🛡️ AIセキュリティ新時代!ゼロトラスト、量子耐性、CISO2.0が業界を変える(2026年1月13日ニュース)
今日のサイバーセキュリティニュースは、AIがもたらす「光と影」を色濃く映し出しています。攻撃者はAIを悪用してランサムウェアを巧妙化させ、防御側はAIを駆使した新たなセキュリティ製品で対抗するなど、まさに技術のシーソーゲームが繰り広げられています。また、SASEやEDRといったゼロトラスト関連市場の力強い成長が続く一方で、SaaS事業者のインシデント復旧対策の遅れなど、現場の課題も浮き彫りになりました。🔥 大規模な情報漏洩事件や、生成AIの悪用に対する国際的な規制の動きも見逃せません。未来の脅威である量子コンピュータへの備えも始まっており、セキュリティは「今そこにある危機」と「未来への投資」の両面から考えなければならない時代に突入したと言えるでしょう。
「SASE」は見直され「EDR」は裾野拡大へ、ゼロトラストの高需要が続く
富士キメラ総研の最新調査によると、国内のネットワークセキュリティサービス市場は2030年度には7715億円に達する見込みで、2024年度比で58.9%増という高い成長が予測されています。この成長を牽引しているのが、全ての通信を信頼しない「ゼロトラスト」の考え方です。特に、先行導入されたSASE(Secure Access Service Edge)の見直しや再選定が進む一方、EDR(Endpoint Detection and Response)は中堅・中小企業へと導入の裾野を広げています。クラウド化の進展に伴い、Webアプリケーションの脆弱性検査やセキュリティ教育といった分野も、今後ますます重要性を増していくでしょう。📈
「SASE」は見直され「EDR」は裾野拡大へ、ゼロトラストの高需要が続く
AIボットやDDoSが増加、HTTP/3とIPv6の普及も――インターネットで起きた主要動向
Cloudflareが公開した2025年の年次レポート「Year in Review」は、インターネットの最新トレンドと脅威を浮き彫りにしました。特に顕著なのが、AIの台頭に伴うAIボットによるトラフィックの急増と、過去最大規模に達したDDoS攻撃の深刻化です。攻撃者はHTTP/2やHTTP/3の脆弱性を悪用し、より巧妙な手口でサービス停止を狙っています。一方で、防御面では、将来の量子コンピュータによる暗号解読に備える「耐量子暗号(PQC)」の採用がブラウザとサーバー間で静かに進んでいることも明らかになりました。🌐
AIボットやDDoSが増加、HTTP/3とIPv6の普及も――インターネットで起きた主要動向
【決定版】ランサムウェアとは? 2026年版「定義」とAI時代の攻撃メカニズム
2026年現在、ランサムウェアは単なる「身代金ウイルス」から、企業の事業そのものを停止させる「事業停止攻撃」へと進化しています。攻撃者は生成AIを悪用して、検知を逃れるポリモーフィック型マルウェアを次々と生成。もはや従来のウイルス対策ソフトでは防ぎきれません。主な侵入経路は、テレワークで普及したVPN機器の脆弱性となっており、侵入後は数週間から数ヶ月もネットワーク内に潜伏し、バックアップシステムごと破壊する周到さを見せます。被害は身代金だけでなく、事業停止損失や信頼失墜など、計り知れないものになっています。😱
【決定版】ランサムウェアとは? 2026年版「定義」とAI時代の攻撃メカニズム
守り中心のCISOではもう限界、日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会代表理事が唱える「CISO2.0」の役割
企業のセキュリティ戦略を担うCISO(最高情報セキュリティ責任者)の役割が、大きな転換点を迎えています。日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会は、従来の「守り」を中心としたCISOではもはや限界であり、事業成長に貢献する「攻め」の視点を持つ「CISO2.0」への変革が必要だと提言しました。これは、単にセキュリティリスクを管理するだけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)とセキュリティを一体で推進し、企業の競争力を高める戦略的な役割を担うことを意味します。これからのCISOは、経営層と現場をつなぐ重要なハブとなるでしょう。🚀
守り中心のCISOではもう限界、日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会代表理事が唱える「CISO2.0」の役割
Hexaware、AccuKnoxとの提携でクラウドセキュリティサービスを強化
グローバルITサービスのHexaware Technologiesが、クラウドセキュリティのスタートアップであるAccuKnoxとの戦略的パートナーシップを発表しました。この提携により、AccuKnoxが提供するCNAPP(Cloud Native Application Protection Platform)を中核としたゼロトラストセキュリティソリューションが、Hexawareの広範な顧客基盤に提供されます。特に、規制が厳しい金融やヘルスケア分野において、Kubernetes環境を含むハイブリッド・マルチクラウドの複雑なセキュリティ課題に対応。クラウドネイティブ時代のセキュリティ体制構築を強力に支援します。🤝
Hexaware Partners with AccuKnox for Cloud Security Services
ダイワボウ情報システム、ZeroTrusted.aiの生成AIセキュリティゲートウェイを販売
生成AIの業務利用が広がる中、情報漏洩リスクへの懸念が高まっています。この課題に対し、ダイワボウ情報システムは、米ZeroTrusted.aiが開発した「生成AIセキュリティゲートウェイ」の国内販売を開始しました。この製品は、リバースプロキシとして機能し、ChatGPTなどのLLMへのプロンプトやその出力をリアルタイムで検査。機密情報や個人情報が含まれていないかをチェックし、ポリシー違反をブロックします。さらに、不正なプロンプトインジェクション攻撃も検知・遮断し、企業の安全なAI活用を支援します。🏢
ダイワボウ情報システム、ZeroTrusted.aiの生成AIセキュリティゲートウェイを販売
Grokがマレーシアでも利用不可能に、X(旧Twitter)での合意のない性的コンテンツ生成が原因
イーロン・マスク氏率いるxAIが開発した生成AI「Grok」が、X(旧Twitter)上で女性や子どもの画像を同意なく性的なものに加工する目的で悪用され、国際的な問題に発展しています。この問題を受け、インドネシアに続きマレーシアの通信マルチメディア委員会もGrokへのアクセスを一時的にブロックする措置を取りました。同委員会は、XおよびxAIに対してより強力な安全対策を求めており、プラットフォーム事業者のコンテンツに対する責任と、生成AIの倫理的利用が厳しく問われています。⚖️
Grokがマレーシアでも利用不可能に、X(旧Twitter)での合意のない性的コンテンツ生成が原因
SaaS事業者が最もできていないセキュリティ対策は?「実施率4.7%」
セキュリティ評価サービスを提供するアシュアードが、SaaS事業者のセキュリティ対策に関する最新の実態調査レポートを公開しました。それによると、多くのSaaS事業者でセキュリティ水準は向上しているものの、インシデント発生後の「レジリエンス(回復力)」に関する対策に遅れが見られます。特に「リストアテストの実施」は50.2%と半数にとどまり、「サービス利用者に対するリスクベース認証」の実施率はわずか4.7%でした。防御だけでなく、侵入されることを前提とした復旧体制の強化が急務となっています。📊
SaaS事業者が最もできていないセキュリティ対策は? 「実施率4.7%」
Instagramのパスワードリセットメールが来た人、それ詐欺です!
ここ数日、世界中のInstagramユーザーに、身に覚えのないパスワードリセットメールが届く事態が発生しています。これは、サイバーセキュリティ企業Malwarebytesがダークウェブ上で1750万人分のInstagramアカウント情報が販売されているのを発見したタイミングと重なります。流出した情報には、メールアドレスや電話番号、住所まで含まれているとのこと。Instagram側はシステムへの直接的な侵害を否定していますが、ユーザーは念のためパスワードを変更し、二要素認証を有効化するなどの自衛策を講じることが強く推奨されます。⚠️
Instagramのパスワードリセットメールが来た人、それ詐欺です!
どこまで進んだ? 誰も触れない“老朽システム”対応とWindows Server移行の実態
キーマンズネットの調査で、多くの企業が「レガシーシステム」という時限爆弾を抱えている実態が明らかになりました。調査によると、4社に1社以上(26.3%)が直近1年でシステム障害を経験。刷新の必要性は認識しつつも、「予算確保(41.7%)」や「リソース不足(39.0%)」を理由に4割以上の企業が具体的な行動を起こせていません。さらに、2027年1月にサポートが終了する「Windows Server 2016」への対応も遅れており、セキュリティリスクの放置が懸念されます。💣
どこまで進んだ? 誰も触れない“老朽システム”対応とWindows Server移行の実態
考察
今日のニュースを俯瞰すると、サイバーセキュリティの戦場が「AI」と「クラウド」という2つのキーワードを中心に、新たな次元へ移行していることが鮮明になります。AIは、ランサムウェアを自動生成・進化させる強力な「矛」として攻撃者に利用される一方、不審なプロンプトを検知するゲートウェイや、高度な脅威分析を行うCNAPPのような最先端の「盾」としても活用されています。この矛と盾の終わらない競争は、今後さらに激化していくでしょう。🤖
また、「侵入は防げない」を前提とするゼロトラストの思想が、SASEやEDRという形で市場に浸透し、標準的なアーキテクチャになりつつあります。しかし、SaaS事業者の実態調査が示すように、「防御」への投資に比べ、侵入後の「回復力(レジリエンス)」、つまり事業をいかに迅速に復旧させるかという視点はいまだに軽視されがちです。レガシーシステムの放置や、Instagramのような大規模サービスでの情報漏洩は、この回復力の脆弱性を突かれやすい典型例と言えます。未来を見据えれば、耐量子暗号への備えも始まり、CISOには技術的な知見だけでなく、事業継続を支える経営戦略的な視点(CISO2.0)が強く求められています。技術、戦略、そして法規制が複雑に絡み合う、まさに総力戦の時代が到来したと言えるでしょう。🌍


