旭情報 - 機関投資家・アナリスト向け決算説明会資料の公開に関するお知らせ ★★★

基本情報

2025年11月26日
各 位

会社名 旭情報サービス株式会社

代表者名 代表取締役社長 濵田 広徳
(コード番号 9799 東証スタンダード)
問合せ先 取締役常務執行役員
宮下 勇人
管理本部長

(TEL:03-5224-8281)

機関投資家・アナリスト向け決算説明会資料の公開に関するお知らせ

当社は、機関投資家・アナリスト様に向けて、2026年3月期 中間期決算説明会を開催し、
代表取締役社長濵田 広徳より、以下の内容をご説明しましたので、資料の公開をします。

  1. 日時
    2025年11月26日(水)11:00~12:00

Ⅰ 2026年3月期 中間期決算
Ⅱ 2027年3月期の見通し
Ⅲ 中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)

2026年3月期 中間期決算説明会資料

以上

2026年3月期中間期決算

業績ハイライト

2026年3月期見通し

売上高・営業利益

前期 2025年3月期 中間期 当期 2026年3月期 中間期
実績 期初予想 実績 前年同期比 予想比
売上高(百万円) 7,743 8,260 8,117 +4.8% △1.7%
営業利益(百万円) 681 698 714 +4.8% +2.3%
営業利益率 8.8% 8.5% 8.8%
経常利益(百万円) 687 713 740 +7.8% +3.9%
経常利益率 8.9% 8.6% 9.1%
中間純利益(百万円) 468 499 539 +15.3% +8.1%

業種別売上構成比(単位:億円)

売上高 前年比 構成比
製造業 43.2 +4.3% 53.2%
自動車・自動車関連 (28.7) (+4.0%) (35.4%)
家電 (1.5) (-1.8%) (1.9%)
コンピュータ (2.4) (+11.0%) (3.0%)
その他 (10.4) (+4.7%) (12.9%)
通信業 13.0 +1.8% 16.1%
金融・保険業 7.0 +11.7% 8.6%
卸売・小売業 2.9 +6.0% 3.6%
運輸業 1.9 +0.9% 2.4%
その他 13.0 +6.4% 16.0%
合計 81.1 +4.8% 100.0%

2026年3月期中間期 トピックス

持続的な企業価値向上に向けて様々な取り組みを推進

2025年5月1日発表の通期業績予想に変更はありません。
16期連続増収増益へ 16期連続増収増益へ 16期連続増収増益へ 16期連続増収増益へ 16期連続増収増益へ
2025年3月期 実績 2026年3月期 予想 増減額 増減比
売上高(百万円) 15,820 16,950 +1,129 +7.1%
営業利益(百万円) 1,585 1,700 +114 +7.2%
営業利益率 10.0% 10.0% 0.0pt
経常利益(百万円) 1,611 1,729 +117 +7.3%
経常利益率 10.2% 10.1% △0.1pt
当期純利益(百万円) 1,189 1,210 +20 +1.7%(※1)

(※1)2025年3月期は、賃上げ促進税制による法人税の税額控除がありましたが、不確定要素が多いため業績予想に見込んでおりません。

※1 上記のグラフは、2022年3月期の期首に株式分割が行われたと仮定して、1株当たりの配当金を記載

※2 発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.25%

中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)

資本効率の改善ならびに持続的な利益成長を通じて
市場からの評価を高め企業価値の向上を目指す

主な取組内容

  • 収益基盤の強化
  • 安定的な株主還元の継続
  • IR活動の強化

2035年度売上高500億円を目指し、更なる企業価値の向上を図る

2025年3月期 実績 2028年3月期 目標
売上高 15,820 19,650
営業利益 1,585 1,965
営業利益率 10.0% 10.0%
ROE 10.5% 12.0%以上
PBR 1.3倍 1.5倍以上
配当性向 41.8% 40%以上

本日は、「2026年3月期中間期決算の決算説明会」にご出席いただき、まことにありがとうございました。
今後のIR活動の参考にさせていただきますので、よろしければアンケートQRコードからもアンケートへのご回答が可能です。

旭情報サービス株式会社 概要

ICT社会の発展を価値ある「サービス」と「人」で支える

資本金
社員数
本社 1丁目7番12号サピアタワー 11階
事業部門 ネットワ ークサービス部門
東京・横浜・名古屋・大阪

2026年3月期中間期決算経営実績及び財務状態等

2025年3月期中間期 2026年3月期中間期
売上高 百万円(前期比)% 7,743 8,117
+7.7 +4.8
営業利益 百万円(前期比)% 681 714
+14.4 +4.8
経常利益 百万円(前期比)% 687 740
+12.8 +7.8
中間純利益 百万円(前期比)% 468 539
+12.9 +15.3
1株当たり中間純利益 円銭 30.12 34.72
2025年3月期 2026年3月期中間期
総資産 百万円 14,645 14,876
純資産 百万円 11,684 11,983
自己資本比率 % 79.8 80.6
1株当たり純資産 円 銭 751.64 770.70

2026年3月期中間期決算貸借対照表

(単位:百万円) 前事業年度 (2025年3月31日) 当中間会計期間 (2025年9月30日)
資産の部
流動資産 10,435 10,095
現金及び預金 6,697 6,055
その他 3,737 4,039
固定資産 4,210 4,780
有形固定資産 55 102
無形固定資産 22 19
投資その他の資産 4,132 4,658
資産合計 14,645 14,876
負債の部
負債の部
流動負債 2,872 2,786
短期借入金 210 210
その他 2,662 2,576
固定負債 88 105
負債合計 2,961 2,892
純資産の部
株主資本 11,562 11,827
評価・換算差額等 121 156
純資産合計 11,684 11,983
負債純資産合計 14,645 14,876

中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)のURL

当社はビジョン”ICT社会の発展を価値ある「サービス」と「人」で支える”の実現に向けて、
「変革と共創で未来を創る」をスローガンに、顧客の課題解決への貢献をし、顧客とともに
成長するソリューションパートナーを目指します。

本資料は、株主・投資家の皆様に当社の情報を提供し、ご理解いただくことを目的
としており、当社株式の購入や売却等を勧誘するものではございません。
投資に関するご決定は、ご自身の責任と判断で行われるようお願いいたします。
将来の見通しや予測に関する記述は、資料作成時点で入手可能な情報に基づくものですが、
実際の業績やパフォーマンスは経済情勢、市場動向、法令・規制の改正等、様々な
不確定要素に影響を受けることがございます。
これらの要因により、見通しと大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきください。
掲載している情報については細心の注意を払っておりますが、内容について保証するものではございません。

投資判断(AI生成)

投資評価: ★★★

評価の理由:
旭情報サービス株式会社は、中間期において売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてで前年同期比増収増益を達成し、期初予想に対しても堅調に進捗しています。特に、営業利益率は8.8%と前期中間期と同水準を維持しており、収益性の安定性が確認できます。自己資本比率が80.6%と極めて高く、財務基盤は非常に強固です。

一方で、売上高の伸び率は中間期で+4.8%と、前期中間期の+7.7%から鈍化しており、成長の勢いにやや陰りが見られます。また、2026年3月期の通期予想(売上高+7.1%、営業利益+7.2%)は据え置いていますが、中間期の進捗率(売上高で約50.7%、営業利益で約42.0%)を考慮すると、下期に売上高の伸びが加速するか、利益率が大幅に改善しない限り、達成はやや楽観的と評価できます。特に、売上高の伸びが鈍化しているにもかかわらず、利益率を維持できている点は評価できますが、今後の成長ドライバーの明確化が必要です。

中期経営計画では、2028年3月期に売上高19,650百万円、営業利益率10.0%を目指していますが、これは2025年3月期実績から約24%の成長を意味します。ROE 12.0%以上を目指すなど資本効率改善への意欲は示されていますが、具体的な成長戦略や、主要セグメントである製造業(特に自動車・自動車関連)への依存度が高い現状でのリスクヘッジ策が不明瞭です。

投資判断の根拠:
保有。強固な財務基盤と安定した収益性、16期連続の増収増益という実績は評価できます。しかし、売上成長の鈍化と、中期計画達成に向けた具体的な成長戦略の提示が不十分であるため、積極的な買い材料としては評価しきれません。現状維持の「保有」が妥当です。

重要なポイント:
1. 強固な財務基盤: 自己資本比率80%超えは、景気変動に対する耐性が高いことを示唆します。
2. 安定した収益性: 営業利益率が8.8%で安定しており、利益創出能力は維持されています。
3. 売上成長の鈍化: 中間期の売上高成長率が前期比で鈍化しており、今後の成長加速が課題です。
4. セグメント依存度: 製造業(特に自動車関連)への依存度が高く、特定セクターの市況変動リスクを抱えています。

会社への質問(AI生成)

[中間期売上高の成長率が前期比+4.8%と鈍化していますが、下期に売上成長を加速させる具体的な要因は何でしょうか?特に製造業以外のセグメントの成長見通しについてお聞かせください。]

[中期経営計画でROE 12.0%以上を目指していますが、現状の資本構成と利益水準から、ROE改善の主要因は利益率向上か、資本効率化のどちらに重点を置いているのでしょうか?具体的な施策を教えてください。]

[貸借対照表において、投資その他の資産が前期末から増加していますが、この内訳(特にM&Aや新規事業投資など)と、それが将来の収益にどのように貢献するのか、具体的な説明をお願いします。]

売上倍増のための施策(AI生成)

施策名 成功率(%) インパクト 評価コメント
既存顧客向けDX/AI導入コンサルティングの強化とパッケージ化 70% A 製造業中心の顧客基盤に対し、既存のシステム開発・運用ノウハウを活かし、DX/AI導入支援サービスを強化。成功事例をパッケージ化し、横展開することで単価向上と新規案件獲得を目指す。
通信業・金融業セグメントの深耕とクロスセル戦略 60% B 現在売上構成比が低い通信業・金融業セグメントにおいて、製造業で培った技術力を応用したソリューションを開発し、既存顧客との関係性を活用したクロスセルを推進する。
ニアショア/オフショア開発体制の最適化と高付加価値化 55% A コスト競争力を維持しつつ、開発リソースを戦略的に再配置。特にAI・データ分析関連の専門人材育成に投資し、開発単価の高いプロジェクトへのシフトを図る。
新規事業領域(例:IoT/エッジコンピューティング)への特化型チーム組成と先行投資 40% B 製造業のDXトレンドに合わせ、IoTやエッジコンピューティング領域に特化した専門チームを組成し、先行投資を行う。ただし、短期的な売上貢献は限定的。

最優先戦略(AI生成)

最優先戦略:既存顧客向けDX/AI導入コンサルティングの強化とパッケージ化

この戦略は、旭情報サービスが持つ最大の強みである「製造業を中心とした既存顧客基盤」と「長年のシステム開発・運用ノウハウ」を最大限に活用するものです。現在の売上構成比の約53%を占める製造業セグメントは、今後もDX投資が活発化する見込みであり、この領域での収益拡大が最も確実性が高いと考えられます。

戦略の具体的内容:
1. 既存ノウハウの棚卸しとパッケージ化: 過去のシステム開発プロジェクトから、顧客の共通課題(生産管理、品質管理、サプライチェーン最適化など)に対する解決策を特定し、標準化されたコンサルティングサービスやソリューションパッケージとして体系化します。これにより、営業リードタイムの短縮と提案の質の均一化を図ります。
2. AI/データ分析専門チームの組成: 既存のエンジニアの中から、AIやデータ分析に関する専門知識を持つ人材を育成・集約し、高付加価値なコンサルティングサービスを提供します。特に、製造現場のデータを活用した予知保全や需要予測などの領域に注力します。
3. アップセル・クロスセルの推進: 既存のシステム運用・保守契約を持つ顧客に対し、DX/AI導入コンサルティングを積極的に提案します。これにより、既存顧客単価(ARPU)を向上させ、売上高の安定的な成長を確保します。

成功の鍵と期待効果:
成功の鍵は、単なるシステム開発請負から、顧客の経営課題解決に踏み込んだ「コンサルティング」へのシフトを、既存顧客との信頼関係を基盤に進めることです。パッケージ化により、属人性を排除し、サービス提供の効率化と品質向上を実現します。この戦略は、売上高の倍増には直接的なインパクトは限定的かもしれませんが、安定的な高収益基盤を構築し、中期経営計画の達成とROE改善の確実性を高める上で不可欠です。

ITコンサルからの提案(AI生成)

旭情報サービスが既存顧客基盤を活かし、売上倍増を目指す「DX/AI導入コンサルティングの強化とパッケージ化」戦略に対し、ITコンサルタントとして以下の支援を提供します。

  1. サービスポートフォリオの再構築と標準化支援:

    • 目的: 既存のシステム開発実績を「コンサルティングサービス」として再定義し、提供可能なソリューションを体系化します。
    • 支援内容: 顧客の課題と提供可能な技術要素をマッピングし、サービスレベル(SL)と価格設定を明確にしたサービスカタログを作成します。これにより、営業担当者が迅速かつ一貫性のある提案を行えるようになります。
    • 期待効果: 提案の標準化による営業効率向上と、高付加価値サービスの提供による単価向上。
  2. AI/データ分析プロジェクトの実行管理フレームワーク構築:

    • 目的: AI導入プロジェクト特有の不確実性に対応し、プロジェクトの成功率と納期遵守率を向上させます。
    • 支援内容: データ収集・前処理、モデル開発、PoC、本番導入までのフェーズごとのKPI設定と、リスク管理プロセスの導入を支援します。特に、データガバナンスの確立をサポートします。
    • 期待効果: プロジェクトの品質向上と、顧客満足度の向上によるリピート受注の確実化。
  3. 技術人材のスキルギャップ分析と育成ロードマップ策定:

    • 目的: DX/AIコンサルティングに必要な専門スキルを持つ人材を計画的に育成します。
    • 支援内容: 既存社員のスキルを評価し、目指すサービスレベルに必要なスキルとのギャップを特定します。具体的な研修プログラムや資格取得支援のロードマップを策定し、実行をサポートします。
    • 期待効果: 専門人材の確保による高単価案件の受注能力向上と、人材定着率の改善。