一家ホールディングス - 2026年3月期第2四半期決算説明資料 ★★

目次

基本情報

2026年3月期第2四半期 決算説明資料

2025 年 11 月 21 日

Ikka Holdings Co., Ltd.

1. 2026年3月期業績動向

業績の季節変動について

飲食事業・ブライダル事業ともに第3四半期に売上・利益ともに増加する傾向にあります。
当社グループにおいて、過去の実績からも第3四半期において通期利益に対しての利益寄与の割合が他四半期に比べ非常に高くなる傾向にあります。
その要因として、第1~2四半期において、飲食事業の新規出店を集中し、それに伴う出店コストや人員確保のための採用費、新卒入社での人員増による人件費の増加などにより、費用が先行する形になる一方、飲食事業では忘年会等の需要が高まる12月の客数の増加、ブライダル事業では婚礼の需要が高まる10~11月の婚礼施行数の増加などにより売上が増加することに加え、第3四半期は第1~2四半期に新規出店した店舗の売上の寄与もあり、売上高および営業利益が増加する傾向があります。

2026年3月期業績動向(グループ連結計:通期業績予想進捗)

売上高は通期業績予想に対し44.9%で推移いたしました。最大繁忙期の12月に向けた飲食事業の新規出店、人材採用・新卒教育費などにより費用が先行しておりますが、それについても計画に織り込んでおり、業績予想に対し好調に推移しております。

26 3月期.
通期予想
構成比 26 3月期.
第2四半期
構成比 対通期予想
達成率
売上高 11,629 5,215 44.9%
売上総利益 7,871 67.7% 3,528 67.6% 44.8%
販売費及び
一般管理費
7,550 64.9% 3,574 68.5% 47.3%
営業損益 320 2.8% ▲46
経常損益 286 2.5% ▲69
親会社株主に帰属する
当期純損益
179 1.5% ▲52

単位(百万円)

2026年3月期業績動向(グループ連結計:前年同期比)

グループ連結計は、前年同期比で売上高は114.7%と増収となりました。飲食事業店舗のメニュー価格見直しを行ったことが大きく寄与し、原価率が適正化されたことで、赤字幅が縮小いたしました。

25 3月期.
第2四半期
構成比 26 3月期.
第2四半期
構成比 前期差 増減率
売上高 4,546 5,215 668 +14.7%
売上総利益 3,022 66.5% 3,528 67.6% 505 +16.7%
販売費及び
一般管理費
3,240 71.3% 3,574 68.5% 334 +10.3%
営業損失 ▲217 ▲46 171
経常損失 ▲229 ▲69 160
親会社株主に
帰属する
当期純損失
▲158 ▲52 105

単位(百万円)

2026年3月期業績動向(飲食事業:前年同期比)

飲食事業は前年同期比108.7%と増収となり、メニュー価格見直しによる原価率の適正化、売上高増加に伴う販管費率が低下したことにより黒字化。

25 3月期.
第2四半期
構成比 26 3月期.
第2四半期
構成比 前期差 増減率
売上高 3,851 4,186 335 +8.7%
売上総利益 2,594 67.4% 2,868 68.5% 274 +10.6%
販売費及び
一般管理費
2,647 68.7% 2,806 67.0% 158 +6.0%
営業損益 ▲53 61 1.5% 115

・新規出店2店舗。
・不採算店舗の業態変更2店舗。
・既存店売上高は前年同期比102.8%と堅調に推移。
・メニュー価格改定により客単価が上昇。

・各業態においてメニュー価格の見直しにより原価率が適正化。

・新規出店2店舗の開業経費、業態変更2店舗の改装に伴う経費を計上。
・店舗数増加に伴い、人件費、水道光熱費、地代家賃をはじめとする各種販管費が前年同期比で増加。
・売上高の増加に伴い、販管費率としては減少。

単位(百万円)

2026年3月期業績動向(ブライダル事業:前年同期比)

ブライダル事業は前年同期比で117.2%と増収となり、売上高増加に伴う販管費率が低下したことにより前年同期比で赤字幅が縮小。

25 3月期.
第2四半期
構成比 26 3月期.
第2四半期
構成比 前期差 増減率
売上高 695 814 119 +17.2%
売上総利益 428 61.6% 489 60.1% 61 +14.4%
販売費及び
一般管理費
601 86.6% 647 79.4% 45 +7.5%
営業損失 ▲173 ▲157 16

・婚礼施行数は、前期の受注が好調に推移したことが奏功し、前年同期比で増加。
・婚礼組人数・組単価は、小人数での挙式件数の割合が高まったことにより、前年同期比で減少。
・宴席及びレストランは好調に推移。

・少人数での挙式件数が増加したことにより、婚礼のドレスなどの付帯原価率が上昇。

・婚礼施行数増加により、人件費、外注費などの各種販管費が前年同期比で増加。
・積極的な販促施策強化により、広告宣伝費が前年同期比で増加。
・売上高の増加に伴い、販管費率としては減少。

単位(百万円)

2026年3月期業績動向(レジャー事業:前年同期比)

2024年4月に(株)一家レジャーサービスを設立いたしました。前期は飲食事業として運営していたバーベキュー・ビアガーデン業態店舗について、同社での運営に切替え、レジャー事業セグメントとして計上しております。

25 3月期.
第2四半期
構成比 26 3月期.
第2四半期
構成比 前期差 増減率
売上高 213 213
売上総利益 169 79.2% 169
販売費及び
一般管理費
3 137 64.2% 133 +3856.2%
営業損益 ▲3 31 15.0% 35

・2024年4月に(株)一家レジャーサービスを設立。
・今期よりバーベキュー・ビアガーデン業態店舗を運営。
・THE BOTANICAL RESORT『林音』の運営に係る業務委託料を売上高として計上。

・前期は、2025年11月にオープン予定のTHE BOTANICAL RESORT『林音』の開業準備に係る経費を計上。
・今期は、THE BOTANICAL RESORT『林音』の開業経費のほか、バーベキュー・ビアガーデン業態店舗に係る経費を計上したことにより、前年同期比で販管費が増加。

単位(百万円)

2026年3月期業績動向(貸借対照表)

売上が好調に推移したことに加え、当中間連結会計期間に7.3億円の借入を実行したことにより、安定したキャッシュポジションを維持しております。

単位(百万円) 25 3月期.
26 3月期.
第2四半期
前期差
資産の部
流動資産 2,071 2,004 ▲67
固定資産 3,638 4,003 365
資産合計 5,709 6,008 298
負債の部
流動負債 1,869 1,924 55
固定負債 2,943 3,157 214
負債合計 4,812 5,082 269
純資産の部
純資産合計 897 925 28

現金及び預金▲103百万円
有形固定資産+223百万円
投資その他の資産のその他+120百万円
1年内返済予定の長期借入金+70百万円
未払金▲43百万円
長期借入金+180百万円
利益剰余金▲52百万円
その他有価証券評価差額金+68百万円

2. 上半期の取組みについて

新規出店の状況について

今期は、9月までに新規2店舗を出店、既存店2店舗を業態変更し、直営店は合計89店舗となりました。

■飲食事業グループ店舗数推移

2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
2Q
屋台屋博多劇場 48 46 44 47 50 50
大衆ジンギスカン
酒場
ラムちゃん
10 11 12 12 14 15
こだわりもん一家 7 7 5 4 5 6
にのや 1 2 4 7 9 10
韓国屋台ハンサム 3 7 7 4
その他 2 2 3 7
合計 69 71 74 80 92 89

※該当期末日時点における店舗数を記載しております。
※2022年4月1日より㈱Egoを子会社化し、「肉のウヱキ」の店舗数を上記グラフのその他業態に含めております。
※2025年3月期のその他に含まれていた、バーベキュー・ビアガーデン業態の3店舗に関しては、2026年3月期よりレジャー事業での運営に切り替えている為、2026年3月期より飲食事業グループ店舗数に含めておりません。

飲食既存店売上高 前年同期比推移

飲食事業既存店売上高は前年同期比102.8%と堅調に推移しております。

(注) 1.既存店とは、新規開店した月を除き、18ヶ月以上経過した店舗としております。だだし、改装等により稼働していない期間があった店舗は当該月を除外しております。
2.直営店舗のみを対象としております。

新規出店について

新規出店については、(株)一家ダイニングプロジェクトで5店舗、(株)Egoで1店舗、グループ合計6店舗の出店を計画しております。

■(株)一家ダイニングプロジェクト

・大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん成田店 2025年6月11日OPEN
・こだわりもん一家成田店 2025年6月20日OPEN

業態変更について

業績不振店舗であった「韓国屋台ハンサム」の2店舗をそれぞれ「屋台屋博多劇場」、「寿司トおでんにのや」に業態変更いたしました。

2025年5月1日 業態変更

2025年5月9日 業態変更

飲食事業の業態について

今後は「屋台屋博多劇場」・「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」・「にのや」を中心に新規出店しながら、飲食事業の収益性の向上を図ってまいります。

  • こだわりもん一家 - 6店舗
    千葉県内で展開。創業の業態であり、おもてなしの根幹となる業態。積極的に展開はしないものの、飲食事業の重要な業態として今後も大切に育てていく。
  • 屋台屋博多劇場 - 4店舗
    不調な店舗においては退店・業態変更をし、新規出店はせず、既存店の磨き込みに注力し、業績向上を図る。
  • 大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん - 4店舗
    既存店は好調に推移。今後も少しずつ出店を拡大。
    ※ (株)一家ダイニングプロジェクトで運営 (株) Egoで運営

ブライダル事業について

引続き、新規来館数向上のための集客施策に注力し、受注拡大・売上高拡大を図って参ります。

  • 大型連休や集客繁忙期に合わせ、定期的な自社集客イベントの実施。(年6回のブライダルフェアを開催。)
  • SNS広告強化による集客数増加。インスタグラム初期認知広告が、集客拡大に大きく寄与。

レジャー事業について

日本初の泊まれる体験型植物園、「THE BOTANICAL RESORT『林音』(ザボタニカルリゾートリンネ)」の開業準備に注力してまいりました。

  • 2025年9月24日に、「THE BOTANICAL RESORT『林音』」の本サイト(https://rinne-resort.jp/)を公開し、宿泊予約の受付を開始いたしました。

レジャー事業として、今期はバーベキュー・ビアガーデン業態の店舗を3店舗運営しております。

3. 下半期の取組みについて

下半期の新規出店について

現在、下半期は新規1店舗の出店が決定しております。

■新規出店
(株)Ego
・肉のウヱキ 本八幡店 12月9日OPEN予定

飲食事業繁忙期施策

最大繁忙期に向け、各業態で様々な施策を行い、忘年会・新年会需要の取込みに注力し、売上の最大化を図ります。

ブライダル事業 下半期施策

引続きSNS活用による集客強化に注力するとともに、クリスマス商戦・繁忙期の売上拡大に注力してまいります。

  • SNS広告の強化により来館数の増加を図る。
    Instagram広告の一例

  • クリスマス商戦戦略
    ・クリスマスディナーコースの販売
    ・パティシエ監修「シュトーレン」の販売
    ・挙式後の新郎新婦様向けイベント「プレオブクリスマス」の開催


THE BOTANICAL RESORT『林音』について

2025年11月29日に、「THE BOTANICAL RESORT『林音』(ザボタニカルリゾートリンネ)」のOPENいたします。

  • 茨城県植物園及び茨城県民の森を、「泊まる」・「癒される」・「食べる」・「遊ぶ」といった複数の体験要素を掛け合わせた日本初の“泊まれる体験型植物園”へとリニューアルいたします。
  • 施設の本サイト(https://rinne-resort.jp/)を2025年9月24日に公開いたしました。

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

広大な敷地の中に「泊まる」・「癒される」・「食べる」・「遊ぶ」といった複数の体験ができる施設やアクティビティを新設。

  • THE BOTANICAL RESORT『林音』 施設MAP

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

■グランピング&コテージ
特徴:植物園と調和する宿泊施設

グランピングテント27棟・コテージ18棟計45棟

※写真はイメージ含む

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

■THE FOREST BBQ(日帰りBBQ)
特徴:炭火と相性抜群の県産食材を活かした手ぶらBBQ
日帰り利用可能/食材・飲料の持ち込み可能/
校外学習などの団体利用にも対応(300席)


※写真はイメージ含む

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

■りんねの湯(ボタニカルスパ)
特徴:日帰りでも宿泊でも利用できる温浴施設

最大300名収容/天然温泉(運び湯)/
サウナ(男性2室、女性1室、男女共用1室)/
アウフグース定期開催/県産食材を使用した食堂

※写真はイメージ含む

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

■RINNE CAFE(ダイニングレストラン)
特徴:県産食材を活かしたダイニングレストラン

店内102席/ テラス56席(ペット可)

宿泊者限定モーニングビュッフェ/ランチ/ディナー/テイクアウト

※写真はイメージ含む

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

■バニラドームカフェ(熱帯植物館内新設)
特徴:夜のライトアップショー(宿泊者限定)

50本のバニラの木を追加植樹/バニラをテーマにしたスイーツやドリンクを楽しめるカフェを新設

※写真はイメージ含む

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

■りんね・ぼうけんの森
特徴:県民の森でのアクティビティの総称

自然を活かした3種のアクティビティを新設

※写真はイメージ含む

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

■ツリーアドベンチャー
特徴:全長150mのジップライン
高さ8m程のアスレチック ※小学生以上対象

■ARシューティング
特徴:県民の森×ARシューティング
次世代型ゲーム体験 ※3歳以上対象(保護者同伴)

※写真はイメージ含む

THE BOTANICAL RESORT『林音』について

THE BOTANICAL RESORT「林音」については、売上高1,100百万円以上、営業利益率15%以上を目指してまいります。

  • THE BOTANICAL RESORT「林音」5ヵ年PL見込み
26 3月期.
27 3月期.
28 3月期.
29 3月期.
30 3月期.
売上高 396 1,088 1,103 1,108 1,114
原価 51 168 172 176 181
売上総利益 345 920 930 931 933
販売費及び
一般管理費
342 738 748 751 759
営業利益 181 182 179 173

単位(百万円)
※11月OPEN予定

来期新卒採用について

10月30日に内定式を行い、来期55名の新卒採用を予定しております。引き続き優秀な人財の確保に注力してまいります。

参考資料

会社概要

社名:株式会社一家ホールディングス
本社:千葉県市川市東大和田二丁目4番10号
設立:2021年10月1日
代表者:代表取締役社長 武長太郎
資本金:48,792,850円
発行済株式数:7,252,600株
事業内容:グループ会社の経営管理
多業種飲食店の経営/ブライダル事業
(2025年9月末現在)







沿革

1997年10月 千葉県市川市に有限会社ロイスカンパニー(資本金3 ,000千円)を設立。
12月 1号店として「くいどころバー一家 本八幡店」を千葉県市川市にオープン。
2000年5月 「こだわりもん一家 柏店」を千葉県柏市にオープン。同時にくいどころバー一家からこだわりもん一家に屋号変更。
8月 有限会社から株式会社へ組織変更し、同時に商号を「株式会社一家ダイニングプロジェクト」へ変更。
2010年2月 屋台屋博多劇場業態1号店目として「屋台屋博多劇場 成田店」を千葉県成田市にオープン。
2012年8月 ブライダル施設「The Place of Tokyo」を東京都港区にオープンし、ブライダル事業へ参入。
2014年3月 海外子会社「IKKA DINING INTERNATIONAL,INC.(非連結子会社 米国ハワイ州)」設立。
2015年3月 海外子会社1号店目となる「GOLDEN PORK」を米国ハワイ州にオープン。
2016年3月 株式会社ダイヤモンドダイニング(現株式会社DDホールディングス)より出資を受け資本提携。
2017年12月 東京証券取引所マザーズ市場へ上場。
2019年7月 大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん業態1号店目として「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん 柏店」を千葉県柏市にオープン。
2020年3月 東京証券取引所市場第一部へ市場変更
6月 にのや業態1号店目として「おでんトさかなにのや」を東京都新宿区にオープン。
2021年4月 韓国屋台ハンサム業態1号店目として「韓国屋台ハンサム 柏店」を千葉県柏市にオープン。
2021年10月 持株会社「株式会社一家ホールディングス」設立。
2022年4月 株式会社Egoの株式を取得し子会社化。
4月 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。
2023年8月 千葉県市川市に本社移転。
8月 海外子会社2号店目となる「鮨久」を米国ハワイ州にオープン。
9月 ブライダル施設「The Place of Tokyo」をリニューアルオープン。
2024年4月 子会社「株式会社一家レジャーサービス」設立。
2024年5月 子会社「株式会社一家ダイニングプロジェクト」、「株式会社一家レジャーサービス」が他6社と共同出資し、特別目的会社「株式会社ボタラシアンリゾート」設立。
2025年3月 子会社「株式会社一家レジャーサービス」の初出店となる「THE RIVERSIDE BBQ NISHIKASAI」を東京都江戸川区にオープン。

事業概要

サービス業を超えた“おもてなし”業でありたい。

経営理念・グループミッション

創業時から変わらぬ経営理念。

経営理念
1.お客様、関わる全ての人と喜びと感動を分かち合う。
2.誇りの持てる「家族のような会社」であり続ける。
3.夢を持ち、限りなき挑戦をしていく。


グループミッション
あらゆる人の幸せに関わる日本一の「おもてなし」集団

事業内容

“おもてなし”を軸に飲食事業、ブライダル事業、レジャー事業を展開。

飲食事業「こだわりもん一家」

一家業態 [炉端・蒸焼・大鍋]

コンセプト
「第二の我が家」

10年ぶりに最愛の人が帰ってきたような
「お帰りなさい」とお迎えする
ほっとくつろげる空間。

店舗数 6店舗
(2025年9月末時点)

飲食事業「屋台屋博多劇場」

博多業態 [餃子・串焼き・もつ鍋]

コンセプト
「博多中洲の屋台村」

九州博多の風物詩「屋台」を再現。
鉄鍋餃子や博多料理をご用意。
元気と活気・笑顔が溢れる空間。

店舗数 50店舗
(2025年9月末時点)

飲食事業「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」

ラム業態 [ジンギスカン]

コンセプト
「大衆ジンギスカン酒場」

本格ジンギスカンと
卓上ハイボールタワーから注ぐ
強炭酸ハイボールを楽しむ
大衆ジンギスカン酒場。

店舗数 15店舗
(2025年9月末時点)

飲食事業「にのや」

にのや業態 [おでん・肴・日本酒]

コンセプト
「本格和食×日本酒」

手作りにこだわった美味しい和食料理と
日本酒をリーズナブルに楽しむことが
できる専門性の高い本格和食酒場。

店舗数 10店舗
(2025年9月末時点)

飲食事業「韓国屋台ハンサム」

ハンサム業態 [韓国屋台料理]

コンセプト
「五感で楽しむ韓国屋台」

本場韓国屋台の雰囲気さながらに
人気の本格韓国料理を
小ポーションでリーズナブルに。
テイクアウト・デリバリーにも対応。

店舗数 4店舗
(2025年9月末時点)

飲食事業株式会社Ego「肉のウヱキ」

肉のウヱキ業態

コンセプト

「街のお肉屋さん」
×
「昭和ネオ大衆酒場」

昭和レトロなどこか懐かしい空間と
心温まるおもてなし
フライやお惣菜を片手に乾杯
「揚げ物」に特化したフライ専門店。

店舗数 4店舗
(2025年9月末時点)

ブライダル事業

「 The Place of Tokyo 」

東京タワーの麓、唯一無二のロケーション
東京タワーを一望できるチャペルと、
多彩な4つのバンケット、レストランを
有する婚礼施設。

“始まりの場所は、思い出の場所となり、
永遠の場所となる“

設立:2012年8月1日
住所:東京都港区芝公園3-5-4
敷地:約1,000坪

  • 雰囲気の異なる4つのバンケット。
レジャー事業

住所:東京都新宿区西新宿1-1-4 京王百貨店屋上
住所:埼玉県さいたま市大宮区 桜木町1-6-2 そごう大宮店10F 屋上
住所:東京都江戸川区臨海町2丁目地先 新左近川親水公園内

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★☆☆

評価の理由:
今期第2四半期決算では、売上高は前年同期比14.7%増、飲食事業の黒字化達成と全体営業損失の縮小(-217百万円から-46百万円)が見られ、メニュー価格改定による原価率適正化と既存店の堅調な推移(飲食既存店売上高+2.8%)は評価できます。特に飲食事業の黒字化はポジティブな進展です。

しかし、ブライダル事業は依然として赤字(-157百万円)であり、レジャー事業は新規事業立ち上げに伴う販管費の急増(+3856.2%)により、全体として営業損失が継続しています。また、貸借対照表では、借入金(+7.3億円)によりキャッシュポジションを維持しているものの、純資産合計はわずか925百万円と脆弱な状態です。

経営陣は下半期に大型レジャー施設「林音」の開業を控えており、これが今後の成長の鍵となりますが、その成功はまだ不確実です。特に「林音」の5ヵ年計画では、26年3月期は営業利益3百万円と極めて低い利益水準を見込んでおり、開業コストが先行する中で、短期的な収益貢献は限定的です。

全体として、飲食事業の改善は見られるものの、新規事業の立ち上げコストとブライダル事業の赤字が重しとなっており、財務基盤も盤石とは言えません。成長期待はありますが、リスクも高く、現状の財務状況と収益構造から、投資評価は平均以下と判断します。

投資判断の根拠:
保有(Hold)。飲食事業の改善とレジャー事業の大型案件(林音)への期待はあるものの、ブライダル事業の赤字継続と、林音開業に伴う先行投資の負担が大きく、現時点での大幅な成長期待は限定的です。財務基盤の脆弱性も懸念材料です。

重要なポイント:
1. 飲食事業の黒字化と価格改定効果: メニュー価格改定による原価率適正化が利益改善に寄与。既存店の堅調さも評価できる。
2. ブライダル事業の赤字継続: 婚礼組人数・組単価の減少が利益を圧迫しており、収益改善の道筋が見えにくい。
3. レジャー事業の先行投資負担: 「林音」開業に伴う販管費の急増が全体業績の足かせとなっている。
4. 財務基盤の脆弱性: 借入金でキャッシュポジションを維持しているが、純資産が低水準であり、大規模投資の継続にはリスクが伴う。

会社への質問(AI生成)

ブライダル事業の赤字構造について、婚礼組人数・組単価の減少が続いている中で、下半期の集客施策と収益性改善の具体的なロードマップを教えてください。

レジャー事業「林音」の開業に伴い、販管費が大幅に増加していますが、開業初年度の営業利益率が15%以上という目標達成に向けた具体的なKPIと、未達時のリスクヘッジ策を教えてください。

飲食事業の既存店売上高は堅調ですが、新規出店や業態変更が続く中で、既存店の売上高成長率(既存店売上高成長率)が今後も維持できる根拠と、成長が鈍化した場合の対策を教えてください。

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
飲食事業の「屋台屋博多劇場」の積極的な全国展開 70 A 既存店が堅調で、業態の認知度も高いため、既存の成功モデルを他地域に展開する。特に都市部での展開を加速させる。
ブライダル事業の「The Place of Tokyo」の稼働率最大化と高付加価値化 60 A 既存の高級立地施設を活用し、婚礼単価向上と稼働率向上を目指す。少人数化トレンドに対応したプラン開発が鍵。
レジャー事業「林音」の集客チャネル多様化と早期黒字化 80 S 売上倍増の鍵となる大型施設。宿泊予約だけでなく、日帰りBBQやスパの利用促進を強化し、早期に売上を積み上げる。
飲食事業の主力業態のフランチャイズ化推進 50 B 直営店のノウハウを活かし、FC展開で出店スピードを加速。ただし、ブランド管理と品質維持が課題。

最優先戦略(AI生成)

上記の施策の中で、売上倍増のために最も優先すべき戦略は、レジャー事業「林音」の集客チャネル多様化と早期黒字化です。

理由として、飲食事業は既存店の堅調さや業態変更による改善が見られるものの、売上規模が限定的であり、ブライダル事業は赤字が継続しているため、抜本的な売上拡大には至っていません。一方、レジャー事業の「林音」は、売上高1,100百万円以上、営業利益率15%以上という高い目標が設定されており、これが達成されればグループ全体の売上と利益構造を大きく変えるポテンシャルを秘めています。

現状、26年3月期は開業コスト先行で営業利益がわずか3百万円と見込まれており、下半期の開業(11月)が業績に与える影響は限定的です。しかし、5ヵ年計画では27年3月期に売上1,088百万円、営業利益181百万円と大幅な成長を見込んでいます。この計画達成のためには、開業直後から集客を最大化し、早期に収益化軌道に乗せることが不可欠です。

具体的には、宿泊予約だけでなく、日帰り利用可能な「THE FOREST BBQ」や「りんねの湯(ボタニカルスパ)」の利用促進を最優先すべきです。特に、300席を擁するBBQ施設は、団体利用や校外学習など、宿泊以外の安定的な収益源となり得ます。また、宿泊者限定のカフェやアクティビティも、リピート率向上と口コミによる集客に繋がるため、開業プロモーションと連携させ、早期に稼働率を高める施策を集中投下する必要があります。

ITコンサルからの提案(AI生成)

レジャー事業「林音」の早期黒字化と売上最大化に向け、ITコンサルタントとして以下の支援を提案します。

1. 統合型予約・顧客管理システム(RMS/CRM)の導入と最適化
目的:宿泊、BBQ、スパ、アクティビティなど多様なサービスを横断的に管理し、顧客体験を向上させるとともに、販売機会の最大化を図ります。
支援内容:
* 各施設の予約システムを統合し、リアルタイムでの空き状況管理とシームレスな予約導線を構築します。
* 顧客データ(宿泊履歴、利用サービス、滞在中の行動データ)を一元管理し、クロスセル・アップセル機会を特定します。
* 特に日帰り利用(BBQ、スパ)の予約システムを強化し、宿泊予約との連携を最適化します。
期待される効果:予約管理の効率化、機会損失の低減、顧客単価の向上。

2. 施設オペレーションのデジタル化と自動化
目的:人件費率が高いと見込まれるレジャー事業において、オペレーションの効率化を図り、販管費を抑制します。
支援内容:
* チェックイン・アウトのセルフ化(モバイルチェックイン)や、施設内での決済システム(QRコード決済など)を導入し、フロント業務の負担を軽減します。
* 清掃・メンテナンス業務の進捗管理をデジタル化し、リソース配分を最適化します。
* スパやアクティビティの利用状況をリアルタイムで把握し、人員配置の最適化を図ります。
期待される効果:人件費の削減、サービス品質の均一化、従業員の生産性向上。

3. 施設内データ分析基盤の構築と活用
目的:開業後の運営データを迅速に分析し、収益性の高いサービスや時間帯を特定し、迅速な経営判断を支援します。
支援内容:
* 各施設(BBQ、スパ、カフェ、アクティビティ)の利用率、客単価、時間帯別需要などのデータを収集・可視化するダッシュボードを構築します。
* 特に日帰り利用と宿泊利用の相関関係を分析し、閑散期の集客施策の精度を高めます。
* 「林音」の5ヵ年計画のKPI達成状況をリアルタイムでモニタリングする仕組みを構築します。
期待される効果:データに基づいた迅速な価格設定やプロモーションの最適化、早期の収益改善。