市場トレンドに合致するが、具体的な成果創出が今後の焦点。
会社への質問(AI生成)
インテリジェントオートメーション事業において、BizRobo!の累計導入企業数が4,433社と示されていますが、直近四半期における新規導入企業数と、既存顧客からのアップセル(ハイパーオートメーションへの移行など)による売上貢献度の内訳を具体的に教えてください。
アドオートメーション事業の営業利益が-144百万円と赤字である主な要因は何でしょうか。事業整理による減収影響がどの程度あり、今後の利益率改善の具体的なロードマップを教えてください。
M&A戦略としてペイロール領域でのロールアップを推進されていますが、買収した企業の「RoboRoboペイロール」導入による生産性向上効果(人月削減数やコスト削減率など)について、具体的な実績値を示してください。
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| インテリジェントオートメーション事業におけるハイパーオートメーションへのアップセル加速 | 70% | S | 既存のBizRobo!顧客基盤(4,400社以上)への高付加価値サービス(ハイパーオートメーション)のアップセルは、LTV向上と売上倍増の最も確実な道筋。成功の鍵は、Tungsten TotalAgilityの導入・活用支援体制の強化と、顧客への明確なROI提示。 |
| アドオートメーション事業におけるPRESCOの取扱高拡大と手数料率の最適化 | 60% | A | 成果報酬型広告業界でのシェアNo.1(目標300億円)達成に向け、技術優位性を活かした取扱高拡大は重要。ただし、手数料率の改善と取扱高拡大のバランスが重要であり、競合の動向も注視が必要。 |
| ペイロールオートメーション事業におけるM&Aとデジタル化による垂直統合 | 65% | A | M&Aによる市場シェア獲得と、買収先への「RoboRoboペイロール」導入による生産性向上は、売上と利益率の両面で貢献する。M&Aの実行スピードと、買収後の迅速なデジタル化が成功の鍵。 |
| メディカルオートメーション事業の早期確立とスケール化 | 50% | B | OASIS INNOVATIONの買収を起点とした新規市場開拓。市場規模は大きいが、医療業界特有の規制や専門知識が必要であり、スケール化には時間がかかる可能性がある。 |
最優先戦略(AI生成)
最優先戦略は、「インテリジェントオートメーション事業におけるハイパーオートメーションへのアップセル加速」です。
この戦略が最優先である理由は、既存の強固な顧客基盤と収益基盤を最大限に活用し、売上倍増の確実性を高めるためです。インテリジェントオートメーション事業は、売上高+12.9%、営業利益+33.7%と堅調に推移しており、累計導入企業数は4,400社を超え、解約率も0.88%と非常に低い水準を維持しています。これは、RPA製品であるBizRobo!が顧客に深く浸透し、信頼されている証拠です。
現在の事業フェーズは、個別のタスク自動化(RPA)からプロセス全体の自動化(ハイパーオートメーション)への進化が求められています。資料では、RPAによる20%の自動化に対し、ハイパーオートメーションでは80%の自動化が可能であると示されており、顧客提供価値とLTV(顧客生涯価値)を飛躍的に向上させるポテンシャルがあります。
この戦略の成功には、既存顧客に対するアップセルが不可欠です。新規顧客獲得には時間とコストがかかりますが、既存顧客への高付加価値サービスの提供は、販売コストを抑えつつ売上単価を向上させることができます。特に、Tungsten TotalAgilityというグローバルリーダーのツールを活用できる点は大きな強みです。
具体的な実行策としては、BizRobo!導入顧客に対し、プロセス全体の自動化によるROIを具体的に提示する専門チームの組成と、導入・定着支援体制の強化が求められます。これにより、売上倍増に向けた最も確実で効率的な成長ドライバーを確立できると判断します。
ITコンサルからの提案(AI生成)
インテリジェントオートメーション事業におけるハイパーオートメーションへのアップセルを加速するため、以下のITコンサルティング支援を提案します。
-
既存顧客のプロセス自動化ポテンシャル評価・可視化プラットフォームの構築
- 目的: 既存のBizRobo!導入顧客に対し、どの業務プロセスがハイパーオートメーションの対象となり、どれだけの自動化率向上とコスト削減が見込めるかを定量的に評価する仕組みを構築します。
- 期待される効果: 営業担当者が顧客との対話において、具体的なROIを提示できるようになり、アップセルの提案精度と成約率が向上します。
- 実現可能性: 既存の導入データや運用ログを活用し、プロセス分析ツールと連携させることで実現可能です。
-
Tungsten TotalAgility導入・定着のための専門オペレーションセンターの立ち上げ支援
- 目的: ハイパーオートメーションはRPAよりも複雑なため、導入・運用フェーズでの専門的な支援が不可欠です。導入コンサルタントと運用オペレーターの役割を明確化し、標準化された導入フレームワークを構築します。
- 期待される効果: 導入リードタイムの短縮と、導入後の顧客満足度向上による解約率のさらなる低下、およびアップセル機会の創出に繋がります。
- 実現可能性: 既存の導入ノウハウをベースに、標準化された手順書とナレッジベースを構築することで、迅速な立ち上げが可能です。
-
ペイロールオートメーション事業におけるM&A後のシステム統合・標準化支援
- 目的: M&Aで買収した企業の給与計算システムや業務プロセスを、自社の「RoboRoboペイロール」基盤へ迅速かつ効率的に統合・標準化します。
- 期待される効果: 買収効果の早期実現と、グループ全体での生産性向上が実現し、M&A戦略の成功確率を高めます。
- 実現可能性: 買収先企業のシステム構成を分析し、データ移行や連携のためのAPI設計、自動化スクリプト開発を支援します。


