芦森工 - 2026年3月期 第3四半期 芦森グループ決算説明資料 ★★

基本情報

2026年3月期(第126期)第3四半期(2025年 4月 1日~2025年 12月 31日)

芦森グループ決算説明資料

連結業績は、売上高 52,156百万円、 営業利益 2,365百万円、経常利益 2,809百万円、 親会社株主に帰属する四半期純利益 1,630百万円となりました。

2026年 2月 3日

証券コード:3526

芦森工業株式会社

■売上高/営業利益/経常利益
・前年同期比でマイナス(詳細はP3、P4)
■特別損益の内容
・自動車安全部品事業の製品保証損失 ▲ 527百万円

(第1四半期に計上。以後、追加計上無し)

前年同期比で減収減益(営業利益/経常利益ベース)

2025年3月期 第3四半期 連結累計期間(百万円) 2026年3月期 第3四半期 連結累計期間(百万円) 前年同期比(百万円) 前年同期比(%)
売上高 53,430 52,156 ▲ 1,273 ▲ 2.4
営業利益 3,589 2,365 ▲ 1,224 ▲ 34.1
(営業利益率) 6.7% 4.5% - ▲ 2.2
経常利益 3,413 2,809 ▲ 604 ▲ 17.7
特別損益 ▲ 808 ▲ 521 286 -
税金等調整前 四半期純利益 2,605 2,287 ▲ 318 ▲ 12.2
親会社株主に 帰属する 四半期純利益 1,620 1,630 9 0.6

■自動車安全部品事業
豊田合成株式会社との協業による生産性向上活動 および業務効率アップや経費削減の自助努力による 効果はあるものの、海外顧客の生産計画に対応した 生産調整および為替影響もあり、前年同期比で減収 減益。

■機能製品事業
パルテム
下水道分野は、第2四半期後半から第3四半期にか けて対応可能な案件の発注が少なかったものの、価 格改定の推進や各部門の費用圧縮が進んだため、前 年同期比で減収増益。

防災
主力の消防用ホース、大口径ホースの販売は堅調 に推移しているが、排水用ホースは需要が活発で あった前年同期に比べ繰越・新規案件が低調であり、 前年同期比で増収減益。

産業資材
市況の回復傾向が継続し、主力の物流・自動車産 業向け商品の販売が堅調に推移。またグループ会社 の業績も好調であり、前期同期比で増収増益。

2025年3月期 第3四半期 連結累計期間(百万円) 2026年3月期 第3四半期 連結累計期間(百万円) 前年同期比(百万円)
自動車安全部品 事業 売上高 39,380 38,251 ** ▲ 1,129** ▲ 2.9
自動車安全部品 事業 営業利益 2,822 1,819 ** ▲ 1,002** ▲ 35.5
自動車安全部品 事業 ** (営業利益率)** 7.2% 4.8% - ▲ 2.4
機能製品事業 売上高 14,028 13,884 ▲ 143 ▲ 1.0
機能製品事業 営業利益 1,234 1,197 ▲ 36 ▲ 3.0
機能製品事業 ** (営業利益率)** 8.8% 8.6% - ▲ 0.2
その他 売上高 21 20 ▲ 0 ▲ 3.9
その他 営業利益 9 9 0 8.1
全社費用 一般管理費 ▲ 476 ▲ 662 ▲ 185 -
合計 売上高 53,430 52,156 ** ▲ 1,273** ▲ 2.4
合計 営業利益 3,589 2,365 ** ▲ 1,224** ▲ 34.1
合計 ** (営業利益率)** 6.7% 4.5% - ▲ 2.2

(単位:百万円)

前年同期に比べ、販売数量が減少し(増減販)、原材料価格が上昇(材料市況)。販売価格の引上げ(価格改定等)や生産効率の向上(合理化)に注力したものの、間接部門の労務費と技術開発費の増加(固定費)等により、減益となった。

  • 積極的な設備投資に伴い、前期末比で「有利子負債」が + 2,503百万円。
  • 仕入債務・未払法人税等の減少により、前期末比で「その他負債」が - 1,669百万円。
(単位:百万円) 2025年3月期 第3四半期末 2025年3月期 期末 2026年3月期 第3四半期末 前期末比
流動資産 35,986 35,226 36,497 1,271
固定資産 18,106 19,044 19,671 626
資産合計 54,093 54,271 56,169 1,898
有利子負債 12,966 11,323 13,827 2,503
その他負債 18,157 17,992 16,323 ▲ 1,669
負債合計 31,124 29,315 30,150 834
資本金 8,388 8,388 8,388 -
資本剰余金 1,632 1,632 1,632 -
利益剰余金 11,910 13,046 14,067 1,020
自己株式 ▲ 109 ▲ 104 ▲ 86 17
その他の包括利益累計額 1,105 1,955 1,989 34
新株予約権 16 13 2 ▲ 10
非支配株主持分 23 23 25 1
純資産の部合計 22,968 24,955 26,019 1,063
負債及び純資産の部合計 54,093 54,271 56,169 1,898
自己資本比率 42.4% 45.9% 46.3% 0.4
(単位:百万円) 2025年3月期 第3四半期 連結累計期間 2026年3月期 第3四半期 連結累計期間 前年同期比
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,876 1,150 ▲ 1,725
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲ 548 ▲ 2,452 ▲ 1,904
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲ 439 2,082 2,522
現金及び現金同等物に係る換算差額 ▲ 23 ▲ 12 10
現金及び現金同等物の増減額 1,865 767 ▲ 1,097
現金及び現金同等物の第3四半期末残高 7,121 7,055 ▲ 65

「営業活動によるキャッシュ・フロー」・・・ 棚卸資産の増加等により、前年同期比で悪化。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」・・・ 設備投資の増加等により、前年同期比で悪化。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」・・・ 有利子負債の増加等により、前年同期比で改善。

(単位:百万円) 2022/3 期 通期 2023/3 期 通期 2024/3 期 通期 2025/3 期 通期 2026/3 期 第3四半期 連結累計期間
設備投資額 4,762 1,517 1,310 2,068 1,941
減価償却費 1,842 1,885 1,746 1,756 1,098
  • 売上高/営業利益/経常利益
    ・概ね当初予想となる見込みであり、変更なし。
  • 当期純利益
    ・第1四半期決算発表の際、特別損失の計上に伴って引下げ。以後、変更なし。
2025年3月期 実績(百万円) 2026年3月期 当初予想(百万円) 2026年3月期 予想(百万円) 前期比(百万円)
報告セグメント 自動車安全部品 事業 売上高 52,855 46,000 46,000 ** ▲ 6,855**
報告セグメント 自動車安全部品 事業 営業利益 3,379 2,200 2,200 ** ▲ 1,179**
報告セグメント 自動車安全部品 事業 (営業利益率) 6.4% 4.8% 4.8% -
報告セグメント 機能製品事業 売上高 19,723 20,000 20,000 276
報告セグメント 機能製品事業 営業利益 1,892 1,600 1,600 ▲ 292
報告セグメント 機能製品事業 (営業利益率) 9.6% 8.0% 8.0% -
その他 その他 売上高 25 24 24 ▲ 1
その他 その他 営業利益 9 12 12 2
全社費用 全社費用 一般管理費 ▲ 663 ▲ 800 ▲ 800 ▲ 136
合計 合計 売上高 72,604 66,000 66,000 ** ▲ 6,604**
合計 合計 営業利益 4,618 3,000 3,000 ** ▲ 1,618**
合計 合計 (営業利益率) 6.4% 4.5% 4.5% -
合計 合計 経常利益 4,213 3,000 3,000 ** ▲ 1,213**
合計 合計 特別損益 ▲ 801 0 ▲ 527 274
合計 合計 親会社株主に 帰属する 当期純利益 2,758 2,200 1,800 ▲ 958

売上高 経常利益

親会社株主に帰属する当期純利益

自動車安全部品事業本部 主要製品のご紹介
シートベルト エアバッグ

1967年にシートベルトメーカーとして初めてJIS規格の認証を 受けて以来培ってきた技術が詰め込まれており、「モーター巻取り式 リトラクター」をはじめ、「次世代シートベルト」への挑戦にも積 極的に取り組んでいます。

1986年にエアバッグの開発に着手し、1989年に量産を開始。座席サ イド部分に内蔵される「サイドエアバッグ」や「カーテンエアバッ グ」等、正面衝突以外の衝撃を緩和するための多種多様なエアバッ グを製造しています。

手動シェード セパレーションネット

ドアトリム内にビルトインされた 巻き取り式ドアシェードです。 使用時以外はドアトリム内に巻き 取るため視界を遮ることがなく、 また上端まで閉めればプライバ シーを守ることができます。

乗員スペースとラゲージルームを 仕切るネットで、急制動時に乗員 スペースへの荷物の進入、荷くず れを防止し、乗員を守ります。

機能製品事業本部 主要製品のご紹介

パルテム・フローリング工法
住宅リビングの床をイメージできる フローリング工法は、円形のみなら ずあらゆる断面形に対応できる、主に下水道向け管路更生工法です。

消防用ホース低圧力損失ホース
放水時の圧力損失を従来品と比較 して最大約50%低減し、より遠く、 高く、早く放水でき、低燃費で操作で きるため環境への負担も軽減できる ホースです。

リフトアップ式搬送システム「エアーロールシステム」
円滑なトラック貨物の移動により荷 役作業を省力化させるシステムで、 女性や高齢者でも容易に扱え、作業 負担を軽減します。

緊急排水ホース「パルジェット」
水害や災害の現場で排水ポンプ車が すぐに使用できるように軽量化した 緊急排水対策用ホースです。

軟弱地盤表層処理工法用シート「パレスシート」
格子状補強枠(専用モルタル充填円筒 織物)と補強枠下の土木シートにより 荷重を分散させ、軟弱地盤での沈下を 防ぐ表層処理工法です。撤去も容易で 原状復帰が可能です。

ホースライニング工法
既設管の内面にシールホースを「反 転」挿入し、新しくパイプを形成す るパルテムの原点となる工法です。

Mission・Vision・Values

【ミッション】
“私たちの使命は、命と暮らしを守る製品を提供することです”

【ビジョン】
“私たちは、繊維で培ったコア技術を活かして社会課題を解決する企業であり続けます”

【バリュー】
“私たちは、誠実に、ルールを守り、品質最優先のものづくりに取り組みます”

本資料中の業績予想および見込みについての記述は、本決算発表日現在において入手可能な 情報に基づいて作成したものであり、記載された将来の業績を保証するものではありません。

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★

評価の理由は、連結業績が前年同期比で減収減益(売上高▲2.4%、営業利益▲34.1%)となっており、特に主力の自動車安全部品事業の収益性が大幅に悪化している点にあります。営業利益率は6.7%から4.5%へ2.2ポイント低下しました。これは、海外顧客の生産計画変動による生産調整、原材料価格上昇、固定費(労務費、技術開発費)の増加が主な要因とされています。

一方で、機能製品事業の「産業資材」セグメントは堅調に推移しており、価格改定や費用圧縮の努力が見られます。また、キャッシュフロー面では、設備投資の増加により営業CFが悪化しているものの、財務CFは有利子負債の増加により改善しており、投資活動が活発化している兆候が見られます。自己資本比率は46.3%と健全性を維持しています。

しかし、2026年3月期通期の業績予想は据え置きであり、第3四半期累計の業績悪化を考慮すると、通期目標達成には第4四半期に大幅な改善が必要となります。特に自動車安全部品事業の営業利益率が4.8%と低い水準で据え置かれている点は懸念材料です。経営陣の説明では自助努力による効果はあるものの、外部環境(顧客生産計画、市況)の影響が大きく、収益構造の脆弱性が露呈しています。

投資判断の根拠は、現状の業績悪化と収益性低下が明確である一方、財務基盤は安定しており、機能製品事業に成長の兆しが見られるため、平均よりやや低い評価とします。経営陣の楽観的な通期予想の維持は、実績との乖離が大きいため、評価には含めません。

重要なポイント:
1. 自動車安全部品事業の収益性悪化: 営業利益率が4.8%まで低下し、減益の主因となっている。
2. 固定費増加の圧力: 原材料高騰に加え、労務費や技術開発費の増加が利益を圧迫している。
3. 通期予想の据え置き: 第3四半期までの実績と通期予想の乖離が大きく、第4四半期の大幅な改善が必要。
4. キャッシュフローの悪化: 営業CFが大幅に減少し、棚卸資産増加が示唆されている。

会社への質問(AI生成)

自動車安全部品事業の海外顧客の生産計画変動が業績に与える影響が大きいため、具体的な顧客や地域別の生産計画の変動状況と、それに対する在庫・生産調整の最適化策について詳細を伺いたいです。

機能製品事業の「パルテム」セグメントは、下水道分野の案件発注が低調であったとありますが、価格改定の効果が限定的であった要因と、今後の受注見通しについて、具体的なパイプラインの状況を教えてください。

自動車安全部品事業の営業利益率が前期の6.4%から今期予想4.8%に低下した主要因として、原材料価格上昇と固定費増加が挙げられていますが、これらのコスト増を吸収するための具体的な価格転嫁戦略や、固定費削減の具体的なロードマップについて教えてください。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
機能製品事業の新規市場開拓(インフラ・防災分野) 70% A 既存の防災・下水道関連技術を活かし、海外の老朽化インフラ市場や、災害対策需要の高い地域へ展開。特に「パルジェット」や「パレスシート」の海外展開を加速させる。
自動車安全部品事業における次世代製品へのシフト加速 60% S EV化や自動運転化に対応した次世代シートベルトやエアバッグ関連部品の開発・量産化を加速。既存顧客との関係を維持しつつ、高付加価値製品へのシフトを図る。
機能製品事業における産業資材セグメントの深耕 80% B 好調な産業資材セグメント(物流・自動車向け)において、既存顧客へのシェア拡大と、関連する新規顧客開拓を強化。特に「エアーロールシステム」の導入拡大を目指す。
既存技術のクロスセル強化(機能製品事業内) 75% A 消防用ホース技術を応用した産業用特殊ホースや、パルテム技術を応用した他分野の管路補修・更生への展開。事業部間の連携を強化し、技術の横展開を促進する。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略は、「自動車安全部品事業における次世代製品へのシフト加速」です。

現在の芦森グループの業績は、売上高の約7割を占める自動車安全部品事業の動向に大きく左右されています。今期第3四半期累計の営業利益率が4.8%と大幅に低下している現状は、既存製品の価格競争力低下、顧客の生産計画変動への脆弱性、および原材料高騰や固定費増加といったコスト圧力に晒されていることを示しています。この状況下で、売上を倍増させるためには、既存事業の収益性を回復させると同時に、将来の成長ドライバーを確立する必要があります。

次世代製品へのシフト加速は、この二つの課題に同時にアプローチする戦略です。まず、既存のシートベルトやエアバッグ関連技術を基盤としつつ、EV化や自動運転化といった自動車産業の構造変化に対応した高付加価値製品(例:次世代シートベルト、衝突安全性の高いエアバッグシステム)への集中投資と量産化を加速させます。これにより、既存製品の収益性悪化を補い、単価上昇と利益率改善を目指します。

この戦略の成功率は60%と評価しましたが、これは自動車業界の技術開発サイクルが速く、競合他社との競争が激しいためです。しかし、インパクトは「S」であり、売上倍増のためには不可欠です。既存の顧客基盤(豊田合成など)との協業を通じて、開発段階から深く関与し、量産化の確度を高めることが重要です。また、このシフトにより、価格競争に巻き込まれやすい既存製品への依存度を下げ、収益構造を強靭化することが期待されます。

ITコンサルからの提案(AI生成)

芦森グループの売上倍増戦略、特に次世代製品へのシフト加速と機能製品事業の展開を支援するため、ITコンサルタントとして以下の支援を提案します。

1. PLM(製品ライフサイクル管理)システムの導入と最適化
目的:自動車安全部品事業における次世代製品開発のリードタイム短縮と品質管理の強化。
期待される効果:設計データ、部品表(BOM)、製造プロセス情報の一元管理により、開発部門と製造部門間の情報連携を円滑化します。これにより、開発サイクルの高速化と、顧客要求仕様の変更への迅速な対応が可能となり、次世代製品の市場投入を加速させます。

2. 生産計画・実行管理(MES)システムの高度化
目的:自動車安全部品事業における生産調整への迅速な対応と、機能製品事業における生産効率の向上。
期待される効果:需要変動(顧客生産計画)に応じて生産ラインの稼働計画をリアルタイムで最適化します。特に、海外顧客の生産計画変動に対する在庫水準と生産スケジュールの自動調整機能により、過剰在庫や機会損失を最小化し、営業CFの改善に貢献します。

3. 産業資材セグメント向け需要予測・在庫最適化システムの構築
目的:好調な産業資材セグメントにおける販売機会の最大化と在庫コストの削減。
期待される効果:過去の販売実績、市況データ、顧客の購買パターンを分析し、需要予測精度を向上させます。これにより、適切なタイミングで必要な資材を確保し、物流・自動車産業向け商品の販売機会損失を防ぎつつ、過剰在庫を抑制します。