フェイスネットワーク - 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算説明資料 ★★★

目次

基本情報

2026年3月期第2四半期(中間期)決算説明資料

2025.11.20

株式会社フェイスネットワーク

(東証スタンダード市場:3489)

「Face ( Faith ) to Face」一人ひとりのお客様を大切に

人と人のつながりから生まれる信頼

「信頼」の「ネットワーク」を深く広げて、お客様の夢の実現へ

FaithNetwork

FaithNetwork 沿革・売上利益推移

過去10年間の年平均経常利益成長率は27.9%。今期は、50億円(前期比21.7%増)の経常利益を見込む

FaithNetwork 事業の特徴

企画から販売、管理までを社内リソースで一気通貫で提供。外部委託比率を下げノウハウの蓄積など付加価値を高める戦略

不動産開発業界において利益率が高いビジネスモデルが特徴

FaithNetwork 事業の特徴

“入居者視点にこだわるモノづくりの会社”

新築一棟RCマンション 城南3区 (GranDuo シリーズ) (世田谷区・目黒区・渋谷区)

ワンストップ (GranDuo シリーズ) 城南3区 サービス

長期にわたって物件価値が維持できるパッケージ

好立地が長期安定的な収益性確保を実現

土地の仕入から設計・施工・販売・賃貸募集・物件管理まで全て自社内で完結

FaithNetwork 事業の特徴

当社のメインターゲットである城南3区のエリア特性を活かし、付加価値の高い物件を開発し展開

FaithNetwork 当社開発物件

一棟ごとに異なる独自デザインを採用し、エリア平均を上回る坪単価で企画を展開

当社物件のニーズは高く、入居率も高水準を維持

FaithNetwork 事業の特徴

ビジネスモデルの優位性が生み出す強みを活かし、価値の向上に継続的に取り組む

自社の設計・施工部門を保有し 業界課題である人材不足や 資材高騰の影響を最小限に抑え 安定した物件開発を実現

入居需要の高いエリアに デザイン・居住性が高く 入居者価値の高い物件を開発 することで高い入居率を実現

中長期に亘り物件価値が維持され 安定した収益を得られる物件開発 実績により高い利益率を実現

FaithNetwork ポジショニング マトリックス

独自のビジネスモデルにより、物件価値の向上を推進し、高い営業利益率・営業利益率成長率を実現

競争優位性は「価値を創出する物件開発力」

当社PERは7.08倍 ※2025年11月19日終値より算出 (参考)不動産セクター(スタンダード市場)平均PER9.8倍※2025年10月平均 単純PERの値 東京証券取引所データより

2026年3月期 第2四半期(中間期)決算概要

株主還元

2026年3月期 業績予想

2026年3月期 第2四半期(中間期)決算概要

2026年3月期 第2四半期連結P/Lサマリー

前年同期比で増収増益。経常利益が大幅に伸長

26/3期 2Q 連結実績
売上高 8,619 (百万円)
営業利益 757 (百万円)
営業利益率 8.8%
経常利益 540 (百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益 358 (百万円)
1株当たり当期純利益 12.11円

2026年3月期 竣工棟数・延床面積、売上高実績および計画

2Q単体の売上高56億64百万円。下期は売上高263億82百万円を見込み、通期計画達成を目指す

1 実績 2 実績 3 計画 4 計画

※上記竣工棟数は販売件数とは異なります

2026年3月期 第2四半期 連結営業利益増減要因

主なプラス要因は不動産投資支援事業の粗利益の増加

マイナス要因は売上増に伴う仲介手数料の増加、人員増による人件費の増加

2026年3月期 第2四半期 連結B/Sサマリー

資産合計 35,193 (百万円)

負債・純資産合計 35,193 (百万円)

純資産 9,161 (百万円)

主な資産推移

単位:百万円 22/3期末 23/3期末 連結24/3期末 連結25/3期末 連結26/3期2Q
棚卸資産 7,652 9,797 15,682 16,914 25,837
有形固定資産 2,085 2,061 2,023 2,439 2,395
総資産 16,826 20,598 26,609 30,036 35,193

2026年3月期 第2四半期 連結業績概要|セグメント別業績

不動産投資支援事業

2Q累計の販売件数は、不動産商品6件(前年同期4件)、建築商品1件(前年同期3件)

相対的に粗利率の高い不動産商品の販売割合が高まったことに伴い、セグメント利益も改善

25/3期 2Q実績 26/3期 2Q実績 増減額 増減率
売上高 7,670 8,161 491 6.4%
セグメント利益 139 671 531 380.3%

不動産マネジメント事業

開発物件の増加に伴い収益が増加。2Qは前年同期比で224戸、17棟増

不動産マネジメント事業は、当社開発物件の入居者募集、管理受託売上が主要な収益

25/3期 2Q実績 26/3期 2Q実績 増減額 増減率
売上高 424 458 33 7.8%
セグメント利益 76 86 9 13.0%

物件価値の向上・維持に向けた取り組みを推進

物件販売後も、オーナーとの継続的なコミュニケーションをとることで、アフターフォローや新たなニーズに応えるサービスを提供している。大規模修繕などの提案を強化。

その他の取り組み

2025年度グッドデザイン賞受賞

自社開発物件「GranDuo(グランデュオ)」シリーズおよび「THE GRANDUO(ザ・グランデュオ)」シリーズ7物件と「都市緑化の取り組み」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2025年度グッドデザイン賞*」を受賞

受賞プロジェクト:THE GRANDUO MINAMIAOYAMA / THE GRANDUO OKUSAWA UTAKATA / THE GRANDUO CHITOFUNA

クラリティア文京本郷/ クラリティア都立大学/ クラリティア世田谷砧/ グランデュオ下北沢12 / 小さな緑を集めて100坪の森をつくる

*グッドデザイン賞・・・1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に毎年実施されている。

2025年度グッドデザイン賞受賞プロジェクト

THE GRANDUO MINAMIAOYAMA

物件概要

六本木交差点から約500m、東京ミッドタウンまで約200m、乃木坂駅に50mの距離に位置する“Cool Tokyo”を存分に楽しめるこの立地に、この建物でしか味わえない、入居者を感動させるゴージャスな空間を創出した都市型住宅。

THE GRANDUO OKUSAWA UTAKATA

物件概要

奥沢という地域性に目を向けながら地球環境への配慮を重視し、都市の中で自然に寄り添う暮らしを実現する設計。また、日常でアート作品に触れられる空間を設けるとともに、車好きの方に応えるガレージを設置。多様なライフスタイルに対応する真に豊かな生活空間を創出。

THE GRANDUO CHITOFUNA

物件概要

千歳船橋の閑静な住宅街においてランドマークとなるような建物を目指し、シンプルさと多様性が同時に存在することをコンセプトに設計。居住者同士のコミュニケーションを誘発する場として、建物の中心に3層吹き抜けの大階段を配置し、居心地の良い空間を創出。

2025年度グッドデザイン賞受賞プロジェクト

クラリティア文京本郷

物件概要

時間や場所にとらわれない働き方や暮らし方が求められ、プライベートとパブリックがシームレス化している現状がある中で、住まいに求められる機能の多様化を広げるため、ただ住むだけではなく、新しい時代の間取りを提案できるような建築を目指した。

クラリティア都立大学

物件概要

山の峰や尾根から平地へと続く斜面を指し、古くから住居に適した場所といわれる中根という地に位置した本物件は、5枚の壁を連続して配置することで、近隣からの視線を遮り、充分なプライバシーを確保することで、住まい手と近隣の程よい距離感を保つ。

クラリティア世田谷砧

物件概要

祖師谷大蔵の街並みに馴染みながらも存在感のある外観とした本物件は、雁行した共用廊下により、戸建て住宅に近い専有感や各住戸間のプライバシーを有している。また、インナーバルコニーが周辺環境と距離を取る奥行きを与え、落ち着きのある静謐な住環境を創出している。

2025年度グッドデザイン賞受賞プロジェクト

グランデュオ下北沢12

物件概要

3路線4駅が利用できる利便性の高い立地に位置する本物件は、コンクリート打ち放しと縦ルーバーを組み合わせ、街のシンボルとなるような印象的な外観に。雁行型に配置した全住戸にはバルコニーを配置するとともに多様な間取りを揃え、幅広いライフスタイルに対応。

「小さな緑を集めて100坪の森をつくる」(都市緑化の取り組み)

取り組みの概要

「植栽の立体化と維持管理」「住戸に緑の庭を取り込む」「植栽帯を使った小さなダム」「打ち水効果で街を冷やす」「小さな緑を集めて100坪の森を創る」「GREEN CHARITY」の6つの視点で都市緑化による都市環境の向上を目指す取り組み。植栽を建築のデザインに融合させるとともに、様々な工夫を施すことにより、建物に住まう人のみならず、近隣に住まれる人々、ひいては世田谷の街が緑豊かで暮らしやすい街であり続けることに貢献する。

株主還元

株式分割について

株式分割の内容

2025年9月30日を基準日とし、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の保有する普通株式1株につき3株の割合をもって分割

配当について

2026年3月期 配当予想の修正(分割による実質的な影響なし)

2026年3月期の配当は、年間 40 円( 120 円)を予想

※ ( ) 内は分割前の数値

2026年3月期 業績予想

2026年3月期 業績予想

2026年3月期の重点施策

①金融機関との連携強化

②物件価値向上に向けた取り組み

③「新しい暮らし方」の提案

④大型物件の開発推進

2026年3月期の重点施策 ①金融機関との連携強化

金融機関との連携強化

最適なウェルスマネジメント サービスの提供

ニーズに合った 優良な投資物件の提案

販売総額の 約60% が 金融機関からの紹介 ※2025年3月期取引における

金融機関のウェルスマネジメント部門への積極的なアプローチを推進

地方の金融機関からの顧客紹介も拡大し、実際の成約につながっている

2026年3月期の重点施策 ②物件価値向上に向けた取り組み

創造する多様な価値

デザインコンセプト= Well-being (ウェルビーイング)

物件開発におけるデザインコンセプトに「ウェルビーイング」を掲げ、具体的なテーマとして9つの指針を策定することで「ウェルビーイングな暮らしが実現できる」賃貸マンションとして、物件価値の向上を目指す

2026年3月期の重点施策 ②物件価値向上に向けた取り組み

暮らしているだけで、生きる、を高める先進的な体験価値「FULNESS(フルネス)」

生きる、を高めてこそ、真に美しい住空間となる。心身の健やかな状態が続くウェルビーイングから発展させた、暮らしているだけでエネルギーが満ち、充実感を覚える「フルネス」という体験価値を提供

環境認証対応物件の開発

2026年3月期の重点施策 ②物件価値向上に向けた取り組み

新たな体験価値の創出

東大発ヘルスケアスタートアップ企業「issin」が提供する『スマートバスマット』を9月竣工物件から標準導入

「入浴前後にバスマットに乗る」という日常の動作により、体重やBMIなど15項目のデータを自動で記録し、日々の体の変化を可視化する『スマートバスマット』を標準導入

先進的なテクノロジーと、科学的なエビデンスを基に設計された空間体験価値の掛け合わせにより、賃貸住宅でありながら、入居者が意識せずに健康を維持・促進できるという新しい住環境を提供することで、物件価値の向上を図る

2026年3月期の重点施策 ③「新しい暮らし方」の提案

富裕層向けの最高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズの開発を推進

GranDuo シリーズとは一線を画す より高級且つ本物志向の最高級賃貸レジデンス

『THE or Not ザ・グランデュオか、それ以外か。』 “THE ” (唯一無二)を冠した、世界のどこをさがしても代わるものがない存在

一般的な高級レジデンスの開発期間は開発規模が大きく3年~10年と長期に渡るが、「THE GRANDUO」は中低層型の高級レジデンスであり、開発期間は2年前後でオーナー様へ提供可能

物件ごとに多様な価値を生み出すため、設計はすべて邸宅の設計に実績のある著名な建築家に依頼

デザインと居住性の両立はもちろん、FULNESS[フルネス]をコンセプトに心と体を満たし、暮らしのクオリティを向上する特別な設備・仕様を標準装備

2026年3月期の重点施策 ③「新しい暮らし方」の提案

有名建築家と創る「THE GRANDUO」

2026年3月期の重点施策 ③「新しい暮らし方」の提案

2026年3月期竣工予定の「THE GRANDUO」

THE GRANDUO YOGA (16アーキテクツ Designs JP)

THE GRANDUO SAKURASHINMACHI (16アーキテクツ)

2026年3月期の重点施策 ③「新しい暮らし方」の提案

2026年3月期竣工予定の「THE GRANDUO」

THE GRANDUO FUTAKOTAMAGAWA (HAN環境・建築設計事務所)

THE GRANDUO HANEGI (16アーキテクツ)

THE GRANDUO FUTAKOTAMAGAWA SOIL (SUPPOSE DESIGN OFFICE)

2026年3月期の重点施策 ③「新しい暮らし方」の提案

2027年3月期以降竣工予定の「THE GRANDUO」

全13件のプロジェクトが進行中(2026年3月期竣工予定の7物件含む)

THE GRANDUO KAMIMEGURO (aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所)

THE GRANDUO FUTAKOTAMAGAWA SEED (SUPPOSE DESIGN OFFICE)

THE GRANDUO GAKUGEIDAIGAKU (永山裕子建築設計)

THE GRANDUO MEGUROHIGASHIGAOKA (アールテクニック一級建築士事務所)

2026年3月期の重点施策 ④大型物件の開発促進

大型物件の開発推進

富裕層と法人需要の増加に伴い、大型物件の需要拡大

2026年3月期 連結業績予想

26/3期 予想
売上高 35,000 (百万円)
営業利益 5,600 (百万円)
経常利益 5,000 (百万円)
親会社株式に帰属する当期純利益 3,400 (百万円)

売上高 17.0%増

営業利益 23.9%増

経常利益 21.7%増

親会社株式に帰属する当期純利益 22.8%増

販売予定物件

不動産商品 26 件、建築商品 1 件、合計 27 件 を予定

開発中のプロジェクト

41プロジェクトが進行中(世田谷区:23 / 目黒区:5 / 渋谷区:4 / その他:9)

プロジェクト名 所在地 延床面積(㎡) 竣工時期(Q)
GD経堂19 世田谷区 679.43 26.3Q
TGD YOGA 世田谷区 1919.64 1919.64
GD千歳烏山 世田谷区 1104.72 1104.72
TGD SAKURASHINMACHI 世田谷区 906.84 906.84
GD祖師谷7 世田谷区 735.88 735.88
GD梅ヶ丘 世田谷区 804.21 804.21
GD都立大学3 目黒区 595.23 26.4Q
TGD FUTAKOTAMAGAWA 世田谷区 1103.64 1103.64
GD武蔵小山5 品川区 1033.65 1033.65
GD中野7 杉並区 1080.40 1080.40
GD荻窪3 杉並区 863.83 863.83
GD用賀7 世田谷区 810.35 810.35
TGD HANEGI V 世田谷区 719.81 719.81
TGD HANEGI Y 世田谷区 719.81 719.81
TGD HANEGI S 世田谷区 719.81 719.81
プロジェクト名 所在地 延床面積(㎡) 竣工時期(Q)
TGD FUTAKOTAMAGAWA SOIL 世田谷区 940.54 26.4Q
GD白金高輪 港区 457.41 457.41
GD千歳船橋7 世田谷区 724.71 27.1Q
TGD FUTAKOTAMAGAWA SEED 世田谷区 546.46 546.46
GD代沢5 世田谷区 594.39 594.39
GD世田谷17 世田谷区 532.39 532.39
TGD KAMIMEGURO 目黒区 1158.58 1158.58
GD桜新町 世田谷区 906.84 27.2Q
GD経堂20 世田谷区 709.87 709.87
GD三軒茶屋12 世田谷区 1342.95 1342.95
GD学芸大学4 目黒区 519.64 519.64
TGD GAKUGEIDAIGAKU 目黒区 1375.96 1375.96
白金高輪商住宅 港区 未定 未定
プロジェクト名 所在地 延床面積(㎡) 竣工時期(Q)
GD渋谷3 渋谷区 497.52 27.3Q
TGH NISHIAZABU 港区 337.96 337.96
GD中野8 中野区 657.57 657.57
TGD MEGUROHIGASHIGAOKA 目黒区 1222.94 27.4Q
GD祖師谷8 世田谷区 621.12 621.12
GD桜新町2 世田谷区 850.00 850.00
GD恵比寿5 渋谷区 498.16 498.16
GD下北沢16 世田谷区 461.32 461.32
TGD FUKASAWA 世田谷区 752.97 752.97
GD神宮前3 渋谷区 305.39 305.39
GD三宿3 世田谷区 458.49 458.49
GD大手町 千代田区 618.78 28.1Q
TGD EBISU 渋谷区 534.82 534.82

2024年10月~2025年9月末までの竣工棟数

城南3区 (世田谷区・目黒区・渋谷区) で新築一棟RCマンションの竣工棟数

※ 株式会社建設データバンクのデータを基に当社調べ (2025年9月末時点)

参考資料

フェイスネットワークとは...

入居者の「住みたい」とオーナーの「持ち続けたい」を満たす、デザインと居住性を両立させた投資用新築一棟RCマンションを人が集まる東京の城南3区(世田谷区・目黒区・渋谷区)を中心にワンストップサービスで企画・開発し、富裕層の個人投資家や機関投資家等に販売する会社

事業紹介

投資用不動産を企画販売する「不動産投資支援事業」「不動産マネジメント事業」を展開

事業構成

事業紹介①新築一棟RCマンション

事業紹介②城南3区エリア(世田谷区・目黒区・渋谷区)

事業紹介③ワンストップサービス

物件開発実績

開発物件数309棟のうち、230棟(74.4%)を城南3区で開発

2025年9月末時点

財務ハイライト

※2024年3Q決算より連結決算となっておりますので、2024年3月期以降は連結の数値を記載しています

財務ハイライト

※2024年3Q決算より連結決算となっておりますので、2024年3月期以降は連結の数値を記載しています

財務ハイライト

※2024年3Q決算より連結決算となっておりますので、2024年3月期以降は連結の数値を記載しています

財務ハイライト

※2023年4月1日付で1株につき2株の株式分割を行っており、EPS・BPSの数値は当該分割を遡及計算しています

※2024年3Q決算より連結決算となっておりますので、2024年3月期以降は連結の数値を記載しています

代表取締役社長 蜂谷二郎

・金融機関出身の起業家

・顧客との絆、高いリピート率

2001年の会社設立以来、「オーナー保護」を原点に利他の精神で構築する

顧客との強い信頼関係が、高いリピート率と新規顧客紹介につながる

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★

評価の理由:
フェイスネットワークは、城南3区(世田谷区、目黒区、渋谷区)に特化した新築RCマンション開発・販売事業において、企画から販売、管理までを一貫して行う独自のビジネスモデルを確立しています。このモデルは、高い利益率と安定した収益基盤を支えており、過去10年間の経常利益成長率27.9%という実績は特筆すべき点です。

今期(2026年3月期)中間期は増収増益で、特に不動産投資支援事業の粗利益が大幅に増加し、セグメント利益が前年同期比で380.3%増と急伸しています。これは、粗利率の高い不動産商品の販売割合が高まったことによるものであり、事業モデルの優位性が示されています。

一方で、懸念点も存在します。棚卸資産が2025年3月期末の169億円から2026年3月期2Qで258億円へと急増しており、これは開発プロジェクトの増加に伴う在庫の積み増しを示唆しています。この在庫水準が将来の販売計画達成のボトルネックとならないか、また、不動産市況の変動に対する感応度が高まるリスクがあります。また、事業の大部分が城南3区という特定のエリアに集中しており、地域特化型のビジネスモデルは、そのエリアの不動産市場動向に大きく左右されます。

経営陣は「THE GRANDUO」シリーズによる富裕層・最高級レジデンス市場への展開や、ウェルビーイング、スマートバスマット導入など、付加価値向上策を積極的に打ち出しており、成長のドライバーとなり得ます。しかし、現状の評価は、実績に基づく安定性と成長の可能性を考慮し、平均以上の「★★★」とします。

投資判断の根拠:
買い。独自のビジネスモデルによる高い収益性と、中間期の実績が好調であるため。ただし、棚卸資産の急増とエリア集中リスクを考慮し、慎重なアプローチが求められます。

重要なポイント:
1. 高い利益率を支える一貫体制: 企画から管理までを内製化し、高い営業利益率を維持している点。
2. 棚卸資産の急増: 在庫が大幅に増加しており、今後の販売ペースと市況変動への耐性が重要。
3. エリア集中リスク: 事業の大部分が城南3区に集中しており、地域市場の動向に業績が強く連動する。
4. 高付加価値戦略の進展: 「THE GRANDUO」シリーズやウェルビーイング戦略が、今後の高単価販売に寄与するかどうか。

会社への質問(AI生成)

棚卸資産が大幅に増加している背景について、開発中のプロジェクト数と販売予定件数のバランスから、在庫消化の具体的な見通しと、市況悪化時の在庫評価損リスクに対するヘッジ策を教えてください。

不動産投資支援事業の粗利益率が大幅に改善した要因として、粗利率の高い不動産商品の販売割合増加が挙げられていますが、この傾向は今後も継続可能でしょうか。特に、高付加価値の「THE GRANDUO」シリーズの販売構成比率と、その粗利率の具体的な見通しを教えてください。

「THE GRANDUO」シリーズは開発期間が2年程度と短く、著名な建築家を起用していますが、この開発スピードと品質を維持するための設計・施工リソースの確保状況について、具体的な体制と今後の増強計画を教えてください。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
「THE GRANDUO」シリーズの販売チャネル拡大と富裕層への直接アプローチ強化 75% S 現在の金融機関経由の紹介(約60%)に依存せず、富裕層顧客層への直接的なマーケティングと販売体制を構築。高単価物件の販売数を増やすことで売上倍増の核となる。
開発エリアの戦略的拡大(城南3区外への展開) 60% A 城南3区の供給余地には限界があるため、都心部(港区、千代田区など)や近接する優良エリアへ展開し、開発プロジェクト数を増やす。ただし、エリア特性の理解とノウハウ移転が課題。
不動産マネジメント事業の受託物件数拡大と付加価値サービス強化 80% A 既存顧客(オーナー)との関係を深め、管理受託物件数を増やす。スマートバスマット導入などの付加価値サービスを強化し、管理手数料の単価向上と安定収益の柱を太くする。
施工部門の生産性向上と外部委託比率の最適化 70% B 自社施工部門の効率化により、開発スピードを上げ、資材高騰リスクを抑制。開発コストを最適化し、利益率を維持・向上させながら開発量を増やす。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略は「『THE GRANDUO』シリーズの販売チャネル拡大と富裕層への直接アプローチ強化」です。

フェイスネットワークの現在の成長ドライバーは、城南3区における「GranDuo」シリーズの安定供給と高い利益率にあります。しかし、売上を倍増させるためには、既存のビジネスモデルの延長線上にある「GranDuo」シリーズの販売数増加だけでは限界があります。

同社は、より高付加価値で高単価な「THE GRANDUO」シリーズを開発しており、これは収益性のさらなる向上と、新たな顧客層の開拓に不可欠です。現在、販売の約60%が金融機関からの紹介に依存しており、これは安定している一方で、成長のボトルネックにもなり得ます。金融機関の紹介チャネルは、紹介される物件の質やタイミングに左右されやすく、自社でコントロールできる範囲が限定的です。

最優先戦略として、「THE GRANDUO」シリーズに特化した富裕層向け販売チャネルの構築を急ぐべきです。具体的には、著名建築家とのコラボレーションによるブランド価値を最大限に活かし、富裕層向けのプライベートバンキングやファミリーオフィス、富裕層専門の不動産仲介業者との連携を強化します。また、自社で富裕層顧客との直接的な関係を構築し、物件のコンセプトやデザインの魅力を直接伝える体制を整備することが重要です。

この戦略の成功は、高単価物件の販売比率を高め、売上高と利益率の両方を押し上げ、売上倍増に最も大きなインパクトを与えます。開発中のプロジェクトリストを見ると、「THE GRANDUO」シリーズが多数進行中であり、これらの供給を最大化するためには、販売チャネルの強化が急務です。

ITコンサルからの提案(AI生成)

フェイスネットワークの最優先戦略である「『THE GRANDUO』シリーズの販売チャネル拡大と富裕層への直接アプローチ強化」を支援するため、ITコンサルタントとして以下の施策を提案します。これらの施策は、マーケティング活動ではなく、販売プロセスと顧客関係管理(CRM)の効率化に焦点を当てます。

  1. 富裕層向けCRMシステムの導入と高度化

    • 目的: 金融機関経由だけでなく、直接アプローチする富裕層顧客の情報を一元管理し、個別化された情報提供と関係構築を支援する。
    • 期待される効果: 顧客の投資履歴、嗜好、コミュニケーション履歴を詳細に把握し、営業担当者が最適なタイミングで物件情報や建築家のコンセプトを的確に提案できるようになる。これにより、成約率の向上と販売リードタイムの短縮が見込まれる。
    • 実現可能性: 既存の販売管理システムと連携可能なエンタープライズ向けCRM(例:Salesforceなど)を導入・カスタマイズすることで実現可能。
  2. 開発プロジェクト進捗管理・情報共有プラットフォームの構築

    • 目的: 進行中の多数の「THE GRANDUO」プロジェクト(設計者、コンセプト、進捗状況)に関する情報を、営業担当者や提携する富裕層向け仲介業者とリアルタイムで共有する。
    • 期待される効果: 営業担当者が最新かつ正確なプロジェクト情報を迅速に入手し、顧客への説明の質を向上させる。また、提携業者との情報連携をスムーズにし、販売機会の損失を防ぐ。
    • 実現可能性: クラウドベースのプロジェクト管理ツール(例:Asana, Jiraなど)をカスタマイズし、セキュアな情報共有基盤を構築する。
  3. 物件価値訴求のためのデジタルツイン・VR内覧システムの開発

    • 目的: 著名建築家が設計する「THE GRANDUO」シリーズの空間価値やデザイン性を、物理的な内覧前に高精度で顧客に伝える。
    • 期待される効果: 遠隔地にいる富裕層顧客や、提携仲介業者が物件の魅力を深く理解しやすくなり、商談の質が向上する。特に、建築コンセプトや「FULNESS」といった体験価値の可視化に貢献する。
    • 実現可能性: BIMデータや設計図面を基に、高品質な3Dモデルを作成し、VR/AR技術を活用したインタラクティブな内覧体験を提供する。