MSコンサル - 2026年2月期第3四半期決算説明資料 ★★★
基本情報
- 会社コード: 65550
- 会社名: MSコンサル
- タイトル: 2026年2月期第3四半期決算説明資料
- 発表日時: 2026年01月13日 16:00
- PDF URL: https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260113532245.pdf
- YahooFinance: https://finance.yahoo.co.jp/quote/6555.T
2026年2月期第3四半期 決算説明資料
決算概要
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業績
- 売上収益 1,895百万円 前年同期比 3.1%増
- 売上総利益 595百万円 前年同期比 11.9%増
- 営業利益 136百万円 前年同期比 190.1%増
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重点活動方針(収益性の改善)の進捗
- 原価率が前3Qの 71.1%から 68.6%まで低減
- 販管費率が前3Qの 26.7%から 25.1%まで低減
- 営業利益率が前3Qの 2.5%から 7.2%まで改善
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業績予想
- 3Qの実績に4Q期初受注残高(国内)を含めた通期業績予想に対する売上収益充足率は 87.6%(前年同期比 2.9ポイント増)
- 2026年2月期業績予想は達成の見込み
連結P/L(前年同期比、予想進捗率)
※説明は次ページに記載しております。
連結P/L(前年同期比、予想進捗率)
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※前年同期比、売上収益 3.1%増、売上総利益 11.9%増、営業利益 190.1%増
- 売上収益は、MSR 5.2%増、SaaS 22.2%減、コンサルその他 9.9%増(増減要因は次項参照)
- 売上原価 0.6%減、販管費 3.1%減、以下が主な要因
- 【売上原価】
- 将来に向けた投資による減価償却費の増加(+)
- MSR生産コストの低減、商品仕入・外注費の抑制(ー)
- 【販管費】
- 将来に向けた投資による減価償却費の増加(+)
- 旅費交通費・接待交際費・貸倒引当金繰入額の抑制(ー)
- 【売上原価】
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2026年2月期業績予想は達成の見込み
- 通期業績予想に対する売上収益進捗率は 69.0%、3Qの実績に4Q期初受注残高(国内)を含めた通期業績予想に対する売上収益充足率は 87.6%
- 次項の取り組みにより、予想は達成の見込み
連結P/L(商品別売上収益の内容)
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MSRは前年同期比 5.2%増
- 通常調査 5.8%増
- 調査の消化が順調に進んだことにより大きく増額
- 海外関連調査 2.1%減
- 海外関連調査が調査時期ズレによって停滞
- 通常調査 5.8%増
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SaaSは前年同期比 22.2%減
- チームアンケート 13.4%減
- 調査実施時期が4Qにずれた影響を受けたものの、通期では堅調に推移
- binoのサービス終了(2025年7月)等の影響でマイナス
- ただし、binoサービス終了により今期 7百万円のコスト抑制が見込まれる
- チームアンケート 13.4%減
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コンサルその他は前年同期比 9.9%増
- 通常コンサル 1.2%増
- 人手不足を背景としたニーズによる案件数の増加、増強した人員の戦力化が引き続き進む
- 受注増により4Q拡大見込み
- 補助金・助成金コンサル 147.3%増
- 新たな制度に対応し支援ラインナップを拡充することによって売上収益が回復
- コストダウン商材の販売終了予定によるマイナスも発生
- 通常コンサル 1.2%増
連結P/L(四半期推移)
単位:百万円
国内における受注高の推移
単位:百万円
- 受注高は前年同四半期比 36.4%増(MSR 35.5%増、SaaS 11.8%減、コンサルその他 77.6%増)
- MSRの大型継続案件期ズレ分の受注及び増注や新規・復活の獲得も進む
- SaaSはbinoのサービス終了による受注減も影響
- コンサルその他は既存顧客からの増注が進み、4Qにおいては新規の獲得も見込まれる
- 補助金コンサルの採択率が順調に推移
重点活動方針の進捗|収益性の改善
① 更なるMSRのレポート生産コストの低減
- 各種生産性向上の取り組みにより粗利率が 4.3ポイント改善
- LINEとのID連携を進め、LINEを活用したモニターアサインコスト低減
- 新モニターサイトの継続的改善によりモニター謝礼比率が 2.1ポイント減
- AI活用によるレポートチェックの負担軽減
- 人件費比率が 1.8ポイント減、外注費比率が 0.5ポイント減
- 顧客との交渉による販売単価の向上
- 販売単価は前年同期比 7.3%増
② 全社収益性改善運動の展開
- 原価率 68.6%(2.5ポイント改善)
- MSR生産コストの低減、商品仕入・外注費の抑制による
- 販管費率 25.1%(1.6ポイント改善)
- IT構成などの見直しによるコスト抑制
- クラウドサーバーのパフォーマンス最適化と運用効率の向上
- 旅費交通費・接待交際費抑制
- チーム及び個人別予算管理による統制を強化
- 貸倒引当金繰入額抑制
- 取引先からの未入金解消を促進し滞留売上債権の残高減少へ
- IT構成などの見直しによるコスト抑制
※「重点活動方針」は、2025年4月14日開示の「2025年2月期決算説明資料」を参照
連結B/S
資産 負債及び資本
- 3Q累計の営業CF 282百万円、投資CF △95百万円、財務CF 132百万円等により、現金及び現金同等物の残高は前期末から 327百万円増加
- 3Q末のコミットメントライン契約に基づく短期借入の残高は 100百万円
連結CF
- 営業活動によるキャッシュ・フロー
- 3Q税引前損益が 27百万円減少、営業債権の回収額 82百万円増加、棚卸資産が 30百万円増加したため、前年と比較して 2百万円の収入増
- 投資活動によるキャッシュ・フロー
- システム開発費用の支出 2百万円増加したため、前年と比較して 2百万円の支出増
- 財務活動によるキャッシュ・フロー
- 短期借入金の返済額が 50百万円減少、自己株式処分による収入 95百万円が発生したため、前年と比較して 146百万円の収入増
投資判断(AI生成)
投資評価: ★★★
評価の理由:
今回の決算は、売上成長が鈍化する中で、利益率が大幅に改善している点が評価できます。売上収益は前年同期比3.1%増と微増に留まっていますが、営業利益は190.1%増と劇的に改善しており、営業利益率は2.5%から7.2%へと大きく向上しています。これは、MSRの生産コスト低減(粗利率4.3ポイント改善)や、販管費の抑制(旅費交通費、接待交際費、貸倒引当金繰入額の抑制)といった「収益性改善」の取り組みが奏功した結果です。
一方で、売上成長の鈍化は懸念材料です。特にSaaS事業が22.2%減と大きく落ち込んでおり、これはbinoのサービス終了が影響していますが、チームアンケートも13.4%減と低迷しています。MSRは5.2%増と堅調ですが、海外関連調査が停滞しています。受注高は前年同期比36.4%増と好調ですが、これが将来の売上にどの程度反映されるか、またSaaS事業の回復が見えない点がリスクです。
財務体質は、営業CFが堅調で、現金及び現金同等物が増加しており、短期借入金も100百万円と管理されています。しかし、ROEやROAなどの資本効率に関する指標が提示されていないため、資本効率の評価が困難です。
全体として、利益体質への転換は評価できるものの、売上成長の鈍化とSaaS事業の低迷が今後の成長の足かせとなる可能性があります。市場環境や競合優位性に関する情報が限定的であるため、現状の評価は平均的(★3)とします。
投資判断の根拠:
保有。利益率改善のトレンドは継続しており、通期予想達成の見込みも高いため、現状の業績は安定しています。しかし、売上成長の鈍化とSaaS事業の低迷が続く場合、将来的な成長期待は限定的です。現状の収益改善策が持続可能かを見極めるため、保有を推奨します。
重要なポイント:
1. 利益率の劇的な改善: 原価率と販管費率の低減により、営業利益率が7.2%まで改善している点。
2. SaaS事業の低迷: SaaS売上が22.2%減と大きく落ち込んでいる点。
3. MSR事業のコスト削減効果: LINE連携やAI活用による生産性向上が粗利率改善に寄与している点。
4. 受注高の好調: 受注高が36.4%増と高い伸びを示しており、今後の売上への期待が残る点。
会社への質問(AI生成)
SaaS事業の売上減少が継続している背景について、チームアンケートの減少要因と、binoサービス終了以外の要因(競合の台頭や顧客ニーズの変化など)を具体的に教えてください。
MSR事業の海外関連調査が停滞している要因(調査時期ズレ以外)と、今後の回復計画について、具体的な施策と見通しを教えてください。
受注高は好調ですが、受注から売上計上までのリードタイムが長期化している可能性はありますか?特に大型案件の期ズレが継続している場合、将来の売上進捗率への影響をどう見ていますか?
売上倍増のための施策(AI生成)
| 施策名 | 成功率(%) | インパクト | 評価コメント |
|---|---|---|---|
| MSR事業の海外展開加速と現地化 | 60% | S | 海外調査の停滞を打破し、MSRの売上成長を牽引。現地の市場ニーズに合わせた調査手法や価格設定の最適化が必要。 |
| SaaS事業の主力製品(チームアンケート等)の機能強化と価格戦略見直し | 70% | A | 既存顧客の維持と新規顧客獲得のため、競合優位性のある機能追加と、市場価格に合わせた柔軟な価格設定が不可欠。 |
| 補助金・助成金コンサルティング事業の規模拡大 | 80% | A | 既存の成功実績を基に、対応可能な制度の拡充と営業リソースの集中投下で、高成長を維持・拡大する。 |
| MSR事業の販売単価向上施策の継続と強化 | 75% | B | 既に単価向上は進んでいるが、さらなる付加価値提案(例:AI分析レポートの高度化)により、単価上昇を加速させる。 |
最優先戦略(AI生成)
最優先戦略は「MSR事業の海外展開加速と現地化」です。
現状、MSR事業は国内調査の消化が順調に進み、販売単価も向上していますが、海外関連調査が停滞しており、売上成長のボトルネックとなっています。受注高は好調ですが、この成長を維持し売上を倍増させるためには、国内市場の成長限界を見据え、海外市場でのプレゼンスを確立することが不可欠です。
この戦略の成功には、単に海外案件を受注するだけでなく、現地の市場特性や規制、顧客ニーズに合わせた調査手法やレポート形式の「現地化」が求められます。現状の「調査時期ズレ」が継続している場合、それは現地でのオペレーションや顧客との関係構築に課題があることを示唆しています。
具体的な施策としては、海外拠点や提携先の強化、現地スタッフの採用と育成、そして現地の顧客向けに最適化されたサービスパッケージの開発が必要です。特に、AI活用による生産性向上で得られた利益を、海外市場開拓のための先行投資に振り向けることが重要です。この戦略が成功すれば、国内市場の成長鈍化を補い、売上倍増の大きな柱となり得ます。
ITコンサルからの提案(AI生成)
MSR事業の海外展開加速と現地化支援
目的: 海外調査の停滞を解消し、MSR事業のグローバル展開を加速させる。
支援内容:
1. グローバル・オペレーション・プラットフォームの構築: 海外調査のプロセスを標準化し、地域ごとの差異を吸収できる柔軟なワークフローを設計します。これにより、調査のリードタイム短縮と品質の均一化を図ります。
2. データ収集・分析基盤の最適化: 各国のデータプライバシー規制や言語に対応したデータ収集・分析基盤を構築します。AI活用によるレポート作成の自動化を海外拠点でも展開し、生産性を向上させます。
3. 現地パートナー連携管理システムの導入: 海外の調査パートナーや外部リソースとの連携を効率化するため、進捗管理、品質評価、支払いプロセスを一元管理するシステムを導入します。
SaaS事業の機能強化と価格戦略見直し支援
目的: SaaS事業の売上減少を食い止め、成長軌道に戻す。
支援内容:
1. 顧客フィードバック分析基盤の構築: 既存顧客からのフィードバックや利用ログを統合的に分析し、機能改善の優先順位付けをデータに基づいて行います。
2. 価格設定・収益性分析ツールの導入: サービスごとの収益性(LTV/CAC)をリアルタイムで把握し、価格戦略の見直しやアップセル・クロスセルの機会を特定するための分析ツールを導入します。
補助金・助成金コンサルティング事業の効率化
目的: 案件数の増加に対応するための業務効率化と品質維持。
支援内容:
1. ナレッジマネジメントシステムの構築: 制度変更や成功事例、申請書類のテンプレートを一元管理するシステムを構築し、コンサルタント間の情報共有を迅速化します。
2. 申請プロセス自動化ツールの導入: 申請書類の自動生成や進捗管理を効率化するツールを導入し、コンサルタントのコア業務(顧客対応や戦略立案)への集中を支援します。


