日創グループ - 2026年8月期 第1四半期決算説明会資料 ★★

基本情報

事業セグメントのご紹介

連結売上高 2026年8月期 第1四半期 構成比
5,516百万円
金属加工 1,811百万円 33%
化成品 1,665百万円 30%
建設 1,044百万円 19%
タイル 1,134百万円 21%
その他 153百万円 3%

当社ビジネスモデルの変遷と売上高・EBITDAの推移

福証Q-Board上場来の成長(CAGR)
売上高 CAGR 13.1% (9.1倍)
EBITDA CAGR 8.5% (4.3倍)
2007.08 - 2025.08(18年間)

| 年度 | 2007.08 | 2008.08 | 2009.08 | 2010.08 | 2011.08 | 2012.08 | 2013.08 | 2014.08 | 2015.08 | 2016.08 | 2017.08 | 2018.08 | 2019.08 | 2020.08 | 2021.08 | 2022.08 | 2023.08 | 2024.08 | 2025.08 (予想) | 2026.08 (予想) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 2,530 | 2,031 | 2,044 | 1,434 | 1,884 | 1,746 | 2,523 | 2,214 | 1,435 | 2,283 | 3,721 | 5,620 | 5,516 | 7,819 | 7,559 | 6,390 | 8,523 | 13,473 | 17,694 | 23,037 | 23,600 |
| EBITDA(百万円) | 637 | 427 | 300 | 300 | 350 | 300 | 637 | 753 | 852 | 1,347 | 1,769 | 2,548 | 3,500 | 4,270 | 6,372 | 7,374 | 8,389 | 12,548 | 17,694 | 17,694 |

M&A社数: 計11社
設立社数: 計2社
製造拠点数: 計17拠点
期末従業員数: 695名

(注)M&Aや設立会社のうち連結子会社化している会社のみを記載しております。非連結子会社であるシキファニチア、日創不動産、穴井工務店は含まれておりません。
EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額

エグゼクティブ・サマリー 2026年8月期第1四半期ハイライト

  • 売上高: 5,516百万円(前年同期比 ▲1.8%)
  • EBITDA: 540百万円(前年同期比 ▲2.2%)
  • 受注残高: 5,276百万円(前期末比 ▲2,087百万円、前年同期比 ▲28.4%)

※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額

2026年8月期第1四半期業績概要

2026年8月期第1四半期は、金属加工事業においてデータセンター関連案件が好調に推移。化成品事業では、前年度M&Aした2社(大鳳・泉製作所)の業績が期首より加わったが、建設事業では、大型工事が集中した前期の反動減の影響を受けた。売上高は全体で若干の減収。EBITDAで見ると収益力は概ね堅調に推移。

2026年8月期第1四半期連結損益計算書(単位:百万円)

項目 2025年8月期 通期(実績) 2026年8月期 通期(予想) 2025年8月期 第1四半期累計 2026年8月期 第1四半期累計 前年同期比 増減額 前年同期比 増減率
売上高 23,037 23,600 5,620 5,516 ▲103 ▲1.8%
営業利益 1,383 900 384 293 ▲91 ▲23.7%
(営業利益率) (6.0%) (3.8%) (6.8%) (5.3%) ▲1.5P
経常利益 1,401 890 395 315 ▲80 ▲20.3%
四半期純利益 917 520 241 141 ▲100 ▲41.5%
EBITDA 2,144 1,941 552 540 ▲12 ▲2.2%
(EBITDA率) (9.3%) (8.2%) (9.8%) (9.8%) 0.0P
受注残 5,589 7,364 5,276 ▲2,087 ▲28.4%

2026年8月期予算進捗状況(第1四半期時点)

項目 予算 進捗率
売上高 23,600百万円 23.4%
EBITDA 1,941百万円 27.8%
営業利益 900百万円 32.6%
四半期純利益 520百万円 27.1%

業績推移の状況

(売上高推移グラフのデータは省略し、主要な傾向を記述)

売上高は、2026年8月期第1四半期は5,516百万円となり、前年同期比1.8%減となりました。

2026年8月期第1四半期事業セグメント損益

金属加工事業
ワタナベテクノスにおいて、データセンター向け防音筐体案件が好調に推移したが、日創プロニティにおいて、金属サンドイッチパネル・太陽電池アレイ支持架台が減収。
セグメント利益は、上記減収による減益の他、事業持株会社体制から純粋持株会社体制への移行に伴い、今期より経営管理料収入の計上をセグメント利益から調整額(※)に移行したため減益。

化成品事業
前年度M&Aした2社(大鳳・泉製作所)の業績寄与により大幅増収増益。

建設事業
大型工事の進捗が高い水準にあった前年同四半期の反動減により、大きく減収減益。

タイル事業
住宅需要が全国的に減少している影響を受け、若干の減収減益。

項目 2025年8月期 第1四半期累計 (売上高) 構成比 利益率 2026年8月期 第1四半期累計 (売上高) 構成比 利益率 前年同期比 増減額 前年同期比 増減率
売上高 5,620 5,516 ▲103 ▲1.8%
金属加工事業 2,013 35.8% 1,911 34.7% ▲101 ▲5.1%
化成品事業 239 4.3% 1,265 22.9% +1,026 +428.6%
建設事業 1,955 34.8% 1,044 18.9% ▲911 ▲46.6%
タイル事業 1,258 22.4% 1,134 20.6% ▲124 ▲9.9%
その他 152 2.7% 153 2.8% +1 0.9%
調整額 6 +6
セグメント利益 509 225
金属加工事業 282 55.4% 14.0% 129 57.3% 6.8% ▲152 ▲54.2%
化成品事業 15 3.1% 6.5% 90 40.3% 7.2% +75 +485.0%
建設事業 212 41.7% 10.8% 66 29.3% 6.3% ▲146 ▲68.8%
タイル事業 31 6.1% 2.5% 7 3.4% 0.7% ▲23 ▲75.4%
その他 ▲31 ▲6.2% ▲20.8% ▲68 ▲30.2% ▲44.3% ▲36
調整額(※) ▲124 67 +192
営業利益 384 6.8% 293 5.3% ▲91 ▲23.7%

2026年8月期第1四半期事業セグメント受注残高推移

受注残高は、建設事業において特需の東京再開発案件消化が進み減少。平常時の受注残高水準に戻るも、全体としては前3Qに底打ちし反転。金属加工事業セグメントでは、前4Qにデータセンター向け大型物件受注により増えた受注残高が消化され当期1Qは減少したが、他セグメントでは受注残高増加基調で推移。

主なトピックス

2025年12月開示:日創エンジニアリングにて再エネ発電所開発事業をスタート

日創エンジニアリングは、2025年12月より再エネ発電所開発事業を開始しました。

2025年12月開示:ベトナム設計会社をグループ化

2025年12月、ベトナムの設計会社をグループ化しました。

新規事業:カナエテ/クラフリー事業 グッドデザイン賞を受賞

住宅設備ブランド「Crafree(クラフリー)」は、3商品(手洗器「ピクア」/洗面ボウル「リニエッタ」/ミニキッチン「レヴロック」)で、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。

  • 手洗器「ピクア/Piqua」
  • 洗面ボウル「リニエッタ/Renetta」
  • ミニキッチン「レヴロック/Levloc」

第4次中期経営計画の進捗

第4次中期経営計画の基本方針

  • 成長戦略: M&Aを核とした事業領域の拡大とシナジー創出
  • 収益性向上: 各事業の競争力強化と高付加価値化
  • 資本効率の改善: 投資回収の早期化と株主還元の強化
  • サステナビリティ: 環境・社会課題への貢献と企業価値向上

第4次中期経営計画(定量目標)の進捗について

項目 目標値(2026年8月期) 進捗(2026年8月期第1四半期時点)
売上高 23,600百万円 5,516百万円(進捗率 23.4%)
EBITDA 1,941百万円 540百万円(進捗率 27.8%)
ROIC 10.0%以上 算出中
有利子負債比率 100%以下 算出中

当社のM&A戦略

  • M&Aの目的: 既存事業の強化、新規事業領域への進出、技術・ノウハウの獲得
  • 投資回収: 投資回収期間の短縮とEBITDA創出への貢献を重視
  • グループ支援: 経営管理、財務、人事、DX等の機能別分科会によるグループシナジーの最大化

M&A投資のトラックレコードと投資回収の状況

(詳細な数値データは省略し、概要を記述)

  • 純投資金額=株式譲渡対価+M&A手数料等-BS連結時のネットキャッシュ(ネットデット)
  • 回収EBITDA=営業利益+減価償却費+本社への経営管理料支払

グループ支援体制の拡充(分科会活動)

機能別分科会(経営管理、財務、人事、DX等)を設置し、グループ会社への支援を強化しています。

資本コストや株価を意識した経営 市場評価の適正化

当社株式は、東証33業種分類上「金属製品」にカテゴライズされており、同業種分類(時価総額約50~150億円)企業と比較すると、PBR水準の近い企業が多い。一方で、M&A型成長企業との比較では、当社も年平均成長率は相応に確保しているものの、当社株式のPBR・PERは低位にある。適切に評価されるべく、当社の強みや成長性を市場へ伝える努力をより一層意識し実践する。

(PBR・PER分析グラフのデータは省略)

株主還元の基本方針、配当予想

株主還元の基本方針

  • 成長投資との両立: 成長のための内部留保を確保しつつ、安定的な配当を目指す。
  • DOE(純資産配当率): 1.5%を目安とする。
  • 配当性向: 30%を目安とする。

当社の配当について

2026年8月期通期配当予想は、1株当たり25円(前期実績25円)を予定しています。

Appendix

日創グループの価値創造ストーリー

(ストーリーの図解は省略し、主要な要素を記述)

日創グループの価値創造プロセス

(プロセスの図解は省略し、主要な要素を記述)

グループ会社の概要(連結子会社)

(連結子会社の一覧表は省略)

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★☆☆

評価の理由は、過去18年間の高い売上成長率(CAGR 13.1%)とM&Aを核とした事業拡大の実行力は評価できるものの、直近の業績動向と将来の成長見通しに複数の懸念点が見られるためです。

評価の理由:
1. 成長の鈍化と収益性の悪化: 2026年8月期第1四半期は売上高が前年同期比で減収(-1.8%)、営業利益は大幅減益(-23.7%)となりました。特に営業利益率は6.8%から5.3%へ低下しており、収益性の悪化が顕著です。これは、大型工事の反動減(建設事業-46.6%)や金属加工事業の減益が主因ですが、M&Aによる事業拡大フェーズにおいて、利益率の低下は懸念材料です。
2. 受注残高の急減: 受注残高が前期末比で28.4%も減少しており、今後の売上成長の鈍化を示唆しています。特に建設事業での特需消化による減少は、一時的要因である可能性もありますが、全体的な受注の勢いが弱まっている兆候です。
3. M&A依存の成長モデル: 過去の成長はM&Aに大きく依存しており、M&Aによるシナジー創出が今後の成長の鍵となります。しかし、第4次中期経営計画ではROIC 10.0%以上を目標としていますが、具体的な進捗が見えず、資本効率改善への道筋が不明瞭です。
4. 事業ポートフォリオの偏り: 建設事業が売上構成比で約19%を占めており、その業績変動(前期比-46.6%)が連結業績に与える影響が大きすぎます。化成品事業の急成長(+428.6%)はM&A寄与ですが、この成長が持続可能かどうかの詳細な説明が不足しています。

投資判断の根拠:
保有(中立)。過去の成長実績は評価に値しますが、直近の減収減益と受注残高の減少は、成長鈍化のシグナルです。M&Aによる成長モデルの持続可能性と、資本効率改善の具体的な道筋が不明瞭なため、積極的な買い材料とは評価できません。現状の財務状況と事業構造を鑑み、慎重な監視が必要です。

重要なポイント:
1. 建設事業の大型案件反動減が大きく、事業ポートフォリオの偏りと変動リスクが高い。
2. 化成品事業の急成長はM&A寄与だが、金属加工事業の減益と相殺され、全体として収益性が悪化している。
3. 受注残高が大幅に減少しており、今後の売上成長の勢いが鈍化している兆候が見られる。
4. PBR・PERが低位であることへの言及はあるが、具体的な改善策(ROIC向上など)の進捗が見えない。

会社への質問(AI生成)

[建設事業の大型案件消化後の売上構造について、今後の受注見通しと、建設事業以外のセグメントで売上を補完する具体的な計画を教えてください。]

[化成品事業のM&A寄与による大幅増益の背景について、M&A先2社の具体的な事業内容と、今後も同様の成長率を維持するためのシナジー創出計画を詳細に教えてください。]

[受注残高が前期末比で28.4%減少した主要因を教えてください。特に、受注残高が減少したセグメントにおいて、受注のペースが鈍化した具体的な理由と、今後の受注回復に向けた施策を教えてください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
化成品事業のクロスセル・アップセル強化 70% A M&Aで獲得した2社の顧客基盤を活用し、既存製品群との組み合わせ提案を強化。特に、金属加工事業の顧客への化成品提案や、建設事業の顧客への高付加価値建材提案を推進する。成功の鍵は、営業部門間の連携と製品知識の共有。
金属加工事業におけるデータセンター向け高付加価値製品へのシフト 80% S データセンター向け防音筐体は好調だが、競合も多い。より高付加価値な冷却効率の高い筐体や、特殊な耐震・耐火性能を持つ製品ラインナップを拡充し、単価と利益率を向上させる。成功にはR&D投資と技術力の維持が不可欠。
タイル事業におけるBtoB向け高付加価値製品の展開 60% B 住宅需要減少に対応するため、公共施設や商業施設向けの意匠性・機能性の高いタイル製品に特化。既存の販売チャネルに加え、設計事務所やゼネコンへの直接アプローチを強化する。成功には、製品開発と営業体制の転換が必要。
DXによる生産性向上とコスト削減(間接費・製造原価) 75% A M&Aで増加した拠点間の情報連携、在庫管理、生産計画の最適化をDXで実現。特に、製造現場のIoT化とデータ分析による歩留まり改善、リードタイム短縮を図り、利益率を改善しつつ生産能力を向上させる。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:金属加工事業におけるデータセンター向け高付加価値製品へのシフト

現在の業績ハイライトを見ると、金属加工事業はデータセンター関連案件が好調である一方、全体としては減収減益となっています。この事業セグメントは、売上構成比が33%と最も大きく、かつ成長の牽引役として期待される分野です。しかし、現状の「金属サンドイッチパネル・太陽電池アレイ支持架台」の減収や、データセンター向け案件の消化による受注残高の減少が見られることから、単なる案件消化だけでなく、付加価値の高い製品へのシフトが急務です。

この戦略の目的は、データセンター市場の継続的な成長を取り込みつつ、単価と利益率を向上させることです。具体的には、AIやクラウドコンピューティングの進展に伴い、より高度な冷却性能や耐震性、電磁波シールド性能が求められる次世代データセンター向け筐体や関連部材の開発・製造に注力します。

成功の鍵は、既存のデータセンター向け防音筐体の実績を基盤に、技術的な優位性を確立することです。競合他社との差別化を図るため、R&Dへの投資を強化し、製品のライフサイクルを短縮する必要があります。また、この高付加価値化により、受注単価が上昇すれば、受注残高の減少をカバーし、EBITDA率の改善にも寄与します。

この施策は、売上倍増の直接的なドライバーとなり得るだけでなく、企業の収益構造を改善し、市場からの評価(PBR・PERの低位からの脱却)にも繋がるため、最優先で実行すべき戦略と判断します。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案するITコンサルティング支援は、最優先戦略である「金属加工事業におけるデータセンター向け高付加価値製品へのシフト」と、収益性改善を目的とした「DXによる生産性向上とコスト削減」に焦点を当てます。

  1. 高付加価値製品開発のためのデジタルツイン・シミュレーション基盤構築支援

    • 目的: データセンター向け高付加価値製品(例:高効率冷却筐体)の開発リードタイム短縮と性能検証の高度化。
    • 支援内容: 既存のCAD/CAEデータと連携し、熱流体解析(CFD)や構造解析を統合したデジタルツイン環境を構築します。これにより、物理的な試作回数を大幅に削減し、顧客要求仕様に合わせたカスタマイズ設計の迅速化を図ります。
    • 期待される効果: 製品開発サイクルの短縮(例:30%短縮)、設計品質の向上による初期不良率の低減、開発コストの削減。
  2. 製造実行システム(MES)とERPの統合による生産計画の最適化

    • 目的: M&Aで増加した製造拠点(17拠点)間の生産リソース配分を最適化し、リードタイムの短縮と在庫水準の適正化を実現する。
    • 支援内容: 各拠点の生産実績データ、設備稼働状況、在庫情報をリアルタイムで収集・可視化するMESを導入・既存ERPと連携させます。特に、データセンター向け特注品の納期遵守を最優先としたスケジューリングロジックを実装します。
    • 期待される効果: 生産リードタイムの短縮(例:15%短縮)、仕掛品在庫の削減、特注品の納期遵守率の向上。
  3. 品質データ収集・分析基盤の構築による歩留まり改善

    • 目的: 金属加工における製造工程のバラツキを特定し、歩留まりを改善することで製造原価を低減し、収益性を向上させる。
    • 支援内容: 各製造ラインに設置されたセンサーや検査機器から品質データを自動収集するデータレイクを構築します。統計的プロセス管理(SPC)ツールを導入し、異常発生の予兆検知と原因特定を自動化します。
    • 期待される効果: 不良率の低減(例:20%改善)、原材料費および手直し工数の削減、製造コスト構造の安定化。