コマツ - 2025年度第3四半期(4-12月)決算説明会資料 ★★

目次

基本情報

2025年度第3四半期(4-12月)決算説明会

コマツ出席者

代表取締役(兼)専務執行役員CFO 堀越健
執行役員経営管理部長 菱沼聖史

2026年1月30日(金)

Ⅰ. 2025年度第3四半期(4-12月)決算の概要

2025年度第3四半期(10-12月)決算の概要

金額単位:億円 2024年度10-12月 2025年10-12月 前年同期比
売上高 9,892 10,239 +347 (+3.5%)
セグメント利益 1,637 1,422 ▲215 (▲13.1%)
その他の営業収益(▲費用) ▲11 ▲3 +8
営業利益 1,626 1,420 ▲207 (▲12.7%)
売上高営業利益率 16.4% 13.9% ▲2.5ポイント
その他の収益(▲費用) ▲131 ▲54 +77
税引前四半期純利益 1,495 1,365 ▲130 (▲8.7%)
当社株主に帰属する四半期純利益 1,083 941 ▲142 (▲13.1%)

2025年度第3四半期(10-12月)の各セグメント売上高と利益

金額単位:億円 売上高 セグメント利益
売上高 10,239 1,422 (13.9%)
建設機械・車両 (9,432) 1,207 (12.8%)
リテールファイナンス (256) 91 (28.3%)
産業機械他 (551) 107 (19.2%)
消去 ▲98

各セグメントの状況:

■建設機械・車両

売上は、円安と販売価格改善のプラス影響が、物量減のマイナス影響を上回り増収。
利益は、円安と販売価格改善のプラス影響があったものの、物量減とコスト増の影響が上回り減益。

■リテールファイナンス

売上・利益は、主に為替が円安となった影響と債権残高の拡大などにより増収増益。

■産業機械他

売上・利益は、自動車産業向けでは主に大型プレスの販売が増加、半導体産業向けでは利益率の高いエキシマレーザーのメンテナンス売上増加により増収増益。

<建設機械・車両>2025年度第3四半期(10-12月)の地域別売上高(外部顧客向け)

(億円)

地域 北米 中南米 欧州 アフリカ 中近東 オセアニア アジア 中国 CIS 日本 合計
2024年10-12月 2,585 1,609 691 477 262 1,069 1,242 191 166 870 9,161
2025年10-12月 2,644 2,038 844 622 275 1,149 701 186 165 809 9,432
増減 +59 +429 +153 +145 +13 +80 ▲540 ▲5 ▲1 ▲61 +276
増減(為替影響除き) ▲15 +372 +85 +111 +5 +64 ▲552 ▲10 ▲11 ▲61 ▲13

2025年度第3四半期(4-12月)の概要

2024年4-12月 2025年4-12月 前年同期比
売上高 29,573 29,155 ▲418 (▲1.4%)
セグメント利益 4,676 4,199 ▲478 (▲10.2%)
その他の営業収益(▲費用) ▲16 ▲9 +7
営業利益 4,661 4,190 ▲470 (▲10.1%)
売上高営業利益率 15.8% 14.4% ▲1.4ポイント
その他の収益(▲費用) ▲379 ▲241 +138
税引前四半期純利益 4,282 3,949 ▲333 (▲7.8%)
当社株主に帰属する四半期純利益 3,101 2,698 ▲403 (▲13.0%)

1株当たり配当金(円) 83円 → 95円 +12円

2025年度第3四半期(4-12月)の各セグメント売上高と利益

金額単位:億円 売上高 セグメント利益
売上高 29,155 4,199 (14.4%)
建設機械・車両 (26,805) 3,626 (13.5%)
リテールファイナンス (739) 260 (27.9%)
産業機械他 (1,611) 273 (16.8%)
消去 ▲283

各セグメントの状況:

■建設機械・車両

売上は、販売価格改善のプラス影響を、円高と物量減のマイナス影響が上回り減収。
利益は、販売価格改善のプラス影響があったものの、円高、物量減とコスト増のマイナス影響が上回り減益。

■リテールファイナンス

売上は、主に債権残高の拡大により増収。利益は、主に資金調達コストの低下により増益。

■産業機械他

売上・利益は、自動車産業向けでは主に大型プレスの販売が増加、半導体産業向けでは利益率の高いエキシマレーザーのメンテナンス売上増加により増収増益。

<建設機械・車両>2025年度第3四半期(4-12月)の地域別売上高(外部顧客向け)

(億円)

地域 北米 中南米 欧州 アフリカ 中近東 オセアニア アジア 中国 CIS 日本 合計
2024年4-12月 7,559 4,987 2,199 1,563 785 3,421 3,419 608 481 2,384 27,406
2025年4-12月 7,239 5,434 2,446 1,784 906 3,359 2,417 556 440 2,225 26,805
増減 ▲320 +447 +247 +221 +121 ▲62 ▲1,002 ▲52 ▲41 ▲159 ▲601
増減(為替影響除き) ▲162 +555 +184 +217 +138 +80 ▲939 ▲40 ▲34 ▲159 ▲160

<建設機械・車両>2025年度第3四半期(4-12月)の売上高とセグメント利益の増減要因

(売上高 2024年4-12月 vs. 2025年4-12月)
(セグメント利益 2024年4-12月 vs. 2025年4-12月)

<リテールファイナンス>2025年度第3四半期(4-12月)の状況

<産業機械他>2025年度第3四半期(4-12月)の売上高とセグメント利益

売上高 内訳

(億円) 2024年4-12月 2025年4-12月 前年同期比
コマツ産機 387 472 +85 (+22.0%)
コマツNTC 319 393 +74 (+23.2%)
ギガフォトン 431 499 +68 (+15.7%)
その他 330 264 ▲66 (▲20.0%)
合計 1,467 1,627 +161 (+10.9%)

連結貸借対照表とフリー・キャッシュ・フロー(FCF)

連結貸借対照表
FCF 2024年度/通期 2025年度4-12月 2025年度/通期(見通し)
営業CF +5,172 +2,560 +4,100
運転資本 ▲1,216 ▲1,667 ▲1,000
その他 +6,388 +4,228 +5,100
投資CF ▲2,107 ▲1,404 ▲1,700
FCF +3,065 +1,157 +2,400
金額単位:億円 2025年3月末 2025年12月末 増減
現金・預金(含む定期預金)[a] 3,856 4,287 +432
受取手形・売掛金(含む長期売上債権) 20,825 21,718 +893
棚卸資産 14,067 16,896 +2,829
有形固定資産 9,143 9,686 +543
その他資産 9,845 10,492 +647
資産合計 57,735 63,079 +5,344
支払手形・買掛金 3,349 3,004 ▲346
借入金・社債[b] 11,506 14,481 +2,975
その他負債 9,431 10,138 +707
負債合計 24,287 27,622 +3,336
(株主資本比率) (55.0%) (53.3%) (▲1.7ポイント)
株主資本 31,734 33,593 +1,859
非支配持分 1,715 1,863 +149
負債及び純資産合計 57,735 63,079 +5,344
ネットベースの借入金・社債[b-a] 7,650 (0.24) 10,193 (0.30) +2,543
ネットD/Eレシオ(リテールファイナンス会社を除いた場合) ▲0.11 ▲0.05

Ⅱ. 2025年度の業績見通し

2025年度の業績見通し

(※)下期為替の前提:1ドル:140円、1ユーロ:163円、1豪ドル:91円

金額単位:億円 2024年度(A) 2025年度(10月見通し)(B) 増減 (B) – (A)
売上高 41,044 38,880 ▲2,164 (▲5.3%)
セグメント利益 6,635 5,050 ▲1,585 (▲23.9%)
その他の営業収益(▲費用) ▲64 ▲50 +14
営業利益 6,571 5,000 ▲1,571 (▲23.9%)
売上高営業利益率 16.0% 12.9% ▲3.1ポイント
その他の収益(▲費用) ▲523 ▲360 +163
税引前当期純利益 6,048 4,640 ▲1,408 (▲23.3%)
当社株主に帰属する当期純利益 4,396 3,200 ▲1,196 (▲27.2%)
ROE 14.2% 10.3% ▲3.9ポイント
1株当たり配当金(円) 190円 190円 ±0円
連結配当性向 40.1% 54.0%
売上高 営業利益
USD 149億円 48億円
EUR 26億円 5億円
AUD 43億円 3億円

<建設機械・車両>主要7建機の需要推移と見通し

主要7建機年度別需要推移
主要7建機四半期別需要推移

【出所】主要7建機需要:コマツの推定

<建設機械・車両>主要市場の需要推移と見通し:①北米

主要7建機需要推移と住宅着工件数
主要7建機四半期需要推移

FY24実績:▲7%
FY25見通し(10月):±0%〜▲5%(変更無し)

<建設機械・車両>主要市場の需要推移と見通し:②欧州

主要7建機年度別需要推移
主要7建機四半期需要推移

<建設機械・車両>主要市場の需要推移と見通し:③東南アジア

主要7建機年度別需要推移
主要7建機四半期需要推移

<建設機械・車両>主要市場の需要推移と見通し:④日本

建設投資 新車需要(主要7建機)と建設投資

<建設機械・車両>主要鉱物の価格推移と見通し

<建設機械・車両>鉱山機械の需要推移と見通し

鉱山機械年度別需要推移
鉱山機械四半期別需要推移

FY25見通し(10月):▲10%〜▲15% (変更無し)

<建設機械・車両>鉱山機械の売上高(外部顧客向け)の見通し

鉱山機械年度別売上高(部品・サービス等含む)
鉱山機械四半期別売上高(部品・サービス等含む)

<建設機械・車両>本体・部品・サービス等の売上高(外部顧客向け)の見通し

※アフターマーケット(AM):部品+サービス等

年度別売上高(AM比率)
四半期別売上高(AM比率)

参考資料

【参考資料】米国の追加関税影響額(10月見通し)

25年度関税コスト(支払いベース及び損益影響)

25年度 Net損益影響 685 → 550 4月公表から135億円改善

【参考資料】四半期毎の売上高と営業利益の推移

産業機械他 売上高
リテールファイナンス 売上高
産業機械他 セグメント利益
リテールファイナンス セグメント利益

【参考資料】<建設機械・車両>四半期毎の売上高とセグメント利益の推移

売上高
(億円)
セグメント利益
(億円)

【参考資料】<建設機械・車両>四半期毎の地域別売上高(外部顧客向け)

(億円)

地域 北米 中南米 欧州 アフリカ 中近東 オセアニア アジア 中国 CIS 日本 合計
2024年4-12月 1,841 1,968 2,271 2,570 1,200 1,372 1,466 1,413 661 686 815
2025年4-12月 2,325 2,269 2,573 2,761 1,468 1,703 1,632 1,804 805 779 735
増減 2,615 2,359 2,585 2,705 1,657 1,720 1,609 1,849 736 772 691

【参考資料】(一般建機)2025年度第3四半期(4-12月)の地域別売上高(外部顧客向け)

(億円)

地域 北米 中南米 欧州 アフリカ 中近東 オセアニア アジア 中国 CIS 日本 合計
2024年4-12月 4,211 1,253 1,818 404 591 820 1,500 401 128 2,374 13,499
2025年4-12月 4,393 1,140 2,102 406 595 747 1,263 385 148 2,212 13,391
増減 +182 ▲113 +284 +2 +4 ▲73 ▲237 ▲16 +20 ▲162 ▲108
増減(為替影響除き) +278 ▲98 +223 ▲10 +21 ▲43 ▲218 ▲7 +54 ▲162 +37

【参考資料】(鉱山機械)2025年度第3四半期(4-12月)の地域別売上高(外部顧客向け)

(億円)

地域 北米 中南米 欧州 アフリカ 中近東 オセアニア アジア 中国 CIS 日本 合計
2024年4-12月 3,348 3,733 382 1,159 194 2,601 1,919 207 353 10 13,907
2025年4-12月 2,846 4,293 345 1,377 311 2,612 1,154 171 292 13 13,413
増減 ▲503 +560 ▲37 +218 +117 +11 ▲765 ▲37 ▲61 +3 ▲493
増減(為替影響除き) ▲440 +654 ▲39 +227 +117 +123 ▲720 ▲33 ▲88 +3 ▲197

【参考資料】(一般建機)2025年度の地域別売上高(外部顧客向け)の見通し

2024年度
(億円)18,712 (¥152.8/$)
2025年度(10月見通し)
(億円)17,732 (¥143.2/$)

地域 北米 中南米 欧州 アフリカ 中近東 オセアニア アジア 中国 CIS 日本 合計
2024年度 5,723 1,719 2,619 601 808 1,060 2,205 531 164 3,282 18,712
2025年度(10月見通し) 5,887 1,575 2,748 601 789 933 1,558 511 185 3,078 17,864
増減 +164 ▲144 +129 +0 ▲20 ▲127 ▲647 ▲20 +21 ▲205 ▲848
増減(為替影響除き) +579 ▲41 +107 +18 +39 ▲58 ▲558 +17 +42 ▲204 ▲61

【参考資料】(鉱山機械)2025年度の地域別売上高(外部顧客向け)の見通し

(億円)

2024年度
(億円)19,162 (¥152.8/$)
2025年度(10月見通し)
(億円)17,732 (¥143.2/$)

地域 北米 中南米 欧州 アフリカ 中近東 オセアニア アジア 中国 CIS 日本 合計
2024年度 4,541 5,117 485 1,610 338 3,548 2,787 271 451 14 19,162
2025年度(10月見通し) 3,997 5,639 489 1,718 358 3,426 1,455 254 378 17 17,732
増減 ▲543 +522 +4 +108 +20 ▲123 ▲1,332 ▲17 ▲73 +3 ▲1,430
増減(為替影響除き) ▲254 +914 +4 +170 +31 +130 ▲1,224 +1 ▲89 +3 ▲313

【参考資料】<一般建機>本体・部品・サービス等の売上高

※アフターマーケット(AM):部品+サービス等

【参考資料】<鉱山機械>本体・部品・サービス等の売上高

※アフターマーケット(AM):部品+サービス等

【参考資料】Komtrax 月平均稼働時間推移

【参考資料】BBレシオ〔受注/売上指数(6ヶ月)〕鉱山機械(本体)

【参考資料】BBレシオ〔受注/売上指数(6ヶ月)〕鉱山機械(本体)

【参考資料】BBレシオ〔受注/売上指数(6ヶ月)〕鉱山機械(本体)

参考情報リンク先

株主・投資家情報 https://www.komatsu.jp/ja/ir

中期経営計画 https://www.komatsu.jp/ja/newsroom/2025/20250428_2
コマツレポート(統合報告書) https://www.komatsu.jp/ja/ir/library/annual
IR-Day https://www.komatsu.jp/ja/ir/library/results/2025

コマツ経営管理部 TEL: 03-6849-9725
FAX: 03-6849-9795
https://www.komatsu.jp/ja

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★

評価の理由:
2025年度第3四半期(10-12月)決算では、売上高は前年同期比で微増(+3.5%)したものの、セグメント利益は13.1%減少し、営業利益率は16.4%から13.9%へと大幅に悪化しました。これは、建設機械・車両セグメントにおいて、円安と販売価格改善のプラス効果を、物量減とコスト増が上回ったためです。

通期見通しでは、売上高が前期比5.3%減、営業利益が23.9%減と大幅な下方修正が行われました。特に営業利益率は16.0%から12.9%への悪化が見込まれており、収益性の低下が顕著です。これは、建設機械・車両セグメントの需要減速(特にアジア地域での大幅な落ち込み)と、円高への為替前提修正(前期比で円高)が主な要因です。

財務体質は、株主資本比率が55.0%から53.3%に低下し、棚卸資産が大幅に増加(+2,829億円)している点が懸念されます。FCFはプラスを維持していますが、運転資本の増加が目立ちます。

経営陣は配当を維持する方針を示していますが、ROEは14.2%から10.3%への低下が見込まれており、資本効率の悪化が懸念されます。市場環境(特にアジアの需要減速)は厳しく、業績見通しの下方修正は、過去の楽観的な見通しからの大幅な乖離を示しています。

投資判断の根拠:
現状の財務実績は売上微増ながら利益率が悪化しており、通期見通しは大幅な下方修正を伴っています。建設機械・車両セグメントの地域別売上構成を見ると、アジア地域(特に中国)の落ち込みが深刻であり、これが業績悪化の主要因となっています。収益性の悪化と在庫増加はリスク要因であり、現状では平均的な評価に留まります。

重要なポイント:
1. 建設機械・車両セグメントの収益性悪化: 物量減とコスト増が価格改善効果を上回り、利益率が大幅に低下。
2. 通期業績の大幅な下方修正: 営業利益が前期比約24%減の見通しとなり、収益性の悪化が織り込まれている。
3. 地域別売上構成の偏りとアジアの急減速: アジア地域(特に中国)の売上減少が業績悪化の主要因となっている。
4. 在庫水準の増加: 棚卸資産が大幅に増加しており、今後の販売動向に注意が必要。

会社への質問(AI生成)

[建設機械・車両セグメントにおいて、第3四半期(10-12月)の利益減少の主な要因として「物量減とコスト増」が挙げられていますが、コスト増の内訳(原材料費、人件費、物流費など)と、物量減が為替影響を除いても発生している具体的な要因について詳細を教えてください。]

[通期見通しでは、建設機械・車両の売上高が為替影響を除いても大幅に減少する見込みですが、特にアジア地域での需要減速が深刻です。この地域における需要回復の兆しや、販売戦略の変更点について、具体的な見通しを教えてください。]

[第3四半期(4-12月)の棚卸資産が前期末比で約2,800億円増加していますが、この在庫増加の主な内訳(完成品、仕掛品、原材料)と、在庫水準の適正化に向けた具体的な在庫削減計画について教えてください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
鉱山機械アフターマーケット(AM)のグローバル展開強化 70% A 鉱山機械セグメントの需要は変動が大きいが、AMは安定収益源。既存の鉱山機械顧客基盤を活用し、グローバルなサービス網と部品供給体制を強化することで、安定的な売上拡大と収益性向上を目指す。
産業機械他セグメントの新規市場開拓(半導体・EV関連以外) 60% A 現在の成長ドライバーである半導体・自動車産業への依存度が高い。特に高収益な工作機械やレーザー技術を応用し、航空宇宙、医療機器など高付加価値分野への展開を加速させる。
建設機械のデジタルサービス(Komtrax活用)による顧客維持とアップセル 80% B 既存顧客の稼働データに基づき、予知保全や最適なタイミングでの部品交換・更新提案を強化。既存顧客からの売上(AM売上)を安定的に引き上げ、売上基盤を強化する。
欧州・中南米における中古車販売・リース事業の強化 55% B 新車需要が低迷する地域において、中古車市場の拡大に対応。リースやサブスクリプションモデルを強化し、初期投資を抑えたい顧客層を取り込み、将来的な新車・部品売上につなげる。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:鉱山機械アフターマーケット(AM)のグローバル展開強化

現在の業績見通しでは、建設機械・車両セグメントの需要減速、特にアジア地域での落ち込みが業績全体を圧迫しています。通期見通しでは、鉱山機械の需要が▲10%〜▲15%減と予測されており、本体売上の減少は避けられない状況です。しかし、鉱山機械の売上構成において、部品・サービス等のアフターマーケット(AM)比率は安定的な収益源として重要です。

この戦略の優先順位が高い理由は、景気変動の影響を受けにくい安定的な収益基盤を構築できる点にあります。鉱山機械は高額であり、一度導入されると長期にわたってメンテナンスや部品交換が必要となります。現在の課題である建設機械の需要変動リスクを相殺し、収益のボラティリティを低減するために、AM事業の強化は不可欠です。

具体的な施策としては、まずグローバルなサービスネットワークの最適化とデジタル化が挙げられます。Komtraxなどの稼働データを活用し、顧客の機械の稼働状況やメンテナンス履歴をリアルタイムで把握することで、予知保全型のサービス提供体制を構築します。これにより、顧客満足度を高めるとともに、必要な部品やサービスを最適なタイミングで提供し、AM売上の最大化を図ります。

また、地域ごとの在庫最適化も重要です。需要予測に基づいた部品在庫の適正配置を行うことで、リードタイムを短縮し、顧客のダウンタイムを最小限に抑えます。特に、需要が堅調な中南米やアフリカ地域でのサービス体制を強化し、競合他社に対する優位性を確立することが求められます。

この戦略は、既存の強固な鉱山機械顧客基盤を活用できるため、新規市場開拓よりも成功率が高く、売上倍増に向けた安定的な収益の柱となり得ます。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案する施策は、最優先戦略である「鉱山機械アフターマーケット(AM)のグローバル展開強化」をITの側面から支援するものです。マーケティング活動ではなく、業務効率化、データ活用、およびサービス提供の高度化に焦点を当てます。

  1. グローバル・サービス・マネジメント・プラットフォームの構築:

    • 目的: 世界中のサービス拠点、フィールドエンジニア、および顧客のメンテナンス履歴を一元管理し、サービス提供の標準化と効率化を図る。
    • 期待される効果: サービスリクエストの受付から完了までのリードタイム短縮、サービス品質の均一化、およびサービス実績データのリアルタイム収集。これにより、予知保全の精度向上と顧客満足度向上に貢献します。
    • 実現可能性: 既存のERPやCRMシステムとの連携を前提とし、クラウドベースのSaaSソリューションを活用することで、比較的短期間での導入が可能です。
  2. 予知保全(PdM)のためのデータ分析基盤強化:

    • 目的: Komtraxから収集される稼働データと、過去の故障履歴やメンテナンス記録を統合し、機械学習モデルを構築して故障予兆を検知する。
    • 期待される効果: 故障発生前の部品交換提案を可能にし、顧客のダウンタイムを最小化します。これにより、AM売上の安定化と収益性の向上が期待できます。
    • 実現可能性: 既存のデータ収集基盤(Komtrax)は存在するため、データサイエンスチームと連携し、分析基盤の整備とモデル開発に注力します。
  3. グローバル部品在庫最適化・需要予測システムの導入:

    • 目的: 世界各地のサービス拠点や主要顧客の需要予測に基づき、部品在庫の適正在庫水準を維持し、過剰在庫と欠品を削減する。
    • 期待される効果: 棚卸資産の圧縮(運転資本の改善)と、部品供給リードタイムの短縮によるサービス品質向上。
    • 実現可能性: 既存のSCMシステムと連携し、需要予測アルゴリズムを導入します。特に、地域ごとの需要変動パターンを考慮した在庫配置の最適化が鍵となります。