大光 - 2026年5月期 第2四半期(中間期)決算説明資料 ★★
基本情報
- 会社コード: 31600
- 会社名: 大光
- タイトル: 2026年5月期 第2四半期(中間期)決算説明資料
- 発表日時: 2025年12月22日 15:30
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251219522532.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/3160.T
2026年5月期第2四半期(中間期) 2025年6月1日~2025年11月30日
2025年12月22日
2026年5月期 第2四半期(中間期)決算概要
決算ハイライト
- 売上高は、前年同期比3.9%の増収、中間期での過去最高を更新
- 営業利益は、人件費や運搬費等の経費増加の影響に加え、水産品事業の減益(前年同期比△204百万円)が響き減益
- 親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期は損害賠償金収入394百万円を特別利益に計上した反動もあり減益
| (単位 :百万円) | 25/5期 2Q実績 構成比 | 26/5期 2Q実績 構成比 | 前年同期比 増減額 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 36,456 100.0% | 37,871 100.0% | +1,414 +3.9% |
| 営業利益 | 279 0.8% | △ 39 - | △ 319 - |
| 経常利益 | 296 0.8% | 116 0.3% | △ 179 △60.5% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 499 1.4% | 92 0.2% | △ 407 △81.6% |
連結損益計算書
| (単位 :百万円) | 25/5期 2Q実績 | 26/5期 2Q実績 | 前年同期比 増減額 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 36,456 | 37,871 | +1,414 +3.9% |
| 売上総利益 | 7,042 | 7,101 | +59 +0.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 6,762 | 7,141 | +378 +5.6% |
| 営業利益 | 279 | △ 39 | △ 319 - |
| 営業外収益 | 86 | 268 | +182 +210.8% |
| 営業外費用 | 70 | 112 | +41 +60.0% |
| 経常利益 | 296 | 116 | △ 179 △60.5% |
| 特別利益 | 450 | 73 | △ 377 △83.8% |
| 特別損失 | 55 | - | △ 55 - |
| 税金等調整前中間純利益 | 691 | 190 | △ 501 △72.5% |
| 法人税等 | 191 | 97 | △ 94 △49.0% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 499 | 92 | △ 407 △81.6% |
売上高(過年度比較・四半期別)
- 外食産業を取り巻く環境は、インバウンド需要は引き続き好調が継続しているものの、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりなどから、厳しい状況が継続している
- コロナ禍以降は増収を継続しており、当期(26/5期)は外商事業の増収が寄与し前年同期を上回り推移
売上高(増減内訳)
- 連結売上高は前年同期比3.9%増(+1,414百万円)
- 外商事業は新規開拓や既存得意先との取引深耕が寄与し6.0%増と増収に大きく貢献
- アミカ事業は新規出店による売上増加が寄与し1.3%増、水産品事業は輸出販売が減少し12.3%減
営業利益(過年度比較・四半期別)
- 当期(26/5期)は、売上高は増加したものの、人件費や運搬費等の経費増加の影響が響き、前年同期を下回り推移
- 当期(26/5期)2Q期間には、水産品事業で発生した商品破損事故に伴い棚卸資産の滅失処理(161百万円)をしたことも影響し営業利益が大きく減少
- ※ 商品破損事故に関連する損害については、委託先倉庫と合意した補償金174百万円を営業外収益に計上
営業利益(増減内訳)
- 営業利益は前年同期比△319百万円の減益
- 売上総利益においては、水産品事業の商品破損事故に伴う棚卸資産の滅失処理161百万円が影響
- 経費面においては、ベースアップに伴う人件費の増加、売上増加に伴う運搬費の増加などが影響
経常利益・親会社株主に帰属する中間純利益(過年度比較)
- 経常利益は、商品破損事故に関連する補償金174百万円の計上があったものの、営業利益の減少をカバーできず減益
- 親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期に特別利益(※)を計上した反動もあり減益
- ※ 前年同期(25/5期2Q)は、水産品事業において、東京電力ホールディングス株式会社から公表された賠償基準に基づき、同社に対してALPS処理水放出に伴う諸外国からの禁輸措置などによって生じた損害について損害賠償請求を行い合意したことから、394百万円の特別利益を計上
セグメント別概要① 外商事業
| (単位:百万円) | 25/5期 2Q実績 | 26/5期 2Q実績 | 前年同期比 増減額 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 23,754 | 25,180 | +1,425 +6.0% |
| 営業利益 | 270 | 282 | +11 +4.4% |
- 顧客ニーズに対応した商品提案に注力するとともに、既存得意先との深耕や、給食・中食・病院等の幅広い業態に対する新規開拓に注力し、前年同期比6.0%増と売上が伸長
- 既存得意先売上は前年同期比1.9%増
- 新規得意先売上は974百万円の増収
- 粗利率の向上や物流コストの抑制など、収益改善の取組みを通じ営業利益は4.4%増の改善
セグメント別概要② アミカ事業
| (単位:百万円) | 25/5期 2Q実績 | 26/5期 2Q実績 | 前年同期比 増減額 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,415 | 11,568 | +153 +1.3% |
| 営業利益 | 570 | 408 | △ 161 △28.4% |
- 物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりなど、厳しい外部環境が継続していることから、前年同期比1.3%増の増益に留まる
- 既存店売上は前年同期比0.1%減
- 新規出店は2025年6月にアミカ松本店(長野県松本市)、同年10月にアミカ瑞浪店(岐阜県瑞浪市)を開業
- ネットショップは好調を継続し、前年同期比8.1%増
- 営業利益は、新規出店に伴う経費や、人件費・運搬費・光熱費等が増加した影響から減益
セグメント別概要③ 水産品事業
| (単位:百万円) | 25/5期 2Q実績 | 26/5期 2Q実績 | 前年同期比 増減額 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,353 | 1,186 | △ 166 △12.3% |
| 営業利益 | 25 | △ 179 | △ 204 - |
- 輸出販売が減少したことから、売上高は前年同期比12.3%減
- 輸出販売は、2025年5月に日中両政府が日本産水産物の輸出再開に合意したことから、当2Q期間に約10億円の中国向け帆立貝の販売を見込んでいたものの、11月中旬には一変して中国政府より輸入停止が通知されることとなった。他国への輸出販売を実行したものの、前年同期を大きく下回った
- 当2Q
投資判断(AI生成)
投資評価: ★★
評価の理由は、売上高は過去最高を更新し、外商事業を中心に堅調に推移しているものの、利益面で深刻な課題を抱えている点にあります。特に、営業利益が赤字に転落し、親会社株主に帰属する純利益も大幅に減少している点は重大です。
財務数値の分析:
売上高は前年同期比3.9%増と堅調ですが、売上総利益率はほぼ横ばい(25/5期2Q: 19.3% → 26/5期2Q: 18.7%)です。しかし、販売費及び一般管理費が前年同期比5.6%増と売上増加率を上回って増加しており、これが営業利益の赤字転落の主因です。特に、人件費の増加(ベースアップ)と運搬費の増加が利益を圧迫しています。
セグメント別の分析:
* 外商事業: 売上高6.0%増、営業利益4.4%増と、最も安定した成長と収益性を維持しており、企業の主要な収益源となっています。
* アミカ事業: 売上高1.3%増に対し、営業利益が28.4%減と大幅に悪化しています。新規出店に伴う経費増と既存店の売上停滞(-0.1%)が利益を圧迫しており、投資効率に懸念が生じています。
* 水産品事業: 売上高12.3%減、営業利益は赤字転落(-204百万円)。中国向け輸出の急減が直接的な打撃となっています。
特記事項とリスク:
水産品事業における商品破損事故(棚卸資産滅失161百万円)は一時的な要因ですが、事業運営上のリスク管理の甘さを示唆しています。また、前年同期の特別利益(394百万円)の反動減が純利益の落ち込みをさらに強調しています。
結論:
売上成長は評価できますが、利益率の悪化と営業利益の赤字転落は深刻です。特にアミカ事業の収益性悪化と、水産品事業の地政学的リスクへの脆弱性が目立ちます。経営陣のコスト管理能力と、アミカ事業の新規出店投資の回収可能性について疑問が残ります。
投資判断の根拠:
現状の財務状況は利益面で悪化しており、特にコスト増加が利益を圧迫している点が懸念されます。外商事業の堅調さがあるものの、それを他の事業の不振が相殺しています。投資評価は「様子見」の★★とします。
重要なポイント:
1. 営業利益が赤字転落し、販管費の増加が利益を圧迫している点。
2. アミカ事業の既存店売上が横ばいにもかかわらず、新規出店費用で利益が大幅に減少している点。
3. 水産品事業の売上減少と赤字転落が、地政学的リスク(中国向け輸出停止)に大きく依存している点。
4. 前年同期の特別利益の反動減が純利益の落ち込みを強調している点。
会社への質問(AI生成)
アミカ事業における新規出店(松本店、瑞浪店)の具体的な売上・利益貢献度と、既存店売上減少の要因について詳細を教えてください。特に、新規出店に伴う経費増加が既存店の収益性をどの程度圧迫しているのか、具体的な数値を交えて説明してください。
水産品事業の中国向け輸出停止に伴う売上減少(約10億円の想定)について、代替市場への販売転換の進捗状況と、今後の輸出再開見込み、および代替市場での粗利率の状況を具体的に教えてください。
営業利益の赤字転落の主因である人件費と運搬費の増加について、ベースアップによる人件費増加の絶対額と、運搬費増加の主な要因(物流量の増加か、単価上昇か)を具体的に開示してください。
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| 外商事業の顧客単価向上と取引深耕 | 80% | A | 外商事業は安定成長しており、既存顧客の深耕と単価向上は最も確実性が高い。新規開拓よりも既存顧客のLTV最大化に注力すべき。 |
| アミカ事業の既存店売上回復戦略の実行 | 70% | A | 既存店売上0.1%減は懸念材料。価格戦略の見直し、品揃えの最適化、ネットショップとの連携強化で回復を目指す。 |
| 水産品事業の輸出先多角化と高付加価値化 | 65% | B | 中国依存リスクを低減するため、他国への輸出拡大と、国内向けの高付加価値商品の開発・販売を強化する。 |
| アミカ事業の新規出店投資回収計画の厳格化 | 75% | B | 新規出店による利益圧迫が目立つため、投資回収のKPIを厳格化し、不採算店の早期見直しや効率的な店舗運営体制を構築する。 |
最優先戦略(AI生成)
上記の施策の中で、最も優先すべきは「外商事業の顧客単価向上と取引深耕」です。
理由:
現在の決算資料において、外商事業は唯一、売上と利益の両面で安定した成長(売上+6.0%、利益+4.4%)を達成しているセグメントです。他の事業(アミカ事業の利益悪化、水産品事業の赤字転落)が全体業績を押し下げている状況下で、最も確実性の高い成長ドライバーである外商事業の強化は最優先事項です。
具体的な戦略:
1. 既存得意先との取引深耕の加速: 既存得意先の売上は前年同期比1.9%増に留まっており、成長余地が大きいと判断できます。外商事業の強みである「顧客ニーズに対応した商品提案」をさらに高度化し、クロスセルやアップセルを促進します。具体的には、得意先ごとの購買履歴分析に基づき、パーソナライズされた提案を強化します。
2. 高付加価値商品の導入: 利益率向上のため、外商事業で取り扱う商品ポートフォリオを見直し、粗利率の高い高級食材や専門性の高い商品の取り扱いを増やします。これにより、売上高の増加だけでなく、利益率の改善も同時に目指します。
3. 営業リソースの最適配分: 既存顧客の単価向上に貢献する営業担当者へのインセンティブ強化や、データ分析に基づいた効率的な営業活動を支援します。
この戦略は、地政学的リスクや物価上昇の影響を受けにくい、既存の強固な顧客基盤を活用するものであり、短期的な業績改善と中長期的な収益基盤の強化に直結します。売上倍増のためには、この安定した柱をさらに太くすることが不可欠です。
ITコンサルからの提案(AI生成)
外商事業の顧客単価向上と取引深耕を支援するため、以下のIT施策を提案します。
-
顧客購買行動分析基盤の構築と高度化:
- 目的: 既存得意先の購買履歴、提案履歴、反応データを統合・分析し、個々の顧客の潜在ニーズと最適な提案タイミングを特定する。
- 期待効果: パーソナライズされた提案の精度が向上し、クロスセル・アップセルの成功率が向上する。これにより、既存得意先売上成長率(現状1.9%増)を大幅に引き上げることが可能となる。
- 実現可能性: 既存の販売管理システムやCRMデータ(もしあれば)を活用し、データウェアハウス(DWH)を構築。BIツールを用いて営業担当者が直感的に分析結果を参照できるダッシュボードを提供する。
-
営業支援システム(SFA)の導入と最適化:
- 目的: 外商営業担当者の活動履歴、提案内容、顧客フィードバックを一元管理し、営業プロセスの標準化と効率化を図る。
- 期待効果: 属人的になりがちな提案ノウハウを組織資産化し、新規開拓だけでなく既存顧客への提案の質を均一化する。また、活動量の可視化により、ボトルネックの特定と改善サイクルを高速化する。
- 実現可能性: 既存の業務フローをヒアリングし、最小限のカスタマイズでSFAを導入。特に、提案内容と受注実績の紐づけを強化し、成功パターンの特定に重点を置く。
-
在庫・需要予測システムの高度化(外商・水産品事業連携):
- 目的: 外商事業の需要予測精度を高め、過剰在庫や欠品を防ぎ、物流コストの最適化を図る。水産品事業の在庫管理にも応用し、破損リスクの低減と在庫回転率の向上を目指す。
- 期待効果: 粗利率の改善(特に水産品事業の棚卸資産ロス低減)と、外商事業における機会損失の削減。
- 実現可能性: 過去の販売実績データと季節要因、プロモーション情報を組み合わせた需要予測モデルを構築。特に水産品事業では、鮮度管理とリードタイムを考慮した在庫配置の最適化を行う。


