東海ソフト - 2026年5月期 第2四半期決算説明資料 ★★★

基本情報

東海ソフト株式会社

取締役会⾧ 伊藤秀和
代表取締役社⾧ 尾上雅憲

設立
1970年

本社
愛知県名古屋市

資本金
8億2,658万円
(2025年5月31日現在)

従業員
583名 (単体)
811名 (連結)
(2025年5月31日現在)

東証スタンダード市場
名証プレミア市場

証券コード
4430

沿革

日本の製造業及び公共事業をソフトウエア技術で支えてきました。

1978 年:金融・公共関連事業
1980 年:組込み関連事業

当期業績の上方修正
( 2025 年7月 14 日時点開示より修正)
- 2026 年5月期の通期連結業績予想の修正について

国内製造業を中心に、競争力強化や業務効率化を目的としたデジタル化投資が引き続き活発であり、当社の組込み関連、製造・流通及び業務システム関連事業におけるソフトウェア開発需要は高水準を維持しています。公共関連事業も受注・売上ともに堅調に推移しており、この状況を踏まえ、当期の連結業績予想を上方修正いたします。

一方で、ソフトウェア開発案件は、要件の多様化や管理面及び技術面での難易度の高まりにより、プロジェクトの複雑性が増しています。このような状況を踏まえ、より精度の高いマネジメントが求められることから、当社グループではプロジェクト管理体制のさらなる精度向上を図り、進捗や原価を定期的かつ多角的にモニタリングする仕組みを運用しています。これらの取り組みにより、上半期に発生している不採算案件における通期業績への影響は軽微にとどまっています。また、下半期は企業の投資判断がより慎重になることから、成⾧ペースは緩やかに推移する見込みですが、安定的な収益確保と中⾧期的な成⾧基盤の強化に注力し、事業拡大と持続的な成⾧を目指して参ります。

今回修正予想 前回発表予想 (2025年7月14日) 増減額 増減率
売上高 (百万円) 12,000 11,960 +40 0.3%
営業利益 (百万円) 1,325 1,249 +76 6.1%
経常利益 (百万円) 1,350 1,240 +110 8.9%
当期純利益 (百万円) 870 857 +13 1.5%
1株当たり当期純利益 181.6 179.0

業績の推移

2026 年5月期第2四半期は過去最高の売上高と経常利益を達成

売上高の推移 (百万円) 経常利益の推移(百万円)

23.5 期 24.5 期 25.5 期 26.5 期
23.5 期 24.5 期 25.5 期 26.5 期

予想 1,350
1,147

予想 12,000
10,680

1 Q 2 Q 3 Q 通期
1 Q 2 Q 3 Q 通期

※ 2022 年5月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第 29 号 2020 年3月 31 日)を適用しております。
※ 2025 年5月期より連結決算に移行しております。

決算の概況(連結)

2025年5月期2Q 2026年5月期2Q 対前期2Q比
実績 対売上比率 実績 対売上比率 増減値 増減率
売上高 (百万円) 4,759 6,177 +1,417 +29.8%
売上総利益 (百万円) 1,159 24.4% 1,500 24.3% +341 +29.4%
販売費及び一般管理費 (百万円) 575 12.1% 767 12.4% +192 +33.5%
営業利益 (百万円) 584 12.3% 733 11.9% +148 +25.5%
経常利益 (百万円) 585 12.3% 761 12.3% +176 +30.1%
当期純利益 (百万円) 398 8.4% 491 8.0% +92 +23.3%
1株当たり当期純利益 83.5 102.6
自己資本比率 55.5 57.9

業績予想に対する進捗率

2026年5月期 2026年5月期2Q
業績予想 実績 対予想進捗率
売上高 (百万円) 12,000 6,177 51.5%
販売費及び一般管理費 (百万円) 1,650 767 46.5%
営業利益 (百万円) 1,325 733 55.3%
経常利益 (百万円) 1,350 761 56.4%
当期純利益 (百万円) 870 491 56.5%
1株当たり当期純利益 181.6 102.6

全社トピックス

売上高及び経常利益が過去最高
(前期2 Q 比 +29.8% +30.1%)

金山オフィスを新設し、約200名規模の開発体制を構築

国内製造業における省人化・自動化の加速を背景に、開発需要は
堅調に推移

受注動向に応じて開発リソースの最適化、大型案件への人員シフトを
柔軟に行うことで、開発体制の強化と重点領域への集中

人材確保と定着に向けた取り組み強化
(継続的なベースアップの実施、第二新卒採用の拡充)

売上の構成

デジタル化需要の高まりにより、組み込み関連、製造・流通関連、公共関連の各事業
引き続き堅調に推移

※ 子会社の事業分類が当社の事業分類と異なる部分について「その他事業」として表記しております。

事業区分別売上の推移

製造・流通及び業務システム関連事業の堅調な伸⾧が増収に対して寄与

2025年 5月期2Q 2026年 5月期2Q 対前期2Q比 (増減率)
全社売上高 (百万円) 4,759 6,177 +29.8%
組込み関連事業 (百万円) 1,717 1,957 +14.0%
製造・流通及び 業務システム関連事業 (百万円) 2,168 3,233 +49.1%
金融・公共関連事業 (百万円) 874 924 +5.8%
その他事業 (百万円) 61

事業区分別売上総利益の推移

組込み関連、製造・流通及び業務システム関連の堅調な伸⾧が増益に対して寄与

2025年5月期 2Q 2026年5月期 2Q 対前期 2Q比
売上総利益 総利益率 売上総利益 総利益率 (増減率)
全社売上総利益 (百万円) 1,159 24.4% 1,500 24.3% +29.4%
組込み関連事業 (百万円) 400 23.3% 524 26.8% +30.9%
製造・流通及び 業務システム関連事業 (百万円) 557 25.7% 762 23.6% +36.7%
金融・公共関連事業 (百万円) 200 23.0% 200 21.7% +0.0%
その他事業 (百万円) 12 20.3%

※ 事業区分毎の売上総利益は管理会計上の数値を会計上の総利益と一致するよう按分して表記しております。

組込み関連事業のトピックス

SDV(Software Defined Vehicle)とは、通信で車を制御するソフトウエアを継続的に更新できる車のことです。SDVにより車づくりがハードウェア先行からソフトウェア先行に変わると注目されています。

組込み関連事業

 車載及び産業機器の新技術・新製品に関する開発事業

車載関連では トヨタグループ が 43.2 %
民生・産業機器関連では、 富士電機 が 48.7 %

その他
民生・産業機器 関連開発
車載関連開発

※ 組込み関連事業における子会社の売上高を「その他」として表記しております。

製造・流通及び業務システム関連事業のトピックス

国内製造業の DX ニーズの高まりを背景に増収・増益
(前期2 Q 比 +49.1% +36.7%)

当社グループ化により開発体制が強化され、事業拡大に寄与

省人化・自動化の加速を背景に、「 PlusFORCE 」による提案活動
及び開発体制の強化

PlusFORCEとは、MES(製造実行システム)、WMS(倉庫管理システム)、SCM(サプライチェーンマネジメント領域)における当社DX支援ソリューション

製造・流通及び業務システム関連事業

 製造・物流業を支える多彩な開発事業を展開

産業のDX化の流れを受け製造・流通システム関連開発及び 業務システム関連開発とも堅調

製造・流通システム 関連開発
業務システム 関連開発

※ 製造・流通及び業務システム関連事業における子会社の売上高を「その他」として表記しております。

金融・公共関連事業のトピックス

パートナー活用の拡大を含めた受注・開発体制の対応により増収
(前期2 Q 比 +5.8%収益は前期2 Q と同水準で推移)

公共関連開発の受注環境は良好、堅調な売上実績

公共ヘルスケア領域におけるデジタル基盤需要を背景に開発強化

金融・公共関連事業

 大手 SIer のパートナー企業の一員として、安定した顧客基盤の事業を展開

日立製作所 が 53.4 %、 その他日立Gr. が 46.6 %

金融関連開発・その他 0%

※ 金融・公共関連事業における子会社の売上高を「その他」として表記しております。

事業拠点

2025 年5月 31 日現在

2025年5月期業績の推移

2025 年5月期は過去最高の売上高と経常利益を達成

売上高の推移 (百万円) 利益の推移(百万円)

  • 金融・公共関連事業
  • 製造・流通及び業務システム関連事業
  • 組込み関連事業

  • 営業利益

  • 経常利益
  • 当期純利益

20.5 期 21.5 期 22.5 期 23.5 期 24.5 期 25.5 期
20.5 期 21.5 期 22.5 期 23.5 期 24.5 期 25.5 期

※ 2022 年5月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第 29 号 2020 年3月 31 日)を適用しております。
※ 2025 年5月期より連結決算に移行しております。

SDGsへの貢献

3つの事業が支える社会のデジタル化と SDGs

当社の中核事業

SDGs の達成へ

ESG経営

環境

社会

企業 統治

自社でできること
- ペーパーレス化の推進による資源保護
- 省エネやリサイクル推進による環境負荷低減
- グリーン購入の推進
- 移動に伴う CO2 排出削減
- 職場におけるダイバーシティ推進
- 働きやすい職場環境づくり(働き方改革)
- 能力開発の機会提供
- 地域社会への貢献
- コーポレートガバナンスの徹底
- リスクマネジメントの強化( BCP 策定)
- 情報セキュリティの確保
- 内部通報制度の実効性向上

事業を通じてできること
- 省エネ・省資源に係るシステム開発
省エネルギーな製造・物流システム
廃棄ロスのない在庫・販売管理
ペーパーレスな業務・行政システム
- 情報システム・サービスの開発を通じて
快適と便利さを提供
安全と安心を提供
住みよい未来を創造
- すべての取引先と順法で公正な取引
腐敗防止
反社会的勢力の排除
- 取引先の業務統制への協力

最後に

当社は、「ソフトウエア開発を通じて日本の産業界の発展を支え、
世界が掲げるSDGsの実現に資する。」という気概を持って
全社一丸となり、事業に邁進し企業価値の向上に努めて参ります。
引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

「顧客に価値を提供し続ける会社」 「顧客・社員・社会すべてに信頼される会社」

お問合せ先 東海ソフト株式会社常務取締役山下一浩
TEL : 052-300-8330
URL : https://www.tokai-soft.co.jp/inquiry/

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★

評価の理由:
東海ソフト株式会社は、製造業を中心としたデジタル化投資の活発化を背景に、堅調な成長を続けています。特に「製造・流通及び業務システム関連事業」が前期比約50%増と急成長しており、これが業績を牽引しています。2026年5月期第2四半期は過去最高の売上高と経常利益を達成し、通期予想も上方修正されました。自己資本比率も57.9%と健全な水準を維持しており、財務基盤は安定しています。

しかし、成長の源泉が特定のセグメント(製造・流通関連)に偏っており、他のセグメントの成長が鈍化している点に懸念があります。特に「金融・公共関連事業」の売上総利益率は21.7%と低く、成長率も5.8%に留まっています。また、プロジェクトの複雑化に伴うマネジメント強化の必要性が言及されており、不採算案件の影響を軽微に抑えるためのコスト(人件費や管理体制強化)が将来的に利益率を圧迫する可能性があります。

経営陣は「プロジェクト管理体制のさらなる精度向上」を強調していますが、具体的なKPIや改善効果については詳細が不明瞭です。また、人材確保と定着に向けた取り組み(ベースアップ、採用拡充)はコスト増要因となり、利益率維持の課題となります。全体として、堅実な成長と安定した財務基盤はあるものの、成長の持続性や収益性のさらなる向上のためには、事業ポートフォリオのバランス改善とプロジェクト管理の透明性が求められます。

投資判断の根拠:
保有(ニュートラル)。現在の業績は堅調であり、製造業のDX需要という追い風に乗っています。しかし、成長の偏りと利益率改善の不透明さから、積極的な買い材料としては不十分です。既存株主にとっては、現在の成長トレンドが続く限り保有を継続する価値がありますが、大幅な成長期待には慎重になるべきです。

重要なポイント:
1. 製造・流通関連事業の急成長(+49.1%):DX需要が業績を強く牽引している。
2. 金融・公共関連事業の停滞:売上総利益率が低く(21.7%)、成長も鈍化しており、事業ポートフォリオの偏りが懸念される。
3. プロジェクト管理の強化とコスト増:複雑化する案件への対応が利益率に与える影響が不明瞭。
4. 人材投資の継続:ベースアップや採用拡充はコスト増要因であり、利益率維持へのプレッシャーとなる。

会社への質問(AI生成)

製造・流通及び業務システム関連事業の売上総利益率が23.6%と、組込み関連事業(26.8%)と比較して低い水準にあります。このセグメントの収益性向上のため、具体的にどのようなプロジェクト管理や技術的アプローチを採用し、利益率を25%以上に引き上げる計画ですか?

上半期に発生した不採算案件の通期影響が軽微であるとのことですが、不採算案件の発生原因(例:要件定義の甘さ、技術的難易度、リソース不足)を特定し、下半期のプロジェクト管理体制でどのように再発防止を図るのか、具体的なモニタリング指標と改善策を教えてください。

金融・公共関連事業の売上総利益率が21.7%と全社平均を下回っています。このセグメントの収益性が低い主な要因は何ですか?また、日立製作所への依存度が高い中で、このセグメントの成長戦略と収益性改善の具体的なロードマップを教えてください。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
製造・流通DXソリューション「PlusFORCE」の垂直展開と横展開 70% S 製造業のDX需要(特に省人化・自動化)は継続的であり、既存ソリューションの横展開(他業種への適用)と垂直展開(より高度な機能追加)が鍵。成功には、既存顧客からの成功事例の横展開と、ソリューションの標準化・パッケージ化が不可欠。
組込み関連事業におけるSDV・車載領域へのリソース集中と高付加価値化 65% A トヨタグループへの依存度が高いが、SDVへのシフトは明確なトレンド。既存の組込み技術を活かし、高付加価値なソフトウェア開発(OTA対応、セキュリティなど)に特化することで単価向上を目指す。
金融・公共事業の収益性改善と選択と集中 50% B 低収益の金融・公共事業からのリソースを、成長分野である製造・流通関連事業へシフト。既存の公共案件は維持しつつ、新規案件は高収益案件に絞り込むことで、全社利益率の改善と売上成長のバランスを取る。
開発体制の標準化と生産性向上によるリソース効率化 75% A プロジェクトの複雑化に対応するため、開発プロセス、コード標準、テスト自動化などを標準化し、開発リソースの生産性を向上させる。これにより、既存リソースでより多くの案件を処理し、売上増を目指す。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略は、「製造・流通DXソリューション「PlusFORCE」の垂直展開と横展開」です。

理由と詳細:
現在の東海ソフトの成長を牽引しているのは「製造・流通及び業務システム関連事業」であり、前期比約49%の売上増を達成しています。このセグメントの成長ドライバーである「PlusFORCE」(MES, WMS, SCM領域のDX支援ソリューション)を、売上倍増の核とすべきです。

垂直展開(ソリューションの高度化):
製造業のDXは、単なるシステム導入から、AI/IoTを活用した予知保全や高度なサプライチェーン最適化へと進化しています。PlusFORCEの機能を、これらの先端技術と連携させることで、より高単価で付加価値の高い案件を獲得し、売上単価を向上させます。既存の顧客基盤を活用し、より深いレベルでのDXパートナーとしての地位を確立することが重要です。

横展開(他業種への適用):
PlusFORCEが製造業で培ったノウハウ(在庫管理、生産計画、物流最適化など)は、他の業種(例:小売、ヘルスケア、建設業など)の業務システムにも応用可能です。特に、物流や在庫管理の課題を抱える企業は多く、製造業以外への横展開は新たな成長市場を開拓する機会となります。この際、既存の組込み技術や公共事業で培ったノウハウを組み合わせることで、他社にはない独自のソリューションパッケージを構築できる可能性があります。

実行上の注意点:
この戦略の成功には、PlusFORCEの標準化と再利用性の向上が不可欠です。プロジェクトごとにカスタマイズするのではなく、ソリューションとしてのパッケージ化を進め、開発リソースを効率的に再配置する必要があります。また、営業体制も、システム開発の受託型からソリューション提案型へとシフトさせ、顧客の経営課題解決に直結する提案力を強化することが求められます。

ITコンサルからの提案(AI生成)

施策1: 製造・流通DXソリューション「PlusFORCE」の垂直展開と横展開の支援

目的: PlusFORCEの標準化と再利用性を高め、開発リソースの効率化と高付加価値化を実現する。
支援内容:
1. ソリューション・アーキテクチャの再設計: PlusFORCEのコア機能をマイクロサービス化し、再利用可能なコンポーネントとして再構築します。これにより、新規案件への適用スピードを向上させ、開発工数を削減します。
2. 開発プラットフォームの標準化: 開発環境、CI/CDパイプライン、テスト自動化フレームワークを統一し、開発者の生産性を向上させます。特に、製造業特有の要件に対応するための共通モジュールライブラリを構築します。
3. 横展開のためのデータモデル標準化: 製造業以外の業種(例:小売、物流)へ展開する際、業種固有のデータモデルと共通のデータモデルをマッピングするフレームワークを構築し、カスタマイズ工数を最小化します。

期待される効果: 開発リードタイムの短縮、開発コストの削減、新規市場への迅速な参入。

施策2: 開発体制の標準化と生産性向上によるリソース効率化

目的: プロジェクトの複雑化に対応し、既存リソースで売上を拡大するための開発生産性を向上させる。
支援内容:
1. プロジェクト管理・進捗モニタリング基盤の構築: 経営陣が言及した「多角的なモニタリング」を実現するため、リアルタイムでの進捗、リソース稼働率、原価を可視化するダッシュボードを構築します。特に、不採算案件の兆候を早期に検知するアラートシステムを導入します。
2. 技術負債の可視化と管理: 既存システムの技術負債を評価し、リファクタリングの優先順位付けを支援します。これにより、将来的な保守コストの増大を防ぎ、新規開発へのリソース投入を最適化します。
3. ナレッジマネジメントシステムの導入: 過去のプロジェクト情報、設計ドキュメント、ベストプラクティスを一元管理するシステムを構築し、新規プロジェクトにおける設計・開発の効率化を図ります。

期待される効果: プロジェクトの品質向上、不採算案件の削減、開発リソースの最適配分による売上拡大余地創出。