松竹 - 決算説明資料 ★★★★

基本情報

2026 年 2 月期第 3 四半期 決算説明資料

松竹株式会社 2026 年 1 月 14 日

2026年2月期 第3四半期売上高・利益

2025年2月期 (2024/3月~11月) 2026年2月期 (2025/3月~11月) 対前期増減
売上高 (百万円) 59,420 74,756 +15,336 (+25.8%)
営業利益 (百万円) 74 5,496 +5,422
経常利益 (百万円) ▲ 4,196 5,610 +9,806
親会社株主に帰属する四半期純利益 (百万円) ▲ 1,018 4,964 +5,982

※ 2026年2月期第3四半期の営業利益の対前年同四半期増減率は、1,000%を超えるため、「-」と記載しております。

セグメント別 売上高・営業利益

2025年2月期 (2024/3月~11月) 2026年2月期 (2025/3月~11月) 対前期増減
売上高 (百万円)
映像関連事業 30,200 41,009 +10,809 (+35.8%)
演劇事業 17,128 20,189 +3,061 (+17.9%)
不動産事業 10,438 11,024 +586 (+5.6%)
その他 1,653 2,533 +880 (+53.2%)
調整額 - - -
合計 59,420 74,756 +15,336 (+25.8%)
営業利益 (百万円)
映像関連事業 ▲ 548 2,439 +2,987
演劇事業 ▲ 1,169 1,285 +2,454
不動産事業 4,553 4,154 ▲ 399 (▲ 8.7%)
その他 ▲ 320 118 +438
調整額 ▲ 2,440 ▲ 2,501 ▲ 61
合計 74 5,496 +5,422

※ 調整額▲2,501百万円には、セグメント間取引消去2百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用▲2,504百万円が含まれております。
全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総務部門等管理部門に係る経費であります。

映像関連事業

事業の内容

  • 劇場運営は、引き続き第3四半期もヒット作に恵まれるとともに、売店部門においても、興行と連動し好調を維持しています。2025年3月にオープンした、JR広島駅直結の映画館、MOVIX広島駅も堅調に推移し、さらなる集客を目指して取り組んでいます。
  • 映画配給は、邦画12作品、洋画5作品、アニメ8作品、シネマ歌舞伎等、多様な作品を公開しました。「Snow Man 1st Stadium Live Snow World 映画館生中継!!」が好評を博し、「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX」、「事故物件 ゾク 恐い間取り」は興行収入10億円を超えるヒットとなり、「TOKYOタクシー」も好調に推移しました。
  • 配信は、「ババンババンバンバンパイア」「366日」「事故物件 ゾク 恐い間取り」をAmazon Prime Videoにて定額見放題サービス独占配信を実施し、収益に貢献しました。
  • 有料放送は、松竹ブロードキャスティング㈱において、過去の貴重な作品の初放送など、ターゲットに訴える編成を実施し、新規契約者の獲得に努めました。
  • DVD・BD販売は、「パリピ孔明 THE MOVIE」『か「」く「」し「」ご「」と「』「裏社員。-スパイやらせてもろてます-」等を発売し、好評を博しました。

映像関連事業のグループ会社

  • 松竹ブロードキャスティング㈱ (CS認定基幹放送事業)
  • ㈱松竹撮影所 (映画・テレビドラマの企画制作)
  • ㈱松竹映像センター (映画・テレビなどの映像編集・音響制作)
  • ㈱松竹マルチプレックスシアターズ (映画館経営)
  • 松竹音楽出版㈱ (映画・テレビの音楽制作と著作物管理)
  • 松竹ナビ㈱ (広告代理店・PR会社)

映像関連事業セグメント別 売上高 (百万円)

2025年2月期 (2024/3月~11月) 2026年2月期 (2025/3月~11月) 対前期増減
劇場運営 18,006 24,986 +6,980 (+38.8%)
映画配給 3,114 3,518 +404 (+13.0%)
映像版権許諾 3,219 4,397 +1,178 (+36.6%)
有料放送 2,309 2,195 ▲ 114 (▲ 4.9%)
その他 3,550 5,911 +2,361 (+66.5%)
外部顧客への売上高合計 30,200 41,009 +10,809 (+35.8%)

映像関連事業 月別 松竹配給作品 興行収入 (百万円)

上期計 (2024/3月~8月 / 2025/3月~8月)

2025年2月期 (24/3月~8月) 2026年2月期 (25/3月~8月) 対前期増減
3月 1,162 1,162 +75 (+6.5%)
4月 764 764 +1,220 (+159.6%)
5月 767 767 +1,181 (+153.9%)
1Q 2,693 5,170 +2,476 (+91.9%)
6月 711 997 +286 (+40.1%)
7月 1,197 2,387 +1,190 (+99.4%)
8月 1,803 1,029 ▲ 774 (▲ 42.9%)
2Q 3,711 4,412 +701 (+18.9%)
上期計 6,405 9,582 +3,177 (+49.6%)

3Q (2024/9月~25/2月 / 2025/9月~26/2月)

2025年2月期 (24/9月~25/2月) 2026年2月期 (25/9月~26/2月)
9月 2,006 481
10月 1,193 1,009
11月 750 1,508
3Q 3,949 2,998

※ 上記「興行収入」は税込み

映像関連事業 月別 映画興行 興行収入 (百万円)

上期計 (2024/3月~8月 / 2025/3月~8月)

2025年2月期 (24/3月~8月) 2026年2月期 (25/3月~8月) 対前期増減
3月 1,615 1,615 +31 (+1.9%)
4月 1,740 1,740 ▲ 48 (▲ 2.8%)
5月 1,405 1,405 +616 (+43.8%)
1Q 4,760 5,358 +598 (+12.6%)
6月 1,296 1,838 +542 (+41.8%)
7月 1,384 2,835 +1,451 (+104.8%)
8月 2,042 3,082 +1,040 (+50.9%)
2Q 4,723 7,755 +3,032 (+64.2%)
上期計 9,482 13,112 +3,630 (+38.3%)

3Q (2024/9月~25/2月 / 2025/9月~26/2月)

2025年2月期 (24/9月~25/2月) 2026年2月期 (25/9月~26/2月)
9月 1,828 2,035
10月 1,110 1,708
11月 1,181 1,955
3Q 4,120 5,698

※ 子会社㈱松竹マルチプレックスシアターズによる劇場運営収入のうちの興行収入となります。

演劇事業

事業の内容

  • 劇場運営において、歌舞伎座は、尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎、尾上丑之助改め六代目尾上菊之助 襲名披露公演を上演、「鬼平犯科帳」、新作歌舞伎「火の鳥」等、好評を博しました。また、「仮名手本忠臣蔵」、「菅原伝授手習鑑」、「義経千本桜」の三大名作を上演し、盛況となりました。新橋演舞場は、「ANDO」、「星列車で行こう」等、大阪松竹座は、「七月大歌舞伎 尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎、尾上丑之助改め六代目尾上菊之助 襲名披露」、「じゃりン子チエ」等、南座は、「流白浪燦星」、「市川團十郎特別公演」等の公演が好評を博しました。
  • 映画配給において、シネマ歌舞伎は、新作「源氏物語」や月イチ歌舞伎「京鹿子娘五人道成寺/二人椀久」などが予想を大きく上振れし、好成績を収めました。
  • その他の公演は、ミュージカル「ビートルジュース」、「花嫁 ~娘からの花束~」等が好評を博し、巡業は、「第三十八回 四国こんぴら歌舞伎大芝居」で、全国から多くの来場者を迎え大盛況となり、公文協主催松竹大歌舞伎公演では、全国各地で好評を得ました。

演劇事業のグループ会社

  • 松竹衣裳㈱ (衣裳や小道具の製作・賃貸)
  • 松竹ショウビズスタジオ㈱ (音響制作・舞台音響)
  • 松竹芸能㈱ (芸能プロダクション)
  • ㈱松竹エンタテインメント (芸能プロダクション)
  • 歌舞伎座舞台㈱ (歌舞伎の大道具)
  • ㈱関西美術 (小道具の製作・賃貸)
  • 日本演劇衣裳㈱ (衣裳の製作・賃貸)

演劇事業セグメント別 売上高 (百万円)

2025年2月期 (2024/3月~11月) 2026年2月期 (2025/3月~11月) 対前期増減
劇場運営 11,616 14,600 +2,984 (+25.7%)
映画配給 49 88 +39 (+79.6%)
映像版権許諾 27 18 ▲ 9 (▲ 33.3%)
賃貸収入等 80 122 +42 (+52.5%)
その他(巡業ほか) 5,354 5,359 +5 (+0.1%)
外部顧客への売上高合計 17,128 20,189 +3,061 (+17.9%)

不動産事業

不動産事業のグループ会社

  • ㈱松竹サービスネットワーク (ビル・建物の総合管理)

不動産事業セグメント別 売上高・営業利益 (百万円)

2025年2月期 (2024/3月~11月) 2026年2月期 (2025/3月~11月) 対前期増減
売上高 10,438 11,024 +586 (+5.6%)
営業利益 4,553 4,154 ▲ 399 (▲ 8.7%)
  • 不動産賃貸事業においては、テナントリレーションの強化により引き続き高稼働を維持し、強固な収益基盤を堅持しました。特に「歌舞伎座タワー」等の主要物件においては、リーシング戦略の最適化や資産価値を高める計画修繕に合わせ、適切な賃料改定を行うことで収益力の向上を図っております。
  • エリア価値向上に向けた取り組みでは、東銀座エリアマネジメント活動を通じて地域との連携を深めております。賛同企業の拡大により組織基盤が強化される中、賑わい創出イベント等の施策を継続的に実施し、「選ばれる街」としてのブランド力向上と、中長期的な資産価値の底上げに注力してまいりました。

その他事業

その他事業のグループ会社

  • 松竹ベンチャーズ㈱ (スタートアップ投資・共創事業) ※松竹ベンチャーズ㈱は連結対象外のグループ会社

その他事業には、プログラムの製作・販売、キャラクター商品の企画・販売を担う「事業推進部」や、ベンチャーファンドおよびスタートアップとの協業により、新たな事業を創出・推進、これまでにないコンテンツの企画・開発を担う「イノベーション推進部」等が属しております。

その他事業セグメント別 売上高・営業利益 (百万円)

2025年2月期 (2024/3月~11月) 2026年2月期 (2025/3月~11月) 対前期増減
売上高 1,653 2,533 +880 (+53.2%)
営業利益 ▲ 320 118 +438
  • 劇場プログラムおよびキャラクター商品は、「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」「映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ」「映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第2章』」等の作品を中心に収益に貢献しました。
  • イベント事業として、豪華声優による朗読劇「成瀬は天下を取りにいく」は本屋大賞受賞・累計150万部突破の話題作を朗読劇化して話題となり、「『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』体験展~忍務振り返りの段~」は世代を超えた多くのお客様のご来場があり大盛況となりました。ホラー映画の美術に焦点をあてた体験型展示会「ホラーにふれる展-映画美術の世界-」を開催し、好評を博しました。
  • ゲーム事業においては、事業開始1周年を記念したポップアップストアの開催及び公式SNS、日本語版公式サイト、ECストアの開設を行い、販売を促進しました。また、東京ゲームショウ2025に初出展し、8タイトルを展示しました。

2026年2月期通期業績予想(連結・個別)の修正および配当予想について

2026年2月期 通期業績予想(連結)

【修正の理由】
・2026年2月期通期連結業績予想に関しましては、映像関連事業において夏以降での映画興行も継続して好調であったこと及び、演劇事業において歌舞伎座を中心に引き続き好調が維持されていることから営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益に関しては前回の予想より増益を見込んでおります。

2026年2月期 通期業績予想(個別)

【修正の理由】
・2026年2月期通期個別業績予想に関しましては、演劇事業において歌舞伎座を中心に引き続き好調が維持されていること及び、映像関連事業において利益率の高い放映権販売が好調であったことから、経常利益、当期純利益に関しては前回の予想より増益を見込んでおります。

2026年2月期 配当予想 (期初より変更なし)

第1四半期末 (円 銭) 第2四半期末 (円 銭) 第3四半期末 (円 銭) 期末 (円 銭) 合計 (円 銭)
2026年2月期 (予想) - 0.00 - 30.00 30.00
2025年2月期 - 0.00 - 30.00 30.00

(注) 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

Appendix

その他事業 主な配信中ゲーム作品

BELOW the CROWN
斬新な戦略ローグライクチェスゲーム『Below the Crown』の世界に飛び込み、地下に広がるダンジョンを探索せよ。奥深い戦略、ゲームを一変させる魔法、心理テスト、そして、他のプレイヤーからの挑戦が待ち受けている。

リターン・フロム・コア
地下深くで掘って、探検して、建築して、農業を営み、自動化を進めながら、魅力的な魔物娘たちと出会うサンドボックスRPGです。拠点を築き、作物を育て、自動生産ラインを構築して、忘れられない冒険の準備を整えましょう!

BrokenLore: DON'T WATCH
複雑なストーリーで展開されるBrokenLoreシリーズ。あなたは東京のアパートに住む引きこもり、真司の不気味な世界に没入します。彼の心が崩れゆく中、影から見守る邪悪な存在に立ち向かいましょう。真実を明らかにすることができるのか、それとも手遅れになるのか。

PRESERVE : 自然の守護者
自然環境をテーマにしたリラックスできる建築&パズルゲームです。植物や動物を巧みに配置して、自分好みの完璧な共生関係を作り出し、活気に満ちた生態系を繁栄させましょう。

本資料について

本資料の内容には将来に対する見通しが含まれておりますが、実際の業績は様々な状況変化や要因により、見通しと大きく異なる結果となりえることがあり、保証を与えるものではございませんのでご了承ください。 また、本資料の無断転載はお断りいたします。

本資料掲載の内容に関するご質問およびお問い合わせ
松竹株式会社財務部 mail: sh_ir@shochiku.co.jp

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★★

評価の理由:
松竹株式会社は、2026年2月期第3四半期において、売上高74,756百万円(前年同期比+25.8%)、営業利益5,496百万円(前年同期比大幅増)、経常利益5,610百万円(前年同期比大幅増)と、極めて好調な業績を達成しています。特に、映像関連事業と演劇事業が大幅な増収増益を牽引しており、コロナ禍からの回復が鮮明です。

映像関連事業は、劇場運営の興行収入が前年同期比で大幅に増加し、ヒット作に恵まれたことが寄与しています。また、演劇事業も歌舞伎座や主要劇場の襲名披露公演などが好調で、大幅な増益を達成しました。不動産事業は安定した収益基盤を維持しつつも、営業利益は微減となりましたが、全体業績への貢献度は高い水準です。

通期業績予想の上方修正は、第3四半期の好調な実績と今後の見通しに基づいたものであり、経営陣の楽観的な見通しは実績に裏付けられています。ROEやROAなどの収益性指標に関するデータは開示されていませんが、利益水準の急回復は評価できます。

投資判断の根拠:買い
実績ベースでの業績回復力と成長性が非常に高く、特に映像・演劇というコア事業が市場環境の変化(コロナ禍からの回復)を捉え、高い収益性を発揮している点を評価します。通期予想の上方修正も、実績に基づいたものであり、信頼性が高いと判断します。ただし、不動産事業の利益減や、収益性の詳細な指標(ROE/ROA)が不明瞭な点は懸念材料ですが、現時点では成長性が上回ると判断します。

重要なポイント:
1. 映像・演劇事業の力強い回復と成長: 興行収入や公演の成功により、コア事業の売上・利益が大幅に増加。
2. 通期業績予想の上方修正: 第3四半期の実績に基づき、通期予想が上方修正されており、成長軌道に乗っていることを示唆。
3. 不動産事業の利益微減: 安定収益源である不動産事業の営業利益が前年同期比で減少しており、今後の動向に注意が必要。
4. その他事業の急成長: ゲームやイベント事業が売上・利益ともに大きく成長しており、新たな収益源として機能し始めている。

会社への質問(AI生成)

[不動産事業の営業利益が前年同期比で減少した主な要因は何でしょうか。賃料改定や高稼働を維持しているにも関わらず、利益が減少した背景について、具体的なコスト構造の変化を含めてご説明ください。]

[映像関連事業の売上高が大幅に増加する中で、セグメント別の利益率(営業利益率)の推移を教えてください。特に、劇場運営と映画配給における利益率の変動要因を詳細に分析し、今後の収益性改善の道筋をご教示ください。]

[その他事業の売上高が53.2%増加し、営業利益が黒字転換した要因について、ゲーム事業とイベント事業の具体的な貢献度(売上・利益)をセグメント別に開示してください。特に、ゲーム事業の収益化の持続性について、今後の見通しをお聞かせください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
コアIPのデジタル・マルチユース展開強化 80% S 既存の強力な映像・演劇IP(例:歌舞伎、人気映画)を、ゲーム、アニメ、体験型イベントなど、他セグメントと連携させてクロスユースし、収益源を多角化する。特に「その他事業」との連携を強化し、デジタルコンテンツ化を加速させる。
劇場ネットワークの最適化と体験価値向上 75% A MOVIX広島駅のような新規出店に加え、既存劇場のデジタル化(例:高画質上映、音響設備刷新)と、興行に連動した付加価値の高い体験(例:限定グッズ、特別イベント)を提供し、客単価とリピート率を向上させる。
不動産資産の収益最大化と再開発 65% A 東銀座エリアのブランド力を活用し、歌舞伎座タワー等の高付加価値物件の賃料改定を積極的に推進。また、遊休地や低収益物件の再開発・売却を検討し、資本効率を高める。
映像版権許諾のグローバル展開 60% B 邦画やアニメ作品の海外配信権・放映権の販売を強化。特にアジア市場や北米市場での配信プラットフォームとの連携を深め、版権収入の絶対量を増やす。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:コアIPのデジタル・マルチユース展開強化

松竹株式会社の最大の強みは、長年にわたり蓄積された映像および演劇の強力なIP(知的財産)群です。現在の業績は、コロナ禍からの回復による興行収入の増加に大きく依存していますが、この成長を売上倍増レベルに引き上げるためには、一時的な興行の成功に依存するのではなく、IPの収益化モデルを恒久的に強化する必要があります。

最優先戦略として、「コアIPのデジタル・マルチユース展開強化」を提案します。これは、映像関連事業と演劇事業で生み出されたコンテンツを、その他事業(ゲーム、イベント、配信)と連携させ、収益源を多角化する戦略です。

具体的な実行内容:
1. IPのデジタル資産化: 過去のヒット作品や歌舞伎などの演劇コンテンツを、デジタルアーカイブ化し、高解像度での配信権販売や、ゲーム開発の素材として活用します。
2. クロスセグメント連携の強化: 映像関連事業でヒットした映画や演劇作品(例:「事故物件 ゾク 恐い間取り」や歌舞伎公演)について、その他事業が主導し、体験型展示会、ゲーム化、グッズ展開を迅速に行う体制を構築します。
3. 収益モデルの多様化: 興行収入やDVD販売といった従来の収益源に加え、サブスクリプションモデルやゲーム内課金、イベントチケット販売など、継続的・安定的な収益を生み出すモデルへの移行を加速させます。

期待される効果:
この戦略により、単発の興行成績に左右されない安定した収益基盤を構築できます。特に、その他事業の売上高が前期比53.2%増と急成長している現状を踏まえれば、このセグメントを成長ドライバーとして活用することが最も効果的です。成功率80%、インパクトSと評価したのは、松竹が持つIPの質と、既にその他事業で実績が出始めているため、連携を強化するだけで大きな成果が見込めると判断したためです。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案された最優先戦略である「コアIPのデジタル・マルチユース展開強化」をITコンサルタントの視点から支援する具体的な施策を提案します。マーケティング活動ではなく、コンテンツの管理、開発、配信基盤の強化に焦点を当てます。

  1. 統合デジタルコンテンツ管理(DCM)プラットフォームの構築:

    • 目的: 映像・演劇コンテンツのデジタル資産(映像素材、台本、衣装デザイン、音源など)を一元管理し、他事業部門が迅速にアクセス・再利用できる環境を整備します。
    • 期待される効果: コンテンツの検索・利用効率が向上し、その他事業におけるゲーム開発やイベント企画のリードタイムを大幅に短縮します。これにより、IPの市場投入スピードが向上し、収益機会の最大化に貢献します。
    • 実現可能性: 既存のファイルサーバーや個別のシステムを統合する形で、クラウドベースのDCMシステムを導入します。
  2. ゲーム開発・運用におけるデータ分析基盤の強化:

    • 目的: その他事業で展開しているゲームタイトル(例:BELOW the CROWN)のユーザー行動データ(プレイ時間、課金パターン、離脱ポイント)をリアルタイムで収集・分析する基盤を構築します。
    • 期待される効果: ユーザーエンゲージメントの向上とLTV(顧客生涯価値)の最大化に直結します。データに基づいたゲームバランス調整や機能改善が可能となり、ゲーム事業の収益性を高めます。
    • 実現可能性: ゲームプラットフォームと連携したデータレイクを構築し、BIツールを導入することで、事業部門が容易に分析結果を可視化できるようにします。
  3. シネマ歌舞伎・演劇コンテンツのデジタル配信インフラ整備:

    • 目的: 演劇事業で好評なシネマ歌舞伎や新作歌舞伎のデジタル配信(VODやライブストリーミング)の品質と安定性を向上させるための配信インフラを整備します。
    • 期待される効果: 高画質・低遅延での配信を実現し、劇場に来場できない層へのリーチを拡大します。これにより、版権許諾収入や直接的な配信収益の増加が見込めます。
    • 実現可能性: 既存の配信プラットフォームとの連携を強化しつつ、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の最適化や、DRM(デジタル著作権管理)システムの堅牢化を図ります。