G-TKP - 2026年2月期第3四半期決算説明会資料 ★★★

目次

基本情報

2026年2月期第3四半期決算説明会

株式会社ティーケーピー(証券コード:3479)

2026年2月期第3四半期決算概要

決算・直近事業進捗サマリ 2

事業注力ポイント 3

決算概要 4

事業概況 11

事業戦略アップデート

出店状況 17

政策投資・事業提携 22

Appendix 29

決算・直近事業進捗サマリ

2026年2月期Q3連結決算

  • 連結売上高は270億円となり、Q2の254億円を超えて四半期過去最高を更新。また、連結営業利益は28億円となり、20年2月期Q1の20億円を超えて四半期過去最高を更新。
  • 空間再生流通事業単体(ティーケーピー本体)においても売上高143億円、営業利益27億円となり、それぞれ四半期過去最高を更新。
  • エスクリを連結子会社化したことに加えて、空間再生流通事業においてもオフィス回帰に伴う対面需要を取り込み、堅調に進捗。また、グループ子会社の業績も好調に推移していることから、業績予想を再度上方修正。

事業進捗サマリ

  • エスクリが連結子会社となり、同社とノバレーゼが合併契約を締結。
  • ホテルは積極的な新規出店を継続。12月にアパホテルを大分県で1棟開業。3月にも兵庫県で1棟、富山県で1棟アパホテルを開業予定。当社が運営するアパホテルは22棟へ(開業前施設を含む)。

事業注力ポイント

業績見通し

  • Q4はノバレーゼ・エスクリのブライダル最需要期(10-12月)を取り込み、売上・利益ともに大きく伸長する⾒込。
  • 空間再生流通事業、リリカラ事業も堅調な推移を⾒込んでおり、上方修正後の連結業績予想達成に向けて順調な進捗。

事業・戦略トピックス

  • ノバレーゼとエスクリの経営統合に向け、体制整備と統合効果の最大化を目指し、事業基盤の強化と成⻑領域における事業展開を加速。
  • リリカラはグループ入りから1年が経過し、同社の事業・業務プロセスへの理解が深化。DXによる効率化とマーケティング改革を軸に、より収益性の高い事業構造への転換を推進する。
  • 大人数収容可能な大ホールを備えた拠点への出店を進め、会議に加え大型イベント等の多様な利用シーンの取り込みを目指す。

2026年2月期第3四半期 決算概要

連結損益計算書(P/L)

空間再生流通事業が堅調に推移し、売上高は前年同期⽐で大幅に伸⻑しQ2に続いて四半期過去最高を更新。上期の先行投資が着実に業績に寄与し、営業利益も四半期過去最高を更新。

項目 2025年2月期 Q1-Q3累計 2025年2月期 Q1-Q3累計 2026年2月期 Q1-Q3累計 2026年2月期 業績予想
売上高 40,130 40,130 76,985 113,500
売上総利益 15,053 (37.5%) 15,053 (37.5%) 31,630 (41.1%) 10,000 (8.8%)
営業利益 5,738 5,738 9,571 8,600
経常利益 4,461 (11.1%) 4,461 (11.1%) 6,133 (8.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 3,296 3,296 3,097 3,800

※ 2025年2月期計上の親会社株主に帰属する四半期純利益は、台湾リージャス事業売却に伴う損失への税効果会計適用による法人税等調整額770百万円)の特殊要因あり
※ 2025年2月期末にリリカラの連結子会社化およびノバレーゼの持分法適用関連会社化に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2025年2月期Q3およびQ3累計の数値については暫定的な会計処理の確定の内容を反映

空間再生流通事業(ティーケーピー本体) [※] 損益計算書(P/L)

オフィスの期間貸しや研修・懇親会等の対面イベント需要の回復を背景に、フレキシブルスペース事業は引き続き堅調に推移。宿泊研修事業の継続的な拡大も寄与した結果、四半期過去最高売上高および営業利益を達成。

項目 2025年2月期 Q1-Q3累計 2026年2月期 Q1-Q3累計 vsQ3 vsQ3累計
売上高 31,502 39,358 +28.2% +24.9%
売上総利益 12,692 (40.3%) 15,918 (40.4%) +34.8% +25.4%
EBITDA 5,738 7,748 +46.7% +35.0%
営業利益 4,529 (14.4%) 5,980 (15.2%) +51.1% +32.0%

※当社グループにおいてフレキシブルスペース事業、ホテル・宿泊研修事業などを展開する「空間再生流通事業」セグメント

空間再生流通事業(ティーケーピー本体) [※] サービス別売上高推移

各サービスが好調に推移した結果、前年同四半期(Q3)を上回り、過去最高の売上高を更新。料飲は懇親会需要の回復を背景に、コロナ前の水準を上回り過去最高売上高を更新。宿泊は新規出店に加え、既存店の高稼働および高単価が継続し、Q2に引き続き過去最高売上高を更新。

(グラフデータは省略)

リリカラ事業、ノバレーゼ・エスクリ事業損益

  • スペースソリューション事業が堅調に推移し、想定通りの進捗。Q4で上期下振れのリカバリー目指す。
項目 2025年2月期 Q3-Q4累計 2026年2月期 Q1-Q3累計
売上高 17,128 23,609
営業利益 442 (2.6%) 278 (1.2%)
  • 施行組数・ゲスト数・組単価の増加により、閑散期としては堅調な結果となった。Q4は施行組数が最も多くなる繁忙期で、売上・利益が⼤きく伸⻑する⾒込。
項目 2025年2月期 Q3-Q4累計 2026年2月期 Q1-Q3累計
売上高 - 14,210
営業利益 - -107 (-0.8%)

※上記のリリカラ事業、ノバレーゼ事業の損益は、当社連結会計の一部としての数値であり、リリカラ株式会社、株式会社ノバレーゼが開示する決算短信および各種IR資料における損益とは一致しない
※2025年2月期末において、リリカラの連結子会社化に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2025年2月期Q3およびQ4の各数値については暫定的な会計処理の確定の内容を反映
※2026年2月期Q3よりエスクリを連結子会社したことにより、「ノバレーゼ・エスクリ事業」に名称を変更。2026年2月期Q3において、エスクリは貸借対照表のみ連結

連結貸借対照表(B/S)

Q3からエスクリをB/Sに取り込んだことにより資産・負債が大きく増加し、自己資本⽐率が低下。エスクリ連結の影響に加え、空間再生流通事業におけるホテルの取得により有形固定資産が増加。

項目 2025年2月期末 2026年2月期Q3 前期比
資産合計 121,394 (百万円) 151,284 (百万円) +29,890 (百万円)
負債合計 75,934 (百万円) 104,681 (百万円) +28,746 (百万円)
純資産合計 45,459 (百万円) 46,603 (百万円) +1,143 (百万円)
自己資本比率 34.1% 26.9% △7.2pt

業績予想の上方修正(1/14発表)

エスクリを連結子会社化したことに加えて、空間再生流通事業とグループ子会社の業績も好調に推移しているため、グループ全体の収益性が向上。これらにより、売上高および各利益が従来予想を上回る⾒通しとなったため、業績予想を再度上方修正。

項目 前回業績予想 (2025年8月14日発表) 新計画 (2026年1月14日発表) 増 減 額 増 減 率 前期実績 (2025年2月期)
売上高 104,000 (百万円) 113,500 (百万円) 9,500 9.1% 59,208
営業利益 9,000 (百万円) 10,000 (百万円) 1,000 11.1% 5,915
経常利益 8,000 (百万円) 8,600 (百万円) 600 7.5% 5,825
親会社株主に帰属する当期純利益 3,600 (百万円) 3,800 (百万円) 200 5.6% 3,789

2026年2月期第3四半期 事業概況

フレキシブルスペース事業 貸会議室出退店実績

Q3累計で35施設の出店および既存施設の増床により 12,645坪の増床。

貸会議室・フレキシブルスペース事業 グレード別施設数・会議室数

グレード 2024年2月期末 2025年2月期末 2026年2月期Q3
貸会議室小計 施設数 158 / 室数 1,512 / 面積(坪) 87,639 施設数 198 / 室数 1,754 / 面積(坪) 104,274 施設数 227 / 室数 1,798 / 面積(坪) 113,954
TKP貸会議室+非直営・送客 合計 施設数 201 / 室数 1,767 / 面積(坪) 98,070 施設数 240 / 室数 2,033 / 面積(坪) 115,570 施設数 274 / 室数 2,109 / 面積(坪) 126,303

貸会議室・フレキシブルスペース事業KPI推移−坪あたり売上高

坪当たり売上高は、前年同四半期(Q3)や今期Q1を超え、 5万円の⼤台を突破。有効会議室面積(坪)は前期末と⽐較して 10%超 の増床。

ホテル・宿泊研修事業KPI推移−宿泊施設数およびRevPAR

Q3のRevPARは、前年同四半期(Q3)に対し 495円(約5%) 増加し、 過去最高を更新。

事業戦略アップデート

出店状況

フレキシブルスペース事業出店情報

ホテル・宿泊研修事業出店進捗

アパホテル2棟を2026年3月に開業予定。TKPの運営するアパホテルは開業予定を含み 全国22棟 3,896室 となる。

政策投資・事業提携

Aqua Vision関連会社化

2025年10月31日に VR エンターテインメントの企画・制作を手掛ける Aqua Vision 株式会社の株式を30%取得し、関連会社化。

項目 内容
設立 2024年
代表者 代表取締役社長 付斯瑶
事業内容 XR(VR/AR/MR)、AIを活用した芸術・文化体験型コンテンツの企画・制作・運営および販売、展示会・イベント等の企画・運営および施⼯管理、IP(知的財産権)コンテンツの取得・管理・ライセンス供与および関連投資事業
所有比率 30%

エスクリ(2196)が連結子会社へ(11/14発表)

エスクリのA種種類株式2,000株を普通株式に転換し、議決権⽐率53.8%へ。同社は26年2月期Q3より 連結子会社化

株式取得の経緯

  • 2020年7月 資本業務提携を締結し、14.5% [※] の株式を取得。
  • 2025年1月 発行済優先株(A種種類株式)3,000株を取得(普通株式転換権あり)。
  • 2025年6月 追加出資により議決権⽐率19.6 % [※] の筆頭株主へ。
  • 2025年11月 A種種類株式2,000株を普通株式に転換し、議決権⽐率は53.8%へ。

※取得当時の議決権⽐率

【これまでの業務提携の内容/シナジー】

  • ブライダル施設における平日の稼働率向上を目的とした共同レンタルスペースブランド「CIRQ」の開発・運営。
  • コスト最適化を目的とした、建設業を営む同社完全子会社への⼯事委託。

ノバレーゼ&エスクリの合併契約 婚礼事業基盤の強化

2025年11月14日付でノバレーゼを吸収合併存続会社、エスクリを吸収合併消滅会社とする合併契約を締結。効力発生日は2026年4月1日を予定。

ノバレーゼ・エスクリ経営統合によるシナジー 婚礼施設ネットワークの拡⼤

業界での存在感をさらに高め、ブランド力向上やM&A・アライアンス等の活動加速への寄与を⾒込む。

ノバレーゼ・エスクリ経営統合によるシナジー コスト削減・収益性向上

内製機能の相互利用、広告宣伝費、仕入れコスト、本社コストなどさまざまな観点でコスト削減シナジーを想定。

ノバレーゼ・エスクリ経営統合によるシナジー 競合優位性の確保

業界での存在感をさらに高め、ブランド力向上や、M&A・アライアンス等の活動加速にも寄与することを見込む。

統合を通した業界順位の上昇(売上高ベース)

業界上位としての地位が確固たるものになる。

順位 企業名 売上高※
1 競合A社 462億円
2 ノバレーゼ+エスクリ 391億円
3 競合B社 357億円
4 競合C社 219億円
- エスクリ 210億円
- ノバレーゼ 182億円
5 競合D社 135億円

※通期決算が開示されている直近期の、婚礼関係を主力とする上場企業の、婚礼関連に限定した売上高の⽐較 出所:各社IR資料

Appendix

ビジネスモデル「空間再生流通」

不動産を保有せずに 賃貸借・業務委託等の契約で確保し、小分けして周辺サービスを付加することで、ワンストップで総合的な空間サービスを提供する。

契約などの手間をかけずフレキシブルな期間・用途で利用が可能

ホテル・宿泊研修事業宿泊施設の内容および客室数※直営施設

  • アパホテル〈宮崎延岡駅前〉 192室 2025年6月
  • アパホテル〈宮崎延岡中央〉 93室 2025年6月
  • アパホテル〈山口防府〉 141室 2025年6月
  • アパホテル〈大分駅前〉 255室 2025年12月

M&A戦略:事業領域と政策投資・事業提携の状況

出資先の強みを活かし、既存TKP事業と連携しながら新たな事業領域に進出

再生を軸にした重層的な施策展開

これまでの既存事業の成⻑を軸としながら、種まきを行った施策を重層的に進めていくことで、TKPグループの事業規模を指数関数的に拡⼤させていく

TKPの競争優位性

貸会議室を主軸に 全国に幅広いネットワークを展開しているのはTKPのみ。さらに、 幅広いオプションサービス・柔軟なオペレーションに秀でている ほか、 フレキシブルオフィスの提供も可能。そのため、幅広い顧客層のニーズに応える事ができ、競合と⽐較して優位性は非常に高い。

項目 TKP 競合A社 競合B社 競合C社 競合D社
施設数(全国) 274 38 20 18 4
施設数(都内) 92 38 13 16 3
全国展開
運営母体 主軸事業 貸会議室 不動産 不動産 不動産 鉄道
施設規模 小〜大ホール 中〜大ホール 小〜中規模 小〜中規模 中規模
価格帯 安価〜高級 高級 安価〜中価格 安価〜中価格 高級

※競合他社は、施設数や貸会議室としての認知度等をもとに当社が選定し、2024年の公表データより当社試算/算出。
※当社グループの数値は2025年11月末時点。施設数はTKP会議室とエスクリ社、ノバレーゼ社との共同ブランド「CIRQ」の施設数の合計。

(ご参考)セグメント別の季節性

今期よりリリカラ事業、ノバレーゼ事業が通期寄与する。各セグメントの売上季節性は以下の通り。従来は空間再生流通事業の単一セグメントで収益がQ1に偏っていたが、今期からはQ4に偏重する⾒込み。

決算期 空間再生流通事業 (2月期) リリカラ事業 (12月期) ノバレーゼ・エスクリ事業 (12月期)
Q1 ◎ (3〜5月) △ (1〜3月 ※上期に発生する販管費(⾒本帳の発行)があり、営業利益が上期に減少する傾向がある) △ (1〜3月)
Q2 △ (6〜8月) △ (4〜6月) 〇 (4〜6月)
Q3 ◎ (9〜11月) 〇 (7〜9月) △ (7〜9月)
Q4 〇 (12〜2月) 〇 (10〜12月) ◎ (10〜12月)

非財務情報

指標 最新実績
男女 賃金差異(女性/男性) % 78.3
平均時間外労働時間 時間/月 14.6
1人当たり有給休暇取得日数 日/年 16.5
女性社員⽐率 % 42.5
女性管理職⽐率 % 15.5
中途採用⽐率 % 76.5
障がい者雇用率 % 2.23
社外役員⽐率 % 75.0
独立役員⽐率 % 62.5
女性役員⽐率 % 37.5
内部通報件数 件/年 0
社外に公表すべき重大な情報漏洩発生件数 回/年 0

※単体の正社員を対象に算出

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★

評価の理由:
ティーケーピーは、フレキシブルスペース事業(空間再生流通事業)が堅調に推移し、オフィス回帰需要を取り込み過去最高の売上・利益を達成しています。特に、坪当たり売上高が5万円を突破し、増床効果と稼働率・単価向上が両立している点は評価できます。また、エスクリの連結子会社化とノバレーゼとの合併により、婚礼事業での業界トップクラスの地位を確立し、事業ポートフォリオの多様化と季節性の平準化を図ろうとしています。

しかし、懸念点も存在します。エスクリの連結子会社化により、連結ベースでの自己資本比率が26.9%と大幅に低下しており、財務の健全性に懸念が生じています。また、リリカラ事業の営業利益率が1.2%と極めて低く、収益性が課題です。経営陣は業績予想を上方修正していますが、これはM&Aによる一時的な効果や事業環境の好転によるものであり、持続的な高収益体質の構築には、M&A後のシナジー創出と既存事業の収益性改善が不可欠です。

投資判断の根拠:
保有。コア事業であるフレキシブルスペース事業の成長は堅調であり、M&Aによる事業拡大も進んでいます。しかし、財務レバレッジの上昇と、M&A対象事業の収益性改善の不透明さから、積極的な買い材料とは判断しがたい状況です。現状の業績トレンドと将来の成長期待を考慮し、保有を推奨します。

重要なポイント:
1. コア事業の好調: 空間再生流通事業の坪当たり売上高が5万円を突破し、オフィス回帰需要を捉えている点。
2. M&Aによる事業ポートフォリオ拡大: エスクリ連結化とノバレーゼとの合併により、婚礼事業での地位を強化し、季節性の平準化を図る戦略。
3. 財務健全性の悪化: エスクリ連結化により自己資本比率が26.9%まで低下し、財務リスクが増大している点。
4. M&A対象事業の収益性: リリカラ事業の営業利益率が極めて低い水準にあり、統合効果の実現が不透明な点。

会社への質問(AI生成)

エスクリ連結子会社化に伴い、連結自己資本比率が26.9%まで低下しました。この財務構造の悪化は、今後の積極的な設備投資やM&A戦略にどのような制約をもたらすか、具体的な財務戦略と今後の目標自己資本比率について教えてください。

リリカラ事業のQ1-Q3累計営業利益率が1.2%と極めて低水準です。DXによる効率化とマーケティング改革を推進中とのことですが、具体的な収益性改善のロードマップと、いつまでに営業利益率を何%まで引き上げる計画か、具体的な数値目標を教えてください。

ノバレーゼとエスクリの合併によるコスト削減シナジー(内製機能の相互利用、広告宣伝費、本社コストなど)について、具体的な進捗状況と、Q4および来期に向けた削減目標額を教えてください。特に、内製機能の相互利用による具体的な効果を把握したいです。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
空間再生流通事業のハイエンド・大型案件特化 70% S 既存の強みである全国ネットワークと大型施設対応力を活かし、高単価な大型イベント・カンファレンス需要を直接獲得する。坪単価向上と収益性改善に直結する。
ホテル事業におけるアパホテル運営棟数の積極的拡大 65% A 既存の運営ノウハウとアパホテルとの提携を活かし、運営受託棟数をさらに拡大する。新規出店ペースを維持し、安定的な収益源を増やす。
婚礼事業(ノバレーゼ・エスクリ統合)のクロスセル強化 80% A 統合後のネットワークを活用し、既存顧客層へのクロスセル(例:会議室利用後の婚礼利用、逆も含む)を強化する。既存顧客基盤を活用するため成功率が高い。
リリカラ事業の収益性改善と事業再編 50% B 低収益のリリカラ事業を抜本的に見直し、コア事業とのシナジーが見込める領域に特化するか、事業構造の転換を図る。成功には抜本的な改革が必要。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:空間再生流通事業のハイエンド・大型案件特化

現在のティーケーピーの最大の強みは、全国に展開するフレキシブルスペースのネットワークと、多様な空間提供能力です。Q3累計で坪当たり売上高が5万円を突破し、オフィス回帰需要を捉えていますが、売上を倍増させるためには、既存の会議室需要に加え、より高単価で大規模な需要を取り込む必要があります。

最優先戦略として、「空間再生流通事業のハイエンド・大型案件特化」を推進します。これは、単に施設数を増やすのではなく、既存のネットワークを活用し、大人数収容可能な大ホールを備えた拠点への出店を加速させ、大型イベントやカンファレンス需要を直接獲得することを目指します。

実行の根拠と期待効果:
1. 高単価需要の獲得: 大規模イベントやカンファレンスは、会議室利用に比べて単価が高く、収益性が向上します。説明資料にも「大人数収容可能な大ホールを備えた拠点への出店を進め、会議に加え大型イベント等の多様な利用シーンの取り込みを目指す」と記載されており、経営陣も認識している成長領域です。
2. 競合優位性の強化: 競合他社と比較して圧倒的な施設数と全国展開力を有しており、大規模なイベント開催場所としてTKPが選ばれる機会を増やすことで、競合優位性をさらに強固にします。
3. 既存事業との相乗効果: 既存のフレキシブルスペース事業で培ったオペレーションノウハウや顧客基盤を活かし、新規の大型案件獲得の障壁を低くできます。

成功の鍵:
大型案件獲得のためには、営業体制の強化と、大型イベントに対応できる設備・サービスレベルの維持・向上が不可欠です。特に、Q4の業績見通しで「空間再生流通事業も堅調な推移を見込んでいる」とあるため、この戦略を加速させることで、来期以降の売上倍増に向けた強力な基盤を構築できます。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案するITコンサルティング支援は、主にコア事業である「空間再生流通事業」のオペレーション効率化と、M&A後の統合効果最大化に焦点を当てます。

  1. 統合された施設管理・予約システムの構築とデータ統合基盤の整備

    • 目的: エスクリ、ノバレーゼ、リリカラ、既存のTKP施設など、買収・統合した各社の施設管理・予約システムを統合し、全社横断でのリソース最適化と顧客体験の向上を図ります。
    • 期待される効果: 施設稼働率のリアルタイムでの可視化、重複する予約管理業務の削減、クロスセル機会の自動特定(例:会議室利用者に婚礼施設の案内を自動表示)。これにより、オペレーションコストの削減と売上機会の最大化を実現します。
    • 実現可能性: 経営統合が進む中で、システム統合は喫緊の課題です。既存のTKPシステムをベースに、各社のシステムとのAPI連携やデータマッピングを行い、段階的な統合を進めることで実現可能です。
  2. 大型イベント・カンファレンス向けオペレーション自動化・高度化

    • 目的: ハイエンド・大型案件特化戦略を支援するため、イベント開催時の設営・撤去、備品管理、当日のスタッフ配置などを最適化するシステムを導入します。
    • 期待される効果: 大型イベントの準備にかかるリードタイムを短縮し、スタッフの配置を最適化することで人件費を削減します。また、過去のイベント実績データに基づき、最適な設営プランを自動提案することで、オペレーション品質を均一化し、顧客満足度を高めます。
    • 実現可能性: 既存の施設管理システムと連携し、イベント管理モジュールを開発・導入します。
  3. リリカラ事業の業務プロセス可視化とDX推進

    • 目的: 収益性の低いリリカラ事業の業務プロセスを詳細に可視化し、ボトルネックとなっている非効率な工程(例:見本帳発行、仕入れ、施工管理)を特定します。
    • 期待される効果: 特定されたボトルネックに対し、RPAやワークフロー自動化ツールを導入し、人手を介した作業を削減します。これにより、営業利益率の改善に直結するコスト削減を実現します。
    • 実現可能性: 業務プロセスマイニングツールを活用し、現状の業務フローを客観的に分析することで、具体的な改善施策を特定し、実行に移すことが可能です。