東宝 - 2026年2月期 第3四半期決算説明資料 ★★★★

目次

基本情報

エグゼクティブサマリー

3Q累計期間の営業収入と各段階利益は歴代最高

2026年2月期 第3四半期累計業績

  • 営業収入2,813億円(YoY+20.2%)、営業利益600億円(YoY+13.8%):
    • 「鬼滅の刃」「国宝」「チェンソーマンレゼ篇」「8番出口」等のヒットにより映画事業が好調
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益465億円(YoY+36.5%):2Qの政策保有株式売却もあり大幅増益
  • 3Q累計利益は大幅に上振れて進捗も、4Qの映画事業等が弱含み見通しのため、前回公表値を据え置き

2026年2月期 通期業績予想

  • 期末配当金を20円増額:中期経営計画2028の配当方針に基づき年間配当金は85円→105円に

トピックス

  • 株式分割(1:5)と株主優待制度の変更を決定
  • 新作「ゴジラ-0.0」を今年11/3に劇場公開予定、北米もGKIDSより11/6に公開予定
  • 2025年の国内配給作品の興行収入は歴代最高。来期も豊富なラインナップ
  • 欧州地域へのIP展開に向けた欧州統括会社を設立
  • 顧客基盤プラットフォーム「TOHO-ONE」を2026年3月にローンチ予定

株式分割(1:5)と株主優待制度の変更、期末配当予想の修正

投資単位当たりの金額を引き下げるとともに優待制度を変更し、より幅広い投資家層の参加を促す

■株式分割

■配当予想

前期実績 85円
当期見通し 105円

1株当たり配当金の推移(単位:円)

■株主優待制度変更のポイント(一部抜粋)

  • 贈呈時期の変更:年2回(2月末・8月末基準)から 年1回(8月末基準)
  • 保有株式数の区分変更:株式分割(1:5)に合わせて、優待を受けられる 株式数の区分を見直し
  • 有効期間変更:映画ご招待券の有効期限を 1年間 (1月~12月)に

「ゴジラ-0.0」を今年11/3に劇場公開予定、北米でも11/6に公開予定

山崎貴(監督・脚本・VFX)ゴジラ最新作

「ゴジラ-0.0」が 2026年11月3日(火・祝)に公開決定

  • 北米でも同年11月6日(金)より自社グループ配給(GKIDS)で公開予定
  • 日米同時期の公開は、日本製作のゴジラシリーズの長い歴史上でも初。
  • その他の地域での公開日も順次決定予定

作品概要

  • タイトル:「ゴジラ-0.0」(ゴジラマイナスゼロ)
  • 監督・脚本・VFX:山崎貴
  • 製作:東宝㈱
  • 制作プロダクション:TOHOスタジオROBOT
  • VFX:白組

国内配給作品の興行収入:2025年は歴代最高。来期も豊富なラインナップ

2025年の国内配給作品実績

  • 東宝グループ国内年間興行収入 1,605億円。2023年の同1,055億円を超え 暦年で過去最高 を記録
  • 興行収入100億円超作品:合計 4 作品
    • 劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来、国宝、劇場版「名探偵コナン隻眼の残像」、劇場版「チェンソーマンレゼ篇」
  • 興行収入50億超作品:合計 3 作品
    • 劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」、8番出口、ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

2026年の国内配給作品の見通し

  • 来期(2027年2月期)も、 豊富な映画のラインナップ を予定
  • 来期も「ゴジラ-0.0」(11月公開予定)、「劇場版「薬屋のひとりごと」(12月公開予定)といった国内外で公開予定の幹事作品が控えており、業績の積み増しに期待

欧州地域へのIP展開に向けた欧州統括会社を設立

欧州戦略の中核拠点として英国に欧州統括会社を設立。同欧州統括会社の子会社として、Anime Limited [※1] の全株式をPLAION PICTURES [※2] から取得

TOHO GlobalとPLAION PICTURESは欧州における戦略的提携を締結

アニメと一部実写IPの劇場配給、TV配信、パッケージ、マーチャンダイジング、ゲームを視野に入れた欧州展開を本格化

当社における海外の主なグループ会社

  • (1/14発表)TOHO Globalへの会社分割
    • TOHO Globalを承継会社とする会社分割を実施
    • グローバル展開を加速するために、当社が利用権限を有する映像作品の上映及び頒布並びに当社が利用権限を有するコンテンツの利用等を国内外の事業者に国外市場向けにライセンスする事業をTOHO Globalに承継

※1 英国・フランスを中心に、アニメ作品の劇場配給、パッケージ、配信等を手がけるアニメの専門企業
※2 PLAION PICTURES GmbH。欧州を代表する独立系配給会社
※3 TOHO THEATRICALS UK LIMITED.から社名変更

TOHO-ONEを2026年3月にローンチ予定

2026年3月、国内サービスローンチ予定

  • 「顧客基盤プラットフォーム」:分断されていたデータを統合し、IPを軸としたシームレスな体験を実現
  • 「劇場」というリアル接点の活用:体験価値をTOHO-ONEで拡張
  • 将来の「オープンプラットフォーム化」:IPホルダーや配給会社等へTOHO-ONEを開放。サービスの拡張やコンテンツの共創を目指す

会員数:現在400万人→2032年1,000万人

  • TOHOシネマズの「シネマイレージ」会員 [※] 、東宝演劇の会員、各種ECサイト等の個別保有の会員組織を統合

3つのプランと利用金額に応じたポイント還元

  • 映画チケットとの交換、座席アップグレード、グッズ
  • 「TOHOスタジオツアー」招待など、当社ならではのリアル体験が可能
プラン プレミアム スタンダ ード ライト
年会費 3,000円 500円 無料
ポイント付与率 2% 2% 1%
ポイント支払い
ポイントリワード(交換)(例:映画鑑賞券)
映画特典(例:割引料金での映画鑑賞)
演劇特典(例:先行抽選、貸切公演)
オンラインストア特典(例:先行販売など)
日比谷シャンテ特典

※1/14発表:TOHOシネマズが運営する映画館の会員カード「シネマイレージカード」にかかる事業を分割し、当社へ承継させる会社分割を決議
※一人一アカウント制を採用し、メールやSMS認証を導入することで、本人確認とセキュリティの強化を図り、不正購入を抑止し、転売対策を強化する予定。

2026年2月期第3四半期累計業績

連結業績ハイライト(3Q累計)

「鬼滅の刃」「国宝」「チェンソーマンレゼ篇」「8番出口」等のヒットに伴い、映画事業が好調に推移し、増収増益

(単位:百万円)

2025年2月期 3Q累計 2026年2月期 3Q累計 増減 増減率
営業収入 234,169 281,366 47,197 20.2%
営業利益 52,801 60,092 7,291 13.8%
経常利益 51,552 60,880 9,328 18.1%
親会社株主に帰属する四半期純利益 34,141 46,587 12,446 36.5%

セグメント別業績一覧(3Q累計)

(単位:百万円)

2025年2月期 3Q累計 2026年2月期 3Q累計 増減 増減要因(営業収入) 増減要因(営業利益)
映画事業 営業収入 106,590 営業利益 22,991 営業利益率 21.6% 148,566 +41,976 • 「鬼滅の刃」「国宝」「チェンソーマンレゼ篇」「8番出口」等のヒットにより増収 • 増収に伴い増益 +10,809 +1.2ポイント +41,976 • 「鬼滅の刃」「国宝」「チェンソーマンレゼ篇」「8番出口」等のヒットにより増収 • 増収に伴い増益 +10,809 +1.2ポイント
IP・アニメ事業 営業収入 51,649 営業利益 18,436 営業利益率 35.7% 55,792 +4,143 • サイエンスSARUやGKIDSが貢献 • 「ゴジラ」の商品化権利用の伸長により増収 • のれんの償却額の増加やパッケージ・商品物販等の減少に伴い減益 △3,246 △8.5ポイント +4,143 • サイエンスSARUやGKIDSが貢献 • 「ゴジラ」の商品化権利用の伸長により増収 • のれんの償却額の増加やパッケージ・商品物販等の減少に伴い減益 △3,246 △8.5ポイント
演劇事業 営業収入 16,247 営業利益 2,534 営業利益率 15.6% 17,352 +1,104 • 帝国劇場の休館中も主催公演の回数確保に努めたことや、開催した演劇が大当たりだったことにより増収 • 1Qに借館料等の公演に係る費用等の増加があったものの、増収による収益の底上げにより増益 +39 △0.8ポイント +1,104 • 帝国劇場の休館中も主催公演の回数確保に努めたことや、開催した演劇が大当たりだったことにより増収 • 1Qに借館料等の公演に係る費用等の増加があったものの、増収による収益の底上げにより増益 +39 △0.8ポイント
不動産事業 営業収入 58,660 営業利益 13,281 営業利益率 22.6% 58,676 +16 • 不動産保守・管理事業において、新規案件を受注したこと等から増収 • 大規模修繕費の減少等により増益 +1,448 +2.5ポイント +16 • 不動産保守・管理事業において、新規案件を受注したこと等から増収 • 大規模修繕費の減少等により増益 +1,448 +2.5ポイント
その他事業 営業収入 1,020 営業利益 176 営業利益率 17.3% 976 △43 △43
調整額 営業利益 △4,618 △6,331 △1,712 △1,712

営業収入推移(四半期)

(単位:百万円)

  • 2026年2月期3Q
    • 「チェンソーマンレゼ篇」「鬼滅の刃」等のヒットにより、映画営業事業と映画興行事業が好調に推移
  • 2026年2月期2Q
    • 「鬼滅の刃」「国宝」のヒットにより、映画営業事業と映画興行事業が大きく伸長
  • 2026年2月期1Q
    • 「ゴジラ」の商品化権や「薬屋のひとりごと」「僕のヒーローアカデミア」等の配信権収入が貢献
  • 2025年2月期4Q
    • GKIDSのグループイン(24年10月)による貢献開始
  • 2025年2月期3Q
    • キャラクターライセンス(呪術廻戦等)が好調
    • サイエンスSARUのグループイン(24年5月)による貢献開始
  • 2025年2月期2Q
    • 「ゴジラ-1.0」の配信権収入(海外)が貢献
    • 商品物販(ハイキュー!!等)やキャラクターライセンス(呪術廻戦等)が好調
    • 帝国劇場クロージングラインナップが好調(25/2期4Qにかけて貢献)
  • 2025年2月期1Q
    • 「劇場版ハイキュー!!」「変な家」がヒット
    • 「ゴジラ-1.0」の配信権収入(国内)やビデオグラムの販売が好調
    • 25/2期1Qに大規模修繕費が発生

海外売上高比率 2025年2月期:9.9%

営業利益推移(四半期)

(単位:百万円)

  • 2026年2月期3Q
    • 「8番出口」「チェンソーマンレゼ篇」等のヒットが映画営業事業と映画興行事業に貢献
  • 2026年2月期2Q
    • 「鬼滅の刃」「国宝」のヒットにより、映画営業事業と映画興行事業が大きく伸長
  • 2026年2月期1Q
    • 「ゴジラ」の商品化権や「薬屋のひとりごと」「僕のヒーローアカデミア」等の配信権収入が貢献
  • 2025年2月期4Q
    • 帝劇ビルの解体工事にかかる一時的な費用を計上
    • GKIDSのグループイン(24年10月)により、のれん/無形資産の償却開始
  • 2025年2月期3Q
    • キャラクターライセンス(呪術廻戦等)が貢献
    • サイエンスSARUのグループイン(24年5月)により、のれん/無形資産の償却開始
  • 2025年2月期2Q
    • 「ゴジラ-1.0」の配信権収入(海外)が貢献
    • 商品物販(ハイキュー!!等)やキャラクターライセンス(呪術廻戦等)が好調
    • 帝国劇場クロージングラインナップが好調(25/2 期4Qも継続)
  • 2025年2月期1Q
    • 「劇場版ハイキュー!!」「変な家」がヒット
    • 「ゴジラ-1.0」の配信権収入(国内)やビデオグラムの販売が好調
    • 25/2期1Qに大規模修繕費が発生

営業収入・営業利益の増減(3Q累計)

営業収入 (単位:億円)
営業利益 (単位:億円)

映画事業セグメントの業績(3Q累計)

「鬼滅の刃」「国宝」「チェンソーマンレゼ篇」「8番出口」等のヒットにより映画事業が好調に推移し、前年同期と比べ増収増益

(単位:百万円)

業績分析(増減要因)

  • 映画営業:前年同期に「ゴジラ-1.0」の配信権収入が剥落があったものの、「鬼滅の刃」「国宝」「チェンソーマンレゼ篇」「8番出口」等のヒットにより、増収増益
  • 映画興行:当社配給作品等の高稼働によるチケット収入の増加に加え、コンセッション(飲食)等が伸長した結果、YoY大幅に増収増益
  • 映像関連:映画やTV・ライブイベント等での舞台製作・美術製作やテーマパークにおける展示物の製作業務、メンテナンス業務等を受注し、増収増益

東宝グループ国内配給作品の興行収入推移

※東宝の映画営業部及び東宝東和/東和ピクチャーズが配給した作品の興行収入(単位:億円)

東宝グループ映画興行部門の興行収入推移

※東宝グループ映画興行部門の興行収入(TOHOシネマズ等で上映されたすべての作品の興行収入)(単位:億円)

IP・アニメ事業セグメントの業績(3Q累計)

サイエンスSARU、GKIDSの貢献や配信権収入の増加等により前年同期と比べ増収となったが、のれんの償却額の増加やパッケージ・商品物販等の減少等に伴い減益

業績分析(増減要因)

  • サイエンスSARU、GKIDSの貢献に加え、「薬屋のひとりごと」「SPY×FAMILY」「Dr.STONE」等のTOHO animation作品の国内外の配信権利用、「ゴジラ」をはじめとする東宝怪獣キャラクターの商品化権収入等が伸長
  • また、劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいては「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」「劇場版『名探偵コナン隻眼の残像』」「チェンソーマンレゼ篇」をはじめとする当社配給作品の販売が好調に推移した他、カードゲーム等の「ゴジラ」商品の販売が好調
  • 一方、のれんの償却額の増加や、前年同期に好調だった「ゴジラ-1.0」「葬送のフリーレン」等のパッケージ販売やTOHO animation作品の商品物販が減少したこと等により減益

TOHO animationのソース別営業収入・国内外構成比(3Q累計)

ソース別営業収入 (単位:百万円)

2025年2月期 3Q累計 2026年2月期 3Q累計 増減 増減率 主な増減要因 構成比
配信 16,222 17,459 1,236 7.6% 「薬屋のひとりごと」「SPY×FAMILY」「Dr.STONE」等が国内外で好調 52.9%
キャラクターライセンス 8,352 7,687 △664 △8.0% 「呪術廻戦」等が海外で好調だったが、前年同期は「劇場版ハイキュー!!」が大きく貢献 23.3%
商品物販 6,751 2,677 △4,073 △60.3% 前年同期は「劇場版ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」等のキャラクターグッズが伸長 8.1%
パッケージ 2,598 872 △1,726 △66.4% 前年同期は「劇場版ハイキュー!!」「葬送のフリーレン」等が好調 2.6%
配分金その他※1 2,776 4,330 1,554 56.0% 「Dr.STONE」「劇場版ハイキュー!!」等が貢献 13.1%
合計 36,702 33,028 △3,673 △10.0%

参考:劇場公開(国内) 7,020 1,470 - 5,549 - 79.1% ー

国内外構成比 [※2] (単位:百万円)

2025年2月期 3Q累計 2026年2月期 3Q累計 増減 増減率 主な増減要因 構成比
国内 23,986 20,738 △3,248 △13.5% 前年同期は「劇場版ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」等のキャラクターグッズが伸長 62.8%
海外 12,715 12,290 △425 △3.3% 配信では「SPY×FAMILY」等、キャラクターライセンスでは「呪術廻戦」等が好調だったが、前年同期は「僕のヒーローアカデミア」等が貢献 37.2%
  • 本表の対象範囲は、TOHO animationレーベル及びこれに準ずる作品です
  • 各ソースの収益認識時期は次の通り。配信・キャラクターライセンス:知的財産を使用する権利の許諾開始時点、商品物販・パッケージ:顧客に商品を引き渡した時点、配分金・ゲーム:報告書受領時点、劇場公開:映画上映時点
  • ※1 ゲームを含む ※2 劇場公開(国内)を除く

TOHO animationのソース別営業収入の推移(四半期)

(単位:百万円)

TOHO animation 配信・キャラクターライセンス収入の状況(四半期)

動画配信やキャラクターライセンスの収益が、アニメビジネスの堅調な成長を牽引

配信収入 キャラクターライセンス収入

演劇事業セグメントの業績(3Q累計)

帝国劇場の休館中も主催公演の回数確保に努めたことに加え、「『ナイツ・テイル-騎士物語-』ARENA LIVE」や「エリザベート」が大入りとなったこと等により、増収増益に

業績分析(増減要因)

  • 帝国劇場の休館中もシアタークリエ(「ボニー&クライド」「陽気な幽霊」「Nostalgic Cabaret」「Only 1, NOT No.1」「ジャージー・ボーイズ」「エノケン」「バグダッド・カフェ」)や、外部の劇場を活用し、主催公演の回数確保に努めた
  • 「『ナイツ・テイル-騎士物語-』ARENA LIVE(東京ガーデンシアター)」「エリザベート(東急シアターオーブ)」は大入りとなった他、「レ・ミゼラブル」「Once」の社外公演等を展開し、増収
  • 営業利益は1Qに借館料等の公演に係る費用等の増加があったものの、増収による収益の底上げにより増益に

不動産事業セグメントの業績(3Q累計)

営業収入は堅調に推移。大規模修繕費が減少したこと等により増益

(単位:百万円)

業績分析(増減要因)

  • 不動産賃貸:全国に所有する不動産が堅調に稼働したこと等により横ばいで推移。利益は前年同期と比べ大規模修繕費が減少したこと等により増益
  • 道路事業:大型工事案件の減少があったものの、賃貸用事業用地等の物件が堅調に稼働したこと等により、減収増益
  • 不動産保守・管理:東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱において、新規受注や既存取引先との請負金額の改定等に努めたことにより、増収増益

連結貸借対照表

(単位:百万円)

2025年2月末 2025年11月末 増減 増減理由及び備考
流動資産 202,050 243,751 41,700 有価証券+22,827、現先短期貸付金+8,987等(参考)棚卸資産※1の残高:23,095
固定資産 451,017 461,937 10,920
有形固定資産 243,502 246,082 2,580 建設仮勘定+2,831、土地+2,168、建物及び構築物△3,431等
無形固定資産 30,751 29,678 △1,073 ソフトウェア+2,062、のれん△1,553、その他△1,581
投資その他の資産 176,764 186,177 9,412 投資有価証券+8,923等
資産合計 653,068 705,689 52,620
流動負債 90,941 95,347 4,405 その他+6,391、未払法人税等△1,678等(参考)短期借入金の残高:42、1年内返済予定の長期借入金の残高:302
固定負債 67,311 73,873 6,561 その他+6,245等(参考)長期借入金の残高:1,350
負債合計 158,253 169,220 10,967
株主資本 425,608 456,621 31,013 自己株式+40,336※2、利益剰余金△6,143、資本剰余金△3,179
その他の包括利益累計額 52,781 63,152 10,371 その他有価証券評価差額金+13,319、為替換算調整勘定△2,926等
非支配株主持分 16,425 16,693 267
純資産合計 494,815 536,468 41,652
負債純資産合計 653,068 705,689 52,620
  • 自己株式の消却:将来の自己株式の処分による株式価値の希薄化懸念を払拭するために、2025年4月30日に10,490,633株を消却

連結キャッシュ・フロー計算書(3Q累計)

(単位:百万円)

2026年2月期 3Q累計 主な内訳
営業活動によるキャッシュ・フロー 53,139 税金等調整前四半期純利益68,245、減価償却費10,247、その他10,433 法人税等の支払額△24,269、投資有価証券売却損益(△は益)△8,913
投資活動によるキャッシュ・フロー 2,248 有価証券の売却による収入45,710、投資有価証券の売却による収入10,555 有価証券の取得による支出△37,936、有形固定資産の取得による支出△11,858
財務活動によるキャッシュ・フロー △16,201 配当金の支払額△15,515
現金及び現金同等物に係る換算差額 △206
現金及び現金同等物の増減額 38,979
現金及び現金同等物の期首残高 76,608
現金及び現金同等物四半期末残高 115,588

3 業績見通し/株主還元

2026年2月期通期業績予想 (2025年10月15日修正から変更無し)

3Q累計利益は大幅に上振れて進捗も、4Qの映画事業等が弱含み見通しのため、前回公表値を据え置き

(単位:百万円)

2026年2月期(10/15修正) 2025年2月期 実績 修正値 対 前期実績
営業収入 360,000 313,171 46,828 15.0%
営業利益 65,000 64,684 315 0.5%
経常利益 65,500 64,455 1,044 1.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 47,500 43,357 4,142 9.6%

2026年2月期セグメント別営業収入予想(2025年10月15日修正から変更無し)

(単位:百万円)

  • 映画事業179,000
    • 映画営業:66,200
    • 映画興行:93,800
    • 映像関連:19,000
  • IP・アニメ事業75,900
  • 演劇事業22,500
  • 不動産事業81,300
    • 不動産賃貸:40,200
    • 道路事業:29,300
    • 不動産保守・管理:11,800
  • その他事業1,300

株主還元

1株当たり配当額等の推移 (単位:円)

配当性向(%) 24.6 24.2 26.8 27.0 42.4 26.9 31.5 32.8 33.4 ー
総還元性向 [※1](%) 49.7 34.7 29.5 27.1 89.2 46.4 61.9 32.9 79.6 ー
配当総額(億円) 81.7 81.1 81.0 98.9 62.2 79.6 105.1 148.6 144.6
自己株式の取得額(億円) 84.4 35.4 8.3 0.1 68.7 57.9 101.9 0 200.6 149.4 [※2]

※1 総還元性向=(配当総額+自己株式の取得額)÷親会社株主に帰属する当期純利益×100
※2 自己株式の公開買付けを実施(2025年11月)

Appendix 1 ラインナップ

映画事業

2026年2月期興行収入10億円以上の作品一覧

東宝配給作品 (単位:億円)

作品名 公開日 興行収入
劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来 7/18 387.9
国宝 6/6 185.3
劇場版「名探偵コナン隻眼の残像(フラッシュバック)」 4/18 147.1
劇場版「チェンソーマンレゼ篇」 9/19 100.3
劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」 8/1 52.6
8番出口※ 8/29 51.4
映画ドラえもんのび太の絵世界物語 3/7 45.7
ブラック・ショーマン 9/12 23.7
映画クレヨンしんちゃん超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ 8/8 23.3
秒速5センチメートル 10/10 22.7
#真相をお話しします 4/25 20.9
劇場版呪術廻戦「渋谷事変特別編集版」×「死滅回游先行上映」 11/7 20.6
ドールハウス※ 6/13 18.8
MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ON SCREEN 11/28 12.8
沈黙の艦隊北極海大海戦 9/26 11.2

東宝東和等の配給作品 (単位:億円)

作品名 公開日 興行収入
ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 5/23 52.8
ジュラシック・ワールド/復活の大地 8/8 49.0
ウィキッドふたりの魔女 3/7 35.4

2025年2月期興行収入10億円以上の作品一覧

東宝配給作品 (単位:億円)

作品名 公開日 興行収入
室井慎次敗れざる者 24/10/11 19.2
スオミの話をしよう 24/9/13 17.7
ゴジラ×コング新たなる帝国 24/4/26 17.4
室井慎次生き続ける者 24/11/15 17.3
アンダーニンジャ 25/1/24 15.9
ディア・ファミリー※ 24/6/14 14.7
劇場版「ウマ娘プリティーダービー新時代の扉」 24/5/24 14.1
もしも徳川家康が総理大臣になったら※ 24/7/26 12.0
四月になれば彼女は※ 24/3/22 11.9
劇映画孤独のグルメ 25/1/10 10.3

東宝東和等の配給作品 (単位:億円)

作品名 公開日 興行収入
劇場版「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」 24/4/12 158.0
キングダム大将軍の帰還 24/7/12 80.3
ラストマイル 24/8/23 59.6
変な家※ 24/3/15 50.7
映画ドラえもんのび太の地球交響楽 24/3/1 43.1
映画「グランメゾン・パリ」 24/12/30 42.0
僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユアネクスト※ 24/8/2 36.0
機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning- 25/1/17 36.0
劇場版ドクターX FINAL 24/12/6 32.8
ファーストキス1ST KISS ※ 25/2/7 28.8
映画クレヨンしんちゃんオラたちの恐竜日記 24/8/9 26.9
映画「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」 25/2/21 26.1
劇場版トリリオンゲーム 25/2/14 20.5

2026年2月期以降東宝(株)配給ラインナップ

2027年2月期/公開日未発表作品名

  • ゴールデンカムイ網走監獄襲撃編 26/3/13
  • 君が最後に遺した歌 26/3/20
  • 映画えんとつ町のプペル〜約束の時計台〜 26/3/27
  • 劇場版「名探偵コナンハイウェイの堕天使」 26/4/10
  • 人はなぜラブレターを書くのか 26/4/17
  • SAKAMOTO DAYS 26/4/29
  • 箱の中の羊 26年初夏
  • ブルーロック 26年夏
  • 映画「キングダム」続編 26年夏
  • 映画ちいかわ人魚の島のひみつ 26年夏
  • 映画クレヨンしんちゃん奇々怪々!オラの妖怪バケーション 26年夏
  • 劇場版「TOKYO MER ~走る緊急救命室~ CAPITAL CRISIS」 26年夏
  • 踊る大捜査線N.E.W. 26年秋
  • 汝、星のごとく 26年秋
  • 劇場版「全領域異常解決室」 26年秋
  • ゴジラ-0.0 26/11/3
  • 劇場版「薬屋のひとりごと」 26年12月
  • SUKIYAKI 上を向いて歩こう 26年
  • 劇場版「ハイキュー!! VS 小さな巨人」 27年
  • 映画「おそ松さん人類クズ化計画!!!!!?」 公開日調整中

「TOHO NEXT」レーベル

2026年2月期作品名

  • 映画しまじろう「しまじろうとゆうきのうた」 3/14
  • ZEROBASEONE THE FIRST TOUR [TIMELESS WORLD] IN CINEMAS 3/19
  • アニメ「怪獣8号」第1期総集編/同時上映「保科の休日」 3/28
  • Love Letter【4K リマスター】 4/4
  • 劇場版総集編呪術廻戦懐玉・玉折 5/30
  • CHA EUN-WOO VR CONCERT : MEMORIES 6/20
  • LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族 6/27
  • JO1 THE MOVIE「未完成」‐Bon Voyage‐ 7/4
  • ONE IN A MILL10N 10/24
  • INI THE MOVIE「I Need I」 10/31
  • 阪神タイガースTHE OFFICIAL MOVIE 2025 ‐栄光の虎道‐ 11/14
  • MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN 11/28
  • MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY DOCUMENTALY FILM 〜THE ORIGIN〜 11/28
  • ATEEZ VR CONCERT : LIGHT THE WAY 12/5
  • 有吉の壁劇場版アドリブ大河「面白城の18人」 26/1/16 同時上映~映画「京佳お嬢様と奥田執事~京佳お嬢様パリへ行く~」
  • 映画「JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE' IN TOKYO DOME - LIVE FILM」 26/1/30
  • GEMNIBUS vol.2 26/3/6

2026年2月期以降配給ラインナップ(東宝東和、東和ピクチャーズ、GKIDS)

東宝東和/東和ピクチャーズ配給作品

作品名(ユニバーサル・ピクチャーズ作品/その他)

  • ウィキッドふたりの魔女 3/7
  • ブリジット・ジョーンズの日記サイテー最高な私の今 4/11
  • BTS ARMY:FOREVER WE ARE YOUNG 7/30
  • ジュラシック・ワールド/復活の大地 8/8
  • ヒックとドラゴン 9/5
  • Mr.ノーバディ2 10/24
  • ブラック・フォン2 11/21
  • ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2 26/1/23
  • ウィキッド永遠の約束 26/3/6
  • ギャビーのドールハウスザ・ムービー 26/3/13
  • ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー 26/4/24
  • ディスクロージャー・デイ 26年夏
  • 英国ロイヤル・バレエ&オペラin シネマ 順次公開中
  • パリ・オペラ座IN シネマ2026 順次公開中

作品名(パラマウント・ピクチャーズ作品)

  • BETTER MAN/ベター・マン 3/28
  • ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 5/23
  • Mr.ノボカイン 6/20
  • 劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険 9/19
  • プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ 11/14
  • サムシング・エクストラ!やさしい泥棒のゆかいな逃避行 12/26
  • ランニング・マン 26/1/30
  • おさるのベン 26/2/20
  • ビリー・アイリッシュ- HIT ME HARD AND SOFT: THE TOUR (LIVE IN 3D) 26/3/20

GKIDS 配給作品

  • WITCH WATCH 3/16
  • PRINCESS MONONOKE 4K IMAX 3/26
  • COLORFUL STAGE! The Movie: A Miku Who Can't Sing 4/17
  • WOLF CHILDREN 5/11
  • DAN DA DAN: Evil Eye 6/6
  • JUJUTSU KAISEN: Hidden Inventory / Premature Death 7/16
  • SUMMER WARS 7/27
  • SHIN GODZILLA 8/14
  • THE LEGEND OF HEI 2 9/5
  • LINDA LINDA LINDA 4K 9/19
  • THE GIRL WHO LEAPT THROUGH TIME 9/28
  • 100 METERS ※1
  • ANGEL’S EGG 4K 11/19
  • JUJUTSU KAISEN : EXECUTION 12/5
  • LUPIN THE IIIRD: The Movie – The Immortal Bloodline 26/1/4
  • ALL YOU NEED IS KILL 26/1/16
  • KOKUH O [※2] 26/2/20
  • GODZILLA MINUS ZERO 26/11/6
  • Shaun The Sheep: The Beast of Mossy Bottom 26年秋
  • 劇場版スポンジ・ボブ呪われた海賊と大冒険だワワワワワ! 26年春
  • パウ・パトロールザ・ダイノ・ムービー 26年夏
  • ストリートファイター/ザ・ムービー 26年

IP・アニメ事業

2025年以降アニメラインナップ

TOHO animation作品

作品名 公開・放送予定 制作会社
アニメ「薬屋のひとりごと」第2期 25年1月~6月放送 STUDIO×OLM
アニメ「怪獣8号」第1期総集編/同時上映「保科の休日」 25年3月28日劇場公開(3週間限定) Production I.G
アニメ「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-」 25年4月~6月放送 ボンズフィルム
アニメ「怪獣8号」第2期 25年7月~9月放送 Production I.G
アニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」第2クール 25年7月~9月放送 トムス・エンタテインメント
アニメ「ぷにるはかわいいスライム」第2期 25年7月~9月放送 TOHO animation STUDIO
アニメ「SPY×FAMILY」Season 3 25年10月放送 WITSTUDIO×CloverWorks
アニメ「僕のヒーローアカデミアFINAL SEASON」 25年10月放送 ボンズフィルム
アニメ「葬送のフリーレン」第2期 26年1月放送 マッドハウス
アニメ「ダーウィン事変」 26年1月放送 ベルノックスフィルムズ
アニメ「呪術廻戦死滅回游前編」 26年1月放送 MAPPA
アニメ「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」第2期 26年1月放送 ボンズフィルム
アニメ「TRIGUN STARGAZE」(シリーズ完結編) 26年1月放送 オレンジ
アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」2期 26年4月放送 Project №9
アニメ「ドロヘドロ」続編 26年春配信 MAPPA
アニメ「無職転生Ⅲ ~異世界行ったら本気だす~」 2026年放送 スタジオバインド
アニメ「BEASTARS FINAL SEASON」Part2 2026年配信 オレンジ
アニメ「スノウボールアース」 2026年放送決定 スタジオKAI
アニメ「Dr. STONE SCIENCE FUTURE」第3クール 2026年放送決定 トムス・エンタテインメント
アニメ「ふつつかな悪女ではございませんが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」 2026年放送決定 動画工房
アニメ「薬屋のひとりごと」第3期 2026年10月/2027年4月放送 TOHO animation STUDIO×OLM
スペシャルアニメ「ハイキュー!! バケモノたちの行くところ」 テレビ放送決定 Production I.G
アニメ「狼と香辛料MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」2期 制作決定 パッショーネ
「ゴジラ」新作アニメシリーズ 制作決定 オレンジ× Igloo Studio
アニメ「怪獣8号」完結編 制作決定 Production I.G
アニメ「僕のヒーローアカデミア」第431話「More」 2026年5月2日放送 ボンズフィルム

サイエンスSARU作品

  • アニメ「ダンダダン」第2期 25年7月~9月放送
  • アニメ「SANDA」 25年10月~12月放送
  • アニメ「天幕のジャードゥーガル」 2026年7月放送
  • アニメ「攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL」 2026年放送
  • アニメ「ダンダダン」第3期 2027年放送

IP・アニメ事業 ゲームラインナップ

配信中ゲーム作品

  • 「ゴジラバトルライン」:2021年6月(スマートフォン)、2022年8月(PC)
  • 「呪術廻戦ファントムパレード」:国内版:2023年11月(スマートフォン)、グローバル版:2024年11月(スマートフォン)、2024年4月(PC)
  • 「怪獣8号THE GAME」:国内版・グローバル版:2025年8月(スマートフォン)、2025年10月(PC)

配信予定ゲーム作品

  • 「天穂のサクナヒメ~ヒヌカ巡霊譚~」:2026年2月(スマートフォン)

演劇事業

2026年2月期以降演劇作品ラインナップ

シアタークリエ

  • ミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」 25年12月~26年1月
  • 上演15周年記念公演「ピアフ」 26年1月
  • 2時22分ゴーストストーリー 26年2月~3月
  • ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」 26年3月~4月
  • VOICARION 10周年記念公演 26年4月
  • ミュージカル「レベッカ」 26年5月~6月
  • ミュージカル「RENT」 26年秋

その他主催公演

  • ミュージカル「レイディ・ベス」 26年2月~3月 日生劇場
  • Concert for LEVAY ~Happy 80th Birthday~ 26年2月 東急シアターオーブ
  • 大地の子 26年2月~3月 明治座
  • ミュージカル「ロマンティックス・アノニマス」 26年3月 東京建物Brillia HALL
  • ミュージカル「ジキル&ハイド」 26年3月 東京国際フォーラムホールC
  • ミュージカル「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」 26年3月~4月 明治座
  • ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」 26年3月~4月 ウェスタ川越、日生劇場
  • ミュージカル「メリー・ポピンズ」 26年3月~5月 東急シアターオーブ
  • ミュージカル「アイ・ラブ・坊っちゃん」 26年5月 明治座
  • ミュージカル「SPY×FAMILY 2 爆弾犬篇&豪華客船篇」 26年9月~10月 東京建物Brillia HALL
  • ミュージカル「ミス・サイゴン」 26年10月~11月 東急シアターオーブ
  • ミュージカル「レ・ミゼラブル」 27年秋 (未定)

海外公演

  • 舞台「千と千尋の神隠し」上海公演 25年7月~8月 上海文化広場
  • 舞台「千と千尋の神隠し」ソウル公演 26年1月~3月 芸術の殿堂オペラハウス

Appendix 2 業績

セグメント別営業利益率の推移

(単位:%)

2025年2月期 1Q 2Q 3Q 4Q 累計 2026年2月期 1Q 2Q 3Q 累計
全社 20.9 21.1
映画事業 23.2 22.8
IP・アニメ事業 27.2
演劇事業 15.5 14.8
不動産事業 25.5 25.1

営業外収益・費用

(単位:百万円)

2025年2月期 3Q累計 2026年2月期 3Q累計 増減 主な増減要因
営業外収益合計 2,443 2,367 △75
営業外費用合計 3,692 1,579 △2,113 FIFTH SEASONの業績改善、のれんの償却額減

セグメント別の減価償却費

(単位:百万円)

2025年2月期※ 1Q 2Q 3Q 4Q 2026年2月期 1Q 2Q 3Q
映画事業 3,746 2,830
IP・アニメ事業 1,125
演劇事業 237 127
不動産事業 9,163 5,653
その他 40 30
調整額 144 485
合計 13,330 10,250

※ 2025年2月期実績は、セグメント区分変更前の数値となります
※ のれんの償却額を除く

特別利益・特別損失

(単位:百万円)

2025年2月期 3Q累計 2026年2月期 3Q累計 増減 主な増減要因
特別利益合計 396 9,113 8,716 政策保有株式の売却(株式会社丸井グループ、株式会社IMAGICA GROUP)
特別損失合計 159 1,748 1,588 不動産事業における解体費用発生(調布市等)、スバル興業において発生

収益の分解情報(顧客との契約から生じる収益を分解した情報)(累計)

(単位:百万円)

報告セグメント 映画事業 IP・アニメ事業 演劇事業 不動産事業 その他 合計
顧客との契約から生じる収益 148,566 55,792 17,352 29,601 976 252,290
その他の収益※ 29,075 29,075
外部顧客への売上 148,566 55,792 17,352 58,676 976 281,366

収益の分解情報(映画事業、IP・アニメ事業)(四半期)

(単位:百万円)

収益の分解情報(セグメント変更前・後比較と主な構成要素)

(2025年10月「決算説明資料」の再掲)

■セグメント変更前 (2025年2月期まで) ■セグメント変更後 (2026年2月期以降)

映画事業 主な構成要素 該当する 旧セグメント
映画館への国内配給 配給※ゴジラ映画、TOHO animationアニメ映画作品の国内配給分を含む ・映画営業
映像の利用・許諾 映画の国内配信 ・映画営業
映画館の経営 映画興行 ・映画興行
アニメコンテンツの利用 アニメ作品の国内・国外の二次利用(番組販売(例:配信サービス、機内上映)) アニメや実写(映画作品等)の商品化権収入 アニメの製作出資収入 ・映像事業
パッケージの販売 パッケージ販売(例:DVD) ・映像事業
映像作品等に係る美術製作 映画等の美術セット等の製作 ・映像事業
その他 実写(映画作品等)の国内の二次利用(配信を除く)、国外の二次利用(TGやTEAが販売代行しているもの) TIやGKIDSの収入 実写(映画作品等)の製作出資収入 グッズ、パンフレット、ゴジラ・ストア、ECサイトの収入 ゴジラの商品化権収入 実写(映画作品等)の制作、スタジオ運営、広告事業 アニメの制作(サイエンスSARU等)、ゲーム、音楽 ・映画営業(⑨⑪) ・映像事業(⑩⑫⑬⑭⑮)
映画事業 IP・アニメ事業
映画営業 映画興行
映画館への国内配給
映像の利用・許諾 ②⑨⑪
映画館の経営
映像作品等に係る美術製作
商品化権等の利用・許諾
商品の販売
その他

営業収入:旧開示基準との比較

TOHO animationソース別営業収入と収益分解情報との関連

Appendix 3 事業

映画事業 中期経営計画の内容と進捗状況

「自社企画作品の製作推進」「映画以外のコンテンツ配給の拡充」により収益力をさらに高め、映画事業をより強固にしていきます。

海外グループ会社との連携により、世界を見据えた日本実写コンテンツの企画開発を促進します。

  1. 自社企画・製作の推進
    • 企画/宣伝人材の増強と製作費の積極投下によって、2032年までに自社製作作品の供給能力を前中計期間の2倍(年約10本)に高めることを目指す
  2. 世界を目指した実写企画開発の促進
    • グローバル企画専門部署を設置し、世界へ届ける企画開発を促進
  3. 配給ラインナップのさらなる拡充
    • 年約30本の邦画編成(東宝配給)、洋画(東宝東和・東和ピクチャーズ配給)に加え、TOHO NEXTレーベル(演劇・音楽・スポーツ等)拡充で新たなお客様とつながり、グループ年間興収1,000億円超を恒常的に目指す
  4. 選ばれるTOHOシネマズに
    • 映画館へ継続的に設備投資し、最高水準の鑑賞環境を提供
      • IMAX、Dolby Cinema等の特殊シアター、プレミアムシートを追加導入
      • コンセッションにセルフ・モバイルオーダーシステムを導入
      • 2026年、東京・大井町と名古屋・栄に2つの新館をオープン予定

IP・アニメ事業 中期経営計画の内容と進捗状況

良質なコンテンツ・IPを数多く製作し、世界へ展開するために、人員増による体制の拡充と制作スタジオ機能の強化を図ります。

成長領域である海外とゲームの収益をさらに伸長させ、IP・アニメ事業の営業利益を200% [*1] 以上にします。

  1. 製作の強化
    • TOHO animationの企画・製作・宣伝体制と東宝グループの制作スタジオ機能の増強により、良質なコンテンツ・IPの増産
  2. 海外の強化
    • 海外拠点を拡充し、各地域のライセンス機能を強化することで、海外でのコンテンツ・IP運用の内製化を図る
  3. ファンビジネスの追求
    • ECプラットフォームの拡充、新会員サービスとの連携、コラボカフェの展開等、お客様と直接つながるファンビジネスを推進
  4. ゲーム開発の促進
    • ゴジラや自社アニメのヒットIPに狙いを絞ってゲーム開発・展開を促進

IP・アニメ事業 IP・アニメ事業の成長加速に向けた新会社を設立

(2025年12月公表)

フィギュア・玩具の企画・製造から物流・販売までを一貫して手掛ける株式会社グッドスマイルカンパニーと、合弁会社「To-Smile株式会社」を設立。To-Smile社を通じて、東宝グループ全体のMD事業の収益性を高める

  • To-Smile株式会社(資本金2.5億円、出資比率:東宝:60%グッドスマイルカンパニー:40%)は、TOHO animation作品やゴジラ等のIPの魅力を最大化するオリジナル玩具・フィギュア・グッズの展開を行う
  • 当社の持つIPプロデュース力および劇場流通網と、グッドスマイルカンパニーの持つ高度な製造ノウハウおよびグローバルな販売ネットワークを融合
  • 作品の世界観を忠実に再現したオリジナル商品を、TOHOシネマズ等の国内劇場販路はもとより、北米・アジアを中心とした世界市場へも迅速に展開

IP・アニメ事業 ゴジラ戦略(中期経営計画の内容と進捗状況)

ゴジラは「映像コンテンツビジネス」から「IPビジネス」へ――3年間で約150億円を投下し、マルチユースに展開。ゴジラのブランド価値を高め、新会員サービスとの連携によって、ファンともっとつながり、ファンをより一層拡げていきます。

  • ライセンスの拡大、自社商品開発の拡大
  • アトラクション展開:より幅広い層へゴジラを体感させるアトラクション
  • 「ゴジラ・ストア」拡大:新宿、心斎橋、梅田に続き、台場と渋谷に新店舗オープン
  • 映像コンテンツ開発:テレビ、配信等プラットフォームに拘らないコンテンツ開発
  • コンソールゲーム開発:大型投資による全世界のゲームファンを取り込むコンソールゲーム開発(予定)
  • モバイルゲーム開発:ライトファンを取り込むモバイルゲーム開発(予定)
  • 劇場用映画:監督・脚本・VFX 山﨑貴で製作決定!

IP・アニメ事業 ゴジラシリーズ ソース別営業収入実績の推移

(単位:百万円)

上から順番に
①劇場公開 ②配分金その他 ③配信 ④商品物販(パッケージ含む) ⑤キャラクターライセンス

IP・アニメ事業 クール数の積み上がり

新規のテレビアニメや新シリーズの追加によって収益源となるIP数を積み上げるとともにコンテンツの長寿化を図り、継続的かつ安定的なビジネスモデルを構築

2027~2029年に公開・放送予定の新作IPも企画開発中

IP・アニメ事業 アニメ製作委員会の仕組みと当社の関わり

製作委員会 :各領域で二次利用展開を進め、ファンの皆さまへ作品を 多面的・重層的・長期的に届ける

  • 当社 :映画化・商品販売・海外展開などファンの皆さまへ 広く価値提供が可能各領域でIP価値を最大化 できる

IP・アニメ事業 IP・アニメ事業の商流:詳細

東宝グループ、パートナー企業と共に、各領域でIP価値を最大化する

当社グループが担う領域

IP・アニメ事業 アニメ製作委員会の収支構造(イメージ)

1話単位のビジネス構造 ※数字は参考

支出 収入

製作委員会は 二次利用展開が重要 。各窓口収入の委員会戻し分[■]を積み上げ、 委員会として出資額の回収を目指す

出資会社が窓口を持つ場合は、窓口手数料を得ることができる

IP・アニメ事業 IP・アニメ事業セグメント:事業別

2026年2月期より、「映画営業事業」「映像事業」からIPビジネス及びアニメ関連ビジネスを抽出し「IP・アニメ事業」を報告セグメントとして独立

【変更前】 【変更後】

報告セグメント 報告セグメント 主な事業内容
映画事業 映画事業
映画営業事業 映画営業事業 映画営業事業 映画の企画・製作・配給事業
映画興行事業 映画興行事業 映画興行事業 映画館の経営に関する事業
映像事業 映像事業 映像関連事業 その他の映像制作、美術製作、広告事業
IP・アニメ事業 TOHO animationの企画・製作・権利利用、ゴジラのライセンス事業
演劇事業 演劇事業 演劇事業 演劇の製作・興行事業
不動産事業 不動産事業 不動産事業 不動産賃貸、道路、不動産保守・管理事業
その他 その他 スポーツ施設等の経営、物販業等

IP・アニメ事業 IP・アニメ事業セグメント:子会社別の変更前・後

IP・アニメ事業 IP・アニメ事業セグメント:作品の商流別計上先

IP・アニメ事業 海外戦略

海外拠点を拡充し、世界中のお客様により多くの良質なコンテンツ・IPを広く届け、世界中のファンとダイレクトにつながる――2032年には海外売上高比率を30%まで引き上げることを目指します。

海外拠点の拡充
ライセンス機能の強化
製作体制の強化
良質なコンテンツ・IPをより多く供給
メッシュ細かくダイレクトなマーケティング展開
世界中のファンともっとつながる
ファンの好みやニーズを理解・蓄積し企画開発にフィードバック

IP・アニメ事業 海外各地域の取り組み

アジア

  • Toho Entertainment Asia
    • 常設店「ゴジラ・ストアMalaysia」をマレーシアにオープン(25年12月)
    • 海外初の常設店となる「ゴジラ・ストアTaipei」を台北にオープン(25年9月)
    • 中国本土における「ゴジラ」IPライセンス事業推進に向けてSCLAと戦略的パートナーシップを締結(25年7月)
  • IGLOO STUDIO
    • 新作「ゴジラ」アニメシリーズをTOHO Animation、オレンジとタッグを組んで制作(25年12月)
    • ゴジラ誕生70周年記念のコレクターズアイテム「FIVE LEGACIES」を同社ECサイトで販売(25年10月)

IP・アニメ事業 海外の主なグループ会社

演劇事業 中期経営計画の内容と進捗状況

外部劇場での主催公演、新会員サービス、多様なチケット価格や販売形態の多角化により帝劇休館中の興行収入を底支えしていきます。

既存人気作品の価値最大化、オリジナル作品開発、海外展開により、東宝演劇のブランド力を高め、新・帝国劇場へとつなげていきます。

  1. 東宝演劇ブランドの継承とさらなる飛躍
    • 帝劇休館中も外部の劇場を活用して公演回数を確保
    • 既存人気作品を時代にあわせたキャスティングや演出により定期的に上演するとともに、良質なオリジナル作品の開発・上演にも注力
  2. 興行力強化のためのマーケティング施策
    • 新会員サービスでお客様の満足度を最大化し、観客増を図る
    • 多様なチケット価格と販売形態の多角化により興行収入を底支え
    • 配信、キャラクターグッズ開発等、演劇作品のマルチユース展開
  3. 海外での作品調達力の強化とプレゼンス向上
    • 舞台「千と千尋の神隠し」海外公演を継続し、他作品の海外ライセンス公演も積極的に展開
    • 海外プロデュース作品に対して戦略的に投資することで、国内上演権を優先的に確保し、最高のラインナップを編成

不動産事業 中期経営計画の内容と進捗状況

・中長期的な収益基盤の維持を図りつつ、資産効率の向上を目指します。

  1. 既存物件の収益向上と物件ポートフォリオの見直し
    • 既存物件は空室率の抑制とともに賃料アップに注力し、物件価値の向上を図る
    • 中長期的な視点で物件ポートフォリオの見直しを図り、保有意義の低い物件については売却等の施策を検討・実施する
  2. 再開発事業の推進
    • 「帝劇ビル」の再開発事業を着実に推進する
    • その他の案件はエンタテインメントとのシナジーや投資採算性を精査のうえ、慎重に進める
  3. 新規物件取得の抑制
    • 物件価格の高止まりや資産効率重視の観点から前中計の方針を見直し、新規物件の取得は抑制する

不動産事業 東宝の不動産ポートフォリオ

(2025年11月末時点)

中長期的な収益基盤の維持を図りつつ、資産効率の向上を目指す

当社保有物件のポートフォリオ (賃貸部分の面積比率)

不動産事業 エンタテインメントとのシナジーの代表例

不動産事業 当社賃貸用不動産 空室率の推移

空室率は低水準で推移

Appendix 4 コーポレート

東宝グループとは

企業理念 TOHO at a glance

  • GROUP PURPOSE:心を揺り動かし、人生の力となる時間を届け、人々の幸福に貢献する
  • GROUP VALUE:朗らかに、清く正しく美しく
  • GROUP SPIRIT:「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」「我々の享くる幸福はお客様の賜ものなり」

事業ポートフォリオ

  • 映画事業
    • 映画営業:映画作品の企画・製作及び映像配信をはじめとする権利活用
    • 映画興行:全国に展開するシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」の経営
    • 映像関連事業:その他の映像制作、美術製作、広告事業
  • IP・アニメ事業:TOHO animation作品の企画・製作・権利活用、「ゴジラ」のライセンス事業
  • 演劇事業:演劇の製作・興行及び芸能プロダクションの経営
  • 不動産事業
    • 不動産賃貸:オフィスビルや商業施設等の賃貸を主体とする不動産業
    • 道路:連結子会社のスバル興業(株)が道路の維持管理・清掃等を展開
    • 不動産保守・管理:ビル等の清掃・設備管理・警備等のビルメンテナンス事業を展開

中期経営計画2028の指針

映画「ゴジラ-1.0」の米国アカデミー賞受賞。アニメ「呪術廻戦」の全世界的大ヒット。舞台「千と千尋の神隠し」連日満席のロンドン公演。私たちの生み出したエンタテインメントが、世界中のお客様の心を動かすことができるという自信と確信を得た3年間でした。

“人”が、情熱を傾けて“企画”をし、エンタテインメントを創り、“世界”に届ける――これが、どんなに外部環境が変化したとしても、私たちの変わることのないシンプルで本質的な価値創造ストーリーです。

加えて、私たちがより持続的に成長していくためには、エンタテインメントを単に広く届けるだけではなく、世界中のお客様の好みやニーズを深く知り、お客様ともっと積極的に“つながる”ことでファンになっていただくことが大切になると考えています。

“人”、“企画”、“世界” 、そして、お客様ともっと“つながる”

これを中期経営計画2028の指針として、私たち東宝グループは世界中のファンから愛されるエンタテインメント企業を目指して邁進していきます。

中期経営計画2028の重点ポイント

人材:少数精鋭から 精鋭多数 への転換
* 成長の源泉である“人”を3年間で約 200 名採用 [*1] 、人への投資とエンゲージメント向上に注力

コンテンツ:約 200 タイトルの豊富で良質なエンタテインメントを提供、世界中のお客様に感動を届ける
* 映画・アニメ・演劇・ゲーム等のコンテンツの企画・製作、IP創出に対し、3年間で約 700 億円を投下

IP
* ゴジラIPの開発・展開に対し、3年間で約 150 億円を投下、IPビジネスを本格的に強化する
* コンテンツ・IP領域のM&Aやシネコン出店等の成長投資として3年間で 1,200 億円程度を設定

デジタル:東宝グループの顧客データ基盤を整備する TOHO-ONE プロジェクトに対し、約 50 億円を投資
* 2026年春、お客様と一つにつながる“新しい会員サービス”ローンチ予定

海外:海外拠点の拡充を加速するとともに、新たにグループインした企業とのシナジーを創出
* 2032年に向けて海外売上高比率を現状の10%程度から 30 % まで引き上げる

中期経営計画2028の数値目標

中期経営計画2028のキャピタルアロケーション

むこう3年間は、営業キャッシュフローに加え、借入・社債発行等の資金調達、政策保有株式や保有不動産の売却も検討・実施し、成長投資と株主還元に充当していく方針とします。

キャッシュイン

  • 営業CF= 当期純利益(除く保有資産売却益)+減価償却費+のれん償却費 キャッシュ創出
  • コンテンツの企画・製作、IP創出700* 億円を投下
  • 有利子負債の活用 400 億円程度

キャッシュアウト

  • 成長投資1,200億円程度
    • コンテンツ・IP領域のM&Aや戦略出資等.....1,000億円
    • 新規シネコン出店・既存館への設備投資/デジタル関連投資等......200億円
  • 不動産関連投資400億円程度
    • 帝劇ビル再開発費用の一部等
  • 自己株式取得:キャッシュフローと投資の進捗状況を勘案しながら機動的に実施
  • 配当 400~500 億円程度

株式の状況

大株主の状況 所有者別状況(単元)

(2025年8月末現在)

  • その他の法人 41.17%
  • 金融機関 20.08%
  • 外国法人等 16.43%
  • 個人 16.31%
  • 金融商品取引業者 2.35%

政策保有株式のB/S計上額及び銘柄数の推移

2025年2月期は3銘柄の削減を実行。但し、B/S計上額は保有先の株価上昇等により増加
2025年6月に1銘柄を売却、7月に1銘柄を売却

ROEの推移と株主資本コスト

当社の株主資本コスト(CAPM) [※1] は4~5.5%程度 [※2] と認識
本数値と投資家が期待する数値には乖離があることも認識しており、今後は投資家との対話を通じて認識のすり合わせを進める

ROEと株主資本コスト(CAPM)との比較 (単位:%)

主なプレスリリース

2025年3月~2026年1月14日

IRカレンダー

当社の主な開示・イベント

2025年

  • 12/5 東宝スタジオ(成城)見学会 アナリスト向け
  • 12/10 IP・アニメ事業説明会 機関投資家向け

2026年

  • 1/14 2026年2月期第3四半期決算発表
  • 4/14 2026年2月期決算発表(予定)
  • 4/15 2026年2月期決算説明会(予定) 機関投資家、アナリスト向け
  • 5月 定時株主総会
  • 5月 2026年2月期FACT BOOK 発行(予定)

IR活動の強化

開示の強化と対話の充実を図り、経営と資本市場をつなぐフィードバック・ループを確立する

資本市場の声を社内にフィードバック

社内フィードバック 回数 ・頻度
取締役会/経営会議 年5回(四半期毎・年度毎)
関係部署とIRの個別ミーティング 四半期毎

開示の強化

  • 2025年12月、IP・アニメ事業説明会を実施

対話の充実

IRイベント 主な対応者
決算説明会 代表取締役社長、取締役副社長執行役員
事業説明会 担当執行役員
IRミーティング 取締役副社長執行役員、IRチーム

四半期毎のIRミーティング件数

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★★

評価の理由は、過去数期にわたり顕著な増収増益を達成し、特に映画事業とIP・アニメ事業が力強い成長を牽引している点にあります。2025年暦年の国内興行収入が過去最高を記録した事実は、同社のコンテンツ制作力と配給網の強さを明確に示しています。

セグメント別では、映画事業の営業利益率が21.6%と高い水準を維持しつつ、IP・アニメ事業もサイエンスSARUやGKIDSの貢献により成長しています。不動産事業は安定的なキャッシュフロー源として機能しており、事業ポートフォリオのバランスが取れています。

一方で、IP・アニメ事業において、のれん償却費の増加やパッケージ・商品物販の減少により減益となっている点は懸念材料です。また、通期予想を据え置いた背景には、4Qの映画事業の弱含み見通しがあり、ヒット作の有無による業績の変動性が高いことが示唆されます。

しかし、中期経営計画2028では、IPビジネスの強化、海外展開の加速、そして顧客基盤プラットフォーム「TOHO-ONE」のローンチなど、将来の成長に向けた具体的な施策が示されています。特に、株式分割や配当増額は株主還元への積極的な姿勢を示しており、投資家層の拡大を狙う意図が見られます。

財務面では、ROEと株主資本コストの乖離を認識し、対話を通じて認識のすり合わせを進める姿勢は評価できます。全体として、強力なIPと安定した不動産基盤を持ち、成長戦略も明確であるため、高い評価とします。

投資判断の根拠:買い

現状の業績は非常に好調であり、特に映画事業のヒット作が牽引しています。中期経営計画で示されたIPビジネスの強化、海外展開、顧客基盤プラットフォームへの投資は、将来の持続的成長の基盤となり得ます。株主還元策も強化されており、投資妙味は高いと判断します。

重要なポイント:
1. 映画事業の圧倒的な収益力: 歴代最高興行収入を記録し、ヒット作が利益を牽引。
2. IPビジネスへの注力: ゴジラIPへの大規模投資と、グッドスマイルカンパニーとの協業によるMD事業強化。
3. 顧客基盤の統合と強化: 「TOHO-ONE」による顧客データ統合と体験価値向上への取り組み。
4. 海外売上高比率の向上目標: 2032年までに30%を目指す戦略的な海外展開。

会社への質問(AI生成)

[IP・アニメ事業において、のれん償却費の増加が利益を圧迫していますが、今後の買収戦略において、のれん償却費の増加を上回る収益貢献が見込める案件に絞る方針ですか?]

[「TOHO-ONE」のローンチにより、会員基盤の統合とデータ活用が進むと想定されますが、具体的な収益貢献(例:会員単価向上、クロスセル率向上)のKPIと、その達成に向けたロードマップを教えてください。]

[3Q累計では好調な進捗にもかかわらず、4Qの映画事業が弱含み見通しのため通期予想を据え置いた理由について、具体的にどの作品群の興行見通しが下方修正されたのか、また、その見通しの根拠を教えてください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
「ゴジラ」IPのグローバル展開加速とマルチユース拡大 80% S 既存の「ゴジラ」IPを活用し、映像だけでなくゲーム、アトラクション、ライセンスを統合的に展開。特に北米・アジアでの展開を強化し、海外売上比率向上に直結させる。
TOHO-ONEを軸としたファンエンゲージメントの収益化 75% A 新プラットフォーム「TOHO-ONE」のプレミアム会員(年会費3,000円)の会員数を中期目標の1,000万人(2032年)に向けて早期に拡大し、安定的なサブスクリプション収益を確保する。
TOHO animationの海外配信権・ライセンス事業の内製化と強化 70% A 海外拠点の拡充とライセンス機能の強化により、TOHO animation作品の海外配信権・ライセンス事業における内製化比率を高め、収益性を改善する。
映画配給ラインナップの「TOHO NEXT」レーベル拡充 65% B 演劇、音楽、スポーツ等のコンテンツを「TOHO NEXT」レーベルで積極的に配給し、映画興行以外の新たな収益源を確保する。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:IPビジネスの本格的強化とグローバル展開の加速

現在の東宝の強みは、強力なIP(特に「ゴジラ」と「TOHO animation」作品群)と、それを支える国内の映画興行・配給網です。売上を倍増させるためには、国内市場の成長限界を超え、グローバル市場での収益を飛躍的に拡大する必要があります。

最優先戦略として、「ゴジラ」IPを核としたグローバル展開の加速と、IPビジネスの収益構造転換を位置づけます。

現状分析と課題:
3Q累計では、映画事業が好調である一方、IP・アニメ事業はのれん償却費の増加やパッケージ・商品物販の減少により減益となっています。これは、買収したGKIDSやサイエンスSARUの償却負担が先行していること、また、ヒット作の反動減が影響しています。中期経営計画では、2032年までに海外売上高比率を30%に引き上げる目標を掲げていますが、現状の比率は約10%であり、目標達成には大幅な加速が必要です。

施策の具体化:
1. 「ゴジラ」IPのマルチユース展開の深化: 映像コンテンツだけでなく、ゲーム(コンソールゲーム開発含む)、アトラクション、グッズ展開を統合的に推進します。特に、グッドスマイルカンパニーとの合弁会社「To-Smile」を通じて、高品質なMD商品をグローバル市場に展開し、IP収益の安定化を図ります。
2. 海外展開の内製化と拠点強化: 欧州統括会社の設立や、アジア地域での常設店展開など、海外拠点の拡充とライセンス機能の内製化を進めます。これにより、海外でのIP活用における利益率を向上させ、海外売上高比率の目標達成を目指します。
3. TOHO-ONEとの連携: 新規会員サービス「TOHO-ONE」を、グローバルIPのファンエンゲージメント強化の基盤と位置づけます。プレミアム会員制度を通じて、ファン層のロイヤリティを高め、安定的な収益源を確保します。

期待される効果:
この戦略により、映像作品のヒットに依存する収益構造から脱却し、IPの継続的な収益化を実現します。特に、グローバル市場でのIP展開が成功すれば、売上規模は飛躍的に拡大し、中期経営計画の数値目標達成に大きく貢献します。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案する施策は、主に「TOHO-ONE」の機能強化と、IPビジネスのデータ活用・効率化に焦点を当てます。

  1. 「TOHO-ONE」のデータ統合・分析基盤の構築支援

    • 目的: 既存の「シネマイレージ」会員データ、演劇会員データ、ECサイト会員データを統合し、顧客の行動履歴や嗜好を横断的に分析できるデータ基盤(CDP: Customer Data Platform)を構築します。
    • 期待される効果: 顧客セグメンテーションの精度向上、パーソナライズされたリワードやコンテンツ提案の実現。これにより、プレミアム会員への転換率向上や、会員単価の向上が期待できます。
    • 実現可能性: 2026年3月のローンチに向けて、既存のデータソースのクレンジング、統合、分析環境の整備を支援します。
  2. IP・アニメ事業のライセンス・マーチャンダイジング業務のデジタル化

    • 目的: IPの利用許諾(ライセンス)や商品化権の管理プロセスをデジタル化し、契約管理、収益分配計算、進捗管理の効率化を図ります。特に、海外拠点との連携を強化し、リアルタイムでの情報共有を可能にします。
    • 期待される効果: 契約管理のミス削減、収益認識の迅速化、海外拠点との連携コスト削減。これにより、IP事業の利益率改善に貢献します。
    • 実現可能性: 既存の契約管理システムや会計システムとの連携を前提に、ワークフロー自動化とダッシュボード化を支援します。
  3. 映画興行・配給における需要予測・在庫最適化システムの導入

    • 目的: 過去の興行データ、公開時期、競合作品、プロモーション効果などを統合的に分析し、各劇場の座席数やコンセッション在庫の需要を予測するAIモデルを構築します。
    • 期待される効果: 興行収入の最大化に向けた座席販売戦略の最適化、コンセッション在庫の最適化による廃棄ロス削減と機会損失の低減。
    • 実現可能性: 過去の興行データは豊富にあるため、予測モデルの構築は比較的容易ですが、リアルタイムでの需要変動への対応が鍵となります。