PCNET - 2026年5月期 第2四半期アナリスト向け決算説明会資料 ★★★★
基本情報
- 会社コード: 30210
- 会社名: PCNET
- タイトル: 2026年5月期 第2四半期アナリスト向け決算説明会資料
- 発表日時: 2026年01月23日 15:30
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260120536126.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3021.T
株式会社パシフィックネット
(証券コード:3021)
2026年1月23日
当社事業の説明
会社概要
- 設 立: 1988年7月
- 本 社: 東京都港区芝5-34-7 田町センタービル6階
- 代表者: 代表取締役社長 上田 雄太
- 事 業:
- ITサブスクリプション事業
- ITAD事業
- コミュニケーション・デバイス事業
- 売上高: 8,099百万円 (連結、2025年5月期)
- 従業員: 293人(連結、2026年1月1日現在)
- 拠 点: 札幌、仙台、東京、浜松、名古屋、大阪、福岡
当社の歩み
パソコンのレンタルからはじまり、LCM (導入・運用・処分)サービス企業へ
当社のサービス内容
IT機器のLCM※サービスを自社リソースで一貫して提供可能
※LCM=ライフサイクルマネジメント:PCやサーバー等IT機器の「調達・導入」から「使用済機器の適正処理」までを管理する仕組み
事業の全体像:当社は3つの事業で構成
(※)LCM:ライフサイクルマネジメント PC・サーバー等IT機器の導入・運用管理・使用後の適正処理を管理する仕組み
2026年5月期 第2四半期(中間期) 決算の状況
エグゼクティブ・サマリー
2026年5月期 第2四半期(中間期)業績
- 中間連結会計期間で、 過去最高の業績を記録
- PCのOS更新需要を着実に捉え、Q1に続き四半期会計期間でも過去最高の業績
- 前期比、売上高32.2%増、営業利益121.3%増と大幅な業績向上
- 先行投資(人的資本、インフラ、サブスクリプション資産等)が進むが、収益力の向上でカバー
- 全事業で、セグメント利益が 前期比+30%超
- ITサブスク事業:長期サブスクが順調に拡大し、安定的な収益基盤を確立
- ITAD事業:OS更新後の排出が本格化、再販価値の高いPCを確保し、業績が大幅進展
- コミュニケーション・デバイス事業:旅行業の需要回復と法人受注拡大により業績向上
事業セグメント業績予想の修正
- 業績の進捗状況を勘案し、Q1に続き 通期業績予想を上方修正
- 通期業績予想を、売上高100億円(+3.1%)、営業利益11億円(+10.0%)に上方修正
- 修正後の予想に対しての進捗率は、売上高が50.1%、営業利益が63.4%と高い水準で進捗
- 今後も先行投資を拡大するが、業績の進捗と商談状況を勘案した上で業績予想を修正
2026年5月期 第2四半期(中間期)・連結業績ハイライト
売上高は7期連続で増収、営業利益は3期連続で増益を達成
営業利益率も対前年比+5.6ポイントの改善、営業利益率・純利益率共、目標を上回る
自己資本比率は、前期末より減少しているが、前四半期比+1.2ポイント改善
| 項目 | 2026年5月期 Q2 | 対前年比 |
|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 5,012 | +32.2% |
| 営業利益(百万円) | 697 | +121.3% |
| 経常利益(百万円) | 654 | +125.1% |
| 当期純利益(百万円) | 452 | +133.7% |
| EBITDA(百万円) | 2,406 | +46.4% |
| 営業利益率(%) | 13.9 | +5.6ポイント |
| 中間純利益率(%) | 9.0 | +3.9ポイント |
| 自己資本比率(%) | 25.7 | 対前期末比 △1.6ポイント |
2026年5月期 第2四半期(中間期) 営業利益の増減要因
ストック収益は安定的に拡大、使用済みPCの排出が本格化し、フロー収益が大幅に増加
- 人材への投資を中心に、先行投資を強化
- 増益効果により、それらのコスト増を吸収し、前年より+382百万円の増益
| 当期・営業利益 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ストック収益拡大 (ITサブスク) | ストック収益拡大 (ITサブスク) | ストック収益拡大 (ITサブスク) | ストック収益拡大 (ITサブスク) | ストック収益拡大 (ITサブスク) | その他コスト増 | 人材への投資による その他投資による | ||||
| 197 | 197 | 197 | 197 | 197 | △93 | △9 | 697 | |||
| フロー収益拡大 (ITAD・コミュニケーション・デバイス) | フロー収益拡大 (ITAD・コミュニケーション・デバイス) | フロー収益拡大 (ITAD・コミュニケーション・デバイス) | フロー収益拡大 (ITAD・コミュニケーション・デバイス) | フロー収益拡大 (ITAD・コミュニケーション・デバイス) | 営業利益 +382 | 営業利益 +382 | 営業利益 +382 | |||
| 315 | 315 | 315 | ||||||||
| 前期・営業利益 | 前期・営業利益 | 前期・営業利益 | ||||||||
| 315 | 315 | 315 |
ストック収益拡大 人材への投資による その他コスト増
2026年5月期 第2四半期(中間期)連結業績 B/S
財務の健全性を維持しつつ、事業拡大に向けた戦略的な投資を行う
| 2025年 5月期末 | 2026年 5月期Q2末 | 増減額 | |
|---|---|---|---|
| 流動資産 | 2,360 | 2,719 | 359 |
| 固定資産 | 10,004 | 11,188 | 1,184 |
| 資産合計 | 12,364 | 13,908 | 1,543 |
| 流動負債 | 4,129 | 4,916 | 786 |
| 固定負債 | 4,856 | 5,412 | 555 |
| 負債合計 | 8,986 | 10,329 | 1,342 |
| 純資産 | 3,378 | 3,578 | 200 |
| 負債純資産合計 | 12,364 | 13,908 | 1,543 |
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 25.7 % (対前期末比 -1.6ポイント) |
主な増減理由
- 流動資産: 売掛金+20M、現金及び預金+238M、商品+14M、その他+85等
- 固定資産: レンタル資産(純額)+1,149M等
- 流動負債: 1年内返済予定の長期借入金+621M、短期借入金+70M等
- 固定負債: 長期借入金+583M等
- 純資産: 中間純利益+452M、剰余金の配当△252M等
2026年5月期 第2四半期(中間期)連結業績 C/F
営業キャッシュフロー :前年同期比+593百万円と順調に増加
投資キャッシュフロー :将来の収益基盤強化に向けたサブスク資産への先行投資が増加
財務キャッシュフロー :借入による資金調達が増加し、1,357百万円増加
フリーキャッシュフロー:営業C/Fは増加するも、需要期につき成長投資も増加し△771百万円
| 項目 | 2025年 5月期2Q | 2026年 5月期2Q | 前期比 増減額 |
|---|---|---|---|
| 営業キャッシュフロー | 1,652 | 2,246 | 593 |
| 減価償却費 | 1,329 | 1,708 | 379 |
| 投資キャッシュフロー | △ 1,400 | △ 3,018 | △ 1,617 |
| 財務キャッシュフロー | △347 | 1,010 | 1,357 |
| フリーキャッシュフロー | 252 | △ 771 | △1,024 |
投資の状況と生産性の向上
人材・設備・DX化 投資
- 人的資本への投資
- 賃上げ・人材の積極採用、リスキリングなど成長支援
- DX化投資・AI活用など業務の効率化を実施
- IT系展示会への出展、営業強化
- デジタルマーケティング(WEBセミナー等)
- セキュリティ設備の増強
- 浜松支店・仙台支店を改装(2025年5月・8月)
従業員一人あたりの売上と営業利益の推移
人員増により、先行コストは増加しているものの、生産性の向上により一人あたりの売上高・営業利益ともに大きく伸長。
(単位:千円)
| 年度 | 2023年5月期Q2 | 2024年5月期Q2 | 2025年5月期Q2 | 2026年5月期Q2 |
|---|---|---|---|---|
| 一人あたり売上高 | 17,255 | |||
| 一人あたり営業利益 | 3,000 |
サブスク資産の状況と稼働率
サブスク資産の状況 (※)
サブスク資産(※)の推移(百万円)
サブスク資産の稼働率
- 需要期に伴う一時的な入荷量や返却量の増加の影響で、資産稼働率は、前期末比で横ばいではあるものの80%超を維持
-
返却品の在庫化、販売、故障品等の不稼働資産の処理を速やかに実施することで稼働率の向上を目指す
-
投資回収の確実性が高いサブスク資産に積極投資
- ITサブスクリプションの受注は順調に推移
- 中途解約は非常に少なく、契約終了後の延長ニーズも高い
- サプライチェーンの見直しなどにより、償却費先行を抑制
- 高い資産稼働率を継続的に実現
ITサブスクリプション事業
法人向けサブスクリプション・運用保守・通信・クラウド等のITサービス
ストック収益が順調に積み上がり、安定した収益基盤を築く
- 長期サブスク中心に業績は順調に進展、それに伴うキッティング等のITサービスも 好調
- 加えて、新品IT機器販売の大型のスポット案件もあり、売上高は、 前期比+26.5% の進展
- 資産稼働率は 高水準 を維持、投資コストを吸収して、セグメント利益は 前期比30.3% 増
売上高推移(百万円)
セグメント利益推移(百万円)
ITサブスクリプション事業 四半期売上高の推移
- OS更新需要の波など市場の変動に左右されず 長期サブスクは着実に成長
ITAD事業
使用済みIT機器のデータ消去、リユース・リサイクル、適正処理
(ITAD:IT Asset Disposition、IT資産の適正処理)
OS更新に伴うPC排出が本格化、使用済みPCの入荷量が大幅に増加
- 採算性の高い使用済みPC確保、業務効率化により 収益性が向上
- 入荷量の増加に伴い、データ消去などのサービス収益も 着実に進展
- 売上高が+58.5%、セグメント利益+98.8%と前年同期を 大きく上回る業績
売上高推移(百万円)
セグメント利益推移(百万円)
コミュニケーション・デバイス事業
イヤホンガイド®の製造販売・レンタル・保守・メンテナンス
旅行需要の回復と新規ニーズ獲得により、過去最高の出荷台数を達成し増収増益
- 訪日旅行者向け案件が堅調に推移、一般事業法人からの受注も拡大、 増収増益 に
- レンタル在庫の先行的に拡充し、収益性の高いレンタル案件の獲得が増加
- 需要期に向け生産・出荷体制の更なる整備と運用効率の向上に注力
売上高推移(百万円)
セグメント利益推移(百万円)
2026年5月期 連結業績予想 Q3以降の概況
2026年5月期 連結業績予想
セグメント別概況
| セグメント | 進捗見通し | 状況 |
|---|---|---|
| ITサブスクリプション事業 | ◎ | 安定的なストック収益を確保、IT人材不足を背景にニーズが拡大 新規顧客開拓にも注力し、受注も順調 メモリの高騰によるPC価格上昇に伴い、サブスクへの需要が高まる可能性 |
| ITAD事業 | ◎ | PC更新需要後の使用済みPC排出台数は、引き続き増加傾向 商談件数が増加、受注も順調 新品PC価格高騰により中古相場が上昇する可能性 |
| コミュニケーション・デバイス事業 | ◎ | 国内旅行・インバウンド需要が堅調、海外旅行が回復基調 旅行業以外(工場見学等)のニーズも増加、過去最高の出荷台数の見込 中国人旅行客減少の影響は限定的 |
| その他 | 進捗見通し | 状況 |
| 戦略投資 | ◎ | 人的資本、サブスク資産、設備を中心に積極投資を実施 |
| 外部環境の状況 | 〇 | 仕入価格や調達金利は上昇傾向 景気減速の可能性はあるが、人手不足やDX推進を背景に、需要そのものは底堅く推移すると予想 衆議院の解散・総選挙の動向 |
2026年5月期 連結業績予想
10/15の業績予想より、再度、業績予想を上方修正
人材・資産・設備・システムの先行投資を予定しているが、例年の当社業績の推移、現在の商談と受注見込み状況などを精査して、従来予想を再度上方修正
| 項目 | 10/15発表の予想(単位:百万円) | 修正後予想(単位:百万円) | 10/15予想からの増減 増減率 | 前期 実績(単位:百万円) | 前期からの増減率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,700 | 10,000 | +300 (3.1%) | 8,099 | 23.5% |
| 営業利益 | 1,000 | 1,100 | +100 (10.0%) | 842 | 30.6% |
| 経常利益 | 900 | 1,000 | +100 (11.1%) | 774 | 29.1% |
| 純利益 | 609 | 677 | +68 (11.2%) | 529 | 27.8% |
2026年5月期 第2四半期(中間期)・予算進捗
- 中間期はOS更新需要の影響もあり、例年を上回る進捗
- 修正後の業績予測に対して、売上高は 進捗率50.1% 、営業利益は 進捗率63.4%
企業価値向上に向けた取り組み
資本コストと株価を意識した経営の3本柱
企業価値の向上
- 成長戦略
- 株主還元
- IR活動の強化
中長期の経営指標
定量的な目標 ~収益性の向上と資本効率の最適化により、持続的な成長を目指します
| 指標 | 目標 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 営業利益率 | 10% 以上 | 10.4% |
| 純利益率 | 6% 以上 | 6.5% |
| ROE | 18% 以上 | 16.5% |
| ROA | 7% 以上 | 6.8% |
| D/E比率※ | 3倍 以下 | 2.2倍 |
| 自己資本比率 | 20% ~ 30% | 27.3% |
| サブスク資産稼働率 | 80% 以上 | 81.0% |
| 株主還元 | 目標 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 配当性向 | 30% | 47.6% |
| DOE | 5% | 7.8% |
成長戦略
成長戦略:ITサブスクリプション事業
事業規模の拡大と資産効率の向上
| 強み | 機会 | リスク |
|---|---|---|
| 業界唯一のワンストップサービス、全国エリア対応を可能にする施設、独立系企業 | IT部門の人材不足、業務負荷増大、運用保守のBPO需要の拡大、サブスクリプションの認知度向上、部材高騰による新品PC価格上昇 | 物価上昇による諸原価の高騰、技術革新によるPC需要の低下、人材の確保、金利の上昇 |
戦略 進捗状況
- 情シス部門の人材不足が深刻な従業員数300名~3,000名の顧客を開拓
- ITAD事業の顧客へのクロスセル
- PC貸出台数を増加させ、ストック収益を拡大
- 稼働率を向上し、収益性アップ
- 情シス需要の高いITサービス(キッティング・ヘルプデスク等の運用保守サービス)のクロスセル
- 顧客開拓は順調に進捗
- 取引顧客数:前年比 9.4% 増
- PC貸出台数:前年比 21.5% 増
- 長期サブスク売上:前年比 29.9% 増
- ITサービス売上:前年比 27.9% 増
成長戦略:ITAD事業
採算性の追求と安定した収益確保
| 強み | 機会 | リスク |
|---|---|---|
| 業歴37年のパイオニア企業、エンタープライズ企業を中心とする優良な顧客基盤 | Windows 11 への移行に伴う需要の本格化、排出管理BPO需要の拡大 | 情報漏洩リスク、人材の確保、企業の使用済みPC排出の減少 |
戦略 進捗状況
- 処分に課題を抱える従業員1,000名以上のエンタープライズ企業を中心に開拓
- トップラインより収益性を重視した事業展開
- サービス売上の拡大、低コストのオペレーション
- 自社オークションを活用した単価向上策、採算性の高い取引を重視
- ITサブスク事業とのシナジー効果
- 両事業間でのクロスセルによる取引拡大
- 年々増加する優良サブスク終了品の販売戦略
- Windows 10 入れ替えに向け商談が増加
- ターゲット取引企業数: 前期末比 9.8%増
- サービス売上: 前年比 28.9% 増
- セグメント利益率: 前年比 8.2 pt 向上
- オークション会員数: 前年比 22.7% 増
- サブスク終了品の売上高:前年比 69.2%増
成長戦略:M&A・アライアンス
M&A・アライアンスの基本方針:外部のリソースを活用し、成長を加速
株主還元の強化
9期連続で増配を予想
- 当社経営方針は「中長期的な安定成長」であり、株主への利益還元の安定拡大を目標としております
- 配当方針:配当性向30%以上、かつ純資産配当率(DOE※)5%以上を目標とする
年間1株当たり配当金の推移 (単位:円)
2025年5月期の配当性向とDOE
配当性向:47.6%/DOE:7.8%
IR活動の強化
情報開示と対話を継続的に積み重ね、投資家の声を経営に反映することで、企業価値の中長期的な向上を目指します。
来期以降の見通し
OS更新需要が一巡する中においても、 外部環境に依存しない競争優位性を背景に、中長期的な成長を見込む
参考資料① 当社事業の説明
企業のIT部門が抱える課題
“守り”に追われ、“攻め”ができない情シスの実情
- 慢性的なリソース不足
- 人手不足・属人化
- 多くの企業でIT担当者が不足
- 特に中小企業では、1人または兼任で広範なIT業務を担う「ひとり情シス」状態が常態化
- 緊急対応に追われ、戦略的業務が後回しに
- システムトラブルやインシデントなどの緊急対応に追われ、DX推進やIT投資、社内システムの改善といった本来注力すべき戦略的な業務に手が回らない
- 多岐にわたる業務範囲
- サーバー、ネットワーク、セキュリティ、ヘルプデスク、システム運用、IT資産管理など、非常に広範囲
- 最新技術のキャッチアップやスキルアップも必要
- PC管理の膨大な負荷とコスト
- PCの管理業務には手作業が多く、多大な時間と労力を要する
- リモートワークの普及により、管理はさらに複雑化、非効率化している
当社の提供価値
PC運用業務の包括的なアウトソースを通じて、リソース不足を解消し、情報システム部門が 戦略的な業務に注力できる環境(時間)を提供 します
| ノンコア業務 業務負荷が大きく コア業務に手が回らない | 当社が代行 注力 | コア業務 |
|---|---|---|
| ノンコア業務 業務負荷が大きく コア業務に手が回らない | 当社が代行 注力 | コア業務 |
競合環境と強みについて
- 高い参入障壁 … 資産調達・物流設備など 費用先行(かつ売上は分割計上)、 収益安定するまでに 規模と時間が必要
- 当社の優位性 … 企業のPC関連業務をワンストップ で支援できる、 唯一の上場企業 であり、 全国7か所のテクニカルセンター と 高い経験値と専門知識を持ったスタッフ を有する
| 販売会社 | リース会社(ファイナンス) | レンタル事業者 (運用保守は一部の事業者が実施) | リユース事業者 | |
|---|---|---|---|---|
| 調達・導入 | ||||
| 運用・保守 | ||||
| 回収・データ消去 | ||||
| リユース・リサイクル | ||||
| ITサブスクリプション事業 | ||||
| 充実のITサービス範囲 | ||||
| 技術力に強み |
優位性
- トータルでの業務負荷軽減 サービスが可能
- 顧客とのタッチポイントが多いので、 クロスセル・アップセルの機会が多い
拡大するストック収益
ストック収益の拡大を最重要課題として構造改革を実施
- 成長戦略を遂行し、6期連続の増収を達成
- ストック収益中心型ビジネスモデルへの転換
- 7年間で6.3倍、全体の7割を占めるまで成長
ストック収益(ITサブスクリプション事業)
フロー収益(ITAD事業・コミュニケーションデバイス事業)
IT機器サブスクリプションの特徴①
法人向けPC市場は、保有形態によってサブスク(中長期レンタル)・リース・購入がある
サブスクは、業務負担軽減・オフバランス・費用平準化などメリットが大きい
法人向けPC市場
法人ユーザーにとっての違い
| 項目 | サブスク(中長期レンタル) | リース | 購入 |
|---|---|---|---|
| 価格(長期利用) | |||
| PC管理 故障対応など | |||
| 中途解約 | |||
| 経理処理 |
事業会社のPC調達には、サブスク・リース・購入の選択肢がある。IT機器サブスク(中長期レンタル)はメリットが大きいため、利用が拡大している。
IT機器サブスクリプションの特徴②
事業拡大時に費用先行、PC資産償却後に投資回収が本格化するビジネスモデル
サブスクの規模が拡大して約4年後から本格的な投資回収フェーズに入る
PC調達時
1年後 2年後 3年後
サブスク収益 延長・再販
IT機器サブスクリプションの特徴③
サブスクPCから生まれる2つの収益モデル
借入でサブスク資産を調達し、継続収益を得た後、リユース品として売却するビジネスモデル
よって事業拡大の為、借入が必須となる
| B/S | |
|---|---|
| サブスク利益 | 約3~5年間の継続的な収益 |
| 売却益 | ※収益はITAD事業部と一定の割合で折半 |
参考資料② 市場環境
市場環境① 情シス人材の不足
2030年には約79万人のIT人材が不足すると予測されており、企業の運用負担は一層深刻化する見込み
当社が提供するBPOサービスやITADを含む運用支援のニーズは今後さらに高まる
IT人材の供給減少と需要拡大の予測(2010年~2030年)
出典:経済産業省商務情報政策局情報処理振興課「IT人材育成の状況等について」 より当社作成
市場環境② LCM市場の拡大
PC運用管理・保守サービス市場規模
労働市場における人手不足を背景に、LCM (導入・運用・処分)サービス市場は年々拡大
当社が提供するLCMサービスを含むITサブスクリプション、それに関連するIT支援サービス、排出支援サービスの需要も拡大すると予測
(単位:億円)
- オンサイト保守サービス
- アクシデントケア
- センドバック
- 運用保守BPO/LCM
- キッティング
*FY23~は予測値 (出展:MM総研)
市場環境③ ビジネス向け新規PC出荷台数と当社売上
ビジネス向け・新規PC出荷台数と当社の売上高
- ❶20~22年の新規PC減少期でも 当社売上は順調に拡大
- ❷24年からのPC更新拡大期には成長が加速
- ❸OS更新需要終了後も持続的成長を予想
市場環境④ ITサブスクリプションの市場シェア
サブスクでのPC出荷台数の予想
サブスクでのPC出荷台数比較(出展:MM総研)
国内PCのサブスク導入シェア
PC導入形態(購入・リース・サブスク)でのサブスクシェア(出展:MM総研)
- 運用管理・保守サービスの代行を包含しているサブスクは、管理項目が多い大企業を中心に導入が拡大。
サブスクでのPC出荷が拡大する理由
- ITサブスクの認知が向上、サブスクでの導入を検討する企業が増加
- IT人材不足、業務負担軽減ニーズの高まりにより、サブスクの注目度上昇
- PC更新拡大、サブスクシフト加速
*MM総研資料中の「レンタル」という表現を「サブスク」と読み替えています
参考資料③ 企業価値向上の取り組み
資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
現状分析
ROEは16.5%と、資本コスト6.8%を大きく上回り、資本効率の高い経営を実現。今後も、ROE WACCスプレッドを意識した経営を推進し、株主価値の向上に努めてまいります。
| 2022/5期 | 2023/5期 | 2024/5期 | 2025/5期 | |
|---|---|---|---|---|
| ROE | 8.5% | 12.8% | 14.9% | 16.5% |
| 売上高純利益率 | 3.8% | 5.3% | 6.2% | 6.5% |
| 総資産回転率 | 5.3% | 7.0% | 6.9% | 6.8% |
| 財務レバレッジ | 2.70倍 | 2.92倍 | 3.42倍 | 3.66倍 |
| PBR | 2.7倍 | 2.9倍 | 2.3倍 | 1.9倍 |
ROEとPBRの推移
年々、ROEが向上しROE WACCスプレッドは拡大
資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
今後の対応
~中長期的な株主価値の最大化に向けた、6つの重点アクション~
人的資本経営
ITサービス業だからこそ、“人”に投資する企業へ
人材育成・採用強化
- 昇格者・管理職研修の実施(年3回)
- 女性管理職比率23.8%(2025年5月期)
- オンライン学習によるリスキリング促進
- 生成AI研修の実施(全社員対象:2024年)
- 資格取得支援制度の充実
- 通年での新卒・キャリア採用
- プロフェッショナル人材の採用
生産性向上と業務効率化
- 生成AIとDXツールの活用支援
- 生成AI・DXツールの活用で、年間約6,800時間相当の業務時間を創出(2025年)
- ローコードツールによる請求書作成などの業務効率化
- デマンドセンターを中心とした継続的な生産性向上への取り組み
職場環境
- 育児休業取得率80%(2025年5月期)
- えるぼし・くるみん認定の取得
- 時間単位有給制度の導入(2025年)
- 月の平均残業時間6.8時間(2025年5月期)
PR施策の主な取り組み
新サービスおよび事業展開に関する情報発信を通じ、当社の事業内容および成長の方向性に対する理解促進を図りました。
ESG経営の推進/SDGsへの貢献
SDGsへの取り組み
当社の事業はSDGsの推進に直結
事業の推進・拡大を社会的使命と捉え、今後もSDGsの実現に継続的に取り組みます
| 取り組み方針 | 主な活動 | SDGsへの貢献 |
|---|---|---|
| E:環境 環境と人にやさしい、持続可能な社会の実現 | シェアリングエコノミー・サーキュラーエコノミーの実現 当社の事業推進がシェアリングエコノミー・サーキュラーエコノミーの実現に直結 リユースの促進 リユース品によるカーボンニュートラルへの取組みや自社オークションサービスの運営を通し、環境への負荷を抑制 国内リサイクルの推進 輸送効率の向上と脱プラスチック化の推進 |
5 |
| S:社会 働きがいのある環境づくり | 企業のDX化支援 情シス部門のノンコア業務を担うことにより、お客様のDX化を支援 地域社会への貢献 イヤホンガイドを通じて地域の魅力を発信、地域社会の持続的発展をサポート 社員エンゲージメントサーベイの定期実施 従業員の意見を積極的に取り入れ、人的資本経営の取り組みにつなげる 働きやすい環境の整備 多様な人材が活躍できる働きやすい環境の整備 次世代のIT人材への支援 IT機器の寄付や教育支援を通じて、次世代IT人材の育成を支援 |
企業のDX化支援 情シス部門のノンコア業務を担うことにより、お客様のDX化を支援 地域社会への貢献 イヤホンガイドを通じて地域の魅力を発信、地域社会の持続的発展をサポート 社員エンゲージメントサーベイの定期実施 従業員の意見を積極的に取り入れ、人的資本経営の取り組みにつなげる 働きやすい環境の整備 多様な人材が活躍できる働きやすい環境の整備 次世代のIT人材への支援 IT機器の寄付や教育支援を通じて、次世代IT人材の育成を支援 |
| G:ガバナンス 高い透明性・強固な経営基盤 | コーポレートガバナンスの強化 監査と内部統制の強化 リスクマネジメントとコンプライアンス コンプライアンス・リスクマネジメント委員会の設置、内部通報制度の運用 情報セキュリティの強化 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)による情報の統合管理、定期的な従業員教育を実施 |
コーポレートガバナンスの強化 監査と内部統制の強化 リスクマネジメントとコンプライアンス コンプライアンス・リスクマネジメント委員会の設置、内部通報制度の運用 情報セキュリティの強化 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)による情報の統合管理、定期的な従業員教育を実施 |
IRに関するお問い合わせ
担当 取締役 杉 研也
IR担当 田村、時任
お問い合わせ: ir@prins.co.jp
投資判断(AI生成)
投資評価: ★★★★
評価の理由:
パシフィックネットは、IT機器のライフサイクルマネジメント(LCM)をワンストップで提供する独自のビジネスモデルを確立しており、特にITサブスクリプション事業が安定的なストック収益基盤を築いています。中間期において過去最高の業績を達成し、売上高・営業利益ともに大幅な成長(前期比+32.2%、+121.3%)を記録しました。これは、市場の構造的ニーズ(IT人材不足、DX推進)と、OS更新需要の波を的確に捉えた結果です。
特に注目すべきは、ITAD事業がOS更新後のPC排出増加により大幅に進展している点です。また、ITサブスクリプション事業のストック収益が着実に拡大し、セグメント利益率が改善している点も評価できます。通期業績予想を2期連続で上方修正しており、進捗率も高い水準です。
財務面では、営業CFが順調に増加している一方で、サブスク資産への先行投資によりFCFはマイナスとなっていますが、これはビジネスモデル上想定内の動きです。自己資本比率は25.7%と健全性を維持しており、ROEも16.5%と高い水準を維持しています。
競合優位性として、LCMの全工程を自社リソースで一貫提供できる点は参入障壁が高く、強固な競争優位性となっています。市場環境もIT人材不足とLCM市場の拡大という追い風が続いており、中長期的な成長期待は高いと判断します。
投資判断の根拠:
買い。事業モデルの強固な競争優位性、市場の追い風、そして中間期での大幅な業績上振れと通期上方修正が評価の根拠です。特にストック収益の安定成長と、フロー収益(ITAD)の好調なシナジーが明確に示されています。
重要なポイント:
1. ストック収益の安定成長: ITサブスクリプション事業が着実に成長し、収益基盤を強化している点。
2. ITAD事業とのシナジー: OS更新需要によるITAD事業のフロー収益が大幅に増加し、サブスクリプション事業の資産回収にも貢献している点。
3. 高い競争優位性: LCMのワンストップ提供能力と全国展開による参入障壁の高さ。
4. 高い資本効率: ROEが16.5%と高く、資本コストを大きく上回っている点。
会社への質問(AI生成)
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サブスク資産の回収期間と金利上昇の影響について
サブスク資産の投資回収には約4年かかると説明されていますが、直近の金利上昇局面において、借入コストの上昇は投資回収期間や収益性にどの程度影響していますか。具体的なコスト増と、それに対する価格転嫁の状況を教えてください。 -
ITAD事業における再販価値の高いPCの確保状況と中古相場変動リスクについて
ITAD事業の好調は、再販価値の高いPCの確保と中古相場の上昇に依存していますが、OS更新需要が一巡した後のPC供給量と、中古相場が下落した場合の収益性への影響をどのように試算していますか。 -
先行投資の具体的な使途と生産性向上の持続性について
先行投資として人的資本やDX化投資を強化していますが、中間期で一人当たり売上高・営業利益が大きく伸長した要因は、主に新規採用による人員増によるものか、既存社員の生産性向上によるものか、内訳を教えてください。また、投資効果の持続性について、具体的なKPIを教えてください。
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| ITサブスクリプション事業の顧客基盤拡大と単価向上 | 85% | S | 既存の強みである「ワンストップLCM」を活かし、IT人材不足に悩む中堅・中小企業(300~3,000名規模)への浸透を加速。特に運用保守サービス(キッティング、ヘルプデスク)のクロスセル率向上に注力する。 |
| ITAD事業におけるリユース・リサイクル事業の強化と収益化 | 75% | A | サブスク資産の回収フェーズにおける売却益を最大化するため、自社オークションの会員基盤を拡大し、中古PCの販売チャネルを強化する。ITAD事業のセグメント利益率向上に直結する。 |
| コミュニケーション・デバイス事業のターゲット拡大とサービス拡充 | 60% | B | イヤホンガイドのインバウンド需要に加え、国内の工場見学やイベント、教育機関など、新たなBtoB/BtoG市場への展開を強化する。 |
| 全国テクニカルセンターの機能強化とサービス提供範囲の拡大 | 70% | A | 全国7拠点の施設を、単なる保守拠点から、キッティングや一時保管、データ消去などの高付加価値サービス提供拠点として機能強化し、サービス提供エリアとスピードを向上させる。 |
最優先戦略(AI生成)
最優先戦略:ITサブスクリプション事業の顧客基盤拡大と単価向上
パシフィックネットの事業構造において、最も重要なのはストック収益の拡大です。中間期業績ハイライトでも「ストック収益は安定的に拡大」と強調されており、これが企業の安定性と将来の成長の基盤となります。売上を倍増させるためには、このITサブスクリプション事業の規模を現在の約2倍に拡大する必要があります。
現在のITサブスクリプション事業は、取引顧客数が前年比9.4%増、PC貸出台数が21.5%増と順調に成長していますが、売上倍増にはさらなる加速が必要です。特に、同社が強みとする「ワンストップLCMサービス」は、IT人材不足が深刻な中堅・中小企業(300~3,000名規模)にとって非常に魅力的です。この層へのアプローチを強化し、顧客獲得数を飛躍的に伸ばすことが最優先です。
具体的な施策としては、既存のITAD事業顧客へのクロスセルに加え、新規顧客開拓を加速させる必要があります。単価向上策としては、PCのレンタルだけでなく、キッティング、ヘルプデスク、セキュリティ管理といった運用保守サービス(ITサービス)のクロスセル率を最大化することが重要です。これらのサービスは、顧客のノンコア業務をアウトソース化し、情シス部門が戦略業務に集中できる環境を提供するため、顧客のLTV(顧客生涯価値)を高める上で不可欠です。
この戦略の成功は、サブスク資産の規模拡大と稼働率維持に直結します。資産規模が拡大すれば、将来的にITAD事業での売却益も増加し、事業全体の収益構造がさらに強固になります。この戦略は、市場環境(IT人材不足)と企業の競争優位性(ワンストップLCM)が最も合致しており、売上倍増に向けた最も確実性の高い柱となります。
ITコンサルからの提案(AI生成)
ITコンサルタントとして、パシフィックネットの「ITサブスクリプション事業の顧客基盤拡大と単価向上」を支援するため、以下のIT戦略を提案します。これらの提案は、マーケティング活動ではなく、業務効率化、データ活用、およびサービス提供基盤の強化に焦点を当てています。
1. サブスクリプション資産管理・稼働率最適化のための統合プラットフォーム構築支援
- 目的: サブスクリプション資産(PC)の調達から導入、運用、回収、再販までのライフサイクル全体をリアルタイムで可視化し、稼働率を最大化する。
- 支援内容:
- 既存の資産管理システム、キッティング管理システム、ヘルプデスクシステムなどの連携基盤を構築します。
- AIを活用した需要予測モデルを導入し、最適な在庫水準と調達タイミングを決定することで、サブスク資産の過剰投資や機会損失を防ぎます。
- 稼働率が低下している資産を自動的に特定し、回収・再販プロセスへシームレスに移行させるワークフローを設計します。
- 期待される効果: 資産稼働率のさらなる向上(目標80%超の維持・改善)、在庫管理コストの削減、投資回収サイクルの短縮。
2. クロスセル・アップセルを促進する顧客インサイト分析基盤の構築
- 目的: 顧客の利用状況データとITAD事業からのフィードバックを統合し、最適なタイミングで高付加価値サービス(運用保守サービスなど)を提案するためのインサイトを抽出する。
- 支援内容:
- 顧客の利用履歴、ヘルプデスクへの問い合わせ傾向、資産の利用期間などのデータを統合・分析するデータ基盤を構築します。
- 「この顧客は〇ヶ月後に保守契約の更新時期であり、かつ特定のトラブルが多発しているため、運用保守サービスへの切り替えを提案すべき」といったインサイトを自動生成する仕組みを開発します。
- 期待される効果: 運用保守サービスなどのクロスセル率向上、顧客単価の増加、顧客満足度の向上による解約率の低下。
3. LCMサービス提供プロセスの標準化と自動化による生産性向上
- 目的: 全国7拠点のテクニカルセンターにおけるキッティング、導入、データ消去、回収といったオペレーションの標準化と自動化を進め、サービス提供の品質とスピードを向上させる。
- 支援内容:
- 各拠点のオペレーションを分析し、ベストプラクティスを特定して標準化します。
- ローコード/ノーコードツールを活用し、手作業が多いキッティングや報告書作成プロセスを自動化するシステムを導入します。
- これにより、従業員一人当たりの処理能力を向上させ、先行投資による人員増を効率的に吸収します。
- 期待される効果: サービス提供コストの削減、リードタイムの短縮、従業員がより付加価値の高い業務(顧客対応など)に集中できる環境の実現。


