G-モビルス - 2026年8月期 第1四半期決算説明資料 ★★
基本情報
- 会社コード: 43700
- 会社名: G-モビルス
- タイトル: 2026年8月期 第1四半期決算説明資料
- 発表日時: 2026年01月14日 15:30
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260113533019.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/4370.T
2026年8月期 第1四半期 決算説明資料
モビルス株式会社(4370)
2026年1月14日
モビルス単体実績
2026年8月期第1四半期(2025年9月~2025年11月) モビルス単体業績
| 単位:百万円 | 2025年8月期 第1四半期 単体業績 | 2026年8月期 第1四半期 単体業績 | 前年同期比 成長率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 395 | 465 | +17.8% |
| ー SaaSサービス | 314 | 370 | +17.7% |
| ー プロフェッショナルサービス | 80 | 95 | +18.4% |
| EBITDA注1 | 14 | 21 | +44.0% |
| 営業利益 | ▲22 | ▲37 | - |
| 経常利益 | ▲24 | ▲43 | - |
| 当期純利益 | ▲21 | ▲41 | - |
(注1) EBITDA(営業利益+ソフトウエア償却費+減価償却費+株式報酬費用)
売上高推移
SaaS製品導入の進捗によりSaaSサービス売上は前年比+17.7%の成長。また製品導入に伴うカスタマイズ開発・コンサルティングなどの有償サービスの利用も進み、プロフェッショナルサービスもあわせて全体で前年比+17.8%の売上成長。
売上高(百万円)と売上高構成比のグラフ
カテゴリ別売上高および営業利益の四半期推移
SaaSサービスは継続的に積み上がり、プロフェッショナルサービスの売上規模は大型案件の売上計上タイミングによって増減するものの、2024年8月期までの減少トレンドからは脱却。
カテゴリ別売上高および営業利益の四半期推移グラフ
| 2020年8月期 | 2021年8月期 | 2022年8月期 | 2023年8月期 | 2024年8月期 | 2025年8月期 | 2026年8月期 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 533 | ||||||
| 388 425 437 |
383 425 422 |
380 392 |
116 172 395 456 469 |
95 465 |
||
| 314 296 |
285 353 335 |
222 220 317 |
** 147 176 173 102 363** |
106 105 103 84 381 379 |
80 120 |
|
| 212 181 193 |
148 199 170 260 |
** 139 191** |
||||
| 66 106 47 |
129 |
** 202 216** | ** 235 245 252 260** | ** 274 275 289 294** | ** 314 335 352 361** | ** 370** |
| 80 87 102115 70 |
** 130 137 153 165 10 28** |
** 177 197 28 31** |
36 32 69 |
|||
| -54 -16 42 |
24 71 |
53 67 |
-27-20 -49 -58 |
-73 |
-22 |
-3 |
| 1Q 2Q 3Q 4Q |
1Q 2Q 3Q 4Q |
1Q 2Q 3Q 4Q |
1Q 2Q 3Q 4Q |
-100-97 -8 1Q 2Q 3Q 4Q |
1Q 2Q 3Q 4Q |
1Q |
SaaSサービス プロフェッショナルサービス 営業利益
年間リカーリングレベニュー(ARR(注1))の推移
前期から注力してきた代理店商流の活性化に向けた取り組みの結果が表れ、代理店はで前年比+31%の成長。直販は前期第1四半期の高成長の反動で成長率が低下したものの、直販・OEMを含めた全体の成長率は+16%で進捗。
ARR(百万円)の推移グラフ
+16%(YoY)
+8%(YoY)
+31% (YoY)
+11%
(注1)ARR: Annual Recurring Revenueの略語。四半期末日の月次サブスクリプション売上高(注2)を12倍することにより算出。
(注2)月次サブスクリプション売上高: SaaS製品利用に係るライセンス売上および従量課金売上の合計。
主要KPIの推移
SecurePathを含めた大規模なチャット活用などの大型案件も寄与し、平均単価は引き続き上昇基調で推移。解約率は引き続き目標値を下回っており、低単価案件での解約が進む一方で、新規案件の獲得により契約件数は前年比+1%。
契約数(注 1 )、一契約あたりの月額平均単価(注 1 、 2 )、解約率(注 1 、 3 )の推移グラフ
(注 1 ) OEM を除く。 (注 2 )四半期最終月の月次サブスクリプション売上高を契約数で除することにより算出。 (注 3 )「当月の解約による減少したライセンス売上÷前月末のライセンス売上」の 12 ヵ月平均。
売上総利益
売上高の成長により売上総利益は前年比+9%の増加。ソフトウェア資産の償却費用増により売上総利益率は低下。
売上総利益(百万円)と売上総利益率のグラフ
| Col1 | 288 |
|---|---|
| 265 |
265 |
2025年8月期 第1四半期
2026年8月期 第1四半期
営業利益
オフィス移転費用および人材採用費を計上したことにより第1四半期では営業赤字を計上。
営業利益(百万円)と営業利益率のグラフ
営業利益の対前年比での増減要因
売上高の拡大が定常的な原価・販管費の増加を上回っており、2024年8月期の減損損失計上に伴うソフトウェア償却負担の急激な増加やオフィス移転の影響を除けば前年同期よりも利益水準は改善。
(百万円)の増減要因グラフ
前期 営業利益
当期 営業利益
単体通期業績予想に対する進捗状況
通期計画に対して第1四半期は堅調に進捗。営業赤字幅は想定の範囲内であり、引き続き、各利益指標において通期での黒字を見込む。
| 単位:百万円 | 2026年8月期 単体通期業績予想 | 2026年8月期 第1四半期単体業績 | 第1四半期時点での 進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,250 | 465 | 20.7% |
| 営業利益 | 40 | ▲37 | - |
| 経常利益 | 30 | ▲43 | - |
| 当期純利益 | 30 | ▲41 | - |
2026年8月期におけるモビルス単体での売上成長に向けた戦略製品
1QではSecuritySuiteを含めたチャット運用のニーズを中心に売上が拡大。2Q以降でも引き続き案件が見込まれており、加えて、生成AIを活用した製品での売上が積み重なることで成長の加速を見込む。
1Q 2Q 3Q 4Q
+ +
高セキュリティチャット運用の拡大: 1Qにて複数顧客で運用開始。2Q以降も引き続き拡大見込み
11月より新機能追加(テンプレート機能、ダッシュボード機能、ナレッジ突合機能)
2Qより大型案件の運用開始を見込む
/ + 生成AI・RAG
生成AIでの後工程の自動化も含めたAIエージェント型での活用が広がる。
横浜銀行様・SBIいきいき少額短資保険様にて先行事例。
現在、様々なPoCが進捗しており、下期以降の本格展開を見込む。
横浜銀行様 活用事例:AIエージェント型ボイスボット
自然文会話での要件分類からヒアリング、外部システムのデータ参照・更新を生成AIが担うAIエージェント型ボイスボットの先行事例。顧客のユーザーエクスペリエンスの向上とともに、後工程の業務負担を解消しオペレーターの業務効率化にも寄与。
横浜銀行
対象業務:
住宅ローン年末残高証明書、融資取引明細表などの各種証明書の発行・再発行
課題:
繁忙期において、月間で約 1,600件(1日最大約150件受付)の電話問い合わせに対して、あふれ呼が発生
取り組み:
「AIエージェント型ボイスボット」にて、申請受付の開始から申請完了までの工程を自動化
+
みずほ証券様 活用事例: MOBI BOT AI Vector Search
FAQ(よくあるお問い合わせ)への回答にベクトル検索型チャットボットを導入し、顧客の満足度・利便性の向上とコンタクトセンターの業務負荷軽減を両立。
みずほ証券
ご利用箇所:
「よくあるお問い合わせ」に対するチャットボットでの回答提示
課題:
従来型機械学習チャットボットでのキーワード一致検索において質問の仕方によって回答が得られない場合があり、また同義語・表記ゆれへの対応に業務負荷が生じていた
取り組み:
MOBI BOTのベクトル検索機能(MOBI BOT AI Vector Search)を導入し、質問意図に即した高度な検索結果を提示
+
西日本旅客鉄道様 活用事例:多言語対応チャットボット・有人チャットの導入
増加する外国人旅行者へのサポートとしてチャットボット・有人チャットの多言語対応を導入。ボットでの自動聞き取りを含めて、オペレーターの対応負荷を低減。
JR西日本
対象業務:
インバウンド向け忘れ物およびQRコード予約への問い合わせ対応
課題:
外国人旅行者が増加する中で、通訳者を介した電話対応を行っており、対応するコンタクトセンターでの人手不足や人件費の高騰が影響し、多言語対応への迅速な対応が困難に
取り組み:
モビルスのチャットボット(MOBI BOT)・有人チャット(MOBI AGENT)を導入し、英語・中国語(繁体字・簡体字)、韓国語の3か国語による外国語チャットサポートを提供
連結実績
2026年8月期第1四半期(2025年9月~2025年11月) モビルス連結業績
| 連結・単体での比較 | Col2 | Col3 | Col4 |
|---|---|---|---|
| 単位:百万円 | 2026年8月期 第1四半期 単体業績 |
2026年8月期 第1四半期 連結業績 |
|
| 売上高 | 465 | 466 | |
| EBITDA注1 | 34 | ▲27 | |
| 営業利益 | ▲24 | ▲86 | |
| 経常利益 | ▲43 | ▲93 | |
| 当期純利益 | ▲41 | ▲92 | |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
- | ▲67 |
(注1) EBITDA(営業利益+ソフトウエア償却費+減価償却費+株式報酬費用)
2026年8月期第1四半期(2025年9月~2025年11月) モビルス連結業績
※連結子会社vottiaは2025年4月に設立され、2025年8月期第3四半期より連結決算へ移行しているため、前年度実績では単体業績と比較。
| 単位:百万円 | 2025年8月期 第1四半期 単体業績 | 2026年8月期 第1四半期 連結業績 | 前年同期比 成長率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 395 | 466 | +17.9% |
| EBITDA注1 | 14 | ▲27 | - |
| 営業利益 | ▲22 | ▲86 | - |
| 経常利益 | ▲24 | ▲93 | - |
| 当期純利益 | ▲21 | ▲92 | - |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
▲21 | ▲67 | - |
(注1) EBITDA(営業利益+ソフトウエア償却費+減価償却費+株式報酬費用)
業績指標の連単比較
連結子会社vottiaではPoCを開始した一部顧客向けの売上計上を開始したものの、先行投資のため連結では86百万円の営業赤字。vottiaでの人材採用は順調に進み、複数顧客とのPoCの中で製品開発が進捗。
連結売上高(百万円)、連結営業利益(百万円)、連結当期純利益(百万円)の推移グラフ
連結通期業績予想に対する進捗状況
連結子会社vottiaでは下期からの売上計上を見込んでいることから、単体と同様に連結においても第1四半期の時点で期初見込み通りに進捗。
| 単位:百万円 | 2026年8月期 連結通期業績予想 | 2026年8月期 第1四半期連結業績 | 第1四半期時点での 進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,298 | 466 | 20.3% |
| 営業利益 | ▲110 | ▲86 | - |
| 経常利益 | ▲120 | ▲93 | - |
| 当期純利益 | ▲45 | ▲67 | - |
ユーザー支援自動応対AI(AIエージェント)の市場ポテンシャル
AIエージェントは理論的にはコンタクトセンターへの問い合わせのうち最大94%をカバー可能。現在のBPO市場1兆円に対して、ユーザー支援自動応答AIによる自動化のポテンシャルは極めて大きい。
コンタクトセンターへの問い合わせ内容内訳とユーザー支援自動応対AIの対応範囲の図
- 弊社ヒアリングに基づく。実際のコンタクトセンターに寄せられた問い合わせ内容に基づいた分布。
ユーザー支援自動応対AI(AIエージェント)の収益機会
AIエージェントはSaaS型でのシステム提供のみに留まらず、周辺の稼働ビジネスにも大きな収益機会が存在。
モビルスグループのSaaSソリューションポートフォリオの比較
従来の製品と比べて業務効率化・自動化の範囲が大きく拡がることから、今後収益貢献が進むMooA・maestra等のAI系ソリューション群では1案件当りの大幅な単価向上を見込む。
業務効率化のターゲット:テキスト中心、音声+テキスト、音声+テキスト
導入時収益規模(プロフェッショナルサービス):小~中(10~100万円程度)、中~大(数百万円~)、大(数千万円~)
運用支援収益規模:小~中(数十~数百万円程度)、中~大(数百万円~)、大(数千万円~)
(AI運用の受託)、(定期的なプロンプトチューニング等)、小(システム活用サポート)
モビルスグループのSaaSソリューションポートフォリオ
市場の進展に合わせた投資フェーズの異なる製品群により、今後の成長加速を見込む。2026年8月期においてはAIエージェント市場の急拡大を見据えた新規投資を開始。
既に確立された優位性を活かして今後の市場成長からのリターンを享受
現在導入が進む領域。収益規模拡大により、投資から回収へ移行
今後急拡大が見込まれる領域。競争優位性の確立に向けた投資実行
AIエージェント市場の展望 連結・グループ会社
世界のAIエージェント市場規模の予測グラフ(2025年、2030年)
AIエージェントシステム基盤に加え
・システムインテグレーション
・コンサルテーション
・運用保守
といった市場が醸成される。
*出典: MarketsandMarkets, AI Agents Market – Global Forecast to 2030 (2026年1月参照)
vottiaで狙う獲得市場
ソリューション提供のみならず運用業務の獲得を目指す。
vottiaで狙う獲得市場
他社とは異なるポジショニングをトランス・コスモス社との連携で実現します。
領域特化型
従業員向き
ユーザー向き
マルチプラットフォーム
業務特化型AIエージェント
様々な業種の業務を熟知した専門家が対象業務に特化したAIエージェントを徹底的に作り込みます。AIエージェント導入により大幅な業務の削減が実現し革新的なCX改善が実現可能となります。
資料請求
総合インフォメーション
事故受け付け
保険金請求ヘルプデスク
保全対応
不備確認
決算説明会のお知らせ
<2026年8月期第1四半期決算説明会 開催概要>
日時:2026年1月15日(木) 16:00 - 17:00
形式: LIVE配信
スピーカー: 代表取締役社長 石井智宏
下記のリンクより決算説明会への参加お申込みいただけます。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_iuDVB-0eRvu13GM2He72_A
決算説明会はお申込みいただければどなたでもご参加いただけます。
また後日、当日の動画アーカイブを当社ウェブサイトにて公開いたします。
Appendix
連結損益計算書(四半期推移)
(百万円)
| 2024年8月期 | 2025年8月期 | 2026年8月期 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | |
| 売上高 | 381 | 380 | 392 | 379 | 395 | 456 | 469 | 533 | 466 |
| (SaaS) | 274 | 264 | 289 | 294 | 314 | 335 | 352 | 361 | 370 |
| (PS) | 106 | 105 | 103 | 84 | 80 | 120 | 116 | 172 | 96 |
| 売上総利益 | 175 | 198 | 213 | 201 | 265 | 307 | 312 | 368 | 289 |
| EBITDA | ▲37 | ▲32 | ▲5 | ▲9 | 14 | 78 | 77 | 100 | ▲27 |
| 営業利益 | ▲100 | ▲97 | ▲73 | ▲80 | ▲22 | 36 | 30 | 46 | ▲86 |
| 経常利益 | ▲103 | ▲99 | ▲75 | ▲83 | ▲24 | 33 | 29 | 43 | ▲93 |
| 四半期純利益 | ▲102 | ▲98 | ▲74 | ▲456 | ▲21 | 27 | 34 | 35 | ▲92 |
| 親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
- | - | - | - | ▲21 | 27 | 36 | 48 | ▲67 |
| SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 | SaaSサービスの売上高内訳 |
| サブスクリプション売上 | 263 | 264 | 278 | 285 | 298 | 323 | 340 | 352 | 357 |
| うちライセンス売上 | 244 | 246 | 254 | 263 | 275 | 300 | 312 | 326 | 331 |
| その他売上 | 10 | 10 | 11 | 9 | 15 | 22 | 12 | 11 | 12 |
ソフトウェア投資額及びソフトウェア償却費の推移
(百万円)
| 2024年8月期 | 2025年8月期 | 2026年8月期 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 1Q | |
| ソフトウェア投資額(注1) | 63 | 75 | 84 | 89 | 119 | 105 | 106 | 111 | 141 |
| ソフトウェア償却費(注2) | 54 | 55 | 58 | 59 | 29 | 33 | 37 | 42 | 47 |
(注1)連結貸借対照表の無形固定資産(ソフトウェア)に計上されます。
(注2)連結損益計算書の売上原価に計上されます。
投資判断(AI生成)
投資評価: ★★
評価の理由は、モビルス株式会社がSaaS事業を核として堅調な売上成長(単体Q1 +17.8%)を達成している点、特に代理店経由のARR成長率が+31%と高い点、そして生成AIを活用した新領域(AIエージェント)への積極的な投資フェーズにある点を評価します。しかし、成長投資フェーズ特有の構造的な利益の低迷が続いており、特に連結ベースでの営業赤字がQ1で86百万円と拡大している点は大きな懸念材料です。
財務状況の分析:
単体では売上高が成長しているにもかかわらず、営業利益は▲37百万円と赤字が継続しています。これは、オフィス移転費用や採用費といった販管費の増加に加え、ソフトウェア償却費の増加が利益を圧迫しているためです。特に、ソフトウェア投資額が前期Q1の119百万円から今期Q1は141百万円へと増加しており、これに伴う償却費の増加が売上総利益率の低下を招いています。
成長戦略の分析:
生成AIを活用したAIエージェント市場への参入は、市場ポテンシャルが大きいものの、現時点では先行投資フェーズであり、連結ベースでの赤字拡大の主因となっています。連結子会社vottiaの先行投資が利益を圧迫しており、下期からの売上計上見込みが達成されない場合、通期計画の達成が困難になるリスクがあります。
経営陣の説明と数値の整合性:
経営陣は通期計画に対してQ1の進捗は想定内としていますが、単体営業利益が▲37百万円、連結営業利益が▲86百万円と、通期計画(単体40百万円、連結▲110百万円)に対する赤字幅が懸念されます。特に連結の赤字幅は、通期計画の約78%に達しており、下期に大幅な黒字化が必要となります。
結論:
売上成長のモメンタムは維持されており、AI領域への戦略的な投資も評価できますが、収益化までの道のりが不透明であり、先行投資による赤字拡大が続いているため、投資評価は「平均的」とします。
投資判断の根拠:
保有。SaaSのストック型収益基盤とAI領域の成長ポテンシャルは評価できますが、先行投資フェーズの赤字が継続しており、投資リスクが高い状態です。黒字化の確度とAIエージェント事業の具体的な収益貢献時期を見極める必要があります。
重要なポイント:
1. SaaS売上の安定成長とARRの伸び: 代理店経由のARR成長率+31%はポジティブ。
2. 先行投資による連結赤字の拡大: 連結営業利益がQ1で▲86百万円と、通期計画の達成に向けたハードルが高い。
3. ソフトウェア償却費の増加: ソフトウェア投資の増加に伴い、売上総利益率が低下傾向にある。
4. AIエージェント事業の収益化時期の不透明性: 新規事業への先行投資が利益を圧迫しているが、具体的な収益貢献時期が下期以降に先送りされている。
会社への質問(AI生成)
連結子会社vottiaへの先行投資がQ1で連結営業赤字86百万円の要因となっていますが、下期からの売上計上見込みが達成されない場合、通期計画(営業利益▲110百万円)の達成確度はどの程度低下すると試算していますか。
SaaS事業の売上総利益率がソフトウェア償却費の増加により低下傾向にあります。ソフトウェア投資額の増加が継続する中で、売上総利益率を改善させるための具体的なコスト管理策や、償却費負担を相殺するような収益性の高いSaaS製品の投入計画について教えてください。
代理店経由のARR成長率が+31%と高い一方、直販の成長率が低下しています。直販チャネルの成長鈍化の具体的な要因(市場飽和、競合激化など)と、今後の直販チャネルの成長を再加速させるための具体的な施策を教えてください。
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| 既存SaaS顧客へのAIエージェント機能のクロスセル・アップセル強化 | 80 | A | 既存顧客基盤(ARR)を活用し、AIエージェント機能(MooA, maestra等)を既存SaaSにバンドルまたは追加オプションとして提供。導入障壁が低く、平均単価向上に直結する。 |
| 代理店チャネルのAIエージェント製品対応強化とインセンティブ設計 | 75 | A | 成長著しい代理店チャネルに対し、AIエージェント製品の販売・導入支援体制を構築。販売インセンティブを強化し、代理店経由での新規ARR獲得を加速させる。 |
| vottiaの専門特化型AIエージェントの早期収益化と標準化 | 70 | S | vottiaが注力する業務特化型AIエージェント(金融・保険など)のPoCを早期に有料導入フェーズへ移行。標準化されたソリューションとして横展開し、プロフェッショナルサービスと運用収益を拡大する。 |
| 既存SaaSの価格改定と高付加価値プランへの移行促進 | 60 | B | 平均単価上昇トレンドをさらに加速させるため、既存SaaSの価格改定を実施。特にAI機能が組み込まれた上位プランへの移行をインセンティブ付きで促進する。 |
最優先戦略(AI生成)
上記の施策の中で最も優先すべきは、「vottiaの専門特化型AIエージェントの早期収益化と標準化」です。
理由:
モビルスは現在、既存SaaS事業の安定成長を背景に、AIエージェント市場という新たな成長領域への大規模な先行投資フェーズにあります。連結ベースでの営業赤字拡大は、この新規事業への投資が主因であり、この投資を早期に収益化に結びつけることが、企業の持続的な成長と投資家からの信頼回復の鍵となります。
vottiaは、トランス・コスモス社との連携や、金融・保険業界など特定の業務に特化したAIエージェント開発に注力しており、高い市場ポテンシャル(最大94%の自動化カバー率)を秘めています。しかし、現状ではPoC段階が多く、売上計上が下期以降に見込まれている状況です。
最優先戦略として、このPoCフェーズを可能な限り短縮し、有料導入フェーズへ移行させることにリソースを集中すべきです。具体的には、横浜銀行やみずほ証券のような先行事例をベースに、導入・運用ノウハウを標準化し、横展開可能なパッケージとして確立することが求められます。標準化が進めば、プロフェッショナルサービス(導入支援)と運用保守サービスによるストック収益が積み上がり、赤字幅の縮小と収益性の改善に直結します。
この戦略の成功は、AIエージェント市場における競争優位性の確立と、売上倍増に向けた収益の柱の早期確立に不可欠です。成功率を高めるためには、PoCの完了基準を明確化し、導入後の効果測定を迅速に行う体制構築が前提となります。
ITコンサルからの提案(AI生成)
AIコンサルタントとして、売上倍増のための施策、特に「vottiaの専門特化型AIエージェントの早期収益化と標準化」および「既存SaaS顧客へのクロスセル強化」を支援するため、以下のIT施策を提案します。
-
AIエージェント開発・導入プロセスの標準化と自動化基盤の構築:
- 目的: vottiaが注力する業務特化型AIエージェントの開発リードタイムを短縮し、標準化された導入プロセスを確立する。
- 支援内容: 業界特有のデータセット(FAQ、マニュアル等)の取り込み、ベクトル化、RAG(検索拡張生成)モデルのチューニング、プロンプトエンジニアリングのワークフローを自動化する内部プラットフォームを構築します。これにより、新規顧客への導入工数を大幅に削減し、プロフェッショナルサービス収益の効率化と利益率向上を図ります。
- 期待効果: 導入期間の短縮(例:30%削減)と、導入コストの低減による利益率改善。
-
既存SaaS顧客向けクロスセル・アップセルを促進するデータ分析基盤の整備:
- 目的: 既存SaaS顧客の利用状況データに基づき、AIエージェント機能へのアップセル可能性が高い顧客を特定し、営業活動を最適化する。
- 支援内容: 既存のSaaS利用ログと顧客属性データを統合したデータマートを構築し、AIエージェント機能の導入によるROIシミュレーションツールを開発します。これにより、営業担当者が具体的な削減効果を提示しやすくなり、クロスセルの成功率を高めます。
- 期待効果: クロスセル率の向上と、平均単価の計画的な引き上げ。
-
vottiaの運用保守業務の効率化とSLA管理システムの導入:
- 目的: AIエージェントの運用開始後の保守・監視業務の属人化を防ぎ、安定したストック収益を確保する。
- 支援内容: AIモデルのパフォーマンス監視、エラーログの自動集約・分析、プロンプトの定期的なチューニング状況を可視化するダッシュボードを導入します。これにより、オペレーションコストを抑制しつつ、顧客へのSLA(サービス品質保証)遵守を徹底し、契約継続率(リテンション)を向上させます。
- 期待効果: 運用コストの削減と、安定的なストック収益の確保。


