Sansan - 2026年5月期 第3四半期 決算説明資料 ★★★★

目次

基本情報

2026 年 5 月期 第 3 四半期実績

第 3 四半期累計実績ハイライト

売上高は堅調な成長、調整後営業利益は過去最高益を達成

  • 売上高は前年同期比 26.1% 増、ARR は同 21.8 %増の 48,013 百万円
  • 調整後営業利益は同 131.1% 増

経理 AX サービス「 Bill One 」の高成長が継続

  • 「 Bill One 」の売上高は、前年同期比 40.7% 増
  • MRR の純増額は 4 四半期連続で拡大

2026 年 5 月期通期業績予想及び中期財務方針( 2027 年 5 月期通期)を上方修正

  • 2026 年 5 月期通期における売上高は前年同期比 24.0% ~ 25.0% 増、調整後営業利益は同 126.0% ~ 143.0% 増を見込む
  • 2027 年 5 月期通期の調整後営業利益率は新たに 20% ~ 23% を見込む

(1) 調整後営業利益:営業利益+株式報酬関連費用+企業結合に伴い生じた費用(のれん償却額及び無形固定資産の償却費)
(2) ARR:Annual Recurring Revenue (年間固定収入)
(3) 経理 AX:AI トランスフォーメーション
(4) MRR:Monthly Recurring Revenue (月次固定収入)

経営成績の概況

売上高は前年同期比 25.3% の増収、調整後営業利益は、利益率が第 2 四半期からさらに向上し、 69.6% 増の大幅増益 経常利益以下の段階利益も大幅に増益

経営成績 2025年5月期 Q3実績 (百万円) 2025年5月期 Q3実績 (百万円) 2026年5月期 Q3実績 (百万円) 前年同期比 2026年5月期 Q3累計実績 (百万円) 前年同期比
売上高 11,078 13,883 +25.3% 39,265 +26.1%
売上総利益 9,660 12,157 +25.8% 34,505 +27.8%
売上総利益率 87.2% 87.6% +0.4pt 87.9% +1.2pt
調整後営業利益 1,806 3,063 +69.6% 6,087 +131.1%
調整後営業利益率 16.3% 22.1% +5.8pt 15.5% +7.0pt
経常利益 1,715 3,051 +77.9% 5,937 +220.2%
親会社株主に帰属する 四半期純利益 1,377 2,149 +56.1% 4,109 +142.1%
EPS 10.69円 16.98円 +58.9% 32.49円 +141.2%

調整後営業利益の増減要因

売上高広告宣伝費率は前年同期比 1.7pt 増も、人件費率は同 4.0pt 低下、地代家賃は同 0.7pt 低下 十分な成長投資を行った上で、売上高販管費率は前年同期比 6.1pt 低下

売上高~調整後営業利益の状況

前年同期 2025 年 5 月期 Q3 実績 (百万円) 2026 年 5 月期 Q3 実績 (百万円) 増減額 増減率
売上高 11,078 13,883 +2,804 +25.3%
売上原価 1,418 1,726 +308 +21.7%
人件費 4,104 4,583 +479 +11.7%
広告宣伝費 902 1,362 +460 +51.1%
地代家賃 455 470 +14 +3.3%
その他の販管費 2,393 2,676 +283 +11.8%
調整後営業利益 1,806 3,063 +1,257 +69.6%
株式報酬関連費用 66 -2 -68
企業結合に伴い生じた費用(のれん償却額及び無形固定資産の償却費) 32 31 -1 -5.3%
営業利益 1,706 3,035 +1,328 +77.8%

セグメント別実績の概況

Sansan / Bill One 事業の売上高は堅調な増収、調整後営業利益は大幅な増益 Eight 事業の売上高は好調な増収、調整後営業利益は黒字を維持

2025年5月期 Q3実績 (百万円) 2026年5月期 Q3実績 (百万円) 前年同期比 2026年5月期 Q3累計実績 (百万円) 前年同期比
売上高 連結 11,078 13,883 +25.3% 39,265 +26.1%
Sansan/Bill One事業 9,668 11,954 +23.6% 34,325 +25.2%
Eight事業 1,324 1,870 +41.1% 4,791 +38.5%
その他 122 107 -12.3% 315 -13.3%
調整額 -36 -48 -167
調整後営業利益 連結 1,806 3,063 +69.6% 6,087 +131.1%
Sansan/Bill One事業 1,680 2,971 +76.8% 5,939 +121.8%
Eight事業 154 117 -24.3% 254 +542.3%
その他 -29 -24 -105

Sansan / Bill One 事業の概況

売上高は、「 Sansan 」の堅調な成長と「 Bill One 」の高成長継続により、前年同期比 23.6% の増収

  • 「 Bill One 」の赤字額が 67 百万円まで縮小(前年同期比 802 百万円改善)した結果、調整後営業利益は 76.8% 増の大幅な増益
Sansan/Bill One 事業 2025年5月期 Q3実績 (百万円) 2026年5月期 Q3実績 (百万円) 前年同期比 2026年5月期 Q3累計実績 (百万円) 前年同期比
売上高 9,668 11,954 +23.6% 34,325 +25.2%
「Sansan」 6,783 7,844 +15.6% 23,026 +17.9%
「Sansan」ストック 6,403 7,404 +15.6% 21,555 +16.7%
「Sansan」その他 379 440 +16.1% 1,470 +37.6%
「Bill One」 2,561 3,581 +39.8% 9,876 +40.7%
その他 323 540 +66.9% 1,423 +65.0%
調整後営業利益 1,680 2,971 +76.8% 5,939 +121.8%
調整後営業利益率 17.4% 24.9% +7.5pt 17.3% +7.5pt

「 Sansan 」:主要指標の状況

営業体制の強化等に伴い、契約件数、契約当たり月次ストック売上高ともに堅調に成長 解約率は 0.54% となり、 1% 未満の低水準を維持

(1) 「 Sansan 」の既存契約の MRR に占める、解約に伴い減少した MRR の割合

「 Bill One 」:主要指標の状況

2026 年 2 月末の ARR は、前年同期比 36.8% 増の 13,878 百万円、 MRR の四半期純増額は 4 四半期連続で拡大 有料契約件数は好調に成長、有料契約当たり月次ストック売上高、解約率は前年同期と同水準で推移

(1) 「 Bill One 」の既存契約の月額課金額に占める、解約に伴い減少した月額課金額の割合

「 Sansan 」: AI 機能による収益基盤の強化と拡大

Sansan のビジネスデータを生成 AI で活用

  • 機能概要: 外部の生成 AI から、「 Sansan 」内のデータを自然言語で参照可能とする機能
  • 開発: 現在、 10 社以上で PoC が進展中
  • 方向性: 全社員での利用をはじめとした「 Sansan 」利用 ID 数の拡大に寄与

「 Sansan 」: AI 機能による収益基盤の強化と拡大

Sansan AI サーチ

  • 主要ターゲット: 「 Sansan 」を契約済で、かつこれから AI 活用を推進しようとしている企業を想定
  • 機能概要: Sansan に蓄積されている情報だけでなく関連する公開情報も集めて要約
  • 提供開始時期: 2026 年夏頃を目途に、標準機能として実装予定
  • 方向性: 新規契約の獲得促進のほか、既存ユーザーの利用による単価上昇に寄与

(1) Salesforce は Salesforce, Inc. の商標であり、許可のもとで使用しています。
(2) Salesforce の標準オブジェクトの情報に限定されます。

「 Bill One 」: AI 機能による収益基盤の強化と拡大

AI 自動照合

  • 主要ターゲット: 「 Bill One 請求書受領」を契約済で、特に請求書処理枚数が多い企業での利用を想定
  • 機能概要: 請求書と発注書・納品書等の仕入れデータを明細単位まで自動照合する機能
  • 提供開始時期: 2025 年 11 月より、提供中
  • 方向性: 大企業の新規契約の獲得促進のほか、既存ユーザーの利用による単価上昇に寄与

「 Bill One 」: AI 機能による収益基盤の強化と拡大

自動承認 高いデータ化精度とつながり情報によって目視での確認をなくしていく
AI自動起票 請求書明細のデータ化と AIによる起票データの学習によって起票作業をなくしていく
主要ターゲット - 「Bill One請求書受領」を契約済で、特に請求書処理枚数が多い企業での利用を想定
機能概要 - 請求書データを基に仕訳情報を自動生成(起票)できるため、承認プロセスまでを一体で自動化可能
提供開始時期 - AI自動起票は、2026年6月より提供予定 - 自動承認は、2026年9月より提供予定
業績寄与の方向性 - 大企業の新規契約の獲得促進のほか、既存ユーザーの利用による単価上昇に寄与

「 Contract One 」: AI 機能による収益基盤の強化と拡大

Contract One AI レビュー

  • 主要ターゲット: 「 Contract One 」を契約済で、かつ AI 活用が進展している企業での利用を想定
  • 機能概要: 過去の契約データを基に自社基準でのレビューを可能にし、取引先との過去の関係性や過去の契約条件を踏まえた判断を支援
  • 提供開始時期: 2026 年 4 月中に、提供予定
  • 方向性: 新規契約の獲得加速のほか、高付加価値機能の提供による単価上昇に寄与

(1) 対応可能な汎用生成 AI サービスは検証中

Eight 事業の概況

BtoB サービスの好調な成長により、売上高は前年同期比 41.1% 増

調整後営業利益は、新規の大型イベントを開催したことにより前年同期比 24.3% 減も、黒字を維持

Eight 事業 2025年5月期 Q3実績 (百万円) 2026年5月期 Q3実績 (百万円) 前年同期比
売上高 1,324 1,870 +41.1%
BtoCサービス 102 112 +9.9%
BtoBサービス 1,222 1,757 +43.8%
調整後営業利益 154 117 -24.3%
調整後営業利益率 11.7% 6.3% -5.4pt
「Eight Team」契約件数 5,236件 5,966件 +13.9%

業績見通しの上方修正

2026 年 5 月期通期業績予想及び中期財務方針( 2027 年 5 月期通期)の上方修正

売上高・調整後営業利益の下限を上方修正

2026 年 5 月期 通期業績予想

  • 売上高は前年同期比 24.0% ~ 25.0%
  • 調整後営業利益は同 126.0% ~ 143.0%
  • 調整後営業利益率は 15.0% ~ 16.0%

中期財務方針( 2027 年 5 月期通期)

  • 調整後営業利益率の下限を上方修正
  • 調整後営業利益率は 20% ~ 23% を見込む

2026 年 5 月期通期業績予想の上方修正

第 3 四半期までの順調な進捗を受け、 2026 年 5 月期通期業績予想を上方修正

~ 売上高は 53,571 百万円~ 54,003 百万円、調整営業利益は 8,035 百万円~ 8,640 百万円、調整後営業利益率は 15.0% ~ 16.0% を新たに見込む

業績見通し 2026年5月期 期初計画 (百万円) 前年同期比 2026年5月期 修正計画 (百万円) 前年同期比
売上高 52,707~54,003 +22.0%~+25.0% 53,57154,003
+24.0%+25.0%
Sansan/Bill One事業 45,720~47,232 +21.0%~+25.0% 46,66547,232
+23.5%+25.0%
「Sansan」 30,781~31,316 +15.0%~+17.0% 30,91531,316
+15.5%+17.0%
「Bill One」 13,217~13,706 +35.0%~+40.0% 13,55913,755
+38.5%+40.5%
Eight事業 6,415~6,718 +27.0%~+33.0% 6,5676,718
+30.0%+33.0%
調整後営業利益 6,851~8,640 +92.7%~+143.0% 8,0358,640
+126.0%+143.0%
調整後営業利益率 13.0%~16.0% +4.8pt~+7.8pt 15.0%16.0%
+6.8pt+7.8pt

中期財務方針( 2027 年 5 月期通期)の上方修正

~ 2027 年 5 月期における調整後営業利益率は、新たに 20% ~ 23% を見込む 売上高や調整後営業利益の見通し詳細については、 2026 年 7 月予定の通期決算発表の際に開示を予定

補足資料

グループ概要

ミッションとビジョン

Mission
出会いから イノベーションを生み出す

Vision
ビジネスインフラになる

これまでの歩み

2008 年~ 2012 年 5 月期

2013 年~ 2019 年 5 月期
* 大型資金調達による 投資の強化
* 累計 100 億円を超える資金調達を実施
* 2014 年 5 月期
* 「 Sansan 」のテレビ CM 第 1 弾を放送開始
* 商号を Sansan 株式会社へ変更




2020 年 5 月期~
* ビジネス領域の拡大
* 2020 年 5 月期:東京証券取引所マザーズに上場
* 経理 AX サービス「 Bill One 」を提供開始
* 2021 年 5 月期:東京証券取引所市場第一部に上場市場変更
* 2022 年 5 月期:取引管理サービス「 Contract One 」を提供開始
* 東京証券取引所プライム市場に移行
* 2025 年 5 月期:「 Bill One 経費」「 Bill One 債権管理」を提供開始
* 2026 年 5 月期:データクオリティマネジメント 「 Sansan Data Intelligence 」を提供開始

  • 2025 年 5 月期 連結売上高 43,202 百万円

(1) グラフは、各年 5 月期の売上高( 2016 年 5 月期以前は単体売上高、 2017 年 5 月期以降は連結売上高)

働き方を変える AX サービス

人や企業との出会いをビジネスチャンスにつなげる「働き方を変える AX ( AI トランスフォーメーション)サービス」を提供

「アナログからデジタル」に着目した SaaS

紙をはじめとしたアナログな業務フローが残っていることで、デジタル化による大きな効率化の余地があることに注目 さまざまなアナログ情報をスピーディかつ正確にデータ化し、業務の生産性の向上やデータ活用による利便性を提供

主要サービスの開始時期

2008 年 5 月期に創業し、「 Sansan 」の提供を開始 その後も複数のサービスを創出し、 2020 年に提供を開始した「 Bill One 」が急速なスピードでの成長を実現

(1) グラフは、各サービスの売上高を積み上げたもの。主要サービスの売上比率は、 Sansan : 62 % Bill One : 23 % Eight : 12 %

セグメント概要

Sansan / Bill One 事業と Eight 事業の 2 つの報告セグメントで構成

全体に占める売上高比率 (2) 主なサービス
Sansan / Bill One 事業 「 Sansan 」 59%
「 Bill One 」 25%
Eight 事業 BtoC サービス 1%
BtoB サービス 11%
その他 その他 4%

(1) 報告セグメント外の僅少なその他のサービスはその他、連結消去(売上高)は調整額に計上
(2) 2026 年 5 月期 第 3 四半期累計実績

追い風となる市場環境

AI 関連市場は急速な成長が見込まれる

Sansan / Bill One 事業

「 Sansan 」:サービス概要

人物や企業、活動に関する情報から、全社で共有できるデータベースを構築

  • 「 Sansan 」を活用することで、ビジネス機会の最大化による売上拡大と生産性の向上によるコスト削減を実現

ビジネス機会の最大化による売上拡大

  • 名刺やメールを基に人脈を可視化
  • 240 万件を超える企業情報を搭載
  • 商談履歴等の活動情報を蓄積
  • 営業のチャンスを可視化し、売上拡大を実現する

生産性の向上によるコスト削減

  • 名刺関連の業務を効率化して全社の生産性を向上
  • 商談準備を効率化して営業組織の生産性をさらに向上
  • 全社の無駄な時間を削減し、確実な費用対効果を生み出す

「 Sansan 」:データベースの搭載情報

名刺だけでなく、メールや商談のメモ等、日々のビジネス活動を手間なくデータ化 240 万件を超える企業情報や 20 万件を超える役職者情報の付加により、独自のビジネスデータベースを構築

当社が独自に収集している情報 企業概要 契約情報(1)
事業の概要や資本金、従業員数、売上高等 顧客と取り交わした契約内容の情報
拠点情報 企業の最新動向や導入している IT サービスの情報
役職者情報 公開されている 20 万件の役職者情報
リスク情報 連携先の外部ベンダーが保有する取引リスク情報

(1) 別途「 Contract One 」の契約が必要

「 Sansan 」:顧客規模別収入構成(ストック収入)

小規模から大規模に至るまで、全ての企業規模カテゴリでの成長を実現

「 Sansan 」: Net Revenue Retention (既存顧客における売上高維持率)

既存顧客に対するアップセルが順調に進んだ結果、安定的にネガティブチャーン(1) を実現

「 Sansan 」:圧倒的な認知度と市場シェア

BtoB 領域において高い認知度を獲得し、圧倒的な市場シェアを確立 法人向け名刺管理サービス市場における売上高シェアは 13 年連続 No. 1

  • 2024 年売上高シェア(1)
    • 法人向け有料名刺管理サービスは、 名刺データを活用した営業 DX の普及、 SFA(2) や CRM(3) 等、他ソリューションとの連携や 新機能の搭載により、さらなる市場拡大を見込む
    • 法人向け名刺管理サービス市場は 2013 年比で約 21 倍に拡大、 2026 年には約 355 億円規模へ成長する見込み
    • シェア 85.8%

(1) 「営業支援 DX における名刺管理サービスの最新動向 2026 」( 2026 年 1 月シード・プランニング調査)
(2) 営業支援システム
(3) 顧客管理システム

「 Sansan 」:日本国内における潜在市場規模

多くの企業で利用従業者は限定的であり、日本だけでも数十倍の開拓余地が存在

「 Sansan 」

日本の企業規模区分 (従業者数) 「 Sansan 」利用企業カバー率 (1) (前年同期末比) 「 Sansan 」利用従業者カバー率 (1) (前年同期末比)
1,000 人以上 24.5% ( +5.3pt ) 6.8% ( +1.0pt )
100 人~ 999 人 6.0% ( +1.0pt ) 4.8% ( +0.4pt )
99 人以下 0.3% (-) 2.0% ( +0.2pt )

利用者の拡大余地 数十倍の

(1) 分母は総務省統計局「令和 3 年経済センサス活動調査」を基にした数値、分子は 2026 年 5 月期第 3 四半期末における「 Sansan 」の契約件数及び合計 ID 数を基に算出

「 Sansan 」:料金プラン

従業員規模等に応じた固定費用をベースに、利用機能によって異なる 3 つのエディションを用意

基本機能 (エディション) Lite Standard Advanced
名刺管理機能
ビジネスデータベース機能
デジタル名刺ソリューション
固定費用 (「 Sansan 」ストック売上高) 従業員規模(または契約 ID 数)に応じた費用
オプション機能 高度なデータ活用を可能とするオプション機能等の費用
その他費用 (「 Sansan 」その他売上高 (1) ) 導入支援プランを個別見積もり
カスタマーサクセス

(1) 「 Sansan 」その他売上高には、初期費用とカスタマーサクセス費用のほか、データ化件数上限を超えた際に発生する従量課金収入等を含む

「 Bill One 」:サービス概要

請求書受領、経費精算、債権管理といった全社に関係する証憑が必要な業務の AX を実現

証憑が関係する業務プロセスを根底から変え、組織全体の生産性向上を実現

「 Bill One 」:「 Bill One 請求書受領」の概要

あらゆる形式の請求書をオンラインで受領可能にし、正確なデータ化を通じて請求書業務の AX を促進 「 Bill One 」の導入により、さまざまな法改正等へのスムーズな対応や月次決算早期化を実現

  • ①請求書の集約 ②正確・迅速なデータ化 ③後続業務をデジタル化
    • あらゆる請求書を 精度 99.9 % (2) 、翌営業日中に 各拠点・部署の処理、
    • 形式を問わずにデータ化 保管業務をデジタル化

(1) 請求書ダウンロードサイトの使用や変更、メンテナンス等により受領できない場合があります
(2) 当社が規定する条件を満たした場合のデータ化精度

「 Bill One 」:「 Bill One 経費」の概要

「 Bill One ビジネスカード」を全従業員に配布することで、経費精算の課題を根本から解決 立替経費をなくし、月次決算を加速

  • カードを発行し、決済: リアルカード、バーチャルカード
  • 証憑をデータ化し利用明細を即時に反映: 証憑提出を自動で依頼、適格請求書の要件を自動で判定(2)
  • 自動照合: 利用明細と証憑を自動突合。

(2) 特許取得済:特許第 7617181 号
(1) Sansan 株式会社が規定する条件を満たした場合のデータ化精度

「 Bill One 」:「 Bill One 債権管理」の概要

リアルタイムに債権状況を可視化し、債権管理プロセスを一元化 入金情報と債権情報を 100% マッチングすることで根本的な課題を解決

  • ①リアルタイム入金消込 ②債権管理情報を一元管理 ③債権管理業務の集約
    • 入金と債権情報を 100% マッチングし、 請求や入金、督促、社内確認状況等、
    • 請求や入金消込、未入金管理、督促等
    • 一連の業務をワンストップで効率化

(1) 住信 SBI ネット銀行の銀行代理業者としてのサービス「 Bill One Bank 」によって、バーチャル口座の提供を実現します
(2) 今後提供予定

「 Bill One 」:顧客規模別収入構成(ストック収入)

小規模から大規模に至るまで、全ての企業規模カテゴリでの成長を実現

「 Bill One 」: Net Revenue Retention (既存顧客における売上高維持率)

既存顧客に対するアップセルが順調に進んだ結果、安定的にネガティブチャーンを実現

「 Bill One 」:圧倒的な認知度と市場シェア

BtoB 領域において高い認知度を獲得し、圧倒的な市場シェアを確立 クラウド請求書受領サービス市場における売上高シェアは 4 年連続 No.1

請求書受領サービスは、 AI 機能の普及によるバックオフィス 業務自動化の進展に加え、用途別に分散していた製品の 同一ベンダーへの集約が進むことで、さらなる市場拡大を見込む

(1) デロイトトーマツミック経済研究所「 AI 活用により新たな局面に突入するクラウド請求書受領サービス市場」(ミック IT リポート 2025 年 12 月号)

「 Bill One 」:日本国内における潜在市場規模

日本国内だけでも大きな開拓余地が存在

「 Bill One 」

日本の企業規模区分 (従業者数) 利用企業カバー率 [ (1)]
(前年同期末比)
1,000 人以上 8.6% ( +3.5pt )
100 人~ 999 人 3.8% ( +1.1pt )
99 人以下 0.1% (-)

利用企業の拡大余地 数十倍の

(1) 分母は総務省統計局「令和 3 年経済センサス活動調査」を基にした数値、分子は 2026 年 5 月期第 3 四半期末における「 Bill One 」の有料契約件数を基に算出

「 Bill One 」:インボイスネットワーク

2026 年 2 月末のインボイスネットワーク参画企業数は約 25.8 万社 ネットワーク上でやりとりされる請求書金額の合計額は、 2026 年 2 月実績を年換算すると約 65 兆円

「 Bill One 」:料金プラン

データ化件数に応じた課金モデル

「 Contract One 」:サービス概要

契約書をはじめとする取引書類をデータ化し、取引の条件や変遷を可視化することで、企業の利益を守る、取引管理サービス

「 Contract One 」: AI を活用した機能例

GPT を活用した AI 要約機能等を提供

言語解析 AI も活用することで、契約書の内容をより高精度に解析可能

  • 「契約ツリー」「契約状況判定」
  • 「文書比較」
  • 「拡張項目の AI 自動入力」
  • 「 AI 要約機能」

事業 Eight

「 Eight 」:サービス概要

デジタル名刺交換や交換した名刺を管理する機能を備えた、多くのビジネスパーソンが利用する名刺アプリ

名刺アプリ

Eight は価値ある出会いをつなぐ、 ビジネスのための名刺アプリです。

  • アプリを開いてすぐ名刺交換
  • 名刺を撮影するだけで簡単に管理・検索
  • 異動・昇進・転職等の近況情報が届く

名刺交換、名刺管理を通じてビジネス機会を創出するアプリを提供

「 Eight 」:マネタイズプラン

ユーザーネットワークを活用した企業向けサービスによるマネタイズ

個人向けサービス BtoC 企業向けサービス BtoB
名刺データダウンロード等の追加機能が利用可能な個人向けサービス 名刺共有を企業内で可能にするサービス
イベントサービス BtoB 採用関連サービス BtoB
「 Eight 」におけるビジネスネット ワークを活用した各種ビジネスイベントサービス 「 Eight 」内の転職潜在層にリーチ可能なプロフェッショナルリクルーティング

サステナビリティに関する取り組み

重要課題(マテリアリティ)

環境・社会・ガバナンスにおける重要課題(マテリアリティ)を特定し、長期的な定量目標を設定 本業を通じて、これら課題解決に取り組み、 SDGs 達成及び持続可能な社会構築への貢献を目指す

  • ( 1 )安全かつ安定的なインフラサービスの提供
  • ( 2 )データプライバシーの保護と情報セキュリティの徹底
  • ( 3 )生産性向上に寄与する AX サービスの推進
  • ( 4 )革新的なビジネスインフラの創造
  • ( 5 )人材の採用・育成・活躍推進
  • ( 6 )ダイバーシティ・エクイティ & インクルージョンの推進
  • ( 7 )コーポレートガバナンスの強化
  • ( 8 )コンプライアンスの徹底
  • ( 9 )気候変動問題への対応
  • ( 10 )自然資源の効率的活用
評価指標 2030年5月期目標 (1) 2025年5月期実績 (1) 評価指標 2030年5月期目標 (1) 2025年5月期実績 (1)
当社サービスでのアナログ情報のデータ化件数 5億件 2.7億件 (2) リファラル採用比率 35% 12.1%
当社サービス利用者数 2,000万人 980万人 (2) Unipos (3) 投稿率 80% 59.5%
女性管理職比率 30%以上 20.2%
女性従業員比率 45%以上 37.0%
評価指標 2030 年 5 月期目標(1) 2025 年 5 月期実績(1) 評価指標 2030 年 5 月期目標(1) 2025 年 5 月期実績(1)
重要なインシデント 発生件数 0 件 0 件 女性取締役比率 30% 以上 20.0%
個人情報保護士取得率 80% 以上の維持 90.6% スコープ 1+2(4) カーボンニュートラル 575t-CO₂
コンプライアンス関連の 研修受講率 100% 100% 当社サービスにおける ペーパーレス機能の 利用件数 1.2 億件 0.2 億件(2)
重大なコンプライアンス 違反件数 0 件 0 件

(1) 当社単体の実績・目標を記載
(2) 「 Sansan 」「 Bill One 」「 Contract One 」「 Eight 」における該当実績を集計
(3) Unipos 株式会社が提供するピアボーナスを軸とする全従業員参加型のプラットフォームサービス
(4) スコープ 1 は、当社が所有するオフィスや設備において直接排出された GHG 排出量を集計。スコープ 2 は、各オフィスにて購入した電力や熱エネルギー等の使用を通じて間接的に排出された GHG 排出量を集計

サステナビリティ情報の強化

当社コーポレートサイト内サステナビリティページにおける ESG データを拡充 「統合報告書 2025 」を発行し、サステナビリティに関する情報を拡充

  • サステナビリティページ
    • 日本語: https://jp.corp-sansan.com/sustainability/
    • English : https://www.corp-sansan.com/sustainability/
  • 統合報告書
    • 日本語: https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library/report.html
    • English : https://ir.corp-sansan.com/en/ir/library/report.html

その他

外部評価

ESG やサステナビリティ、 IR 活動に関するさまざまな外部評価を獲得

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★★

評価の理由:
本企業は、SaaSビジネスモデルの強みを活かし、売上高と利益の両面で高い成長を達成しています。特に、中核事業である「Sansan」と成長ドライバーである「Bill One」のARR成長率が堅調であり、既存顧客からの収益維持率(NRR)がネガティブチャーンを維持している点は、顧客基盤の強固さとアップセル・クロスセルの成功を示唆しています。

第3四半期累計では、売上高が前年同期比26.1%増、調整後営業利益が同131.1%増と、利益成長が売上成長を大きく上回っています。これは、売上総利益率の改善(+1.2pt)と、販管費率の低下(特に人件費率の低下-4.0pt)によるものであり、スケールメリットが明確に出始めている証拠です。

第2四半期実績と比較すると、第3四半期は売上高成長率が微減(Q2: +28.0% → Q3: +25.3%)したものの、調整後営業利益率はQ2の18.7%からQ3で22.1%へとさらに改善しており、収益性の向上が加速しています。

中期的な成長戦略として、AI機能の導入による既存サービスの高付加価値化と単価向上、および新規顧客獲得の促進が明確に示されており、市場シェアの高さ(Sansan 85.8%、Bill One No.1)が競争優位性を裏付けています。

投資判断の根拠:
買い。高い成長率と収益性の改善が両立しており、市場シェアの高さとAI活用による将来の成長ドライバーが明確です。特に、Bill Oneの収益化が急速に進んでおり、中期的な利益率目標(2027年5月期20%〜23%)達成の蓋然性が高まっています。

重要なポイント:
1. 高成長と収益性の両立: 売上高成長率25%超を維持しつつ、調整後営業利益率がQ3で22.1%に達し、スケールメリットが顕在化している。
2. Bill Oneの急速な収益化: 売上高成長率40%超を維持し、赤字額が大幅に縮小(Q3で802百万円改善)し、収益化フェーズへ移行している。
3. 強固な顧客基盤とアップセル: NRRがネガティブチャーンを維持しており、既存顧客からの安定的な収益拡大が見込める。
4. 市場シェアの優位性: Sansan(85.8%)、Bill One(No.1)という圧倒的な市場ポジションが競争優位性の源泉となっている。

会社への質問(AI生成)

[「Bill One」の売上高成長率がQ3で39.8%(累計40.7%)と非常に高い水準にあるにもかかわらず、通期見通しでは2026年5月期で38.5%〜40.5%と、第3四半期実績を下回る成長率を計画しているのはなぜですか。特に、AI機能の導入が本格化する中で、成長の鈍化要因を具体的に教えてください。]

[Eight事業の調整後営業利益率がQ3で6.3%と、Q2の11.9%から大幅に低下した主な要因は何ですか。新規の大型イベント開催による一時的な費用計上と説明されていますが、イベントの具体的な内容と、来期以降の利益率回復見通しについて詳細を教えてください。]

[「Sansan」の利用従業員カバー率が1,000人以上の企業で6.8%と、潜在市場に対する浸透度が低いままです。このセグメントの新規開拓戦略において、競合他社に対する優位性(特にAI機能導入後の差別化)と、営業リソース配分の具体的な計画を教えてください。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
Bill Oneのエンタープライズ向けクロスセル強化 85% S Bill Oneの成長をさらに加速させるため、既存のSansan顧客基盤(特に大企業)に対し、経理AXのフルラインナップ(請求書受領、経費、債権管理)をパッケージで提案し、導入企業あたりの単価(ARPU)を向上させる。AI自動起票・自動承認機能の提供開始を契機とする。
SansanのAI機能による単価向上とID数拡大 80% A 既存顧客向けに、AIサーチやAIレビュー機能の導入を前提とした高付加価値プラン(Advancedエディション等)への移行を強力に推進する。利用ID数の拡大を促すことで、ストック売上高の成長率を維持・向上させる。
Contract Oneの本格的な収益化とクロスセル 70% B Contract OneのAIレビュー機能提供開始を機に、Sansan/Bill One顧客へのクロスセルを強化する。特に法務・管理部門へのアプローチを強化し、契約管理市場でのシェア獲得を目指す。
Eight事業のBtoBサービス(採用・イベント)の強化 60% B BtoCの成長鈍化が見られるため、高単価なBtoBサービス(特に採用関連)の売上比率を高める。Eightのユーザー基盤を活かしたイベントサービスも強化し、Eight事業全体の収益性を改善する。

最優先戦略(AI生成)

上記の施策の中で最も優先すべきは、「Bill Oneのエンタープライズ向けクロスセル強化」です。

理由と詳細:
現在、Sansan事業は成熟期に入りつつあり、売上高シェア85.8%を維持しながらも、成長率は15%〜17%程度に落ち着いています。一方、Bill One事業は売上高成長率40%前後を維持し、収益化のフェーズに入っています。中期的な売上倍増のためには、成長ドライバーであるBill Oneの成長をさらに加速させ、収益性を高めることが不可欠です。

Bill Oneの潜在市場カバー率は大企業(1,000人以上)で8.6%と低く、Sansanが既に強固な顧客基盤を持つエンタープライズ領域でのクロスセルは、成功率が高く、インパクトも大きいです。特に、AI自動起票(2026年6月提供予定)や自動承認(2026年9月提供予定)といった、経理業務の根幹に関わる機能が提供されるタイミングは、既存のSansan顧客に対してフルラインナップでの提案を行う絶好の機会となります。

この戦略の成功は、Sansanの既存の信頼関係とデータ基盤を最大限に活用し、Bill OneのARPUを飛躍的に向上させることに直結します。これにより、Sansan/Bill One事業全体の成長率をさらに押し上げ、中期的な利益率目標達成を確実なものにできます。

ITコンサルからの提案(AI生成)

「Bill Oneのエンタープライズ向けクロスセル強化」をITコンサルタントの視点から支援するための具体的な施策を提案します。マーケティング活動ではなく、既存システムの最適化とデータ活用に焦点を当てます。

  1. 統合顧客データプラットフォーム(CDP)の構築と活用:

    • 目的: Sansan、Bill One、Contract Oneの顧客データを統合し、エンタープライズ顧客ごとの利用状況、契約状況、AI機能の利用度合いをリアルタイムで可視化する。
    • 期待される効果: どの顧客がどのサービスを導入しており、どのAI機能の導入余地があるかを正確に把握し、クロスセル提案の精度と成功率を向上させる。営業担当者が顧客の「デジタル成熟度」を把握し、最適な提案(例:Bill Oneの債権管理やContract OneのAIレビュー)を的確に行えるようになる。
  2. Bill OneのAI機能導入プロセスの標準化と自動化:

    • 目的: AI自動照合、AI自動起票、自動承認機能の導入・設定プロセスを標準化し、導入期間を短縮する。特にエンタープライズ向けでは複雑な既存システム連携がボトルネックとなるため、連携インターフェースのテンプレート化を進める。
    • 期待される効果: 導入リードタイムの短縮により、ARPU向上施策の展開スピードが向上する。また、導入後の初期設定ミスを減らし、顧客満足度を維持することで、ネガティブチャーンの防止にも寄与する。
  3. 内部業務プロセスのデジタルツイン化とボトルネック分析:

    • 目的: 請求書処理や経費精算の現状の業務フローをデジタルツインとしてモデル化し、Bill One導入後の効果をシミュレーションする。特に、AI機能が適用されるポイントと、手作業が残るポイントを特定する。
    • 期待される効果: 提案フェーズで具体的なROI試算を高度化し、エンタープライズ顧客の意思決定を強力に支援する。また、自社内の業務プロセスを最適化し、サポート体制の効率化にもつなげる。