太陽HD - 2026年3月期第3四半期決算説明資料 ★★★★

基本情報

2026年3月期第3四半期 決算説明資料

太陽ホールディングス株式会社 東証プライム4626 2026年2月4日

当社グループの事業セグメント

エレクトロニクス事業 (エレキ事業)

プリント基板(PCB)用部材を始めとする電子部品用化学品部材の開発・製造販売及び仕入販売

医療・医薬品事業 (医薬事業)

医療用医薬品の製造販売・製造受託、歯科技工物の製造販売

ICT&S事業

ICT事業、ファインケミカル事業、エネルギー事業及び食糧事業等

2026年3月期 第3四半期 トピックス

  • 売上高は、累計YoYで14%増加
    • 〈累計YoY要因〉 PKG基板・リジッド基板用部材を中心に販売数量が増加
      • PKG基板用部材 + メモリ向け製品を中心に需要の高まりがみられ、販売数量が増加
      • リジッド基板用部材 + 車載関連、スマートフォン関連部材を中心に販売数量が増加
      • ディスプレイ関連部材(白色DF)の販売数量は減少
    • 為替影響 3.6円の円高に推移したことにより業績にマイナスの影響
      • 期中平均為替レート:当期1米ドル 149.3円、前年同期1米ドル152.9円
    • 売上高は、累計YoYで14%増加 〈累計YoY要因〉製造受託事業において、顧客からの受託数量が増加
      • 製造受託事業 + 新規委託元からの受託製造の本格化により受託数量が増加
      • 既存顧客からの受託数量が増加
      • 製造販売事業 + 他社同効薬の供給不足に伴う需要の増加や鎮咳去痰薬の供給量増加に伴い販売数量が増加
      • 選定療養制度における対象品目の販売数量が減少
  • ICT&S事業 ⚫ 太陽グリーンエナジーが新たな水上太陽光発電所を開所
  • 全社
    • 2026年3月期の通期業績予想を上方修正
    • 永原悠路選手との所属契約を更新

連結業績

単位:百万円 2025年3月期 3Q累計 実績 2026年3月期 3Q累計 実績 前年 同期比 増減率 2026年3月期 通期 業績予想 (11月6日発表) 進捗率
売上高 90,682 103,742 13,059 14% 128,800 81%
営業利益 18,020 24,571 6,551 36% 26,900 91%
経常利益 17,746 24,219 6,473 36% 26,500 91%
親会社株主に帰属 する当期純利益 12,965 17,447 4,482 35% 18,400 95%
円・USDレート 152.9 149.3 △3.6 *
EBITDA 24,969 31,050 6,080 24% 35,500 87%
営業利益率 20% 24% 21%
EBITDA マージン 28% 30% 28%

円・USDレート: 2026年3月期上半期(実績) 146.5円、2026年3月期下半期(期初業績予想据え置き) 145.0円

セグメント別業績(売上高・営業利益・EBITDA)

|単位:百万円|単位:百万円|単位:百万円|2025年3月期 3Q累計 実績|2026年3月期 3Q累計 実績|前年 同期比|増減率|2026年3月期 通期 業績予想 (11月6日発表)|進捗率|
|---|---|---|---|---|---|---|---|
|エレキ 事業|エレキ 事業|売上高|62,672|71,169|8,497|14%|86,900|82%|
|エレキ 事業|エレキ 事業|営業利益|16,981|21,774|4,792|28%|23,700|92%|
|エレキ 事業|エレキ 事業|営業利益率|27%|31%|||27%||
|エレキ 事業|エレキ 事業|EBITDA|19,684|24,573|4,889|25%|27,400|90%|
|エレキ 事業|エレキ 事業|EBITDAマージン|31%|35%|||32%||
|医薬 事業|医薬 事業|売上高|24,575|28,061|3,486|14%|35,400|79%|
|医薬 事業|医薬 事業|営業利益|2,046|4,045|1,998|98%|4,600|88%|
|医薬 事業|医薬 事業|営業利益率|8%|14%|||13%||
|医薬 事業|医薬 事業|EBITDA|5,595|6,965|1,370|24%|8,600|81%|
|医薬 事業|医薬 事業|EBITDAマージン|23%|25%|||24%||
|ICT&S 事業|ICT&S 事業|売上高|3,435|4,511|1,076|31%|‐|‐|
|ICT&S 事業|ICT&S 事業|営業利益|161|48|△113|△70%|‐|‐|
|ICT&S 事業|ICT&S 事業|営業利益率|5%|1%|||‐|‐|
|全社費用|全社費用|営業損益|△1,169|△1,295|△125|△125|△125|△125|

四半期別推移(売上高・営業利益)

(グラフデータは省略)

BSの概況

BS前期比較 単位:百万円

項目 25/3末 25/12末 増減
現金及び預金 44,903 39,512 △5,390
売上債権* 1 27,896 35,537 7,640
棚卸資産* 2 21,345 21,400 55
上記以外 3,862 3,176 △686
流動資産合計 98,008 99,626 1,618
有形固定資産 67,638 67,136 △502
無形固定資産 16,341 14,986 △1,354
投資その他の資産 10,034 10,938 904
固定資産合計 94,014 93,061 △953
資産合計 192,022 192,687 665
項目 25/3末 25/12末 増減
支払手形及び買掛金 8,505 10,207 1,702
短期借入金* 3 17,634 15,426 △2,207
長期借入金 46,888 43,589 △3,299
上記以外 16,015 16,607 592
負債合計 89,043 85,831 △3,212
株主資本 94,011 95,016 1,004
その他の包括利益 累計額 8,962 11,832 2,870
非支配株主持分 4 7 2
純資産合計 102,978 106,856 3,877
負債純資産合計 192,022 192,687 665
自己資本比率 53.6% 55.5% 1.8%

1 売上債権:受取手形+売掛金+契約資産
2 棚卸資産:商品及び製品+仕掛品+原材料及び貯蔵品
*3 短期借入金:短期借入金+1年内返済予定の長期借入金

2026年3月期 通期業績予想修正

  • エレキ事業において2025年11月6日開示の業績予想を上回る見込みとなったため、通期業績 予想を修正しました。
  • 2025年11月6日に開示した業績予想から、エレキ事業の第3四半期の業績予想を実績値に更 新し連結業績予想を修正しました(第4四半期は据え置き)。
単位 百万円: 2026年3月期 通期業績予想 (11月6日発表)*1 2026年3月期 通期業績予想 (2月4日発表)*2 増減比
金額 利益率 金額
連結 売上高 128,800 133,000
連結 営業利益 26,900 21% 29,600
連結 経常利益 26,500 21% 29,100
連結 親会社株主に帰属する当期純利益 18,400 14% 20,100
連結 EBITDA 35,500 28% 38,200
エレキ 事業 売上高 営業利益 EBITDA 売上高 86,900
エレキ 事業 売上高 営業利益 EBITDA 営業利益 23,700 27%
エレキ 事業 売上高 営業利益 EBITDA EBITDA 27,400 32%
医薬 事業 売上高 35,400
医薬 事業 営業利益 4,600 13%
医薬 事業 EBITDA 8,600 24%

1 円・USDレート: 上半期(実績) 146.5円、下半期(期初業績予想据え置き) 145.0円
2 円・USDレート: 第1四半期 ~ 第3四半期(実績) 149.3円、第4四半期(期初業績予想据え置き) 145.0円

エレクトロニクス事業

エレクトロニクス事業用語説明

用語 内容
PCB (Printed Circuit Board) プリント基板
SR (Solder Resist) ソルダーレジスト(レジストインキ)
PKG (Package) 半導体パッケージ
DF (Dry Film) ドライフィルム
BU (Build-up) ビルドアップ

エレクトロニクス事業製品分類

分野 分類 性状 用途
PCB用 絶縁材料 リジッド 汎用品 液状
PCB用 絶縁材料 リジッド 高機能品 液状/DF
PCB用 絶縁材料 PKG PKG 液状/DF
PCB用 絶縁材料 フレキ フレキ 液状/DF
PCB用 絶縁材料 BU BU 液状/DF
その他 関連商材 その他 その他 液状/DF

エレクトロニクス事業製品別売上高

(グラフデータは省略。累計売上高の増加要因として、リジッド高機能、PKG、BU/フレキが増加していることが示唆される。)

2024年3月期 営業 利益率 2025年3月期 営業 利益率 2026年3月期 営業 利益率
17% 28% 28%
27% 28% 31%
25% 25% 32%
23% 24%

エレクトロニクス事業販売地域別売上高

(グラフデータは省略。累計売上高は前年同期比で全体として増加しており、特に中国、台湾、韓国、ASEANでの増加が目立つ。)

医療・医薬品事業

医療・医薬品事業用語説明

用語 内容
長期収載品 新薬として発売された後に特許期間もしくは再審査期間が終了し、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の販売が可能となっている先発品
CDMO 医薬品製造及び医薬品製剤開発を受託する機関(Contract Development Manufacturing Organization)
GMP 医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準(Good Manufacturing Practice)

医療・医薬品事業会社別売上高

(グラフデータは省略。太陽ファルマテック(製造受託)の売上高が大きく伸びている。)

2024年3月期 営業 利益率 2025年3月期 営業 利益率 2026年3月期 営業 利益率
10% 7% 15%
13% 5% 12%
16% 12% 17%
5% 0%

ICT&S事業 全社

太陽グリーンエナジー新たな水上太陽光発電所を開所

  • 太陽グリーンエナジーは、国内19、20ヵ所目となる水上太陽光発電所を愛媛県に開所しました。これにより年間想定発電量は、一般家庭約10,533世帯分 [*] の約31.6GWhとなりました。
    • 水上太陽光発電所の概要
      • 【名称】 ①馬木池第一水上太陽光発電所 ②馬木池第二水上太陽光発電所
      • 【所在地】 ①愛媛県松山市馬木町2001番地 ②愛媛県松山市馬木町2003番地
      • 【開所日】 ①2025年12月4日 ②2026年1月5日
      • 【発電規模】 約971.5kW
      • 【想定発電量】合計:約1,303千kWh/年
    • *1世帯あたり 3,000kWh/年で算出

永原悠路選手との所属契約を更新

  • 太陽ホールディングスは、スケートボード・男子パークの永原悠路選手との契約を2026年 12月31日まで更新しました。世界一へ挑戦する永原選手を、引き続きサポートしていきます。
    • 永原悠路選手のプロフィール
      • 【生年月日】2005年6月10日
      • 【出身地】長野県白馬村
      • 【世界ランキング】9位(2025年12月時点)
      • 【主な戦績】
参加大会 戦績
2024 WST Dubai Park 2024(UAE) 10位 X Games Ventura 2024(アメリカ) 12位 パリオリンピック(フランス) 15位 Rockstar Energy Open(アメリカ) 優勝 X Games Chiba 2024(日本) 8位 2024 WST Dubai Park 2024(UAE) 10位 X Games Ventura 2024(アメリカ) 12位 パリオリンピック(フランス) 15位 Rockstar Energy Open(アメリカ) 優勝 X Games Chiba 2024(日本) 8位
2025 WST WORLD CUP ROME 2025(イタリア) 2位 X Games Osaka 2025(日本) 8位 Rockstar Energy Open(アメリカ) 2位 2025 WST WORLD CUP ROME 2025(イタリア) 2位 X Games Osaka 2025(日本) 8位 Rockstar Energy Open(アメリカ) 2位

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★★

評価の理由:
太陽ホールディングスは、2026年3月期第3四半期累計で売上高14%増、営業利益36%増と堅調な成長を達成し、通期業績予想を上方修正しました。特に中核事業であるエレクトロニクス事業の営業利益率が31%と極めて高く、高い収益性を維持しています。医薬事業も製造受託(CDMO)の本格化により営業利益率が14%に改善しており、事業ポートフォリオの質が向上しています。

為替の影響(円高)があったにもかかわらず、この成長を達成したことは、製品競争力と需要の強さを示しています。自己資本比率も55.5%と健全な水準を維持しており、財務基盤は安定しています。

一方で、ICT&S事業の営業利益率が1%にまで低下しており、このセグメントの収益性悪化が懸念材料です。また、為替レートの前提が期初予想から変動している点(円高進行)は、今後の業績に影響を与える可能性があります。しかし、全体としては中核事業の好調さがそれを上回っており、高い評価とします。

投資判断の根拠:
買い。中核であるエレクトロニクス事業の圧倒的な収益性と、医薬事業の成長が明確です。通期予想の上方修正は、実績に基づいたものであり、市場の期待を上回る可能性が高いと判断します。財務の健全性も維持されています。

重要なポイント:
1. エレクトロニクス事業の圧倒的な収益性: 営業利益率31%は業界トップクラスであり、高い競争優位性を示唆しています。
2. 医薬事業の構造改善: 製造受託事業の本格化により、医薬事業の利益率が大幅に改善しています。
3. 為替変動への耐性: 円高(3.6円の円高)の影響があったにもかかわらず、大幅な増益を達成しています。
4. ICT&S事業の収益性悪化: 営業利益率が1%に低下しており、今後の動向を注視する必要があります。

会社への質問(AI生成)

[エレクトロニクス事業において、PKG基板用部材の需要増加が続いているとのことですが、この需要の源泉(特定の顧客やアプリケーション)と、今後の需要の持続性について、具体的な見通しを教えてください。]

[医薬事業の製造受託(CDMO)事業において、新規委託元からの受託本格化により売上が伸びていますが、この事業の利益率が向上した要因は、受託単価の上昇か、あるいは生産効率の改善のどちらに起因するものでしょうか。]

[ICT&S事業の営業利益率が1%に大幅に低下した主な要因は何でしょうか。特に、太陽グリーンエナジーの発電事業は売上は伸びているものの、利益への貢献が限定的であるように見受けられますが、このセグメントの収益性改善計画について具体的に教えてください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
エレクトロニクス事業:高付加価値PKG基板用部材のシェア拡大 80% S 中核事業の強みを活かし、高成長市場でのシェアを拡大する。特に先端パッケージ向け材料の開発・供給体制強化が鍵。
医薬事業:CDMO事業のグローバル展開と新規顧客獲得 70% A 製造受託事業の収益性改善を加速させるため、既存の顧客基盤を活かし、海外市場での新規顧客獲得を強化する。
エレクトロニクス事業:既存顧客へのクロスセル強化と新製品導入 75% A 既存顧客に対し、リジッド基板用部材からPKG、フレキ、BU向け部材へのクロスセルを強化し、顧客単価を引き上げる。
ICT&S事業:高収益事業への選択と集中(不採算事業の整理) 60% B 収益性の低い事業を整理し、高収益が見込めるエネルギー事業やファインケミカル事業へのリソース集中を図る。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:エレクトロニクス事業における高付加価値PKG基板用部材のシェア拡大

現在の太陽ホールディングスの業績を牽引しているのは、エレクトロニクス事業、特にPKG基板用部材の需要増加です。この戦略を最優先とすべき理由は、このセグメントが圧倒的な高収益性(営業利益率31%)を誇り、かつ市場の成長性が高い点にあります。

AIやデータセンターの需要拡大に伴い、半導体パッケージング技術は高度化しており、高機能な絶縁材料の需要は今後も堅調に推移すると予測されます。現在の実績では、PKG基板用部材の需要増加が業績を押し上げていますが、この成長をさらに加速させ、売上倍増に繋げるためには、単なる需要増に対応するだけでなく、競合他社に対する優位性を確立する必要があります。

具体的な施策としては、最先端のパッケージング技術(例:CoWoSなど)に対応可能な次世代材料の開発と供給体制の強化が不可欠です。これには、研究開発への継続的な投資と、主要な半導体メーカーとの連携強化が求められます。特に、材料の品質と安定供給能力は、顧客との長期的な関係構築において決定的な要素となります。

この戦略の成功率は80%と評価しましたが、これは現在の技術力と顧客基盤を前提としています。成功の鍵は、市場の技術トレンドを先取りした製品開発と、顧客の要求仕様に迅速に対応できる柔軟な生産体制の維持です。この戦略が成功すれば、エレクトロニクス事業の売上と利益は大幅に拡大し、全社売上倍増の主要な柱となるでしょう。

ITコンサルからの提案(AI生成)

エレクトロニクス事業におけるPKG基板用部材のシェア拡大と医薬事業のCDMO事業の効率化を支援するため、以下のITコンサルティング提案を行います。

  1. 先端材料開発のためのシミュレーション・デジタルツイン導入支援:

    • 目的: 新規材料開発のリードタイム短縮と、顧客の要求仕様に合致する材料の設計精度向上。
    • 期待される効果: 開発コストの削減と、市場投入までの期間短縮により、競合に対する優位性を確立します。特に、PKG基板用部材の微細化・高多層化に対応するための材料特性予測精度が向上します。
    • 実現可能性: 既存のR&D部門のデータ基盤と連携し、CAE(Computer-Aided Engineering)ツールを活用したシミュレーション環境を構築します。
  2. CDMO事業向け生産計画・品質管理の統合プラットフォーム構築:

    • 目的: 医薬製造受託事業における複数顧客からの多様な製造要求に対応し、生産効率と品質管理の透明性を向上させる。
    • 期待される効果: 受託製造のスケジューリング最適化によるリードタイム短縮と、GMP要件に準拠したトレーサビリティの強化により、顧客満足度と収益性を向上させます。
    • 実現可能性: 既存のERPやMESと連携し、製造実績データと品質データをリアルタイムで統合・分析するダッシュボードを構築します。
  3. サプライチェーンの可視化と需要予測高度化システム導入:

    • 目的: エレクトロニクス事業における原材料調達の最適化と、需要変動への迅速な対応能力の向上。
    • 期待される効果: 為替変動や地政学的リスクによる供給遅延リスクを低減し、在庫最適化によるキャッシュフロー改善を実現します。特に、PKG基板用部材の需要変動予測精度を高めます。
    • 実現可能性: 主要サプライヤーとのデータ連携基盤を構築し、AIを活用した需要予測モデルを導入します。