ロックフィルド - 2026年4月期 第2四半期(中間期)決算説明資料 ★

目次

基本情報

2026 年 4 月期第 2 四半期(中間期) 決算説明資料

2025 年 12 月 5 日

株式会社ロック・フィールド

サマリー

2026 年 4 月期第 2 四半期 業績報告

売上高は前期比△ 2 億 38 百万円△ 0.9 %、営業利益は同△ 5 億 54 百万円 - 86.8 %。
売上高は計画比△ 9 億 22 百万円、既存業態のコスト増加を売上高で吸収出来ず。

通期業績予想の下方修正

売上高・利益ともに下方修正。営業利益予想は 3.7 億円、当初予想比△ 10.3 億円。
中間配当は1株あたり9円、年間配当は期初予想から変更なし。

中期経営計画達成への課題と取り組み

既存業態(百貨店・駅ビル・駅ナカ)
商品ラインの見直しと情報発信の強化/ 出店戦略の再構築

外販(卸)
キットサラダの拡大/ 冷凍食品「神戸コロッケ」拡大/ 冷凍食品「RFFF 」商品ラインの見直し

2026 年 4 月期第 2 四半期 決算概要

2025年4月期 第2四半期 2026年4月期 第2四半期 前年同期比
金額 売上比率 金額 売上比率 金額
売上高 25,301 - 25,063 - △238
売上原価 10,678 42.2% 10,728 42.8% +49
販管費 13,984 55.3% 14,250 56.9% +266
営業利益 638 2.5% 84 0.3% △554
経常利益 684 2.7% 109 0.4% △574
当期純利益 110 0.4% △100 - △211

2026 年 4 月期第 2 四半期 四半期別売上・営業利益

2026 年 4 月期月別売上推移

2026 年 4 月期第 2 四半期売上増減

○全社売上昨対 99.1 % ○既存店売上昨対 99.9 %

退店の影響 5.9 億円

2025 年 4 月期出店店舗の売上 + 1.7 億円

2026 年 4 月期出店店舗の売上 + 1.8 億円

既存店の売上 0.1 億円

外販(卸)の売上 + 0.6 億円

その他の売上 0.4 億円

「その他」には、岩田(上海)餐飲管理有限公司・ROCK FIELD ONLINE SHOP 等が含まれております。

2026 年 4 月期第 2 四半期営業利益分析(昨年対比)

2026 年 4 月期第 2 四半期 計画対比

2026年4月期 第2四半期計画 2026年4月期 第2四半期実績 計画対比
金額 売上比率 金額 売上比率 金額
売上高 25,985 - 25,063 - △922
売上原価 11,010 42.4% 10,728 42.8% △282
販管費 14,492 55.8% 14,250 56.9% △241
人件費 6,596 25.4% 6,645 26.5% +48
経費 7,896 30.4% 7,605 30.3% △290
営業利益 482 1.9% 84 0.3% △398
経常利益 506 1.9% 109 0.4% △396
当期純利益 315 1.2% △100 - △416

2026 年 4 月期第 2 四半期営業利益分析(計画対比)

2026 年 4 月期第 2 四半期 業態別売上推移(既存店)

既存店前年同月比(単位:%)

累計 5月 6月 7月 8月 9月 10月
R F 1 100.7 101.3 99.7 101.4 103.3 98.1 99.2
グリーン・グルメ 98.1 98.5 97.9 97.6 99.9 96.5 97.3
いとはん 100.6 103.0 100.4 102.6 104.0 96.4 96.6
神戸コロッケ 102.5 103.6 101.6 103.9 104.4 99.4 101.7
融合 97.0 99.2 97.6 97.2 100.4 92.7 94.3
ベジテリア 98.6 100.6 101.0 102.3 102.1 91.3 93.2

2026 年 4 月期第 2 四半期業態別売上高・売上原価(単位:百万円)

2026年4月期 第2四半期 2025年4月期 第2四半期
売上高 売上原価 売上原価率 原価率差
R F 1 15,406 6,469 42.0% +0.6pt
グリーン・グルメ 4,817 2,116 43.9% +0.8pt
いとはん 1,830 786 43.0% +0.6pt
神戸コロッケ 1,449 553 38.2% +0.9pt
融合 468 213 45.5% +0.7pt
ベジテリア 439 156 35.5% +0.3pt
外販(卸) 414 279 67.4% -1.2pt
その他 237 152 64.2% -1.6pt
合計 25,063 10,728 42.8% +0.6pt

2026 年 4 月期第 2 四半期出店・退店

期首(2025 5 1) 出店 退店 業態変更 第2四半期末(2025 10 31) 期末見込(2026 4 30)
R F 1 134 3 0 0 137 136
グリーン・グルメ 69 1 0 0 70 70
いとはん 33 0 0 0 33 33
神戸コロッケ 34 1 0 0 35 35
融合 10 0 1 0 9 9
ベジテリア 21 0 0 0 21 21
Umi&Yama Kitchen 0 1 0 0 1 1
その他 合計 2 303 0 6 0 1 0 0 2 308 2 307

2026 年 4 月期第 2 四半期店舗リニューアル

2026年4月期 事業計画 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
東日本店舗 13店舗 4 店舗 5 店舗 - - 9 店舗
西日本店舗 17 店舗 2 店舗 6 店舗 - - 8 店舗
30 店舗 6 店舗 11店舗 - - 17店舗

2026 年 4 月期通期業績予想の修正(単位:百万円)

当初予測 修正予想 増減 (参考)2025年4月期
金額 売上比率 金額 売上比率 金額 増減率 金額 売上比率
売上高 53,500 - 50,924 - △2,575 △4.8% 51,184 -
売上原価 22,624 42.3% 21,818 42.8% △805 - 21,795 42.6%
販管費 29,464 55.1% 28,726 56.4% △737 - 28,145 55.0%
人件費 13,494 25.2% 13,461 26.4% △33 - 13,244 25.9%
経費 15,969 29.9% 15,265 30.0% △704 - 14,901 29.1%
営業利益 1,411 2.6% 378 0.7% △1,032 △73.2% 1,242 2.4%
経常利益 1,446 2.7% 415 0.8% △1,030 △71.3% 1,301 2.5%
当期純利益 931 1.7% 59 0.1% △871 △93.6% 329 0.6%

2026 年 4 月期下半期修正内容(単位:百万円)

下半期当初予想 下半期修正予想 増減 (参考)2025年4月期下半期
金額 売上比率 金額 売上比率 金額 増減率 金額 売上比率
売上高 27,514 - 25,860 - △1,653 △6.0% 25,882 -
売上原価 11,613 42.2% 11,090 42.9% △523 - 11,117 43.0%
販管費 14,971 54.4% 14,475 56.0% △495 - 14,160 54.7%
人件費 6,898 25.1% 6,816 26.4% △82 - 6,705 25.9%
経費 8,073 29.3% 7,659 29.6% △413 - 7,455 28.8%
営業利益 928 3.4% 294 1.1% △634 △68.3% 604 2.3%
経常利益 940 3.4% 305 1.2% △634 △67.5% 616 2.4%
当期純利益 615 2.2% 160 0.6% △455 △74.0% 218 0.8%

2026 年 4 月期配当予想

基準日 1株当たり配当金
中間
前回予想(2025年6月10日公表) 9円
今回予想 -
当期実績 9円
前期実績(2025年4月期) 9円

2026 年 4 月期 第2四半期 販売の状況

既存業態(百貨店・駅ビル・駅ナカ)の計画未達が影響。外販(卸)は概ね計画通りに進捗。(単位:百万円)

実績 計画 計画差 (参考)前年
既存業態(百貨店・駅ビル・駅ナカ) 24,493 25,368 △875 24,664
外販(卸) 414 386 28 353
ロック・フィールドオンライン 64 99 △35 56
岩田(上海)餐飲管理有限公司 115 158 △43 164
ポイント等調整額 △26 △26 0 64
合計 25,063 25,985 △922 25,301

2026 年 4 月期 第2四半期 販売の状況

実績 計画 計画差 (参考)前年
既存業態(百貨店・駅ビル・駅ナカ) 24,493 25,368 △875 24,664
RF1 グリーン・グルメ 実績 計画 計画差 既存昨対
R F 1 15,306 15,797 △491 100.6%
内) 郊外・地方都市百貨店 7,159 7,474 △315 98.8%
内) 都心百貨店・駅ナカ 6,797 6,902 △105 103.0%
グリーン・グルメ 4,542 4,722 △180 98.1%
内) 郊外駅ビル 2,685 2,868 △183 97.9%

既存業態 売上計画との乖離要因

今後の取り組み | 商品ラインの見直しと情報発信の強化

今後の取り組み | 出店戦略の再構築

今後の取り組み | 出店戦略の再構築 Umi &Yama Kitchen 事例

外販(卸)の状況と取り組み

冷凍食品の状況

実績 計画差 前年 (参考)
外販(EC) 149 16 107
外販(小売り) 73 △25 94
ロック・フィールド オンライン 49 △30 44
百貨店ギフト 25 △4 25
直営店その他 15 0 11
合計 311 △44 280

冷凍食品拡大の取り組み

本件に関するご照会先

株式会社ロック・フィールド 広報IR室

〒 658-0024 神戸市東灘区魚崎浜町 15 2

TEL: 078-435-2800 mail:ir@rockfield.co.jp

投資判断(AI生成)

投資評価: ★☆☆

評価の理由:
ロック・フィールドは、2026年4月期第2四半期において、売上高が前年同期比0.9%減、営業利益が同86.8%減と大幅な減益を記録しました。特に営業利益率は2.5%から0.3%へと急落しており、収益性が著しく悪化しています。通期業績予想も大幅に下方修正されており、当初予想から営業利益で10.3億円の減額となっています。

既存業態(百貨店・駅ビル・駅ナカ)の売上が計画比で大きく未達であったことが主因です。既存店売上高の対前年同期比は99.9%とほぼ横ばいですが、これは退店による影響(5.9億円減)を新規出店(+3.5億円)で補いきれていないことを示唆しています。

最も懸念されるのは、売上原価率が42.2%から42.8%へ上昇している点です。これは、原材料費や人件費などのコスト増加を売上高で吸収できていないことを明確に示しています。経営陣は商品ラインの見直しや情報発信強化、出店戦略の再構築を掲げていますが、第2四半期の実績と通期下方修正を見る限り、これらの施策がまだ効果を発揮していない、あるいはコスト増を上回る成長を実現できていない状況です。

ROEやROAに関するデータは提示されていませんが、利益の大幅な減少から、資本効率も悪化していると推測されます。

投資判断の根拠:
現状の財務実績は極めて悪く、収益性の急激な悪化が見られます。通期予想の大幅な下方修正は、経営計画の実行力に対する信頼性を低下させます。既存事業の構造的な課題(コスト増の吸収失敗)が明確であり、今後の回復には不透明感が強いです。

重要なポイント:
1. 営業利益率の急落: 2.5%から0.3%への大幅な悪化は、コスト構造に深刻な問題があることを示唆しています。
2. 通期予想の大幅下方修正: 経営計画の信頼性が揺らいでいます。
3. 既存業態の売上未達: 主要な収益源である百貨店・駅ナカ事業の停滞が鮮明です。
4. 売上原価率の上昇: コスト増加が利益を圧迫しており、価格転嫁や効率化が不十分です。

会社への質問(AI生成)

既存業態の売上原価率が前年同期比で平均0.6ポイント上昇している点について、具体的なコスト増加要因(原材料費、人件費、物流費など)と、下期にかけての原価率改善策を具体的に教えてください。

通期売上高予想を25.75億円下方修正した要因のうち、既存業態の売上未達(計画比△8.75億円)と、新規出店・退店による純減(計画比△5.9億円)の内訳と、特に未達が大きかった業態の具体的な要因を教えてください。

経営陣は「商品ラインの見直しと情報発信の強化」を掲げていますが、第2四半期の実績では既存店売上高が前年同期比99.9%と横ばいでした。下期において、売上を計画比で上回るために、具体的にどのような商品戦略やプロモーション戦略を実行する予定ですか。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
冷凍食品事業の本格的な多チャネル展開 60% A 現在の「神戸コロッケ」「RFFF」の拡大に加え、既存の百貨店・駅ナカチャネルに加え、スーパーマーケットやドラッグストアなど、新たな販路への積極的な卸展開を加速させる。成功の鍵は、既存のブランド力を活かしつつ、新たなチャネルでの販売体制構築と物流効率化。
外販(卸)事業のBtoB特化型新ブランド立ち上げ 50% A 既存の卸事業(キットサラダ、冷凍食品)を強化しつつ、外食産業や中食産業向けに特化した高付加価値な業務用製品ラインを開発・展開する。既存の店舗網に依存しない安定的な大口需要の確保を目指す。
デジタルを活用した既存店舗の顧客体験向上と売上単価向上 70% B 既存店舗の売上回復が最優先。デジタルサイネージ、モバイルオーダー、パーソナライズされたプロモーション(RF1アプリなど)を導入し、顧客単価と来店頻度を向上させる。特に、高単価商品の訴求強化が重要。
既存店舗の収益性改善と不採算店舗の構造改革 80% B 利益率の低い店舗や立地の悪い店舗の退店を加速させ、リソースを収益性の高い店舗や新規事業に集中させる。コスト構造の抜本的な見直しが不可欠。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:冷凍食品事業の本格的な多チャネル展開

現在のロック・フィールドは、既存の百貨店・駅ナカ事業が売上・利益の大部分を占めていますが、このチャネルは立地や消費者の購買行動の変化により成長が鈍化し、コスト構造の悪化を吸収できていません。売上を倍増させるためには、既存事業の構造的な課題を補完し、新たな成長ドライバーを確立する必要があります。

最優先すべきは、現在展開中の冷凍食品事業(「神戸コロッケ」「RFFF」)の多チャネル展開です。資料では冷凍食品の拡大が言及されていますが、その具体的なチャネル戦略が不明瞭です。

戦略の具体的内容:
1. 既存チャネルの最適化: 百貨店や駅ナカでの冷凍食品の陳列スペースを確保し、販売効率を最大化します。
2. 新規チャネルの開拓: スーパーマーケットやドラッグストアなど、既存の店舗網とは異なるマス層へのリーチを可能にする卸売チャネルを本格的に開拓します。
3. 物流・生産体制の強化: 多チャネル展開に伴う物流コストの増大を抑えるため、生産ラインの効率化と、地域ごとの配送最適化を進めます。

期待される効果:
この戦略は、既存の店舗網に依存しない安定的な売上基盤を構築し、売上高の倍増に大きく貢献する可能性があります。特に、既存店舗の売上が伸び悩む中で、新たな収益源を確保することは企業の持続的成長に不可欠です。成功率を60%と評価したのは、ブランド力はあるものの、新たなチャネルでの販売ノウハウや物流体制の構築に課題が残るためです。

ITコンサルからの提案(AI生成)

提案された最優先戦略である「冷凍食品事業の本格的な多チャネル展開」を支援するため、ITコンサルタントとして以下の施策を提案します。

  1. 卸売販売管理・需要予測システムの導入:

    • 目的: 新規チャネル(スーパー、ドラッグストア等)への卸売販売を効率化し、在庫の最適化を図る。
    • 支援内容: 既存の基幹システムと連携可能な卸売管理システムを導入し、各チャネルの販売実績データに基づいた需要予測モデルを構築します。これにより、過剰在庫や欠品を防ぎ、物流コストを削減します。
    • 期待される効果: 在庫回転率の向上と、物流コストの最適化による利益率改善。
  2. 生産ラインのデジタル化と連携強化:

    • 目的: 冷凍食品の需要変動に対応できる柔軟な生産体制を構築する。
    • 支援内容: 生産ラインのIoT化を進め、リアルタイムでの稼働状況と生産進捗を可視化します。需要予測システムと連携させ、生産計画の自動化・最適化を図ります。
    • 期待される効果: 生産リードタイムの短縮と、人件費を含む製造コストの削減。
  3. サプライチェーンの可視化と最適化:

    • 目的: 原材料調達から最終納品までのリードタイムを短縮し、コストを削減する。
    • 支援内容: サプライヤー管理システムと物流管理システムを統合し、サプライチェーン全体の可視化を実現します。特に、原材料の調達状況と生産計画の連携を強化し、リードタイムの短縮とコスト変動への迅速な対応を可能にします。
    • 期待される効果: 原材料の安定調達と、物流コストの削減による原価率改善。