セイヒョー - 2026年2月期 通期決算説明資料 ★★
基本情報
- 会社コード: 28720
- 会社名: セイヒョー
- タイトル: 2026年2月期 通期決算説明資料
- 発表日時: 2026年04月10日 17:00
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260410501861.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/2872.T
2026年2月期 通期決算説明資料
2026年4月10日
2026年2月期通期決算概要
売上高 4,796百万円 (前年同期比6.9%増)
営業利益 35百万円 (前年同期比63.2%減)
- 売上高については、主力のアイスクリーム部門にて「かき氷 カップ」や「Marone(マロネ)」シリーズ等の新商品が寄与 し、夏季の猛暑も追い風となった。昨年11月に開設した富 山工場は12月中旬より本格稼働を開始し、以降は売上 増加に寄与。
- 利益面では原材料・エネルギーコストの高止まり、物流費・ 人件費の上昇に加え、富山工場の改修・試運転に伴う一 時費用が発生。また、富山工場において将来のアスベスト 及びフロン除去に係る資産除去債務を計上したことに伴い、 繰延税金負債を計上した結果、法人税等調整額(損) 24百万円により、当期純利益を圧迫。
| 2026年2月期 通期 実績 (百万円) | 売上高 比率(%) | 2025年2月期 通期 実績 (百万円) | 売上高 比率(%) | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,796 | - | 4,484 | - |
| 売上原価 | 3,951 | 82.3% | 3,616 | 80.6% |
| 売上総利益 | 844 | 17.6% | 867 | 19.3% |
| 販管費 | 809 | 16.8% | 771 | 17.2% |
| 営業利益 | 35 | 0.7% | 96 | 2.1% |
| 経常利益 | 54 | 1.1% | 123 | 2.7% |
| 当期純利益 | 11 | 0.2% | 119 | 2.6% |
部門別業績
アイスクリーム部門
- アイスクリーム部門は前期比10.4%増
- その内自社製品は前期比10.1%増 「かき氷カップ」や「Marone(マロネ)」 シリーズ等の新商品が寄与
- OEM売上は前期比11.0%増。 その内、森永乳業(株)向けは、12月以降の富山工場稼働により、プラス寄与し 前期比6.9%増
仕入販売部門
- 昨今の流通構造の変化に伴い、一部のお取引先様 においてメーカー直接取引への移行が進んだ影響を 受けた一方、佐渡の観光需要回復に伴い、ホテル・飲食物店向けの業務用商品は好調に推移
和菓子部門
- 笹だんごは販売価格転嫁により低調に推移
物流保管部門
- 冷凍品の保管需要は高いものの、寄託品の倉庫スペース確保に苦慮し、横ばい
当社業績における季節性
四半期別売上高推移
(グラフデータは省略)
四半期別営業利益推移
(グラフデータは省略)
- 当社は夏季期間(第2四半期会計期間:6月〜8月)に集中して需要が発生 そのため、第2四半期会計期間の売上高は他の四半期会計期間と比べ著しく高くなる傾向
季節性業績に対する対策
冷菓製造販売が主軸の当社は、繁忙期である通期に売上・利益の大半を計上し、第3・第4四半期に大きく苦戦 するという状況が続いており、通期以外においてどのような営業戦略を実行していくかが長年の経営課題となっている
当期における対策の取組み
もも太郎×スポーツによる夏季以外の需要喚起
新潟の夏の定番として定着しているもも太郎に新機軸として、スポーツシーンでの利用を提案するプロモーションを展開。 新CM「部活動で箱買い編」の制作、FM新潟の特別番組「From Athlete! NIIGATA Edi.」への提供を展開。 季節を問わずスポーツ時のクールダウン、応援の差し入れといった新規 需要創出につなげます。 今後も引き続き、第3・第4四半期の業績改善に向け積極的な取り組みを継続してまいります。
CM動画は公式Youtubeチャンネルより視聴可能
アイスクリーム販売:国内市場は成長基調が続く
(表データは省略。2005年から2024年までの種類別販売金額の推移)
Source:一般社団法人日本アイスクリーム協会「2024年度アイスクリーム類及び氷菓販売実績」より
2. 2027年2月期業績見通し
2027年2月期の通期業績予想(2026年3月1日〜2027年2月28日)
(通期)
| 期 | 売上高(千円) | 営業利益(千円) | 経常利益(千円) | 当期純利益(千円) | 営業利益率 | 当期純利益率 | 1株当たり 配当(円) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 予想:116期 | 6,000,000 | 126,000 | 126,000 | 95,000 | 2.1% | 1.5% | 18(予想) |
| 実績:115期 | 4,796,658 | 35,373 | 54,526 | 11,476 | 0.7% | 0.2% | 18(予定) |
(第2四半期)
| 期 | 売上高(千円) | 営業利益(千円) | 経常利益(千円) | 当期純利益(千円) | 営業利益率 | 当期純利益 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 116期上期 | 3,800,000 | 230,000 | 230,000 | 160,000 | 6.0% | 4.2% |
| 115期上期 | 3,097,776 | 188,231 | 202,632 | 133,146 | 6.0% | 4.2% |
主力のアイスクリーム部門においては、富山工場が通年で寄与することにより、生産体制の強化を通じたOEM需要の取り込み が進むとともに、主力製品であるかき氷カップを中心とした売上拡大を見込んでおります。また、自社製品においては「Marone (マロネ)」シリーズのラインアップ拡充を含む新商品の投入により、ブランド認知の向上を図ってまいります。 一方で、原材料価格や物流費用につきましては、中東情勢の影響を含め、足元の市況やこれまでの動向を踏まえたうえで、 現時点で把握可能な範囲において一定の影響を考慮しておりますが、先行きについては引き続き不確実性の高い状況が続いて おります。
これらの状況を踏まえ、2027年2月期通期業績予想につきましては、売上高は6,000百万円(前期比25.0%増)、営業利益126百万円(前期比256.1%増)、経常利益126百万円(前期比131.0%増)、当期純利益95百万円 (前期比727.7%増)となる見込みであります。
3. 株主還元:配当推移及び配当方針
当社は、利益配分につきましては、将来の事業拡大と企業体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、 安定した配当を継続することが基本的な方針
1株あたりの配当金額の推移
(グラフデータは省略)
※ 2023年3月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しており、2023年2月期以前の配当は株式分割後の基準で記載しております。
- 株主還元に関するベンチマークを用いた還元方針に関しては、現在の当社を取り巻く状況と今後の収益状況を見極めたうえで 検討を行っていくことといたします
3. 株主還元:株主優待制度について
株主優待制度
当社では、株主の皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社製品をよりご理解 いただくこと、また、当社株式への投資魅力を高め、中長期的により多くの株主に 保有していただくことを目的として、株主優待制度を実施しております。 毎年8月31日現在の株主名簿に記載又は記録された株主様に対し、 その所有株式数に応じて、当社製品詰め合わせをお届けいたします。
株主優待の内容
| 株式数 | 内容 |
|---|---|
| 100株以上 | 2,000円相当の当社製品詰め合わせ |
| 500株以上 | 3,000円相当の当社製品詰め合わせ |
| 1,000株以上 | 4,000円相当の当社製品詰め合わせ |
掲載写真は過去にお届けした株主様ご優待品の一例です。 実際にお届けするご優待品の内容とは異なる場合がございます。
4. トピックス
「Marone(マロネ)」シリーズ3つの味が新登場
優しくまろやかな味わいが特徴のアイスバー 「Marone(マロネ)」に、「カフェオレ味」「ヨーグルト味」 「バナナ味」が新たに加わりました。 毎日のちょっと一息つきたい癒しの時間にぴったりの Marone(マロネ)シリーズをぜひお楽しみください。
健康経営優良法人2026(中小規模法人部門)に認定されました
当社は、経済産業省および日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人認定制度」において、「健康経営優良法人2026(中小規模法人 部門)」に認定されました。当社としては今回が初めての同認証取得となり ます。 今後も、当社はすべての従業員が健康に働くことができる、活力のある職場づくりのため健康経営を推進してまいります。
投資判断(AI生成)
投資評価: ★★
評価の理由は、売上高は堅調に成長しているものの、利益率が極めて低く、コスト構造に深刻な課題を抱えている点にあります。2026年2月期通期では、売上高が前年比6.9%増の4,796百万円と成長したにもかかわらず、営業利益は前年比63.2%減の35百万円(営業利益率0.7%)と大幅に悪化しました。これは、原材料費、エネルギーコスト、物流費、人件費の高騰が主因であり、価格転嫁が十分に進んでいないことを示唆しています。
特に懸念されるのは、富山工場の取得・稼働に伴う一時費用と、アスベスト・フロン除去に係る資産除去債務の計上です。これにより、当期純利益が大幅に圧迫され、実質的な収益力が大きく低下しました。過去の資料では、富山工場取得を「戦略的投資」とし、生産能力増強による将来の成長を強調していましたが、現状ではコスト増と一時費用が先行し、収益性を著しく悪化させています。
2027年2月期の上期予想では、売上高が前年同期比22.7%増、営業利益率が6.0%と大幅な改善を見込んでいますが、これは富山工場の本格稼働による生産性向上とOEM需要の取り込みが前提となっています。しかし、コスト高騰の不確実性が高い中で、この急激な利益率改善が実現可能かについては、慎重な見極めが必要です。
ROEやROAに関するデータが提示されていませんが、利益率の低さから、資本効率は低いと推測されます。また、事業の季節性が非常に強く、通期利益の大部分が第2四半期に集中する構造は、経営の安定性を欠く要因となります。
投資判断としては、売上成長は評価できるものの、利益率の低さとコスト構造の脆弱性、そして戦略的投資の先行コストが重荷となっており、現状ではリスクが高いと判断します。
投資判断の根拠: 売上高は成長しているが、利益率が極めて低く、コスト構造の脆弱性が顕在化している。富山工場への投資効果が利益に反映されるまでには時間がかかり、不確実性が高い。
重要なポイント:
1. 売上成長(+6.9%)に対し、営業利益が大幅減益(-63.2%)となり、利益率が0.7%まで低下した点。
2. 原材料費、エネルギー費、人件費の高騰が利益を圧迫しており、価格転嫁が不十分である点。
3. 富山工場取得に伴う一時費用と資産除去債務計上が、当期純利益を大きく押し下げた点。
4. 事業の季節性が極めて強く、通期業績の安定性に欠ける点。
会社への質問(AI生成)
富山工場取得に伴う一時費用や資産除去債務計上により、当期純利益が大幅に圧迫されました。このコスト増が一時的なものなのか、あるいは継続的なコスト構造の変化なのか、具体的な内訳と今後の見通しについて詳細を伺いたいです。
2027年2月期の上期営業利益率6.0%予想は、富山工場の本格稼働による生産性向上とOEM需要の取り込みが前提ですが、原材料費や物流費の高騰が続く中で、この利益率改善の具体的な根拠(コスト削減効果、価格転嫁率など)を教えてください。
中期経営計画2027を取り下げた理由として、富山工場取得が前提外であったことが挙げられていますが、新工場稼働後の生産能力増強が、既存事業の季節性や収益構造にどのような変化をもたらすのか、具体的なロードマップとKPIを教えてください。
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| 富山工場を活用したOEM生産能力の最大化と新規大手顧客開拓 | 80% | S | 富山工場は生産能力増強を目的とした戦略的投資であり、これを最大限活用し、既存の森永乳業向けに加え、新たな大手顧客(競合他社やPBメーカーなど)とのOEM契約を積極的に獲得する。成功の鍵は、FSSC22000認証取得による品質保証体制の強化をアピールし、既存の生産体制では対応できなかった大口案件を獲得すること。 |
| 季節変動の大きいアイスクリーム事業のオフシーズン売上拡大(既存製品の用途転換) | 65% | A | 「もも太郎×スポーツ」施策を継続・拡大し、スポーツシーン以外(例:介護施設、オフィス向け福利厚生、地域イベントなど)での需要を掘り起こす。特に、既存製品の「かき氷カップ」や「Marone」シリーズの用途を広げるプロモーションを強化し、第3・第4四半期の売上比率を向上させる。 |
| 和菓子部門の収益性改善と高付加価値化 | 50% | B | 和菓子部門は価格転嫁により低調。価格競争力のある製品は維持しつつ、地域特産品や贈答品としての高付加価値な新商品を開発し、利益率の高いチャネル(直営店、ECサイトなど)での販売比率を高める。 |
| 仕入販売・物流保管部門の効率化と高付加価値サービスへの転換 | 70% | A | 物流保管部門は冷凍品需要が高いがスペース確保に苦慮。既存顧客の保管需要に応えつつ、付加価値の高いコールドチェーンサービス(小口配送、在庫管理最適化など)を強化し、単価向上を図る。 |
最優先戦略(AI生成)
上記の施策の中で最も優先すべきは、「富山工場を活用したOEM生産能力の最大化と新規大手顧客開拓」です。
この戦略が最優先である理由は、企業の成長のボトルネックとなっている生産能力の制約を解消し、売上倍増の基盤を構築するためです。過去の資料では、富山工場取得が「戦略的投資」であり、旺盛な需要を取り込むための最良の手段と位置づけられていました。しかし、現状ではコスト増が先行し、利益を圧迫しています。この投資を早期に回収し、収益性を改善するためには、新工場の稼働率を最大化し、売上を飛躍的に伸ばす必要があります。
具体的には、既存のOEM先である森永乳業との関係を強化しつつ、競合他社やプライベートブランド(PB)メーカーなど、新たな大手顧客の開拓を急ぐべきです。FSSC22000認証を取得したことは、品質保証体制が国際基準を満たしている証拠であり、これを強力な営業ツールとして活用すべきです。
この戦略の成功には、単に生産能力を増やすだけでなく、顧客の多様なニーズに応える柔軟な生産体制の構築が不可欠です。季節変動の大きいアイスクリーム事業において、オフシーズンでも安定した生産量を確保できるOEM事業の拡大は、通期での収益安定化にも寄与します。この戦略が成功すれば、売上高60億円の達成、ひいては売上倍増への道筋が明確になります。
ITコンサルからの提案(AI生成)
富山工場を活用したOEM生産能力の最大化と新規大手顧客開拓を支援するため、ITコンサルタントとして以下の具体的な支援策を提案します。
-
生産計画・需要予測システムの高度化(SCM最適化)
- 目的: 季節変動の大きいアイスクリーム事業において、富山工場を含む全工場の生産リソース(人員、設備稼働率)を最適化し、OEM顧客からの急な発注変動に対応できる柔軟な生産計画を立案する。
- 期待される効果: 生産リードタイムの短縮、在庫最適化による保管コスト削減、機会損失の低減。特に、オフシーズンのOEM生産計画を最適化し、通期での稼働率向上に貢献する。
- 実現可能性: 既存の生産管理システム(もしあれば)と連携し、機械学習を活用した需要予測モデルを導入することで、高い精度での計画立案が可能となる。
-
品質管理・トレーサビリティシステムのデジタル化
- 目的: FSSC22000認証を最大限に活用し、OEM顧客への信頼性を高めるため、原材料の受け入れから最終製品の出荷までのトレーサビリティ情報をデジタルで一元管理する。
- 期待される効果: 品質監査対応の迅速化、製品不良発生時の原因特定と影響範囲の特定時間の短縮。これにより、新規大手顧客の厳しい品質基準をクリアしやすくなる。
- 実現可能性: 既存の品質管理プロセスをデジタル化し、バーコードやRFIDを活用することで、手作業による記録ミスを排除し、監査対応の負荷を大幅に軽減できる。
-
営業・顧客管理(CRM)と生産連携基盤の構築
- 目的: 新規OEM顧客開拓を加速するため、営業部門が顧客からの引き合い情報や見積もり状況、契約情報を一元管理し、その情報を生産計画システムとリアルタイムで連携させる。
- 期待される効果: 営業機会の取りこぼし防止、見積もりから生産指示までのリードタイム短縮。顧客からの仕様変更要求にも迅速に対応可能となり、競争力を高める。
- 実現可能性: 既存の基幹システムや生産システムとのAPI連携を前提とし、クラウドベースのCRMを導入することで、迅速な情報共有と意思決定を支援する。


