ゲンダイAG - 2026年3月期 第3四半期決算説明資料 ★★

基本情報

2026年3月期第3四半期決算のポイント

  • 新経営陣体制による各種施策が奏功し、各段階利益は前年を大きく上回り推移
  • インターネット広告が大きく伸張
  • 折込広告等の紙媒体広告の減少が加速
  • 賃上げ、採用等人的資本への投資により販売費及び一般管理費は上昇

2026年3月期第3四半期業績の状況(対前期比)

(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
売上高 5,819 100.0% 5,822 100.0%
売上総利益 1,794 30.8% 2,064 35.5%
営業利益 322 5.5% 566 9.7%
経常利益 322 5.5% 568 9.8%
親会社株主に帰属する四半期純利益 258 4.4% 372 6.4%

結果

  • 各段階利益は前年を大きく上回り推移

要因

  • パチンコ広告分野はガイドラインに則った集客に貢献する広告、サービスが市場に浸透しマージンが改善
  • パチンコホール以外の広告分野は堅調に推移

四半期売上総利益・営業利益の状況(対前期比)

四半期売上総利益(百万円)

四半期営業利益(百万円)

  • 前年同期比で売上総利益は伸長
  • 賃上げ、採用等人的資本への投資により販売費及び一般管理費は微増
  • 営業利益は前年同期比で微減

事業の種類別セグメントの状況

【当累計期間】(単位:百万円)

広告事業 不動産事業 その他 調整額 連結
売上高 5,737 85 5,822
セグメント利益 738 41 -213 566

【前年同期比】(単位:百万円)

広告事業 不動産事業 その他 調整額 連結
売上高 -37 +42 -3 +2
セグメント利益 +226 +26 +1 -10 +243
  • 紙媒体広告の減少により、広告事業の売上高は前年を下回り推移。インターネット広告へのシフトによりセグメント利益は前年を大幅に上回る。
  • 不動産事業は第1四半期に大型の宅地建物取引手数料案件の計上もあり、前年を大きく上回り推移。

セグメント損益(広告事業)

広告事業 (単位:百万円) 前年同期比
前第3四半期 当第3四半期 増減額 増減率
売上高 5,774 5,737 -37 -0.6%
セグメント利益 512 738 +226 +44.1%

外部環境

  • パチンコホール施設:
    • スマート遊技機の普及や遊技性の多様化により業界活性化に期待
    • 業界タレント等の来店プロモーション企画や、インターネット広告の需要は増加傾向
    • 折込広告等、取扱高の大きい紙媒体広告の減少により売上高は前年同期比で減少
    • 2025年5月にパチンコ業界4団体から発出された「広告宣伝ガイドライン第三版」により、広告手法や集客支援の実施可能な範囲が明確化
  • パチンコホール以外の広告分野:
    • 広告需要は増加基調

当社グループの取り組み

  • ガイドラインに則った集客支援広告、サービスの開発、拡販
  • DSP広告や、自社保有サイト「パチ7」のオリジナルサービス等のマージンの高いサービスの販売に注力
  • 広告需要の伸びが期待されるセクターにおける顧客開拓をより積極的に推進

品目別売上高の状況(広告事業)

(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
インターネット 2,109 36.5% 2,483 43.3%
折込広告 1,667 28.9% 1,331 23.2%
販促物 744 12.9% 672 11.7%
媒体 152 2.6% 129 2.3%
クリエイティブ 505 8.8% 473 8.3%
その他 595 10.3% 645 11.3%
合計 5,774 100.0% 5,737 100.0%
  • インターネット広告は前年同期を大幅に上回る
  • 折込広告等の紙媒体広告の減少は加速
  • その他はデザイン生成AIツールの販売や大型のスポット案件計上により増加

【参考】四半期総取扱高の推移(広告事業)

広告事業四半期総取扱高の推移(百万円)

  • 紙媒体広告の減少や媒体等の代理人取引の減少により、総取扱高は前年同期と比較し減少

【参考】四半期売上総利益の推移(広告事業)

広告事業四半期売上総利益の推移(百万円)

  • 紙媒体広告からインターネット広告へのシフトが進み、売上総利益は上昇傾向

【参考】業種別総取扱高の状況(広告事業)

(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
パチンコホール広告分野 3,581 57.1% 3,360 55.0%
パチンコホール以外の広告分野 2,689 42.9% 2,747 45.0%
合計 6,270 100.0% 6,107 100.0%
  • 紙媒体広告からインターネット広告のシフトもあり、取扱高は減少
  • パチンコホール以外の広告分野は引き続き順調に増加

セグメント損益(不動産事業)

不動産事業 (単位:百万円) 前年同期比
前第3四半期 当第3四半期 増減額 増減率
売上高 42 85 +42 +102.2%
セグメント利益 14 41 +26 +186.1%
  • 所有する千葉県柏市の土地の賃貸収益のほか、大型の宅地建物取引手数料や賃貸物件の仲介等に伴う手数料収益46百万円を計上。結果、売上高は85百万円(前年同期比102.2%増)、セグメント利益は41百万円(前年同期比186.1%増)。

連結貸借対照表

利益配当、自己株式取得による減少

  • 当四半期純利益+372百万円
  • 配当△255百万円
  • 自己株式取得△526百万円
前期末(A) 当第3四半期末(B) 差額(B)-(A)
現金及び預金 3,693 2,997 -696
売上債権 972 989 17
その他流動資産 55 65 9
有形・無形固定資産 695 678 -16
繰延税金資産 44 23 -21
投資その他資産 284 515 231
資産合計 5,746 5,271 -475
買掛金 496 522 26
短期・長期借入金 675 556 -118
未払法人税等 67 146 78
その他の負債 306 253 -52
負債合計 1,545 1,478 -66
株主資本 4,205 3,796 -408
その他 -3 -3 0
純資産合計 4,201 3,792 -409
負債・純資産合計 5,746 5,271 -475

連結業績予想の進捗状況

業績予想※ 当第3四半期実績 進捗率
売上高 7,800 5,822 74.6%
営業利益 750 566 75.5%
経常利益 750 568 75.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 500 372 74.4%

※2025年10月17日公表予想

  • 当第3四半期連結会計期間の業績は、概ね計画どおりに進捗しております。よって、現時点における通期連結業績予想の修正はありません。

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★☆☆

評価の理由は、売上高の停滞と、利益成長の質に対する懸念に基づきます。

評価の理由:
当期第3四半期の実績では、売上高が前年同期比でほぼ横ばい(+0%)であるにもかかわらず、営業利益が+75.5%と大幅に増加しています。これは、広告事業において、低利益率の紙媒体広告(折込広告など)から高利益率のインターネット広告へのシフトが急速に進んだ結果です。特に広告事業のセグメント利益は+44.1%と大きく伸びており、利益構造の改善は評価できます。

しかし、売上高が伸びていない点は重大な懸念材料です。総取扱高も減少しており、これは市場シェアの拡大ではなく、既存事業の構造転換による利益率改善に依存していることを示唆しています。不動産事業の特需(大型案件)が利益を押し上げていますが、これは一時的な要因であり、継続的な成長ドライバーとはなりにくいです。

また、過去の資料との比較では、売上高が横ばいであるにもかかわらず、人件費を含む販管費が上昇している点も懸念されます。これは、賃上げや採用投資によるものであり、将来的な成長のための投資と解釈できますが、売上成長が伴わない状況でのコスト増は利益率の持続性に影響を与えます。

全体として、利益構造の改善は評価できるものの、売上高の成長が伴っていないため、市場での競争優位性や成長ポテンシャルには疑問が残ります。

投資判断の根拠:
保有。利益構造の改善は評価できますが、売上高の停滞と、不動産事業の特需に依存する利益構造は、持続的な成長に対する懸念材料です。現状の利益水準は維持される可能性が高いものの、売上高が倍増するような明確な成長戦略が見えないため、積極的な買い材料とは判断しにくいです。

重要なポイント:
1. 売上高の停滞と利益率改善のトレードオフ: 売上高が横ばいにもかかわらず利益が大幅増益となっているのは、高マージン商材へのシフトによるものであり、売上成長の鈍化を覆い隠している可能性がある。
2. 紙媒体広告の急減速: 折込広告の売上が-20.1%と大幅に減少しており、この構造的な変化への対応が利益率改善の主因となっている。
3. 不動産事業の特需依存: 不動産事業の利益増は大型案件による一時的なものであり、広告事業の成長鈍化を補う持続的な成長ドライバーではない。
4. 販管費の上昇: 賃上げ等による販管費の上昇が、売上成長の鈍化と相まって、将来的な利益成長の足かせとなる可能性がある。

会社への質問(AI生成)

  1. 広告事業の売上高が前年同期比で減少しているにもかかわらず、通期予想を据え置いている理由は何ですか。特に、紙媒体広告の減少が加速している中で、下期での売上回復の具体的な見込みについて教えてください。
  2. 不動産事業の利益増は第1四半期の大型案件に大きく依存していますが、この案件の性質と、下期以降の不動産事業における持続的な収益源について、具体的な見通しを教えてください。
  3. インターネット広告へのシフトによりセグメント利益は増加していますが、総取扱高は減少しています。これは、顧客単価の低下、または取引量の減少を示唆しています。広告事業における顧客数や取引量の具体的な推移について、セグメント利益の成長性を裏付けるデータを開示してください。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
パチンコホール以外の広告分野への集中投資と事業拡大 70% S パチンコ業界依存からの脱却と、成長市場でのシェア拡大を目指す。既存のデジタル広告ノウハウを他業界に応用する。
高付加価値なデジタルマーケティング支援サービスへの転換 65% A 単なる広告枠の販売から、データ分析や効果測定を含むコンサルティング型サービスへ移行し、顧客単価と利益率を向上させる。
不動産事業の収益化モデル確立と拡大 50% B 特需に依存せず、安定的な仲介・賃貸管理ビジネスを構築する。広告事業とのシナジー(不動産広告など)も模索する。
AIを活用したクリエイティブ・運用自動化による生産性向上 80% A 販管費の上昇を抑制しつつ、広告運用効率を高める。特にAIツール販売(その他)の拡大を加速させる。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略は「パチンコホール以外の広告分野への集中投資と事業拡大」です。

現在の広告事業は、パチンコホール向けの紙媒体広告の構造的な減少に直面しており、インターネット広告へのシフトで利益率を改善させていますが、売上高の成長は鈍化しています。この状況で売上を倍増させるためには、依存度の高いパチンコ業界以外の成長市場でのシェア拡大が不可欠です。

現状分析と戦略の必要性:
パチンコホール以外の広告分野の総取扱高は前年同期比で増加しており、成長の兆しが見られます。しかし、現在の売上構成比(約45%)をさらに高め、パチンコ業界の減少分を上回る成長を実現する必要があります。

具体的な実行ステップ:
1. ターゲット市場の特定とリソース集中: 既存のデジタル広告ノウハウ(DSP広告など)を活かし、成長が見込まれる業界(例:EC、サービス業、地域密着型ビジネスなど)を特定し、営業リソースとマーケティング予算を集中させます。
2. 専門チームの組成: パチンコ業界以外の顧客開拓に特化した専門チームを組成し、業界特有のニーズに対応できる提案力を強化します。
3. 成功事例の横展開: パチンコ業界で培った集客支援のノウハウを、他業界向けにカスタマイズし、成功事例として積極的に展開します。

期待される効果:
この戦略は、売上高の絶対量を増やすための最も直接的なアプローチです。既存の利益率改善努力と並行して実行することで、売上高と利益の両輪での成長を目指します。成功率を70%と評価したのは、既存のデジタル広告のノウハウを応用できる点と、パチンコ以外の分野が堅調に推移している実績があるためです。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案するITコンサルティング支援は、主に「パチンコホール以外の広告分野への集中投資と事業拡大」および「AIを活用したクリエイティブ・運用自動化による生産性向上」の実行を技術面からサポートするものです。

1. 広告分野のデータ統合・分析基盤の構築支援
目的:パチンコ以外の分野における広告効果の可視化と、営業戦略の高度化。
支援内容:
* 異なる広告媒体(DSP、自社サイト「パチ7」など)から得られるデータを統合するデータレイク/ウェアハウスを構築します。
* 顧客ごとの広告効果測定(CPA, ROASなど)を自動化するダッシュボードを開発し、営業担当者がリアルタイムで効果を把握できるようにします。
期待される効果:データに基づいた的確な提案が可能となり、非パチンコ分野での受注率向上と顧客単価の向上が見込めます。

2. AIを活用したクリエイティブ自動生成・最適化エンジンの導入支援
目的:クリエイティブ制作のリードタイム短縮と、広告運用の効率化による販管費抑制。
支援内容:
* デザイン生成AIツール(「その他」に含まれるもの)の導入効果を最大化するため、既存のクリエイティブ資産と連携させ、バリエーション生成を自動化するワークフローを構築します。
* 広告運用プラットフォームと連携し、パフォーマンスデータに基づきクリエイティブのA/Bテストを自動で実行・最適化する仕組みを導入します。
期待される効果:人的リソースをより付加価値の高い営業活動や戦略立案にシフトさせ、生産性を向上させます。

3. 営業・顧客管理(SFA/CRM)システムの高度化
目的:非パチンコ分野の新規顧客開拓活動の効率化と、パイプライン管理の精度向上。
支援内容:
* 既存のCRMシステムと連携し、新規リードの獲得から商談、受注までのプロセスを可視化・自動化します。
* 特に成長分野における営業活動の進捗状況を経営層がリアルタイムで把握できるレポーティング機能を強化します。
期待される効果:営業活動のボトルネックを特定し、リソース配分を最適化することで、新規顧客獲得の成功率を高めます。